Progress Report 5:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



 まあ、ぼちぼちと書き進めております。
 前編9万文字を終わって後編です。
 冒頭は1ページかそこらで次の小見出とか、アンバランスです。
 今回は、後編の今現在書いているところまで全公開。


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学校でも屈辱

・恥ずかしい夏休み

 学校が夏休みのあいだ、久美子はこれまで以上に恥ずかしい思いをしなければならなかった。朝から夕方まで、海岸のいたるところで子供たちが遊んでいる。親からは、かかわり合いになってはいけないと注意されているようだが、それでも男の子たちは久美子を取り囲んではやし立てたりする。
「やーい、裸ん坊。いんらんおんなのふしだらむすめ」
「せっかんビシビシ、おまたヒリヒリ」
 久美子の母がしたとされていること、久美子が現にしているされていることが、子供にまで筒抜けだった。女将や花江が御用聞きにちょっと(悪意を込めて)漏らすだけで、その日のうちに島じゅうに噂が尾鰭をつけて広まるのだ。
 いちばん恥ずかしいのは、久美子と同じ年頃の少年少女が舟溜まりで親の手伝いをしていることだった。少女はあわてて目をそらすか何かしらの用事を見つけて逃げていくが、少年はかたわらにいる親の目を気にしながらも、久美子の裸身を穴のあくほど見詰める。ほかの海女には目もくれない。法被を着ているいないの差ではなく、彼女たちはおっかないオバサンであり、久美子は性欲の対象なのだった。
 親に厳しく言われているのだろう。時間がいくらでもある夏休みになっても、娘小屋に近づく少年はいなかった。秀一を除いては。四、五日に一度は久美子に肛姦を強いる。久美子が整理して積み上げたガラクタの陰に隠れての行為だから、女将の目を盗んでのことだろう。けれど、露見して折檻されるのは久美子なのだ。秀一を拒んで、女将に告げ口されても同じ結果になる。
 たいていの男は、後ろを犯すときは前も指でくじったりするのだが、秀一だけはそこに触れようとしなかった。父親(ではないらしいが)の性器が突っ込まれた部位をさわりたくないのかもしれない。
 漁に出ない日は、昼間から物々交換の売春をもちかけられる。これも、久美子に断わる権利は無い。娘小屋に生活必需品が足りてくると、男たちはしわくなった。もっとたくさんやるから抱かせろ――とはならなかった。女将が糸を引いているのか、男たちが談合して順番を決めているのかまではわからないが、男たちの数は昼間に三人から五人、夜這いも同じくらいに収まっていた。
 夜に外から施錠させることもなくなった。それでも、夜這いの男たちはいちいち久美子に鍵を見せる。いわば、女将が発行する夜這いの許可証みたいなものだった。
 夜這いにもすっかり馴れてしまって、なんの感動もなく淡々と仕事(ヽヽ)をこなすようになっている久美子だったが、心に余裕ができた分だけ、妊娠への恐怖を現実のものとして考えるようになっていた。
 もっとも。今のところ久美子は妊娠していない(らしい)。若かりし頃の女将の妊娠は、当人が自覚するよりも早く同僚の海女に気づかれていたそうだ。裸で接しているのだから、同じ女として微妙な変化でも察知するのだ。
「まだ、大丈夫だよ」
 それでも、八月の初旬に二度目の生理がきたときは、ほっとした。

・二学期からは通学

 八月三十一日。明日から二学期が始まるという日。久美子は屋敷に呼び出された。
 勝手口から声をかけると、女将と見知らぬ男が現われた。都会の人間のように、きちんとネクタイを締めている。ぶよぶよした身体は、農業や漁業のような肉体労働者でないことを語っている。
「校長先生だよ、ご挨拶しな」
 事前に女将から事情を聴いていたのだろう。生徒と同じ年齢の少女の裸身に驚いた様子もなく、貪るように眺めている。
 性欲の対象にされている――それがわかるようになっている久美子だった。それでも、女将に命じられたことには無条件に服従する。
「白石久美子です。よろしくお願いします」
「うん、よろしくしてあげましょう」
 なんだか漫才みたいな返事だったが。
 久美子の前に風呂敷包みと音頭靴が放られた。
「明日からは、学校に通いな」
 え……と、久美子は女将の顔を見た。
「校長先生はお堅くてね。ちゃんと制服を着なけりゃ駄目だとさ」
 久美子は風呂敷包みを開けてみた。取り上げられていた制服だった。
「あ……ありがとうございます」
 久美子は深々と頭を下げた。女将さんに本心からのお礼を言うのは、これが初めてだった。
 しかし、感謝の気持ちは次の言葉で砕け散った。
「なにしろ、ふしだらな盗人の娘ですからね。うんと厳しく躾けてやってください。もげちゃあ困りますが、手足の一本くらい折れたって文句は言いませんよ」

・口開けは校長先生

 翌朝。久美子はほとんど三か月ぶりに、裸ではない姿で道を歩いていた。下着までは返してもらえなかったので、海女褌だけの素肌に制服を着ている。それでも、外見はふつうの女学生と、ほとんど変わらない。違いは胸当てを剥ぎ取られていることと、もはや乙女とはいえない色香が全身からにじみ出ていることくらいだろうか。顔が赤銅色なのは、漁師村の少年少女なら誰も同じだ。
 海女仕事で身体を鍛えられて、とくに肺活量が増えているのだろう。胸がきついし、一歩ごとに乳首が服の生地に擦れて、少し痛い。乳首をつねられたり叩かれるのとはまるきり違う、ごく軽い痛さでしかないのだが、それがかえってうっとうしかった。
 入学のときに(母が大奮発して)誂えてもらったスカートは、丈をいっぱいに伸ばしても裾は膝小僧から三センチほども上だが、それでも褌で外を歩くよりは、よほどみっとも良い。
 午前七時に校長室へ来るよう、命じられている。転校初日だから、事前の手続とかがあるのだろうと、久美子は簡単に考えている。
 商店街を突っ切って、以前に引き回された農村へ折れる道を通り過ぎてから、島の裏側にある漁村と中間のあたりで右に折れて――十五分ほども山道を登って、ようやく学校に着く。片道に一時間ちかくもかかる。もっとも、五時過ぎに起きるなんて、今の久美子の感覚ではちっとも早起きではない。カンジという男からもらった中古の目覚ましが鳴るよりも早く目が覚めた。この目覚ましには、忌まわしい記憶がともなっている。棕櫚縄を巻きつけて極端に太くなった、男の……。
 久美子が校門をくぐったとき、木造二階建ての校舎の壁に掛かった大時計は、七時十分を指していた。じゅうぶんに余裕を見込んで出てきたつもりだったが、海女仕事で鍛えた体力も、坂道を上る役には立たないらしい。それとも、汽笛に時計を合わせたから、ずれていたのだろうか。
 久美子は急いで(廊下は走らずに)二階にある校長室へ行った。
「遅刻だね。夕べは仕事に励み過ぎたのかな」
 校長の言う仕事が海女のことではないと、久美子にもわかる。たしかに、昨夜も三人の相手をさせられた。でも漁師は朝が早いから、午後十時には寝ている。
「その仕事のことで話があるのです」
 校長が、いやにていねいな言葉づかいになった。
「学校の中でも外でも、生徒を相手に娼売をしてはいけません」
 なにを馬鹿なことを――と久美子は思ったが、校長はからかっているのではないらしい。
「とくに学校の中では、絶対に淫らな真似をしてはいけません。外でなら、さわらせたり抜いてあげるくらいは大目に見ますが、それでも性行為だけは駄目です。不純異性交遊になります」
 久美子は二重の意味でぽかんとしていた。
 抜くという言葉の意味がわからなかった。たぶん、淫らなことなのだろうけど。
 それよりも、学校の外でなら級友に身体をさわらせてもかまわないだなんて、学校の先生の言うことだろうか。
「あまり時間がありませんね。ちゃっちゃと服を脱ぎなさい」
 久美子は聞き間違いかと思った。しかし、駄目押しともいえる言葉が続いた。
「裸になって、そこのソファに寝なさい」
 校長先生は、あたしを犯そうとしている。と、そこまで頭に浮かんでも、信じられなかった。
「でも、ここ……学校じゃないですか」
「学内で禁止したのは、生徒との性行為です。先生を相手ならかまいません」
 無茶苦茶だとは思ったけれど。校長先生の横に立っていた女将さんの姿を思い出すと、なにも言えなくなった。
 服を着ているぶんだけ羞恥心が甦って。制服を脱ぐときには指が震えた。けれど、海女褌姿になると覚悟も座った。二か月前までは外で平然と(ではなかったかれど)大勢の目にさらしていた部分だ。部屋の中で一人を相手に、今さら恥ずかしくなんかない。そうは思ったのだけれど。
「ほほう。つるつるだね。まさか、まだ生えてないってことはないね?」
「……自分で剃っています」
 二、三ミリも伸びると、男たちから苦情が出る。久美子にはさんざん痛いことや不快なことをするくせに、自分がチクチクするのは厭なのだ。
 もちろん、それは言わなかったが、好悪長は事情を察したようだ。
「ふんふん。なかなかに商売熱心なことだね」
 校長はズボンと開襟シャツを脱がずにソファに座って、まだ褌を持って突っ立っている久美子を自分の膝に座らせた。
「もうじゅうぶんにオトナの身体だね」
 左手で肩を抱いて、右手で乳房を揉む。
 校長の言葉のとおり。この三か月足らずで、久美子の身体つきはずいぶんと変わってきた。上半分がえぐれ気味だった乳房の膨らみも、すっかり球形になってきた。尻にも丸みと厚みが増した。その一方で、腰は以前よりも細くなったくらいだ。そして淫裂からは一センチばかり貝の脚のような肉片がのぞいている。つまり、性熟したのだ。
 校長の手つきは、ほかの男の誰とも違って、緩やかで繊細だった。指が丸みをなぞるだけで、久美子の背筋にさざ波が走った。
「ひゃんん……」
 乳首を指の腹で転がされて、悲鳴が鼻に抜けた。
 校長が久美子の顎をつかんで振り返らせて、唇を重ねようとした。
 久美子は、反射的に顔をそむけた。
「駄目です。あたし、汚れてるから……」
 ほかの男たちは、久美子にキスをしようとはしなかった。誰が、男の排泄器官を咥えた口を吸おうとするだろうか。
「久美ちゃんは、どこもかしこも綺麗だよ」
 強引に唇を奪われても、久美子は逆らわなかった。人間の女性として扱われているようで、ちょっぴり嬉しく感じた。舌を挿れられて、口の中を歯の裏側まで舐められ、舌を絡め取られても、されるがままになっていた。女将の折檻が怖いのはたしかだが、女の本能として受け身になっている部分もあった。

・仄かな官能の兆し

 校長は久美子を膝の上から下ろして、ソファに寝かせた。その横にひざまずいて、あらためてキスをしてから。久美子の乳房に肌を這わせた。
「あ……」
 痛くもくすぐったくもなかったが。カタツムリに這われているような気色の悪さがあった。
 校長が乳首を咥えた。
「ひゃんんっ……んん」
 舐められて。鼻に抜けた悲鳴が吐息になった。指で摘ままれたり転がされたりしたときとは違って、ピリピリする電気ショックではなく、くすぐったさの混じった心地良い刺激だった。
 校長の舌が右の乳首を離れて左へ移った。今度は左の乳首にくすぐったい心地良さが生じた。そして、右の乳首に物足りなさを感じた。
 校長はさらに顔をずらして、久美子の肌を舐めていく。
 へその穴を舌先でつつかれて、久美子はくすぐったさに身悶えした。舌はさらに肌を舐め進んで。
「やっ……」
 久美子は顔から両手を放して半身を起こし、校長の肩を突き飛ばそうとした。
「そこ、ほんとに駄目だです」
 校長が上体を起こす。
「いいから、おとなしくしていなさい。きみの着ている制服はうちのとは違うね。没収してもいいんだよ」
 裸で授業を受けるか、通学を諦めるか。どちらも厭だった。久美子はソファにあお向けになって、また両手で顔をおおった。
「聞き分けのいい娘だね」
 固く閉ざされた腿を、校長の手が押し開く。鼻息が淫埠をくすぐって……
「あ……」
 予期してはいたが。淫裂からはみ出ている肉襞を舐められて、おぞましさとくすぐったさが腰をぴくりと震わせた。
 考えてみたら。逆のことは、しょっちゅう男に求められてきた。そこからほとばしる精汁さえ飲まされてきた。その男とたちに代わって、校長先生が罪滅ぼししてくれている。そんな気分になった。のも、束の間。
 淫裂の中にまで舌が到達すると。くすぐったさが、さざ波のように揺れて、それが心地よく感じられてきた。
 校長はいったん顔をはなして。両手で淫唇をかき分けると、その頂点にある突起をすすった。
 ずちゅうううう……
「ひゃあっ……あああ、ああんん」
 電気が走るというよりも、甘く鋭い感覚が立て続けに跳ねた。
「ああっ……なに、これ? あああっ……」
 朝にまみれた肌を風に吹かれて気持ちが良い。凍えた手をストーブにかざして気持ちが良い。そういった気持ちの良さとはまるで違っているけれど……腰が震えるような、気持ち良さの塊りだった。久美子の中で、電気とかくすぐったさが、ついに性感として目覚めたのだった。
 久美子の反応に呼応して、校長もいっそう久美子を刺激する。肉芽をすすりながら、左手で乳房をさっきよりも強く揉み、右手は尻を抱きかかえて撫でた。
「うああああ……身体、どうかなっちゃう」
 もしも校長が女体についてもっと知り尽くしていれば、そのまま刺激を続けて、久美子をいっそう登り詰めさせただろうが。彼はおのれの欲望を優先した。いや、若い娘にとっては挿入よりも淫芽への刺激のほうが逝かせやすいとは知らなかったのかもしれない。
「あ……やめないで……」
 久美子が思わず口走った淫らな訴えには応えず、校長はズボンと猿股を脱いだ。
「まってなさい。もっと気持ち良くしてあげるから」
 まだ半勃ちの肉棒をみずからの手でしごいて猛り勃たせると、久美子におおいかぶさった。久美子の右脚をソファの背もたれに掛けて、その開脚した中芯に老木(とまでいっては、彼がかわいそうだが)を突き挿れた。
「ああ……」
 久美子の吐息は――せっかく芽生えて急速に成長しつつあった性感を取り上げられた嘆きだった。挿入と抽挿とに快感を得るところまで、まだ久美子は達していない。いつもの我慢の時間が始まっただけだった。
 校長は五分ほどでおのれの欲望を吐き出してしまった。生徒を犯しているという背徳感と、、若い娘から性の悦びを引き出したことで、挿入前から畳分の極にあったのだ。
 事を終えると、校長もほかの男たちと同じように、久美子の身体に興味を失った。
 服装を整えて、腕時計を見て。
「きみも、はやく服を着なさい。行動へは先生が引率するから、それまで外で待っていなさい」
 机に座ると、何枚かの書類を引き出しから取り出して、事務仕事を始めた。
 久美子は制服だけを着て、褌は折りたたんで鞄に入れた。
「失礼します」
 当てつけとかは意識せず、ふつうに挨拶をして校長室を出た。便所を探して、股間を清めてから、スカートは脱いで上着の裾をたくし上げて、褌を締めた。そして、校長室の扉の前へ引き返した。

・若主さまの玩弄物

 校長に引率されて講堂へ入ると、前の学校よりも狭い講堂に生徒があふれていた。久美子は別の先生に案内されて、最前列でほかの生徒からすこし離れた席に着いた。さっそくに、男子生徒の視線が集中する。
 校長先生が、前の学校でも聞いたような挨拶を長々として。それから転校生である久美子の紹介。
 壇上に立つと、生徒たちがいっせいにざわめいた。前の学校で久美子が転校生を迎える立場だったときとは、明らかに雰囲気が違っていた。
「へええ。ちゃんと制服を着てるんだ」
「よく学校へ来れたものね」
「真っ黒けだけど、けっこう可愛いじゃん」
「一発米一合って、ほんとか?」
 久美子は、できるだけ平静を装って、挨拶の言葉を述べた。
「浜崎様のところでお世話になっている白石久美子です。卒業までの短いあいだですが、皆さんと一緒に楽しく勉強していきたいと思います」
「なんの勉強だよ。俺にも教えてな」
 そんな野次は無視して、ぺこりとお辞儀をして、久美子は壇上から逃げた。
 椅子に戻ってからも、皆から離れている久美子は晒し者状態だった。身じろぎひとつせず壇上を中止する久美子の耳に、先生方の話は素通りだった。
 教室へ戻って。始業式とは逆に、久美子の机は教室のいちばん後ろになった。横の列には誰もいない。隔離されたと感じたのは、けっしてひがみではないだろy。さすがに授業中に久美子を振り返って眺める生徒もいないだろうから、そういう意味ではありがたいのだけれど。
 初日の授業はロング・ホームルームだけ。学級委員をはじめとする各委員の選挙があったが、もちろん久美子は立候補しなかったし、転校生をわざわざ推薦する生徒もいない。
 午前十時半にはホームルームも終わって。久美子は遠慮して、最後に教室を出ようとしたのだが、男子の五人が席に着いたままだった。そこへ、隣のクラスから、秀一が五人の男子を引き連れて教室にはいってきた。
「おまえの仕事着を見せてやれよ」
 机で固まっている久美子に、秀一が命令口調で言った。
 秀一を除く十人が、久美子の机を取り囲んだ。
 久美子は動かない。どう対処しようか考えても、頭は空回りする。
 秀一が背後に回り込んで、久美子の肩に手を置いた。馴れ馴れしく耳元に口を寄せてささやく。
「お・か・み・さん」
 秀一は母親に面と向かっては『かあちゃん』と呼んでいる。久美子や級友に使う三人称は『お袋』だ。それをこの場で『女将さん』と言う理由は、ひとつしか考えられない。久美子への脅しなのだ。
 久美子は黙って立ち上がった。せっかく来ているのに脱ぐのは惜しい。思ったのはそれくらいで、羞恥の感情は折檻への恐怖に圧しつぶされている。
「うおおっ……」
「フンドシだ」
「おれ、同級生の裸を見たのは初めてだよ」
 興奮の声が教室に響く。
「仕事着って言ったぞ。その恰好で海に潜るんか?」
 今度は、全員に聞こえる声で秀一が言った。言っただけでなく、上着の裾から両手を突っ込んで、乳房を揉んだ。
「やめ……」
 やめてくださいと言いかけた声が、か細く立ち消えた。逆らってはいけない校長先生の言葉もよみがえったけれど。学校の中で淫らな真似をしても(事実は、されているのだけれど)、素肌で縛られた急所を縄で叩かれたりはしない。
「手をはなしてくれないと、脱げません」
 同じ制止の言葉でも、まりきる逆の意味になった。
 秀一が後ろに下がって。久美子は淡々と、褌一本の姿になった。
 教室に雄叫びが轟いた。
 それをあおるように、秀逸が後ろから抱きついて、級友に見せびらかすように双つの乳房をわしづかみにした。
「く……」
 その程度は、今の久美子にとってはちょっと痛いだけの仕打ちになっている。
 久美子は(すくなくとも表面上は)嫌がっていない。そうなると、ほかの男子も指を咥えて見ているだけではなくなる。
「ぼ、ぼくもさわっていいかな」
「どんどんさわってやれよ。ほら」
 久美子に代わって秀一が答える。当人は場所をゆずって、久美子の正面にしゃがみ込んだ。
 二人が後ろで押し合いへし合いしながら、乳房の根元をつかみ、別の二人が秀一を挟む格好で乳首のあたりを摘まんだ。
 こんなにたくさんの手で嬲られるのは初めての体験だが、意図的に虐めるつもりはないらしく、乳房を握る手の力はそんなに強くない。
 秀一が久美子の股間に顔を押しつけて両手を尻にまわすと、褌をほどき始めた。
 久美子は、諦めの溜め息すら吐かない。
 褌をほどくと、秀一は股間を間近に眺めて。それだけでは満足せず、右手の人差し指を挿れてきた。
「うわ……ぬるぬるしてる」
「濡れるのは感じてる証拠だって聞いたこと、あるよ」
「ぼくにも見せてくれ」
 あぶれていた六人のうちの二人が、乳房を弄んでいる生徒と秀一とのあいだに割り込んできた。さらに二人が、横合いから尻を撫でる。
「いつまでやってんだ。交替しろよ」
 佐藤に群がる蟻そのものの光景だった。砂糖のほうが黒くて、群がっている蟻は白いシャツを着ているのだが。

・輪ゴムとクリップ

いつ終わるとも知れない幼稚な戯れは、突如として中断された。
「こらあっ! なにをやってるんだ!」
 たちまち、白い蟻どもが逃げ散った。怒鳴った教師は腕組みをして前の入り口をふさいでいるが、男子生徒たちが後ろの扉のねじ錠を開けるあいだ、なにも言わなかった。
 久美子がひとり取り残されてから、教師がおもむろに動いた。
「学校では淫らなことはするなと、校長先生に注意されていたはずだぞ」
「ごめんなさい。でも、浜崎さんに命令されて……」
 バチン!
 頬を叩かれた。女将さんの拳骨と同じくらいに痛かった。
「言い訳をするな。ちょっと来い」
 トレパンに開襟シャツ姿の教師が、久美子の乳首を摘まんだ。強く摘まんで、前へ引っ張る。
「待ってください。服を着させてください」
 きっと、この先生も敵なんだ。自分の願いなんか無視されるだろう。すでに久美子は諦めていたが、その通りになった。
「どうせ、自分から脱いだんだろうに。無理矢理に脱がされたのなら、どこか破れているはずだ」
 当てずっぽうにしても、図星だった。
 久美子は乳首を引っ張られて教室から引きずり出され、廊下の突き当りにある小部屋へ連れ込まれた。備品置き場だろう。大きな教材や古ぼけた教科書を並べた本棚が雑然と並べられている。
 教師は久美子を部屋のまん中に立たせて、向かい合った。
「おまえの考えなど、お見通しだぞ。秀一に告げ口されて、浜崎の女将さんに折檻されるよりは、先生から罰を受けるほうが、ずっと甘っちょろい。そうだな」
 これは当てずっぽうではないだろう。女将の凄まじい折檻を話半分に聞いたとしても、誰もがそう考える。
「ふん、だんまりか。そういえば、淫売のときもよがり声ひとつあげないそうだな」
 これまでは、そうだった。でも、さっき校長先生に犯されたときは違っていた。いや、ちがわない。あれこれ弄られたときは、すごく気持ちが良くなったけど、『性行為』のときは、これまでとたいして違わなかった。数秒、そんなことを考えていたのを、教師はどう受け止めたのか。
「女将に折檻されたほうが、よっぽど楽だと思わせてやる」
「ご、ごめんなさい……」
 久美子は、反射的に土下座していた。そんな卑屈が身にも心にも浸みこんでいた。
「もう、絶対にしません。だから、虐めないでください」
「勘違いするんじゃないぞ。俺は、おまえに適した教育を施してやるだけだ」
 言葉は幾分かやわらいでいたが、女将と同じ冷酷で残忍な響きを久美子は聞き取った。
 おさげをつかんで立たされた。
 教師はトレパンの後ろポケットから紅白のハチマキを取り出した。そんな物を持っているし、この格好だから、この人は体育の先生かなと、久美子は見当をつけた。体育だろうと音楽だろうと、どうでもいいことだけど。
 体育教師はハチマキを、久美子が予想した通りに使った。後ろ手に縛ったのだ。
 久美子にしてみれば、手首をひねり上げられもせず、肌ざわりも荒縄よりずっとやわらかかった。
 つぎに教師は、本棚に置かれていた小箱から輪ゴムを幾つも取り出して、それを久美子の乳房に嵌めようとした。しかし手をはなすと、輪ゴムは肌を滑ってはずれてしまう。
 チッと舌打ちをして、教師は忌々し気に久美子の乳首を指で弾いた。
「おお、そうだ」
 何を思ったか、右の手首に数十本の輪ゴムを嵌めた。そして、久美子の左の乳房をわしづかみにした。左手を使って、輪ゴムの一本を乳房の付け根まで動かした。指が乳房に食い込んでいるので、輪ゴムはそこに留まっている。
 教師は、次々と輪ゴムを乳房に食い込ませていく。
「い、痛い……」
 わしづかみの何倍も強い力で乳房を圧迫されて、激痛に馴致された久美子が呻いた。
 教師が手をはなすと――乳房は野球のボールよりもひと回り大きな球形になっていた。
「ひねると、もげそうだな」
 九十度もひねられて、とうとう久美子は悲鳴をあげた。
「ひさしぶりに聞く音色だ」
 その言葉は、この教師がほかの女子生徒にも悲鳴をあげさせるような行為をしてきたことを暗示している。
 これは、生徒にまでは知られていないことなのだが。性的虐待混じりの体罰が、この時代にあっても行き過ぎた行為と咎められて、この教師は『島流し』にされているのだ。地元民の結束が強い田舎なら、そうも無茶はできないだろうという上層部の判断だった。
 その判断は正しかったのだが――久美子のような『生贄』が現われるとまでは予想していなかったのかもしれない。
 教師は右の乳房も、同じように輪ゴムで球形にくびった。
 これくらい、竹尺で叩かれるほども痛くない。と、見くびった久美子だが。教育は、まだ始まったばかりだった。
 教師は古びた机の引き出しから、六センチほどの大きさの目玉クリップを取り出した。その目玉に作文集を作るときの紐を結んだ。
「動くんじゃないぞ。おとなしくしていれば、昼休みが終わるまでには帰してやる」
 教師は久美子の乳房をつかんで固定して、クワッと口を開けた目玉クリップを近づけた。
 そこまでされて、やっと久美子は教師の意図を悟った。叩かれたりつねられたりはしょっちゅうだけど、こんなふうに道具を使われたことはなかった。それだけ痛いかは――すぐにわかった。
「きゃあああああっ……!」
 久美子は切迫した悲鳴をあげた。しかし、野獣の吠え声にまではなっていない。
 乳首を水平に噛んだ目玉クリップは、乳房の弾力に支えられて、まだ水平に立っている。
「敏子には五円玉十枚ずつで赦してやったが……さて」
 教師は独り言をいいながら、室内を物色した。
「おお。これは、ちょっと厳しいぞ」
 喜色満面の教師が手にしているのは、書道に使う文鎮だった。五つほどもあった。
「うまい具合に、ツマミがある」
 文鎮の中央にあるツマミに紐が結び付けられた。教師が手を放すと……
「びぎいいいいっ……痛い! 痛い痛い……赦してください」
 痛みに身悶えすると文鎮が揺れて、さらに乳首が責められる。
「もう片方、残ってるぞ」
 両方の乳首に文鎮を吊るされた。わずかでも文鎮を揺らさないよう、久美子はじっと立っていることしかできない。涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら。
「実はな、ここからが本式の教育なんだよ。先生も、一度はしていたかったんだ」
 つまり。他校の生徒にはできなかった残虐なことを目論んでいる。
 教師は同じ大きさの目玉クリップを二つ、今度は先に文鎮を結び付けた。
「もっと脚を開け」
 教師の狙いを知って、久美子は文鎮が揺れるのもかまわず、イヤイヤをした。
「お願いです。どうか赦してください。赦してくれるんだったら……」
 言葉に詰まって、とっさに頭に浮かんだのは。
「どんなサービスでもします。尺八でもオカマでも帆掛け船でも、あたしの身体を好きにしていいですから……」
 バチンとビンタを張られて、久美子は正気に還った。淫売を交換条件にするなんて……どうしようもなく惨めになった。と同時に。
「そういうふしだらな態度を直してやろうとしているんだぞ」
 閉じ合わせている久美子の腿に膝をねじ入れて、教師は強引に久美子を開脚させた。さっきの秀一と同じように、正面にしゃがんで。ずっとひどいことをした。
「ううう、うう……」
 淫裂から顔を出している肉襞に目玉クリップを噛まされて、乳首ほどには痛くなかった。
 しかし。教師がこれまでの倍ちかくあるクリップを取り出すのを見て、身体がぐらりと揺れた。
 文鎮を吊るした目玉クリップが、股間のど真ん中に近づく。教師は、淫核を剥く手間を惜しまなかった。
 目玉クリップが、縦に実核を咬んだ。
「がわああああああっ……」
 久美子は吠えた。息を吐き出し終えると、そのまま後ろへ倒れかけた。
 危ういところで、教師が抱き止めた。ほとんど気絶している久美子の無惨な裸身を窓際へ引きずっていった。カーテンを絞って、頭越しに手首に巻き付けた。それで、手をはなしても久美子は倒れなくなった。
 教師が備品置き場から出て行った。十分もしないうちに、縄束を持って戻って来た。
「ふん。やっぱりズルをしていたな」
 久美子は窓に頭を押しつけて、乳首の文鎮を窓枠に乗せていたのだ。
「ひさしぶりのことで、俺も気が急いていたな。最初から用意しておくべきだった」
 縄を久美子の腰に巻いて、引っ張った。
 久美子の腕が斜めに吊り上げられて、上体が傾ぐ。
「うああああ……赦して……赦してください」
 意識が朦朧としたまま哀願する久美子。そういった弱々しい訴えが嗜虐癖のある男を喜ばせると、久美子は知らない。もっとも、強情を張り通してもいっそうつよく責められるだけなのだが。
 教師は縄尻を本棚に結んだ。それだけなら、思い切り踏ん張れば本棚を引きずって、すこしは楽な姿勢になれたかもしれないが。さらに開脚させられて、両足を箒の柄に縛りつけられた。ますます身体が沈んで腕が引き上げられ、肩の付け根が軋んだ。
「さんざん手をやかせてくれたから、昼休みまでで勘弁してやるわけにはいかんな」
 まだ、四時限目が始まるチャイムも鳴っていない。これから二時間だって絶対に無理なのに――けれど、久美子は抗議しなかった。哀願でさえ、折檻を酷くする口実にされる。
「これから、お尻ペンペンするぞ。泣かずにじっといい子にしていたら、昼休みの終わりまでで勘弁してやる。声を出したり逃げようとしたら、六時限が終わるまでだ」
 ずっと黙っている久美子が面白くないのか、教師は丸くくびられて鬱血している乳房を、握りつぶした。男の本気の力だ。折檻に馴れた少女がで耐えられない痛さだった。
「ぎひいい……痛い!」
「返事は?」
「は、はい……わかりました。声を出さず動かず、いい子にしています」
「そうだ。素直になれば、先生だってやさしくしてやるぞ」
 言葉とは裏腹に、両手で久美子の腰をつかんで激しく揺すって、股間の三つの文鎮を暴れさせた。
「ぎゃああっ……素直になります。だから……」
 やめてくださいと訴えれば、もっとひどいことをされると、久美子の経験が教えていた。
「だから……早く、お尻ペンペンしてください!」
 そうねだるよりなかった。
「そうかそうか」
 教師は、やっと久美子の身体からはなれた。
「お尻ペンペンは、これでしてやる」
 久美子を開脚させているのと同じ、柄の長い箒を逆手に持って教師は、股間に垂れている三つの文鎮のうち、真ん中のをコンコンと叩いた。
「うああ……?」
 激痛が震えて、その奥に別の感覚がひそんでいた。校長にやさしく嬲られたときの官能に、似ていなくもなかった。
 教師が、おや?――という顔をした。何人もの女子生徒に『愛の鞭』を振るっててきた男は、他の少女にはない何かを、久美子に見たのだろうか。しかし、一年半にわたる、いわば禁欲生活は、まずおのれの劣情を満足させるほうを優先した。
「いくぞ。動いたり声を出したら、六時限の終了まで立たせておくぞ」
 教師は片手で持った箒を振り上げて、手加減無しで柄を黒褐色の尻に叩きつけた。
 バシン!
「…………」
 久美子は身じろぎひとつせずに、呻き声も漏らさなかった。耐えた――のではない。水を吸った荒縄の束に比べれば痛みは一瞬で鋭く、どこか爽快でさえあったのだ。
 バシン!
 バシン!
 バシン!
 尻を叩かれること自体は、今の久美子にとっては折檻の名に値しないほどだったが。叩かれた衝撃で文鎮が揺れて、乳首と実核とで激痛が震える。しかし、痛みの奥底からにじみ出てくる官能が、久美子を当惑させていた。そのかすかな官能があったから、どうにか耐えられていたのだが。
「なかなか頑張るじゃないか」
 手を休めた教師が、久美子の横にまわった。
(…………!?)
 トレパンの前が異様に膨らんでいるのに気づいて、久美子は不思議に思った。全裸になったときも、身体のあちこちに凶悪な仕掛けを施されていたときも、トレパンはこんなにも盛り上がってはいなかった。先生は、あたしを叩いて、それで性的に興奮しているんだろうか。
 そういう性癖の男がいる――いや、すべての男の心には嗜虐が潜んでいるとは、久美子に限らず、たいていの女は知らない。
 教師はトレパンをずり下げて、腹にくっつくほどの急角度に聳え立った巨木を露わにした。
「今度はこれで、お尻ペンペンしてやろうか?」
「お願いします。先生のマラで、お尻ペンペンしてください」
 即答だった。マラでお尻ペンペン(ズボズボだと、久美子は正しく理解している)して、樹液を吐き出してくれたら、それで赦してもらえる。これまでの淫惨な経験で、久美子はそう思った。
「さすがは淫売娘だな。恥ずかしがりもせずに、マラとはな」
 久美子を抱く男たちは、たいていその言葉を使う。久美子にしても、チ●コと言うよりは、よほど口にしやすい。
「まあ、いいだろう。先生も言葉遊びは好きじゃない」
 教師は、シャツの胸ポケットから小さな紙箱を取り出した。箱を開けて、輪ゴムの中に薄い膜が張ってあるような物を取り出して、それをマラの先に嵌めた。輪ゴムを巻き下げると、マラ全体が半透明の膜に包まれた。
 これが、ときどき耳にしているコンドームというものだろうと、久美子は思った。これなら、性行為をしても妊娠の恐れがない。でも、後ろで使うというのは――マラを汚さないためだろう。久美子への配慮でない。
 教師は、すぐに挿入しようとはしなかった。今度はトレパンのポケットから小さな平べったい缶を取り出して、中の軟膏を指で掬って肛門に塗り始めた。塗るだけでなく、指を挿れて内側からも揉みほぐす。
「あ……」
 肛門の縁を冷たい風が吹き抜けるような感覚に、久美子は戸惑った。その感覚には、覚えがあった。しかし爽快感は、すぐに浸み込むような熱を伴なう疼きに変わった。
「あ……はああ」
 指の動きが止まって、久美子はもどかしさに腰を揺すり……文鎮が揺れた。
「つうっ……」
 痛みに呻く声が艶を帯びていた。
「経験の差か……それとも?」
 教師が低い声でつぶやいた。彼がこれまでに『愛の鞭』を振るった生徒は、処女ばかりだった。『お股ペンペン』にまで至った獲物は、二人人だけだった。それも交わりとしては正常な行為しかしていない。肛門に刺激性の軟膏を塗ったことは(自身での実験を除けば)なかった。だから、久美子の反応が尋常のものか異常なのか、判断がつかなかった。
 教師は、疑問を追及しようとはしなかった。この生贄なら、いつでも教育を施せるのだ。
 教師は久美子の後ろにまわって、両手で腰をつかんだ。コンドームに包まれた魔羅の先を焦げ茶色の蕾に押しつけた。
「いくぞ」
 たぎる欲望にまかせて、ぐいっと腰を突き出した。
「ひいいっ……熱い!」
 可憐な悲鳴とともに、久美子の蕾は大きく広がって巨木を受け挿れた。
「はううう……」
 奥まで挿入されて、いったん教師が動きを止めると、久美子は安堵の息を吐いた。熱痛は去って、拡張される痛みというよりも違和感だけが残っていた。そのくらいには、肛姦にも馴らされている。
 教師が抽挿を始めた。軟膏のおかげで痛みはほとんど無かったが、全身を揺すられて文鎮が暴れまくる。
「きひいっ……痛い痛い……先生、早く終わってください」
 乳首も実核も引き千切られそうな激痛。官能が蠢く余地はなかった。
「お、おう……もうすこしの我慢だぞ」
 久美子は驚いた。折檻でも夜這いでも、哀願を聞き入れてもらえたのは、これが初めてだった。
「痛い……ひいい……」
 教師の動きが荒々しくなっても、久美子の悲鳴は弱々しく可憐だった。
 そうして。数分の嵐が去って。
 数多の男がそうであるように、教師は急にやさしくなった。なんと、目玉クリップを外して、カーテンの拘束まで解いてくれたのだ。
「素直になった褒美だ。今日は、これで赦してやる」
「ありがとうございます!」
 咄嗟に打算がはたらいて、久美子は土下座した。この人は、女将さんみたいな冷血じゃない。校長先生と同じくらいに慈悲深いのかもしれない。久美子は、とんでもなくずれた基準で教師を評価したのだった。
 教師も、犯した生徒に感謝されたのは初めてのことだったろう。戸惑った表情で久美子を見下ろしていたが。
「先生は先に出る。ひと休みしてから帰りなさい」
 言い残して、さっさと備品置き場から出て行ったのだった。
 久美子は裸のまま、しばらくうずくまっていた。乳首と淫核の痛み、軟膏のせいでいつまでも続く肛門の熱痛。そして、不自然な形に腕をねじ上げられていた肩の痛み。
 それでも、女将さんの残酷な折檻よりは、はるかにましだと久美子は思っている。股間を打ち据えられる激痛と、突起を咬まれて引き伸ばされる劇痛と。どちらが厳しいかは、甲乙つけがたい。瞬間的な痛さは、水に濡らした荒縄だ。けれど、目玉クリップの痛みは、延々と続く。先生が最初に言っていたように、午後の授業開始とか、まして六時限の終了まで放置されていたら、とても耐えられなかっただろう。いや、久美子が耐えられようと耐えられまいと、責める者が満足するまで赦してはもらえないのだが。
 ガラッと扉の開く音がして。顔を上げると、さっきの教師が立っていた。また虐められるんだろうか。怯えではなく物憂い気分で、そのままうずくまっていると。教師がはいってきて、久美子の前に鞄とくしゃくしゃの制服と三雑に折りたたまれた褌とを置いた。そして、無言で立ち去った。
 ただそれだけのことで。やさしい先生だなと思ってしまう久美子だった。

・手の届かない電話

 昼休みの始まりを告げるチャイムを聞いてから、久美子は帰り支度を始めた。痛みはだいぶん引いていた。股を開く代償に男からもらったチリ紙を鞄から取り出して、犯された穴のまわりを丹念にぬぐって、汚れた紙は新しいチリ紙に包んで鞄に入れて。褌は締める気になれず、素裸の上に制服を着て、備品置き場から出た。
 ひとり山道をくだる足取りは重かったが、登校のときよりは早く、商店街まで来てしまった。
 小走りに通り過ぎようとして、煙草屋の店先にある赤い公衆電話がいまさらのように目にはいった。
 海底に通した電線で、島にも電話はつながっている。けれど加入権がとても高いし、工事まで半年以上も待たされるので、一般家庭に電話は無い。電話があるのは、駐在所と学校と浜崎家くらいだろう。商店街は共同の電話を、この公衆電話とは別に持っているが。
 電話で、陸の警察か役所に助けを求める――そんなことは無理と、久美子は最初から諦めている。
 一一〇番以外に連絡先を知らない。そして、駆け付けてくるのは駐在さんだ。
 いや、電話を掛けることすらできないだろう。手を伸ばしただけで、誰かに取り押さえられてしまうに決まっている。
 娘宿に戻って。久美子はすぐに裸になって海女褌を締めた。制服を着ていいのは通学のときだけと、女将に言われている。ときおり様子を見に来るけれど、それより怖いのは他人の目と口だった。

========================================

この後の目次(予定)です。最初に比べて増えました。

・海女褌で体育授業
・特別補習は三穴姦
官能への階段
・折檻と体罰の選択
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭虐と諦虐と悦虐
妊娠と流産と
・妊娠中は姦り放題
・厳冬の海女漁強制
・流産と新たな種付
・若過ぎるもやい妻
かな後日譚
・令和に継がれた命

 今回もアイキャッチに困りました。まったく無関係の画像でお茶を濁します。
逆手吊り
 脚で体重を支える形なら、何度か書いていますが。実経験の有無はノーコメント。
 まさか宙吊りできるとは、考えていませんでした。しかも、動画ではブランコみたいに振り回されています。
 脱臼しないのかしら??



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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 4:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



 前編脱稿しました。8万8千文字(原稿用紙268枚)です。
 すぐ後編に着手しますが、そのかたわら前編の推敲と校訂も進めていきます。
 これで、前編は2020年2月発行確定です。後編が3月。
 年始年末には4月号を書き進めたいところです。
 今回は、ご報告だけ。


 おっと。衝撃的(笑)な画像に遭遇しました。着エロというか。
D00H9GeVYAAPAD3.jpg

imgrc0068653352.jpgバレエのチュチュに褌の組み合わせ。
 この発想はありませんでした。下半身丸出しで踊らせるというのは、よくありますが。褌というアンバランスな組み合わせ……筆者は書かないでしょうね。全裸+チュチュこそ王道です。









 さらにおまけ。踊りやすくする工夫なんでしょうけど。「穴あき」といえば、当然エロに直結してますから、ものの見事に上手出し投げを食らいました。


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Progress Report 3:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜


 世間一般のエロ常識としては、海女は健康的なお色気に結びついているようです。
 街中を闊歩させるとか、新人海女を溺れさせるとか、真冬の海に放り込むとかいうシーケンスは、あまり見当たりませんね。
 ということで、アイキャッチ画像に困ります。
 それと。本文中では「海女褌」とぼかしていますが、日本で一番露出度の高い「サイジ」なんて書くと特定地方に限定されます。東京オリムピックが開催される前年の6月が物語の始まりですから、干潮満潮とかを調べて、「事実と異なる」なんて熱心な読者が……いてくれたらうれしいなあ。
 左の画像が「サイジ」です。
 中央のは普通に通販で売っているレディース用極細褌。
 右のは……フンドシじゃないですね。
 表紙絵に使うと、某大手では確実にアウトですし。「昭和ノスタルジー」でなくなります。
 まあ、表紙絵は前回に紹介したおとなしいフンドシにしておきますけど。

どしふんどし

 あ。以前は前のプログレス・レポートへのリンクを貼りましたが、(めんどうなので)やめます。
 この記事のタイトルをクリックすれば単一ページが表示されて、最後に同じテーマへのリンク画像が並びますから、そちらからどうぞ。


 さて。どんどん長くなってきました。
 前後編に分けて出します。3月号まで確定させられるという下心もあります。


 では、小見出しひとつ分、丸々どうぞ。数字はページです。2倍すると原稿用紙換算になります。すでに250枚突破。

 ※今後の版組は下記のようにして、PC閲覧用とスマホ用の2本を同梱します。販売中の作品は、スマホ版を追加しました。
  「未通海女哭虐」はブログでは横書きですが、実際にはPC版縦書きで書いています。
PC版:横書き40字×25行/縦書き40字×20行
スマホ:横書き20字×25行/縦書き20字×15行
 筆者の感覚では、スマホ用ラノベの版組はスカスカに思えます。
 作風がネチネチですから、画面もそれに合わせます。


[前編]

見習海女は裸 - 7 -
・鬼伯母の棲まう島 - 7 -
・便所も風呂も浜辺 - 10 -
・食事の作法も屈辱 - 12 -
・十五年ぶりの見習 - 15 -
・実核を括る色付紐 - 21 -
・漁師へのお披露目 - 25 -
・苛酷な素潜り訓練 - 28 -
・強いられた裸生活 - 35 -
・亡母の遺骨が人質 - 44 -
・理不尽な折檻甘受 - 51 -
・折檻肌で海女練習 - 57 -
・ひとりきりで買物 - 65 -
・厳しさを増す特訓 - 75 -
・初潮は新たな恥辱 - 84 -
・海女漁鑑札の代償 - 89 -


折檻と輪姦と    - 100 -
・海女稼ぎの厳しさ - 100 -
・従兄との鉢合わせ - 105 -
・従兄を誘惑した罰 - 109 -

======================================
 その夜。泥のように眠っていた久美子は、開き戸のきしむ音を夢うつつに聞いた。
 忍ばせた足音。
 泥棒かと思ったが、すぐにまさかと打ち消す。盗られるものなんて――もしかして、伯母が骨壺を奪いに?
 身を起こす前に、胸をつかまれた。
「ひゃっ……誰?」
 手で口をふさがれた。
「声を出すなよ。ちょっとのあいだ、おとなしくしてろ」
 秀一の声だった。目当ては品物ではなく、久美子の身体だと気づいた。
 口を押さえ付けられて、身を起こせない。もうひとつの手が、乱暴に久美子の乳房をまさぐる。力まかせに握りつぶす。
「んんんん……んんん!」
 久美子は、両手で相手の胸を押し返した。意外とあっさり、秀一が身を引いた。
「なあ……誰彼なく、さわらせてるんだろ。親父には股を開いたんだろ。俺にだって、そうする権利があるはずだ」
「馬鹿をいわないでください」
 伯母には言えない言葉が、秀一を相手には吐けた。
「伯父……主様には、海女鑑札をもらうときの仕来りで新鉢を割ってもらいました。岩村さんやパン屋さんには……」
 お礼として指挿れまで許したなんて、自分が乞食か売春婦になったみたいで、言えることではない。実際には、伯母に告げ口されるのが怖かったのあけど、それを言うと……いや、秀一を相手なら、こちらから脅せるのではないだろうか。
「……相手はオトナだから、逆らえませんでした。でも、あなたはあたしと同い年じゃないですか。そんなうちから、こんなことをして。女将さんに言いつけますよ」
 秀一が激しい勢いでのしかかってきた。
「言えるもんなら、言ってみろよ。俺も言ってやるぞ。パン屋のこととか、雑貨屋でこっそりお菓子をもらってることとか。他にも、いろいろ知ってるんだぞ」
 他にもいろいろとなんて、久美子はしていない。秀一のデマカセだ。それに、パン屋の主人がどうなろうと知ったことではない……けれど、雑貨屋の奥さんに迷惑をかけるなんて、恩を仇で返すようなものだ。
「ひどいことはしないでください」
 久美子は弱々しくつぶやいた。折檻に怯えている自分が、情けなくなった。
 こういったときにはいつもそうしているように、久美子は両手で顔を蔽った。
 乳房が荒々しく揉みしだかれる。痛いのだけれど、最近ではピリピリした電気のような感覚が乳房から背骨に走ることがあった。
「あ……」
 乳首をつままれて、はっきりと電気が走った。伯母につねられたときには、絶対にそうならない。
 これで満足してくれたらいいんだけど。久美子はそう願ったが――秀一の手は腹を滑って、下へ向かった。
 寝る時まで海女褌をしていては汚れが落ちなくなるので、久美子は素裸だった。秀一の指は遮る物のない割れ目の上端あたりをまさぐって、昨日までは恥辱の色紐を結んでいた肉芽を探り当てた。
「ひゃっ……」
 乱暴につままれて、鋭い痛みを感じた。それなのに、乳首を悪戯されたときよりも甘い電撃が腰を貫く。痛いのに心地良い。パン屋の主人にしても岩村にしても伯父にしても、あまり肉芽には触れなかった。なのに秀一は、そこにこだわっている。女の身体に小さなオチンチンがついているのが珍しいのだろうか。
 もしかして、自分は奇形なのではなかろうか。ふと、不安になった。他人の女性器なんて、しげしげと眺めたことはない。修学旅行のお風呂やプール授業の着替えのときに、同級生のそこがチラッと見えたりしたけれど、久美子のだって、ふだんは割れ目の中に隠れている。
 秀一がいきなり立ち上がった。
 終わったのかと、指の間から覗きみると。寝間着の裾をまくって、白いズロースのような物を脱ごうとしていた。少年たちのあいだで流行っているブリーフだ。
 ブリーフの下から、若い巨木が現われた。秀一が性の交わりを目論んでいることは明白だった。
 あんなに痛いことは、二度とされたくない。
 久美子は跳ね起きて、開けっ放しになっている戸口から逃げだそうとして。誰かにぶつかった。
「きゃっ……!」
 尻餅を突いて。見上げると、伯母だった。腰に手を当てて、久美子を見下ろしている。
「助けてください。秀一さんが……」
「ち、違うんだよ、母ちゃん。あの、その……」
 しどろもどろの秀一だったが。叱られたのは、久美子のほうだった。
「うちの子に色仕掛けかい。なんて淫らな小娘なんだろうね」
 とんでもない勘違いというか言いがかりだった。
「寝てたら、いきなり襲われたんです。色仕掛けだなんて……あたし、なにもしてません」
 返事は、腹への蹴りだった。
「ぐぶっ……」
「嘘をつくんじゃないよ。痛くしないでとか誘っといて。豆をいじくられて、よがってたじゃないか」
 曲解だとしても――では、ずっと見られていたのだ。や、曲解ではない。こじつけの難癖だ。なぜ、そんなことをするかというと……伯母がいつ襟足から竹尺を抜くかと、久美子は震えあがった。今度ばかりは、脅しではすみそうにない。
 伯母は、うずくまっている久美子を置いて、勝手口へ戻った。
「主さん。花江、京子。みんな、起きといで」
 大声で、屋敷の皆を呼び起こす。
「秀一。小屋の隅に荒縄があるだろ。持っといで」
 久美子の取り残して、物事が進んでいく。伯母が台所から包丁を持ち出して、荒縄を一メートルほどに何本も切り取った。京子と花江が、寝間着の裾を押さえながら姿を現わす。最後に伯父も現われたが。伯母から事のあらましを聞くと。
「おまえが仕切ればよかろう」
 久美子を哀れむようにちらっと眺めて、引っ込んでしまった。
「それじゃ、俺も……」
 逃げ出そうとした秀一は、伯母に呼び止められる。
「被害者のおまえが立ち会わないで、どうするんだい」
 秀一はぽかんとしていたが、自分は叱られなくてすみそうだと気づいたらしく、あらためて久美子の裸身を堂々と眺め始めた。
「両手を前に出しな」
 伯母は長い荒縄を手に持っている。意図は明白過ぎた。
「縛らないでください」
 懇願しながら、しかしいっそうの怒りを買うことを恐れて、両手を揃えて前に突き出した。その手首に荒縄が何重にも巻き付けられ、さらに十文字に縛られた。
「秀一。そこの松の樹に上がりな」
「え……なんで?」
「こいつを吊るすんだよ」
 ひぐっと、久美子はしゃっくりのような悲鳴を飲んだ。最初の日に脅された言葉がよみがえった。樹から吊るして折檻……。
「ごめんなさい。もう、しませんから……」
 月明かりの中で、伯母の顔が鬼のように笑った。
「そうかい。色仕掛けを認めたんだね」
 あっと思った。母の骨壺を奪われそうになって、明日からは頑張るといったときと同じだ。もうしないということは、さっきは色仕掛けをしたと認めたことになる。伯父の言葉も思い出した――腹が癒えるまで。
 どんなに大声で泣き叫んでも無駄だ。隣家まで何十メートルも離れている。いや、声が届いたとしても、無駄なとりなしをして伯母に睨まれたいと思う人なんかいない。
 秀一が樹によじ登って太い枝に荒縄を巻いて、縄尻をまた垂らすあいだ、久美子はそれをぼんやり眺めていた。
 伯母は、五、六本の荒縄を手桶に浸けて、揉み洗うようにして水を浸み込ませている。それで久美子の肌を叩くつもりなのだ。
「お前たち、朝が早いだろ。先に寝ててもいいんだよ」
 伯母が二人の女中にやさしい言葉を掛けた。
「はい、あの……それでは、お休みなさいませ」
 京子は折檻の場から逃げて行った。
「おまえは、寝ないのかい?」
「何かあったら、お手伝いします。若主さんは女体の扱い方を御存知ないでしょうから」
「それは、折檻の後で仕込んでやるさ」
 なんだか不気味なことを言って、伯母は久美子の後ろに回り込んだ。前の折檻と同じで、最初はお尻を叩かれるんだと、久美子は思った。
 ぶゅん……バッシイン!
 びくっと身をすくませたが――伯母が叩いたのは、松の幹だった。すさまじい音だった。
 伯母が正面に戻った。水を吸った荒縄の束は右手に提げて、縄先が地面をこすっている。
「もっと脚を開きな。息子の魔羅のかわりに、こいつを叩き込んでやるよ」
 久美子は心臓が止まりそうになった。竹尺を打ち込まれただけで悶絶しかけた。桁違いに破壊力のある縄束で叩かれたら……痛いとかではなく、大怪我をさせられる。
「どうか赦してください。二度とふしだらなことはしません。秀一……いえ、若主様にも、けっして近づきませんから」
 なんとか折檻から逃れよう、いや、せめて竹尺で赦してもらおうと思って、久美子は事実とは反対のことを次々と口にした。それが折檻の口実を積み上げるだけだとは、気づいていない。
「ごちゃごちゃ言わずに股座を開いて……御開帳しな」
 さすがに、そのものずばりの淫語を口にするのは、伯母もはばかったらしい。
「なんだったら、片足ずつ両側の樹に結んでやろうか。手を焼かせるなら、二発三発と増やしてやるよ」
 どうあっても、股間を荒縄で打ち据えられる運命からは逃れられないと、ついに久美子は観念した。ならば、せめて――一発だけで赦してもらおう。久美子は膝を震わせながら、すこしずつ脚を開いていった。
「出し惜しみするんじゃないよ。もっと開けるだろ……まだまだ」
 七、八十センチも開かされた。吊られているから、踵が浮いてしまった。
「それじゃ、いくよっ」
 ぶゅうん、バッヂャアアン!
「ぎゃわああああああっ……!!」
 悲鳴ではなかった。断末魔の咆哮だった。
 反射的に脚を縮めたので、宙ぶらりんになった。手首に縄が食い込んだが、そんな痛みはものの数ではない。激痛が突き抜けるのではなく、股間にわだかまっている。いや、爆発し続けている。
「痛い振りをしたって駄目だよ。脚を伸ばして、さっきみたいに広げな」
「え……?」
「え、じゃないよ。もう二発ほど躾けてやる」
「でも……一発だけで……」
「そんなこと、誰が言った? 手間を掛けさせるなら、三発よりも二発か三発を増やすつもりだったんだけどね」
 騙された。たしかに、伯母は一発だけとは言っていない。でも、そんなふうに久美子が誤解するような言い方をしたのだ。
「鬼……」
 もちろん、声には出さなかった。久美子は力なく足を下ろして、右足を半歩、左足を半歩、横に踏み出した。
 ぶゅうん、バッヂャアアン!
「ぎゃわあっ……!!」 
 咆哮が短かったのは、吐く息が尽きたからだった。
 またしても宙吊りになって、久美子の身体がブランコのように揺れる。
「もたもたしてると、ほんとうにあと三発増やすよ」
 あと一発。あと一発で折檻は終わる。海子はそれだけを希望に、脚を伸ばして広げる。
「おや? ずいぶんと水が散って軽くなってるよ。ちょいと待ってな。脚は閉じるんじゃないよ」
 久美子の屈辱をできるだけ引き伸ばし、苦痛をできるだけ増やすために、伯母は井戸端へ行って、縄束を水に浸した。戻ってきた伯母は、それまでより一歩下がって、大きく右手を後ろへ引いた。
「覚悟しなっ!」
 左足を踏み込みながら、右手を弧を描いて下から上へ振り抜いた。
 ぶゅううん、バッヂャアアンン!
「があっ……!」
 短く吼えて、久美子は両脚を突っ張って背をのけぞらした。がくんと、こうべが垂れる。
 頭から水を掛けられて、久美子は意識を取り戻した。
「まだ折檻は終わっちゃいないよ」
「…………」
 久美子は、もう赦しを乞おうとはしなかった。この前は、お尻を叩かれて乳房を叩かれて、最後に股間を一撃された。今日は、順序が変わっただけだ。
「乳に十発と、尻に三十発。どっちにするね」
「え……?」
 涙に濡れそぼった顔を上げて、伯母も顔を――直視するのは怖くて、胸元を見詰めた。
「言った通りさ。あんまりあちこち叩くのも可哀そうだからね、どちらかひとつにしてやるよ。それとも、乳も尻も腹も背中も、満遍なく折檻されたいか」
「お尻を叩いてください」
 久美子はとっさに、そう答えた。乳房への一発と尻への三十発でも、答えは変わらない。
 伯母が夜叉みたいな笑みを浮かべた。
「そうかい。それじゃ、望み通りにしてやるよ。後ろを向いて、脚を踏ん張りな」
 いそいそ――という形容はふさわしくないが、まさしくそんな感じで、久美子は向きを変えた。
 三十センチほど脚を開いて身構えた久美子に、荒縄の束が襲いかかった。
 ぶゅんっっ、バッヂャアン!
 ぶゅんっっ、バッヂャアン!
 ぶゅんっっ、バッヂャアン!
 久美子は叩かれた瞬間に「かはっ……」と息を漏らしているが、悲鳴にまではならなかった。しかし。
 ぶん、パシャアン!
「ひぎいいっ……」
 縦に打たれた荒縄が尻の割れ目に食い込んで、縄が肛門に当たり縄先が淫裂まで達すると、弱々しい悲鳴を吐いた。正面から打ち込まれるよりは軽い。以前の久美子だったら、大声でわめいていただろうが、羞恥の根源への激痛には、すでに馴致されてしまっている。
 ぶんっ、バシュウウンン!
「きゃあああっ……」
 股間を叩かれただけでなく、跳ね上げるようにして荒縄が引き戻された。肛門もしたたかにこすられた。
 ぶゅんっ、バヂャアン!
 今度は横ざまに叩かれたが、すこし弱いように感じられた。久美子がますます痛みに狎らされたのでなければ、伯母が疲れてきたのかもしれない。
 ぶゅんっ、バヂャアン!
 ぶゅんっ、バヂャアン!
 立て続けに十発ほども打たれたところで、伯母の声が聞こえた。
「腕が痛くなってきたよ。花江、代わっておくれ」
 花江は伯母に忠実だ。でも、伯母ほど力は無さそうだった。
「はあい。ええと、あと何回叩けばいいんでしょうか?」
「なんだ、数えてなかったのかい。まあ、いいか。あと二十発てとこかね」
 そんなはずはない。残りはせいぜい十発だ。もちろん、久美子はそれを言わない。言えば、二十発に十発を上乗せするくらいのことはする伯母だ。
「そんじゃ。わたしを恨むんじゃないよ」
「恨むもんかね。悪いのは、そこのグズなんだから」
 ぶん、パシイン。
 伯母の半分ほども痛くない。力の差もあるだろうが、花江には久美子を恨む理由がないし、夜這いを掛けられたうえに折檻されている久美子に、同情はしないまでも後ろめたさを感じているのかもしれない。実質的には、伯母が縄束を手放した時点で折檻は終わっていた。
「く……ううううううう」
 久美子の口から嗚咽が漏れた。こんな理不尽な仕打ちを甘受しなければならない自分を哀れむだけの心の動きがよみがえったのだった。
 半月前ならともかく、今の久美子にとっては形ばかりに過ぎない二十発の折檻が終わって、久美子の縄はほどかれた。しかし、久美子への陵辱まで終わったのではなかった。


======================================
・従兄従妹は釜の味 - 120 -
・かいま見得た真相 - 125 -
・病気だけが休み時 - 129 -
・独りだけの娘小屋  ←執筆中
・Y字バランスの鞭
・緊縛放置集団夜這
・娘ひとりに男三人
・不浄期間に猛勉強



[後編]

学校でも屈辱
・恥辱のセーラー服
・校長室で特別授業
・海女褌で体育授業
・娘宿売春は大盛況
・仄かな官能の兆し
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭逆と諦虐と悦虐


妊娠と流産と
・妊娠中は姦り放題
・厳冬の海女漁強制
・流産と新たな種付
・若過ぎるもやい妻


遥かな後日譚
・令和に継がれた命

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 2:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜

 海女さんのエロ画像は、健康的なものか淫乱的なものが多いですね。
 業を煮やして「女、裸、ふんどし、折檻」なんてキーワードで検索すると、どこぞで見たようなBF(CG以前)が引っ掛かったりします。
 というわけで、今回はアイキャッチャーに詰まりました。
 実は大見出しの「折檻と輪姦と」にこれから書き進むのですが、画像とマッチしているということで、手前の章を公開しましょう。強制されて破瓜なんてのより、よほどインパクトがあるかもしれません。


SnapCrab_NoName_2015-11-13_23-8-44_No-00.png

見習海女は裸
・鬼伯母の棲まう島
・便所も風呂も浜辺
・食事の作法も屈辱
・十五年ぶりの見習
・実核を括る色付紐
・漁師へのお披露目
・苛酷な素潜り訓練
・強いられた裸生活
・亡母の遺骨が人質
・理不尽な折檻甘受
・折檻肌で海女練習
・ひとりきりで買物
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 疲れ果てた身体を引きずって坂道を上がっている途中で、定期船の汽笛が聞こえた。十一時だ。休み休み帰っても十一時半には間に合うが、ぎりぎりになってしまうと、時刻を過ぎたと言われるかもしれない。時計を見ればわかることだが。
「わしの言葉を信用できないのかい」
 そう言われて、また躾けられるに決まっている。
 自分では精も根も尽き果てていると思っていた久美子だが、飢餓が身体を衝き動かしてくれた。裏木戸を開けて、十メートル先の勝手口に食事を乗せたお盆を見たときには、嬉しさに目まいがしたほどだった。けれど、我を忘れはしなかった。
「主様、女将さん。穀つぶしの私に食事を恵んでくださって、ありがとうございます。花江さん、京子さん。お手数をかけて申し訳ありません。若主様、お嬢様にも感謝します。いただきます」
 思いつくかぎりに卑屈な礼を、閉ざされた勝手口の奥へ呼ばわった。一人称もふだんの「あたし」ではなく、よそ行きの「わたくし」を使った。それでも難癖をつけられないかとびくびくしながら、大急ぎでお盆を小屋へ運んだ。
「いただきます」
 これは母親に躾けられたとおりに、いろんな人たちとお日様、そして命を恵んでくれた植物や動物に感謝の念を奉げてから。十一時半になったら薬缶を引っ込められるかもしれないと気づいて、あわてて取りに行った。
「薬缶もお借りします。ありがとうございます」
 最初のひと口は咀嚼もせず飲み込んで、喉につかえて。飢餓状態で急に食物を摂ると命にかかわるという知識を思い出して、つぎのひと口はいつもの半分にしていつもの倍くらいはゆっくり噛んだ。久美子の知識は海難を扱った実話本から得たもので、「極端にお腹が空いている」のではなく「餓死寸前」の場合なのだが、その違いには思い至らなかった。なんにせよ、よく噛んで食べるのは身体に良いことではあった。
 食べ終わって、満ち足りた気分でお盆と薬缶を沓脱石の上に戻して。
「ごちそうさまでした。ありがとうございました」
 待ちかねていたように勝手口が開いて、花江がお盆と薬缶を引っ込めた。
「おまえ、食べるのまでグズだねえ」
 女将さんそっくりの口調だった。
 学校に行かせてもらえないのだから、せめて独習で皆についていかなければ卒業できない。そうは思っても、腹がくちくなったのと疲労とで、久美子は藁山の上に倒れ込んだ。塩がこいりついた身体を洗わず、実核の色紐も結んだまま、すとんと眠りに落ちた。
 ――そして、また蹴り起こさされた。伯母ではなく、花江だった。
「お使いに行ってくれるんだってね。買い物を頼むよ」
 学生鞄くらいの大きさの竹籠を、久美子の前に放り投げる。背負い紐がついている。
「ちゃんと背負うんだよ。手に持って歩いてたりしたら、女将さんに言いつけるからね」
 絶対に前を隠すなという意味だった。
 籠の中には、買う物を書いた紙片だけがはいっていた。
   婦人月報  一冊
   パンの耳  一袋
   亀の子束子 一個
「あの……お買い物だったら、お金が要ります」
「うちは網元だよ。節季払いに決まってるじゃないか」
 ツケにしておいて、盆と年末に清算するという意味である。どこの誰とも知れぬ客を相手にできる商売ではないが――だから、あちこち引き回されたのだと、久美子は理解した。顔は覚えてもらえなくても。素裸で出歩く年頃の少女は、日本じゅう探しても、浜崎の網元の世話になっている久美子しかいないだろう。そう思うと、ますます屈辱が深まる。
 花江は、すぐに小屋から出て行った。
 久美子は籠を背負って、そのままの姿で出掛けようとしたが、ふと気になって手鏡で自分の顔を見た。髪がごわごわになっている。
 井戸へ行って、手桶いっぱいの水で髪を洗った。もう一杯を使って身体を拭いた。そして小屋へ戻って戸をきっちり閉めてから、箪笥代わりのミカン箱から櫛を取り出して髪を梳いた。使ったのは、自分の櫛だ。母の形見の櫛は――見つかったら取り上げられるかもしれないと気がついて、チリ紙に包んで小屋の梁の上に隠した。机を勉強に使わず踏み台にすることに、ちょっぴり後ろめたさを感じたけれど。
 グズグズしていては叱られる。その先には躾と折檻がある。籠を背負い直して。桟橋へ向かった。色付き紐は身分の証し(裸身のほうが、よほど明白な証だけれど)だから、結んだままだ。
 最初に雑貨屋へ行った。割烹着を着た三十歳くらいの小ぎれいな婦人が店番をしていた。まるでガラスの壁を隔てて遠くにいるように見えた。店にはいっても、そこはガラスの壁の手前だった。
「亀の子束子をひとつください。浜崎の家の者です。節季払いでお願いします」
 恥ずかしさで顔を上げられなかった。けれど、言うべきことはきちんと言った。
「ちょっと待っててね」
 目の前に商品はあるのに、夫人は奥へ引っ込んだ。
 けがらわしいと思われたのだろうか。そんなふうにひがんでしまう。
 婦人はすぐに戻って来て、束子をひとつ新聞紙に包んだ。
「はい。これもあげる」
 割烹着のポケットからキャラメルの箱を取り出して、握らせてくれた。
「あの……これ?」
 婦人は小さく首を横に振った。
「可哀そうだと思うけれど、私にはこれくらいしかしてあげられない。これからも街に来たら、立ち寄ってね」
 不意に感情が込み上げてきて。久美子の目に、大粒の涙が湧いた。いたんだ、この島にもあたしに味方してくれる人がいたんだ。
 婦人はあわてた様子で外をうかがって。久美子を店の隅へ引き入れた。
「ここにしゃがんでいれば、誰にも見られないから。さあ、甘い物を食べたら、気も落ち着くわよ」
 婦人は久美子の手からキャラメルの箱を取り上げて、封を切って一粒を口元に寄せてくれた。
「……ありがとうございます」
 そっと口を開けて、夫人の指を舐めないよう気をつけて、久美子はキャラメルを歯で咥えた。口を閉じると、安らぎが口いっぱいに広がった。泣き出しそうになったけれど、夫人に迷惑を掛けるんじゃないかと、嗚咽は飲み込んだ。久美子は涙をぼろぼろこぼしながら、キャラメルを舐めた。
 口の中のキャラメルが溶けて無くなると、久美子は涙を手の甲で拭って立ち上がった。
「長いこと、お邪魔しました。ほんとうに……ほんとうにありがとうございました」
 深々と頭を下げて、久美子は店を出た。
 そんなふうに親切にしてくれたのは、その婦人だけだった。
 三軒先が、パン屋だった。チョコレートやクッキーのような洋菓子も一手に商っている。店先の一段低くなった棚に、パンの耳を盛った小さな笊が、『五円』の値札を立てて並べられている。店先に人影は無い。
「ごめんください。浜崎の家の者です」
 白い前掛けを着けた四十歳くらいの婦人が奥から出てきた。
 久美子が用件を言うあいだ、夫人はそっぽを向いていた。
「おかしいね。これまで、そんな物を買っていただいたことはないよ。節季払いをいいことに、ちょろまかそうってんじゃないだろうね?」
「あの……どういうことでしょうか?」
「あれだけのお金持ちが、貧乏人たらしくパンの耳を食べるはずがないだろ。カツレツを作るときだって、わざわざパン粉を使ってるそうじゃないか」
「でも、ほんとに言いつかったんです」
「とにかく、売れないよ。ほんとに要るんなら、昔からの女中さんに来てもらいな」
 手ぶらで帰ればどうなるか考えると、恐ろしくなった。晩ご飯を抜かれるか、折檻されるか。
「商売の邪魔だよ。とっとと帰りな」
 婦人は奥から塩を持ってて、久美子に投げつけた。
「けがらわしい。二度と来るんじゃないよ」
 そこまで言われては、引き下がるしかない。土下座をしてでもお願いをする――ところまでは、卑屈になれない。なったところで、足蹴にされるだけかもしれないけれど。
 久美子は商店街の端にある本屋へ足を向けた。
 小学校高学年くらいの男の子が店番をしていた。
「うわあ、裸だあ」
 久美子を見るなり、大声で叫んだ。
「ねえ、どうして裸なの? 強盗に盗られたの? 駐在さんに叱られないの?」
 好奇心丸出しで矢継ぎ早の質問を繰り出しながら、丸くした目は久美子の裸身に吸いつけられている。
 子供を相手に伯母の非道を訴えても始まらない。いや、大人に訴えても同じか、告げ口されて――行きつく先は折檻だ。
「あたしね、海女さんになるの。修業中は裸で暮らすのが、この島の仕来りなのよ」
 みずから進んで裸をさらしている。そう振る舞うしかない。
「ふううううん。海女さんて、小母ちゃんばかりだと思ってたけど、違うんだあ」
「おっ。網元さんとこの……」
 後ろから声を掛けられた。聞き覚えのある声だった。振り向くと、もやい結びを教えてくれた青年だった。あのときは全裸で肉棒に目印の赤い紐を巻いていたけれど――今は、都会のファッションに比べればずっと野暮ったいけれど、とにかく洋服を着ていた。
「海女仕事が終わっても裸かよ。まるで戦前だな」
 見知らぬ人に裸を見られるのは恥ずかしいが、すこしでも言葉を交わした相手、それも若い男性に見られるのは、もっと恥ずかしい。
「まあ、女将さんのなさることに、どうこうは言えねえけどな」
 棒立ちに固まっている久美子の横で、青年は週遅れの週刊誌を買った。
「また、色々と教えてやるからよ」
「ひゃあっ……!」
 久美子が素っ頓狂な声で返事したのは、尻を撫でられたからだった。折檻の竹尺と違って、それが性的な悪戯だくらいは、初心な久美子でもわかる。自分が男に性的な関心を持たれるくらいには成熟していると思うと、ますます羞恥がつのるのだった。
 とにかく本屋での用事はすませて。重い足取りで坂道を上っていると。
「網元んとこの嬢ちゃん……」
 林の中から声を掛けられた。白い前掛けを腰に巻いた中年の男が立っていた。紙袋を両手に持っている。
「これを持って帰らないとしかられるんだろ?」
 男が紙袋からパンの耳を取り出した。
「さっきは、女房が邪険なことをして、ごめんな。ほら、取りにおいで」
 まだ男を疑うことを知らない久美子だった。パンの耳につられて、林に踏み込んだ。
「はいよ。籠に入れてあげるよ」
 男が後ろへまわった。
「それにしても、ひどく折檻されたんだねえ」
 紙袋を籠に入れて空になって手で、すばやく久美子の乳房を撫でた。
「ひゃっ……」
 久美子は逃げようとしたが、腕ごと羽交い絞めにされてしまった。
「また、うちで買い物をすることもあるんだろ。小父さんを怒らせると、困ったことになるよ」
 その言葉が、久美子の抵抗を封じた。男の手が乳房を弄ぶのを、身を硬くして耐えた。しかし。強く握られて、反射的に身を振りほどいた。
「痛いっ……やめてください」
 竹尺に打ち叩かれて腫れているところをわしづかみにされては、たまらない。
 男は、久美子を追おうとはしなかった。その代わり、左手に持っているほうの紙袋を開けて見せた。
「ちょっとだけ我慢してくれれば、これもあげるよ。陸(おか)から来た子にゃ珍しくないかもしれないかな」
 不覚にも、腹の虫がグキュルウと鳴った。コッペパンに焼きそばが挟んであった。たまに見たことはあったが、太りそうなので食べたことはない。母との貧乏暮らしでも、女の子として体重を気にかけるくらいのゆとりはあったのだ。けれど、今は――すごく食べたい。でも、食べ物の代償に身体をさわらせるなんて。そんなの、娼婦以下だ。でも、つぎにパン屋さんへのお使いを言いつけられたとき、売ってもらえないと。久美子の考えは、つまるところ折檻という言葉に行き当たる。
「……我慢します。でも、乱暴なことはしないでください」
 久美子はその場にじっと立って、自然と両手で顔をおおった。
 男が背後から近づく。
「これ、邪魔だな。ちょっと手をどけておくれ」
 背負い籠を下ろして、背後から久美子を抱いた。
 男の手が、さっきよりは優しく双つの乳房を揉み、乳首を指で転がした。
「あ…………」
 淫核の皮を剥くときと似たような、甘い電撃があった。乳首が固くしこってくる。ばかりでなく、淫核が紐に締めつけられた。初めての感覚に久美子は戸惑ったが――これが男と女の秘め事に関係しているらしいとは、本能的にわかった。
 男の片手が乳房からはなれて、股間に触れた。淫裂をなぞって、指を挿れてくる。
「そこは、やめてください」
 意外にも、あっさりと男は久美子から身を引いた。
「つぎは、もっとたくさんあげてもいいよ」
 男が小走りに立ち去った。
 籠を背負おうとしたら、紙袋はふたつあった。
「こんなもの……」
 焼きそばパンの袋を投げ捨てようとしたが、できなかった。食べたいからではない。食べ物を粗末にしてはいけない。といって、持ち帰ったりしたら理由をきかれる。悪戯された見返りだなんて知れたら、絶対に折檻だ。盗んだと思われても折檻。
 仕方なく、久美子は焼きそばパンを食べた。ものすごくおいしかった。
 両手で口のまわりを丹念に拭ってから、籠を背負って鬼伯母たちの住まう屋敷へ向かって歩き始めた。
 キャラメルも同じだと、あらためて気づいた。籠を持ったまま小屋へ行くのは不自然だ。伯母か花江が裏庭にいないとも限らないし。屋敷の手前にお地蔵さんがあったのを思い出した。焼きそばパンの袋でキャラメルの箱をくるんで、お地蔵さんの後ろに隠した。これなら、お供え泥棒にも見つからないだろう。
「ずいぶん遅かったね。どこで油を売ってたんだい」
 もっと早く帰っていても同じように叱られただろう。この家の者にとっては、久美子を虐めるのが面白いらしい――そんなふうに考えてしまうのだった。
 その晩はちゃんとご飯をもらえた。
「一日に三十分くらい潮目は遅れていくから、明日はもすこしゆっくりできるよ。朝ご飯を準備しといてやるから、わしが行く前に支度をすませときな」
 言葉の順序から考えると、伯母に蹴り起こされたら朝ご飯はもらえないということだろう。

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・厳しさを増す特訓
・初潮は新たな恥辱
・海女漁鑑札の代償

折檻と輪姦と
・従弟を誘惑した罰 ←
・従弟従姉は釜の味
・独りだけの娘小屋
・Y字バランスの鞭
・緊縛放置集団夜這
・娘ひとりに男三人
・不浄期間に猛勉強

学校でも屈辱
・恥辱のセーラー服
・校長室で特別授業
・海女褌で体育授業
・娘宿売春は大盛況
・仄かな官能の兆し
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭逆と諦虐と悦虐

妊娠と流産と
・妊娠中は姦り放題
・厳冬の海女漁強制
・流産と新たな種付
・若過ぎるもやい妻

遥かな後日譚
・令和に継がれた命

 歳とともに好みが変わってきたのかもしれません。
 悦虐から哭虐。
 ヒロインの設定年齢も、以前はR18前後だったのに、今ではU15。
 一方、電子出版業界の自主規制値は上昇傾向にあります。Rくらいは気にしませんが、Aもその気配が。価格改定を目論んだら、半分くらいは……でも、『未性熟処女の強制足入れ婚』14も、『縄禿初潮水揚』U13もパスしたんだから。ジョウホウガタリマセン。カイセキフノウデス。


 話を本筋に戻して。けっこう長くなりそうです。でも、年内には出版登録して、2020年2月発売は余裕です。章ごとのバランスが良ければ、前後編にわけて3月号までキープできるかも。
 どこまで続くか[月刊濠門長恭]


下記のアフィリエイトのキーワードは[ふんどし 拷問]です。筆者の趣味が如何に偏っているかの証明?

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 1:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



 細かく章分けしたのは失敗だったかなとも思ったりします。
 一場面ずつを見出にすると、細かくなりすぎます。が、まあ、このスタイルで最後まで書きましょう。失敗だと判断したら、次から元に戻すだけです。


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見習海女は裸
・鬼伯母の棲まう島
・便所も風呂も浜辺
・食事の作法も屈辱
・十五年ぶりの見習
・実核を括る色付紐
・漁師へのお披露目
・苛酷な素潜り練習

「ここらでいいだろう」
 三十分ほども漕がされてから、やっと伯母が声をかけてくれた。身体じゅうが悲鳴をあげていたし、手の平はまっ赤に腫れていた。
 他の小舟は、ずっと沖合で頭を出している岩のまわりに集まっている。あの下に魚貝類が群れているのだろう。
 伯母が、先ほどの赤い牛乳瓶を遠くへ投げた。
「お手本を見せてやる。そこの箱メガネで覗いてな」
 底辺が二十センチ四方の素通しの箱に、ガラス板が嵌められている。手に持つ水中メガネだった。
 伯母は舟べりに後ろ向きに腰掛けると、何度か深呼吸をしてから、くるんとトンボを切って海に潜った。
 箱メガネで見ていると、斜め下に向かって平泳ぎで進んでいる。その先に赤い牛乳瓶が見えた。伯母は水中に浮かんだままそれを拾ったが、すぐには上がってこない。余裕を見せつけて、海底すれすれを十メートルほどカエル足だけで泳ぎ、それから縦に反転して舟の真下まで来た。そして、海底を蹴って一気に浮かび上がる。
「ヒュウーイイイイ」
 悲鳴とも口笛とも違う、甲高い細い声が伯母の口から漏れた。太く息を吐くと喉を傷めるので、口をすぼめて細く強く吐き出す。それが自然と音になる。いわゆる磯笛だ。これが吹けないと一人前の海女とは認められない。
 伯母は舟を大きく揺らして、その反動を利用して身体を引き上げた。また遠くへ牛乳瓶を投げて。
「やってみな」
 無雑作に言う。
 久美子は船べりから身を乗り出して、片足を海に浸けようとした。ぐらりと小舟が傾いて、バシャンと投げ出された。
「きゃ……」
 小さく叫んだ口に海水が押し入って、久美子はむせた。
「なにやってんだい。深呼吸で肺に空気を溜めて――そうそう。さあ、潜りな」
 久美子は息を整えてから、頭を海に突っ込んで水を掻いた。けれど、ちっとも沈んでいかない。頭を水に突っ込んで、お尻を海面から突き出して、ジタバタもがいているだけだった。
「しょうがないねえ。いったん戻りな」
 それもひと苦労だった。舟べりにつかまって身体を引き上げるのだが、舟が傾いて振り落とされてしまう。久美子は、伯母のやり方を思い出した。体重を掛けて舟を傾けてから身体を沈め、舟べりが高く上がったところで、水を蹴りながら一気に腕を縮めた。身体が上がり、舟べりが下がる。久美子は舟底に転げ込んだ。
 伯母が海女桶の底から鎖を取り出した。
「おまえには、こっちのほうが似合いだね」
 晒し布の帯をほどかせて、腰に鎖を巻きつけた。後ろで両端を引き違えて、長い綱の先に着けてある金具で留めた。
「これでよし。ちゃんと拾うまで、引き上げてやらないからね」
 鎖は、ずしりと腰に思い。
 久美子は今度は伯母のように舟べりに腰掛けてから、トンボを切って海にはいった。背中から落ちたけれど、意に反して投げ出されたのではなかった。トンボの勢いで、自然と頭が下向きになった。
 さっきの悪戦苦闘が嘘のように、ぐんぐん沈んでいく。手足で水を掻く必要もないくらいだ。これでは、海面に向かって泳いでも浮かび上がれないかもしれない。伯母の矢継ぎ早の指示がなくなったし、海の中で裸でいるのは羞ずかしいことではない。心に生まれた隙間に、恐怖が押し入ってきた。
 それを払いのけて、久美子は海底を見通した。水に遮られて、視界はぼやけている。箱メガネで覗いていたときは舟の上からでも見えていた赤い牛乳瓶が、どこにも見つからなかった。
 海底に頭からぶつかりそうになったので両手を突っ張って、身体の上下を変えた。海面を見上げると、意外にくっきりと舟影が見えた。細い綱が緩く弓のようにたるんで、自分の腰まで伸びている。
 潜ってから、せいぜい二十秒かそこらだろうが、もう息が苦しくなってきた。一度浮上して箱メガネで、およその方角を確認しようと考えた。舟影は前が尖っているから、牛乳瓶がどこらにあるかが海底でもわかる。
 久美子は海底を蹴って、上に向かって平泳ぎを始めた。ひと掻きで身体半分くらいは進む。けれど、手足を縮めているあいだに、鎖の重みで沈んでしまう。力いっぱい泳いでも、海面はなかなか近づかない。
 じきに、胸と頭が痛くなってきた。手足に力がはいらない。そして。蹴った爪先が海底にぶつかった。
 このままでは溺れてしまう。久美子は夢中で命綱を手繰った。が、手ごたえは弱かった。まったく身体は持ち上がらない。そして、綱の端まで手繰り寄せてしまった。
 伯母の冷酷な言葉が、頭によみがえった。
「拾うまで、引き上げてやらない」
 でも、まさか――と思う。きっと箱メガネで見守ってくれているはずだ。いよいよとなったら、助けにきてくれる。けれど、見上げても舟影が揺れているだけで、伯母の姿はなかった。
 その舟影が、かすんできた。頭がガンガン痛む。ほんとうに溺れてしまう。絶望が泡になって口から漏れた。大量の泡だけが、海面に向かって浮き上がっていく。
 久美子は恐怖に駆られて海底を蹴った。が、何度水を掻いても、足が海底にぶつかった。
 ゴボゴボボッと、久美子はまた絶望を吐き出した。そのとき。グンッと腰を引っ張られた。鎖が腹に食い込んできた。
 ああ、引き上げてもらえるんだ――安堵が、久美子の意識を奪った。
 気がつくと、久美子は空気の中にいた。腕を後ろへ引っ張られて、背中をゆっくりと何度も押されている。
「ごぼほっ……」
 咳き込んだ久美子の口から、海水が吐き出された。
「まったく手間のかかる子だね。久美子じゃなくてグズ子だよ」
 伯母の鮮やかな海女ぶりを見せつけられているだけに、久美子には帰す言葉がない。
 伯母が櫓を操って舟の向きを変えて、数回漕いだ。
「獲物は舟の真下だよ」
 箱メガネで覗くと、赤い牛乳瓶に手が届きそうだった。
「さ、拾ってきな」
 久美子は、まだ喘いでいる。
「ま……待ってください。もうすこし息を調えさせてください」
「あっちを見てみな」
 百メートルなのか五百メートルなのか、久美子には見当がつかないが。海面から突き出た岩のまわりに小舟が散らばって、そのすぐ近くに白いものが浮かび上がってきて、腕を伸ばして舟に何かを落とし入れているらしい。そして、すぐにまた潜っている。
「潮目の二時間で五十回は潜るんだよ。最初から怠け癖をつけさすわけにはいかないね」
 一回に一分以上潜っているのだから、まさしく休み暇もない重労働だ。けれど、それは年季を積んだ一人前の海女の話だ。初心者が同じことをできるはずもない。しかし久美子は、言い返さなかった。またビンタをもらうだけだ。
 久美子は大急ぎで深呼吸を繰り返した。かえって頭がクラクラしてきたけれど、船べりに腰掛けた。今度は、うまくトンボを切れた。そして、ふと疑問に思った。遠くに見た海女さんは、いちいち舟に上がらずに、その場で潜っていた。たぶん、トンボを切るのは最初だけだろうと、自分で答えを出した。まさか、伯母がわざと難しい所作をさせているとは思いもしなかった。
 今度は、すぐに牛乳瓶を見つけた。それを拾うと、すぐに命綱を引いてもらえた。
「やればできるじゃないか。次は、すこし遠くへ投げるよ」
 久美子は、牛乳瓶が投げられた方角とおよその距離を、頭に刻んだ。
 船べりから手をはなすと、自然に沈んでいく。途中で頭を下にしてから、舟の向きをたしかめ、牛乳瓶の方角へ泳いだ。しかし、見当をつけていたあたりに赤い色は見えなかった。
 海面を仰ぎ見ると、舟はこちらに舳先を向けて、斜め左後ろにいる。方角に間違いはない。久美子は左右を見ながらさらに進み、横へ五メートルほどずらして引き返す。
 しまったなと、思った。たとえば、最初からわざと狙いを右にずらして進んでいたら、左だけを探せばよかった。見つからなければ、うんと左へ移動して、今度も左だけを探せば良い。つぎから、そうしよう。
 船影の真下にたどり着くまでに、息が続かなくなった。どうせ、溺れかけるまで引き上げてもらえないのなら、さっさと息を吐き出してしまおう。そうは思ったけれど、恐くてできなかった。結局、頭痛に襲われて目の前が暗くなって、こらえきれずに息を吐き出して――それでも、腰の鎖は引っ張られなかった。息を吸いたいという思いを必死に押さえ込んで、たすっを求めて舟影を見上げた。
 綱がピインと張って腰に鎖の食い込む感触で――また、久美子は気絶してしまった。
「浮かんでいる舟を目印にするから、こういうことになるんだよ」
 意識を取り戻した久美子を、伯母が叱りつけた。
「落語にもあるじゃないか。渡し船で刀を落としちまった侍が、船べりに目印をつけて、後で拾おうってやつさ」
 そこで、気づいた。前は左前方に見えていた岩が、今は真横に来ている。同じことが、久美子が潜ってから舟影を見上げるまでのあいだにも起きたのだろう。
「おまえは三十秒と息が続かないね。鑑札をもらったばかりの海女でも一分ちょっとは潜るよ。わしが現役だった頃は、三分ちかかったものさ」
 命綱を引いたのは、二回とも四十秒かっきりだったと、伯母が言う。ストップウォッチなんかなくても、ゆっくり数を数えることで、一分で二、三秒しか違わないのだそうだ。
「今日は、これまでにしといてやる。二回も水を吸い込んだからね。肺炎にでもなられたら、ますます物入りだ」
 久美子は鎖をほどかれて、見習海女の褌と伯母が称している晒布を腰に巻いた。いっそ何も身に着けないほうがましだと思うが、仕来りだと言われれば反論もできない。いや、文句を言ったところで、返事はビンタだ。
 帰路は伯母が漕いだ。久美子が三十分かかった距離を、伯母は十分で渡った。
 まっすぐ屋敷へ戻ると、伯母は久美子を残して家へはいった。
「井戸の水で潮を流しな。手桶三杯まで使わせてやるよ」

・強いられた裸生活

 髪と身体を洗って、井戸屋根の梁に掛けてあった煮しめたような手拭いを使っていると、最初に姿を見せた女中が現われた。四十歳くらいかなと、久美子はあらためて観察した。ひっつめ髪のきつい顔で、割烹着姿だった。
「あんたをお医者へ連れてくよう、申し付かったわよ。ついといで」
 久美子に背を向けて、裏木戸へ向かう。
「あの……着替えるまで待ってください」
 女中は鼻で笑った。
「あんた、海女になるんだろ。常日頃から褌一本で暮らすのが、仕来りってもんだよ」
「…………!?」
 久美子は立ちくらみに襲われて、その場に膝を突いた。ひと気のない道を歩いて、同じように(男性だけど)素裸の漁師もいる船着き場まで行くのだって、恥かしさで死んでしまいそうだった。こんな姿で街中へ引き出されるくらいなら、あの鎖を巻いてひとりで海に飛び込んでやる。
「いやです。裸で海に出るくらいが我慢します。でも、でも……」
 久美子は泣きながら訴えたが、感情が高ぶって言葉が出ない。
「京子さん、ちょっと来て」
 女中が勝手口に向かって大声で呼ばわった。ずっと若い女がすぐに出てきた。同じようなひっつめ髪で、やはり着物の上に割烹着姿だった。
「縄を持ってきて。こいつの小屋ん中にあるはずよ」
 京子と呼ばれた若い女中が、久美子にあてがわれた物置小屋から荒縄を取ってきた。
 年配の女中が、泣きじゃくっている久美子の両手を前に引いて、荒縄で手首を縛り合わせた。
「な……なんで、縛るんですか!?」
「決まってるだろ。あんたを医者へ連れてく」
 女中が縄を引っ張ったが、久美子は足を踏ん張って、動こうとしない。
「やれやれだねえ。京子さん、あなたが引っ張てちょうだいな」
 年配の女中が勝手口へ消えて、すぐに長い竹尺を持って戻ってきた。久美子の後ろにまわって、竹尺を尻に叩きつけた。
 ビシャアン!
「きゃあああっ……!」
 思わず前へ逃げる。
「京子さん、ちゃんと引っ張りなさい」
 ごめんねと小さくつぶやいてから、京子が縄を引いた。
 ビシャアン!
 ビシャアン!
 尻を叩かれるたびに、久美子は前へ前へと逃げてしまう。そうして裏木戸から引き出されて、道を歩かされた。
 いや。どれだけ叩かれようと縄を引っ張られようと、逆らって踏みとどまることは、できたかもしれない。けれど、伯母の顔が頭に浮かぶ。『樹から吊るして折檻』という、身の毛もよだつ言葉を思い出す。心をくじかれてしまう。
 このまま、縄で縛られて、お尻を叩かれて引き立てられるくらいなら――久美子は妥協してしまった。
「叩かれなくても歩きます。だから……」
 縄もほどいてくださいと、久美子は訴えた。
 これでは、まるで時代劇の引き回しだ。それはそれで――見る人は、まさかに久美子がそれに値する罪を犯したとは思わないだろう。同情してくれるだろう。けれど、船着き場での出来事を考えると。伯母の威光を恐れて、久美子の味方になってくれる人はいない。
 憐れまれるよりは、むしろ。古来からのしきたりを守って、みずから進んで裸身を晒していると思われたほうが、よほど救われるのではないだろうか。久美子は、そんなふうに自分の心を偽ってしまった。
 そえは、つまり――後年になってSMという概念が認知されるようになってからは、調教とか馴致という言葉で表される心の動きだった。
「ほんとうだね。また逆らうようだったら、女将さんに言いつけるからね。」
 その結果がどうなるかは、わかりきっている。
 久美子は手首の縄をほどかれて。すぐに両手で胸と下腹部を隠そうとしたが、その手を竹雀でピシャリと叩かれた。
「裸が見習海女の仕事着だよ。誇りを持って堂々と歩きなさい」
 久美子は唇を噛み締めて、服を着ていると同じように――も、さすがにできず。下腹部で両手を組んで、歩き始めた。こぼれる涙は、止めようがなかった。
 羞恥と屈辱とに目もくらむ思いでとぼとぼと歩きながら、さまざまな想念が久美子の脳裡をかすめた。
 伯母から聞かされた女中の名前は、花江と京子。ならば、先に立って歩いている年配の女性が花江だろう。見習のあいだは素裸なんて、封建的な戦前でも考えにくい。こんな姿で街中を歩けば、お巡りさんに逮捕されるんじゃないだろうか。
 久美子の懸念は、あっさりと覆された。
 街が近づくにつれて、人の往来も増えてきた。誰もが、驚き呆れて眺めている――ように、久美子には感じられた。けれど、相手のほうが気まずそうに視線をそらす。やはり、島一番の網元の威光は絶大なのだった。それは、駐在勤務の警察官に対してさえも同じらしい。
 港の手前にある駐在所で、久美子は呼び止められた。三十歳くらいの警官だった、
「裸で外を歩くとは……」
 そこで、後ろの花江に気づいて、そちらへ問いかける。
「これは、いったいどうしたことです」
「この子は、見習海女になったんです。一人前になるまでは裸というのが仕来りなのは、駐在さんも御存知でしょう」
 駐在は口を半開きにして花江を見詰め、久美子の裸身に目を転じてはあわててそっぽを向いたり、彼のほうが挙動不審だった。
「あれは、浜崎さんの地所内と漁のときだけに限って黙認しておるだけだ。このように公然と裸で闊歩されては……」
「裸のどこが、いけないんですか」
「公然猥褻罪になる」
「この子の裸のどこが猥褻なんですか?」
 そんなことは子供でもわかる――と、久美子は思ったのだが。
「何年か前の裁判で、下の毛が見えなければ猥褻ではないという判決がありましたわね。だからこの子には、わざわざ剃らせているんです」
 そういう目論見だったのかと、久美子は気づいた。花江の立て板に水は、伯母の入れ知恵だろう。医者は口実で、憎い妹の娘を満天下の笑いものにするのが真の目的だったと――久美子は暗然と悟った。
「いや、それは知っているが……毛よりも猥褻なものが、丸見えですよ」
 ほほほほと、花江が作り笑いをした。
「お股の割れ目は、性器ではありませんわ。女の性器は割れ目の奥に隠れています。奥様をお持ちのくせに、そんなことも御存知ないのですか」
「いや、それは詭弁というもので……」
「これは、女将さんの決められたことです」
 ぴしゃりと言い放つ花江。
「ご自分でお米も野菜も作るおつもりですか。石鹸とか歯磨き粉は、どうなさいますの?」
 網元の威光に逆らうなら村八分にすると、花江はおどしている。皆が皆、網元の支配下にあるわけではないにしても、網元配下の者が買わなければ、店はつぶれる。そして、彼らは本土へ買い出しに行ける足を持っている。
「せめて、外部の者の目には触れぬよう、それだけは、くれぐれもお願いします」
 駐在は、苦虫を噛みつぶしたような顔で、奥へ引っ込んだ。
「つまらないところで時間を取られた。いちいち説明するのも面倒ね。こっからは、わてが先に立ってやるよ」
 竹雀を襟首から着物の後ろに隠して、花江が歩き始めた。あわててついて行く久美子。後ろに目はないけれど、いつ振り返られるかわからない。久美子は、それまでと同様に、羞恥の根源を隠さないように努めた。
 桟橋に、まだ船の姿はない。苦しいことや恥ずかしいことが次々に起こったけれど、まだ朝の十時過ぎなのだ。
 桟橋に面した家並みの大半は、何らかの店になっている。八百屋に肉屋、書店、雑貨屋、薬局、一膳飯屋、自転車店……魚屋だけは見当たらない。
 全裸の久美子に声をかける者はいなかった。割烹着の婦人が浜崎家の女中だと誰もが知っているから、その背後にいる女将さんが恐いのだ。視線だけが、久美子に集中する。男たちの大半は好色な目で裸身を眺めている。それくらい感得できるくらいには、久美子も性長している。女性の目は、三つに分けられた。憐憫、侮蔑、そして敵視。敵視というのは、母の昔の所業のせいかもしれない。
 後藤医院(外科・内科・小児科・産婦人科)と掲げられた看板を通り過ぎて家並みの向こう側まで突き抜けて、右へ折れて坂道を登っていく。緩やかな段々畑の先にある農村まで引き回されて、村長に挨拶させられた。
「網元の浜崎様のお世話になる白石久美子です。自分の食べる分くらいは稼ぎたくて、海女さんになることにしました。見習のあいだは、こんなみっともない格好ですが、どうかお許しください」
 道々考えて、花江に添削された口上だった。
「いやいや。やはり島の娘さんだね。伝統を守ろうとは、殊勝な心掛けじゃわい」
 久美子のことは、あらかじめ教えられていたらしい。とっくに還暦を過ぎた老人は、久美子の乳房と股間との間に視線を往復させながら、久美子に劣らずの挨拶を返したのだった。
 別の道を下って桟橋へ引き返して、それから後藤医院へ連れて行かれた。
 裸の胸にしつこく聴診器を当てられ、乳房を触診までされた。学校の定期健診で慣れて(はいないけれど)いるから、ちょっとしつこないと感じたくらいだった。
「肺の音はきれいだから、問題は無いと思いますよ。念のために抗生物質を出しておきましょう。今日の昼と夜、念のために明日の朝のぶんまで出しておきます」
 帰り際に、窓口でもめた。
「なんだって、こんなに高いんですか。保険証が使えない? 全額負担ですって?」
 久美子は浜崎家の扶養家族になっていない。手続きが間に合わなかったのというよりも、これまでの経緯から考えると、家族に加えるつもりなんかないのだろうと、久美子は屈辱を重ねた。
「まあ、いいわよ。叱られるのは、勝手に溺れた久美子なんだから」
 溺れたくて溺れたんじゃありません――と花江に言っても始まらない。あとで、ますます伯母の勘気をこうむるだけだ。
 ボオオオオー。
「あら、もうこんな時間だわ。おまえが愚図愚図してるからよ。すみません、裏口から出させてもらいますね」
 花江は久美子を走らせた。隠していた竹尺を手に、尻を叩いて追い立てる。
「あ…………!?」
 トンッと足が地に着くたびに、久美子は股間を異様な衝撃が突き抜けるのを感じた。正確には――まだ赤い紐でくくられたままになっている、昨日までは自分でもその存在を知らなかった、小さな肉の突起が、鋭く疼く。痛いのではない。むしろ、甘美とさえいえる衝撃だった。
「もういいよ。ふつうに歩きな」
 遠くから呼ばわれて、久美子は我にかえった。和服を着ている花江が追いつけないほどの速さで駆けていたのだ。
 そのまま走り続けていたい誘惑を投げ捨てて、久美子は速度を落とした。歩くときでも意図的に足を強く踏み下ろせば、同じように甘い衝撃が生じるのだが。久美子は、そうしなかった。この観応が淫らなものだという意識は無かったけれど。ズロースを履いていたら、この突起は揺れなかっただろう。紐で括られていなかったら、刺激は受けなかっただろう。裸を強いられて、しかも恥ずかしい目印を付けられて。それで気持ち良くなるなんて、恥辱でしかなかった。
 医院で予想外の出費があったことには、伯母は何も言わなかった。
「夕方の潮目で、また海に出るよ」
 海女になると言ってしまったからには、きちんと練習をするつもりではいるが。
「学校へは、行かせてもらえないんですか」
 ビンタも覚悟で尋ねた。
「まだ転校の手続きがすんでないんだよ」
 引っ越した当日から通学できる制度になっているなど、久美子は知らない。そういうものかと納得しかけたのだが。
「言っとくけど、海女稼ぎができるようになるまでは、その恰好で暮らすんだからね。学校でも同じだよ」
「…………!」
 学校へ行かさないと言われたも同じだった。むしろ、行かされたらどうしようと、そちらが不安になってきた。
「ああ、そうそう。昼ご飯も恵んでやるけどね。食べ終わったら、小屋から出るんじゃないよ。子供たちが学校から帰って来るからね。そんなみっともない姿を見せたら、教育に良くないからね」
 街中を引き回す口実に、花江は「裸が仕事着」と言っていた。どうせ伯母の受け売りだろうが、今の言葉とは真反対だ。こちらが本音だとは、久美子にも察しはつく。

・亡母の遺骨が人質
・理不尽な折檻甘受
・折檻肌で海女特訓
・ひとりきりで買物
・初潮は新たな恥辱
折檻と輪姦と
・従弟を誘惑した罰
・従弟従姉は釜の味
・独りだけの娘小屋
・Y字バランスの鞭
・海女稼ぎの厳しさ
・娘ひとりに男三人
・不浄期間に猛勉強
学校でも屈辱
・恥辱のセーラー服
・校長室で特別授業
・海女褌で体育授業
・娘宿売春は大盛況
・仄かな官能の兆し
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭逆と諦虐と悦虐
妊娠と流産と
・妊娠中は姦り放題
・厳冬の海女漁強制
・流産と新たな種付
・若過ぎるもやい妻
遥かな後日譚-
・令和に継がれた命
後書き
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 今回は小見出2章分を丸々引用して、読者サービス。迷惑だという声は聞こえません。

「強いられた裸生活」で、ひとりでお買い物に出すつもりでしたが、溺れさせたので、やはり肺水腫とか懸念して医者へ。別に小見出しを立てました。
ブログ用
 表紙絵は今から考えていますが、「裸海女×義務教育生徒」なんて原画は、そうそうないし。ちょっと苦慮しています。上記は初期案です。背景が公園の川なので、もう一工夫します。
 もしもこの表紙絵が某方面でコンテンツガイダンスだったら、性器責めアウトだと確定します。

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Progress Report Start:未通海女哭虐~裸の昼と縄の夜



『寒中座禅(転がし)修行』の校訂に着手していないのに、次作執筆開始です。これを書きたくて座禅転がしを書き急いだのです。
これです。着想即肉付即執筆→

 今回は、目先を変えてみます。
 従来はWORDの「見出し1」だけで書いてきましたが、今作では「見出し2」も使います。
 従来の数章分をまとめて大見出しにして、それを幾つかの小見出しに分けます。
 読者側の利点としては、目的のシーンに飛びやすい。
 筆者側の利点としては、後半も小見出しをたくさん作っておけば竜頭蛇尾を防げる……かも?
 たぶん、KENPCもすこし水増しできる?


 そして。小見出しごとの内容は、細切れで筆者の頭に入っているので、きっちり書いておかなくても忘れない。まあ、この記事の読者の参考までに、括弧書きで(一部に)注釈を付けておきますけれど。

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未通海女哭逆:裸の昼と縄の夜
おぼこあまこくぎゃく
Young Virgin Shell Diver Cry for Sexual Abuse
Naked daytime and Bound nighttime


1963年(昭和38年)

浜中和子:伯母(母の実姉)5月に妊娠(判明は8月)。相手は下層漁師。別の婿が必要。
     妹だけ進学したのを根に持っている。白石を横取り(思い込んでいる)されたことが一番。
浜中勝利:白石に逃げられて急遽入り婿に。別の零細網元の次男坊。
浜中紀夫:3年生。3月生まれ(15歳)。両親から微妙に疎外されている。
浜中有子:兄と四つ違い。グズに近ずくなと厳命されている。将来は婿養子を。
浜中梢枝:和子の従妹だが若い。養護教諭。

白石久美子(グズと呼ばれる)2年生に降級。8月生まれ(14歳)。
白石洋子:母子家庭。交通事故で死亡。
白石倫夫:病弱を鍛えようと5月から島に滞在して洋子を見初める。
     妹が先に嫁ぐなど許さん。姉の和子と結婚して、網元を継げ。駆け落ち。妊娠は、その後。
川中弓枝:夫婦で移住(夫の祖父が島出身)。雑貨屋を営むも病死。5歳児の母親。
     雑貨屋を手伝っていた男は既婚なので、喪哀妻を強制された。義父が病臥。

見習海女は裸
・鬼伯母の棲まう島
・家の中は立入禁止(トイレは海の中)
・十五年ぶりの見習
・実核を括る色付紐(早朝に漁師・海女に挨拶させられる。下層漁師の若衆も全裸)
・強いられた裸生活(買い物を言いつかって、雑貨屋の女将に同情される)
・亡母の遺骨が人質(泣いていて叱られる)
・理不尽な折檻甘受(これからは頑張りますの揚げ足を取られて)
・折檻肌で海女特訓(他の海女舟に便乗。前日に撒いた色ガラスを回収)
・初潮は新たな恥辱(物置部屋から出るのを禁止)
・海女漁鑑札の代償(伯父とは血がつながっていないし)

折檻と輪姦と
・従弟を誘惑した罰(夜這いを掛けられて抵抗して)
・従弟従姉は釜の味
・独りだけの娘小屋(外から施錠。男が合鍵を借りる)
・Y字バランスの鞭(初日の夜這いを拒んだ罰)
・緊縛放置集団夜這
・海女稼ぎの厳しさ
・娘ひとりに男三人
・不浄期間に猛勉強

学校でも屈辱
・恥辱のセーラー服
・校長室で特別授業
・海女褌で体育授業
・娘宿売春は大盛況
・仄かな官能の兆し
・保健室も地獄部屋
・喪哀妻の快楽地獄
・三穴の絶頂に哭悦
・淫乱娘への灸折檻
・哭逆と諦虐と悦虐

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 こんな感じです。如何でしょうか。小見出しだけで、ある程度想像がつきませんか?
 小見出しすべてを書くのではなく、本文を書きながら取捨選択していきます。いきなり挿入(きゃああ♡)なんて事態も生じるかもしれません。これまで[硬式]ブログと『戦闘詳報』では分隊を変えていましたが、最近は混交しています。

maxresdefault.jpg
 今回のアイキャッチ画像は脳内補間(ではなく、水着を脳内滅却)してください。

※「喪哀」、「催合=もやい/もあい」からの造語です。寄合などから転じて、皆で分け合うという意味です。


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Progress Report Final:寒中座禅(転がし)修行



 Progress Report3 →

 脱稿しました。全体の3/4あたりを走って、最後の責めは、わりあいネチネチ。

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 昼食養虐をはさんで三時間の休息で、修行尼たちは最後の修行を始める心構えを調えた。体調のほうも、ほぼ万全だった。何十番も稽古をしたわけではないし、午後からの修行を考慮して、鞭撻もそれほど厳しいものではなかったのだった。
 七人がみずから望んだ修行は、それぞれの被虐願望をじゅうぶんに解き放ったものだった。
 ゆかりが抜けてハードマゾの第一人者(?)となった菜穂子の望みは、いっそう厳しい滝行を求めた。滝壺の真上にずっと逆さ吊りで放置されていたいというものだった。
 円花は胡坐縛りでの滝行を希望した。
 さまざまな修行を通じて、痛いのよりも寒いほうが苦手だと自覚するようになった蕾は、その姿を思い描いただけで鳥肌が立った。しかも、二人とも溺れる危険がある。菜穂子の望むような完全放置は難しいだろう。
 実咲は座禅板を使った二穴貫通と三点針金くびりの電気責めを望んだ。あまり激しい修行で悶絶してしまっては、いざというときに看護師として務まらないからだろう。
 野乃花は『試練の石段』を麻凛と蕾ががされたような、昔ながらの方法で何往復も(ぶっ倒れるまで)登り降りしたいと申し出ていた。後ろ手に縛られ、縄で胸をつぶされ、荒縄褌の間から引っ張り出されたクリトリスを(陽根に見立てて、それが隠れてしまわないよう)タコ糸で括られて。
 一種館前には処女だった芽美の願望は――できるだけ多くの男性に、うんと性感を開発してほしいという、ささやかだが切実なものだった。
「男は弾数がかぎられておるからの。主役はこっちになるぞ」
 直径四センチ半の長大なディルドが後門、前門にはいっそう太い電マ(もはや、この呼び方が世間一般でも大勢を占めている)で責められることになった。もちろん、外からの刺激ではなく挿入する。
 四方にハンドルのういた箱の下に大きなパッドが取り付けられた器具を、芽美が不思議そうに眺める。昭和の時代には、これこそが電気マッサージ器と呼ばれていたのだと、妙覚が説明した。
「こいつを使うと、ほんとうに腰の痛みや肩凝りが治る。まあ、当時でも不心得な使い方をしていた者はいたらしいが」
スイッチがはいると、ブウーンンと唸りながら、全体が強烈に振動を始めた。それを肩に当てられて、芽美が「ひゃっ」と叫んだ。これを二台も使って、乳房と子宮を刺激すると聞かされて、不安そうな顔になった。
「先達の二人に担当してもらう。強く押しつけたりは――多分しないから、まあ安心してよがり狂うんだね」
 麻凛が望んだ修行の内容を聞いて、蕾は心の底から驚いた。これまでの修行からのリクエストではなく――かつての菜穂子と同じように、リヤカーを膣で牽引したいという。オートバイにつながれたリヤカーを見ての着想かもしれないが。苦痛系が苦手と自称しているのだから、ずいぶんと無謀な冒険だった。
 しかし、牽引に使える『突起が装着された鉄棒』が、無かった。そこらへんの棒にディルドを縛りつけたくらいでは、牽引力に耐えられない。
 代わりに高山社長が提案したのは、股間ブロック曳きだった。股縄から伸ばした縄でコンクリートブロックや古タイヤを引きずる責めは、蕾もネットで画像を見たことがある。しかし、縄ではなく有刺鉄線というのは、恐ろし過ぎて、妄想したことすらなかった。しかも股間だけでなく、全身を有刺鉄線で縛るというのだ。
「棘は短いからね。鞭で叩き壊すよりは、ずっと早く治る。リオのカーニバルまでにはね」
 来年の二月に、リオのカーニバルに全裸(ボディペイント)で参加したいという個人ツアーがある。そのガイドというよりは同伴者が麻凛になる予定だった。
 蕾も研修を兼ねて派遣されるかもしれないが、今日の修行で肌に傷が残る懸念はなかった。一昨日の巡拝を繰り返すだけという、みんなの修行内容を聞いていて羞ずかしくなったほどの、生ぬるい修行だったのだから。
 最初に妙覚が七人全員をそれぞれに緊縛してから、釈覚と広学とともに、菜穂子と円花を滝へ引っ立てた。
 肩がはずれそうに痛む背面合掌縛りなのに、縄に抱き締められて陶然としながら、蕾は二人と三人を見送った。訥念と三人の先達が、野乃花を『試練の石段』へ追い立てる。芽美と実咲は、六人の先達に囲まれて本堂へ。奇しくも裏添乗員同士の組み合わせとなった蕾と麻凛の修行の場は、境内だ。すでに、巡拝のためのロープが張り巡らされている。二人の修行を鞭撻するのは、朴念と秀学、大学、俊学の四人だった。
 まず、麻凛が巡拝のロープに沿って歩き始めようとした。有刺鉄線の棘に股間と上半身を突き刺されながら、一歩を踏み出して。後門のあたりで有刺鉄線に巻きつけられている縄がピインと張った。
「い、痛い……」
 コンクリートブロックは二つが無雑作に縛り合わされている。そのせいで、玉砂利の上を滑れずに、掻き分けて進ませなければならない。
 ずりっとコンクリートブロックが動いて、その振動が股間の有刺鉄線を震わせる。
「ぐゔゔゔゔ……」
 顔をゆがめて、麻凛が二歩目を踏み出す。ずりりっとコンクリートブロックが玉砂利を押しのける。
 バッシイン!
 手加減無しの竹刀が、蕾の尻を襲った。
「きゃああっ……!」
 縄に酔いながら、先輩の苦闘にも感情移入しかけていたせいで、まったくの不意打ちだった。
「おまえも、さっさと進め」
 秀学が作務衣のポケットから洗濯バサミを取り出した。
「これで引っ張ってやる」
 ロープと淫裂のあいだに指を突っ込んでクリトリスを引っ張り出すと、問答無用に洗濯バサミを噛みつかせた。
「ひゃぎゃあああああっ……!」
 蕾は絶叫した。強烈の圧迫感の中から、先鋭な激痛が突き抜けていた。洗濯バサミの痛みだけではなかった。
 のがれようとする蕾を、朴念が背後から押さえ込んだ。
 乳首を狙って近づく洗濯バサミを見て、蕾は息を呑んだ。洗濯バサミの裏側に画鋲が貼り付けられていて、反対側のクチバシには小さな穴が明いている。画鋲の針は、洗濯バサミが閉じるのを妨げない。つまり、針責めも同時に行われるのだ。
 針が乳首を貫いて、さらに洗濯バサミが圧し潰す。
「くうううううううううう……うううう」
 絶叫こそしなかったが、蕾の呻き声はいつまでもやまなかった。
「そら、あんよはじょうず」
 洗濯バサミにつながれた三本のタコ糸を、秀学が両手を使い分けて引っ張る。
 バシイン!
 尻に竹刀が叩きつけられる。
「うううう……きひいい」
 よちよちと蕾が歩き始めた。しかし、ロープの中間に巻きつけられている金属タワシの手前で、立ち止まってしまった。金属タワシから細い線が向こう側の支柱に向かって斜めに伸びていた。支柱の横には、見慣れたリモコンボックスが置いてあった。
 電撃――と怯えたが、電線は金属タワシの一本きりしか見当たらない。電極が二つなければ電機は流れないはずだ。
 おそるおそる、蕾は淫裂を金属タワシにこすりつけた。
 バチチッ!
「きゃああっ……」
 股間を電撃に貫かれて、蕾は悲鳴をあげた。が、座禅板で受けた電撃に比べると、かなり弱かった。そして、座禅のときと違って、脹脛が痙攣した。
 そこで、蕾は自分たちが(滝へ行くときなどを除いて)ずっと裸足だったことを思い出した。アースというくらいだから、電気は地面を流れる。
 できるかぎり腰を引いて金属タワシから遠ざかっているが、ますます強くクリトリスと乳首を引っ張られ、尻を叩かれている。
 この前は失敗したけれど、電撃を受け続けるよりはいい。いや、電撃で脚の筋肉が痙攣したら歩けなくなるかもしれない。蕾は決心した。大きく足を踏み出して、一気に金属タワシを駆け抜けた。
「ぎゃわ゙あ゙あ゙あ゙っ……!」
 絶叫したときには、電撃が終わっていた。
 しかし、金属タワシは、まだ幾つも残っている。朴念がリモコンボックスを次の金属タワシの場所まで運んで、蕾が最初の支柱を乗り越えている間に配線をすませてしまった。
 つぎの障害物はフロートなので、これは楽々とクリアして、一歩ずつに苦しんでいる麻凛をずっと引き離した。
 幾つもの金属タワシを走り抜けて本殿前の参拝柱にたどりついたとき、蕾の股間は真っ赤に染まっていた。淫汁と混じり合っていない、純粋の血液だった。
 蕾は、恐怖に目を見開いて金属柱を見詰めていた。柱の下には小さなビニールシートが敷かれて、そのまわりはアルミホイルで囲まれている。柱を膣に加えるには、アルミホイルの上に乗らなければならない。地面のアースとは比べものにならない電撃に襲われるだろう。
 三点を強く引っ張られて、蕾は膝を震わせながらアルミホイルに乗った。朴念が金属柱を押し下げて淫裂を割り、膣に挿入してから手を放す。バネの力で膣奥を突き上げられても、電撃は無かった。もちろん、それが束の間の安逸に過ぎないと、蕾は承知している。リモコンボックスは、しゃがんだ朴念の前に置かれている。
 意を決して、蕾は腰を沈めていった。ロックが掛かるまで支柱を押し下げないと、この責めから解放されない。
 ぐうううっと内臓が押し上げられる、純粋に不快な感覚。ぎゅうんとバネがたわむ手応えならぬ膣応え。朴念は、まだリモコンボックスに手を伸ばそうとしない。
 じゅうぶんに腰を落として、カチリと膣応えがあった瞬間。
「ぎゃんっ……!!」
 蕾自身がバネ仕掛けのように跳ね上がった。まったくの不意打ちだった。電撃のスイッチは、ロックと連動していたのだ。しかも完全にロックできていなかったので、支柱は蕾の動きを追って伸びて、串刺しにしてしまった。
 全身を痙攣させながら気を失って倒れかかる蕾を、秀学と大学が抱き止めた。俊学は、麻凛を追い回している。
「そちらも、なかなかに盛況のようですな」
 三人の先達が、本堂から出てきた。
「交替しましょう。まったく、男という生き物は厄介なものじゃ。快感は一瞬で、チャージには時間がかかる」
 先達は入れ替わったが、朴念は境内に残った。芽美の修行には危険が伴わないから、先達に任せておけばよいという判断だろう。
 麻凛が今にもつんのめりそうになって、ゴールに到達した。彼女の股間も赤く染まって、太腿にも血の筋が流れている。
 朴念は蕾の淫裂を裏返して、傷の具合をたしかめた。麻凛の傷も、有刺鉄線を挟む襞をめくって調べる。
「ふたりの修行は、これまでです。広学に治療をさせましょう」
 蕾の三点から画鋲付洗濯バサミをはずし、麻凛もコンクリートブロックから解放した。が、緊縛そのものはほどかない。
 乳房を乱暴にこねくるのが心臓マッサージだとでもおもっているわけでもないだろうが、そうやって蕾を目覚めさせて。
「これから滝まで行かせる。だが、その前に」
 効き目は抜群だが刺激も抜群の傷薬を二人の股間に吹きつけて、あらためて悲鳴を絞り出す。
 草鞋を履かせてやるのも忘れない。
「うああああっ……死んじゃう! 死んじゃう、死んじゃう、死んじゃうよおおおおおお!」
 野太い絶叫が、蕾の耳に届いた。それは芽美が天国を突き抜けた咆哮だった。艶やかさなどこれっぽっちもない、原初の雄叫び――いや、雌叫びだった。
 股間の激痛に苛まれながら、蕾は芽美のことを羨ましく思った。彼女自身、そこまでの快楽へ突き抜けた経験が無かったのだ。通販で見つかれなければオークションを漁って、あの昭和レトロな激烈電気マッサージ器を手に入れようと思った。
 滝までの道のりは、境内の一周よりずっと長い。ロープはないが、傷薬スプレーの刺激が蕾の股間を燃え上がらせていた。けれど、麻凛先輩の有刺鉄線褌に比べたら、苦痛を訴えるのさえ羞ずかしい。蕾は歯を食いしばって、滝まで歩きとおした。麻凛も、後輩への意地なのか苦痛系に目覚めたのか、有刺鉄線に傷口をえぐられて、さらに血を流しながらも脱落しなかった。途中からは乳首にだけ着けられた画鋲付洗濯バサミで引っ張られたけれど。
 ――滝では、まだ修行が続いていた。流れ落ちる水で菜穂子の様子はよくわからないが、首まで川に浸けられている円花の唇は紫色を通り越して黒ずんでいた。意識が朦朧としているのか、首が垂れて顔が冷水に浸かり、そこで意識を取り戻している。
 けれど、まだ生命の危険は無いのだろう。直腸の温度を示す二台のモニターを、広学は悠然と眺めている。いや、目を離せないほどには切迫しているのかもしれない。
 蕾は不安に駆られるが、主催者の二人と医師を信頼するしか、彼女に出来ることは無いのだった。

 午後の修行が終わったとき、蕾と円花と野乃花の身体はボロボロになっていた。鉄条網で緊縛されていた円花がいちばんの満身創痍ぶりだったが、野乃花もなかなかだった。『試練の石段』の三往復目では精魂尽き果てて何度も転んでいた。付き添いの先達に抱き止められて一緒に十段ほども転落したこともあったそうだ。
「おかげで、こっちまで打ち身だらけだ」
 高山社長がぼやいたが、どこか満足そうに聞こえた。身体を張って女を助けたというのが、その理由かもしれない。
 やはり、この人に支配されよう。蕾は、あらためて心に誓った。ご主人様とかではない。けれど、雇用主と被雇用者といったビジネスライクな関係でもない。
 この人の命じるままに、新たな被虐の場に赴く。言ってみれば、高山社長はゲームマスターのようなものかもしれない。
 そんなふうに考えるのも、男に悦んで支配される女性心理の表われだろうか――とも思ってみるが、人生経験に乏しい二十一歳になったばかりの小娘には、手に余る問題だった。
========================================
293421.jpg
 男根に見立てた淫核の画像です。縄で固定しないと引っ込んでしまいます。

 強引に脱稿したのは、早く次を書きたいという欲求のせいもあったでしょう。
 実は……
 被虐願望のマゾ女を合意の上で調教 
 潜在的被虐願望の少女を初手からガンガン責めて、否応なくマゾに目覚めさせる。
 こういったパターン飽きてきて、次作はノーマル&ノンケの少女を徹底的に虐待する話です。

 ここで(↓)書いているやつです。

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Progress Report 3:寒中座禅(転がし)修業



Progress Report 2 →

 どうにも、金○の結果(『女囚永代吟味』は、5日経過してもまだレビュー中。)が気になって、鍵が進みません。筆者は東京生まれの中国(地方)育ちですが、大阪人よりもイラチな性分です。 1日おいて、また休日なので、「今日が駄目なら明日にしましょ」な気分があるのもたしかですが。

 1:登門  2:得度  3:滝行  4:祓行  5:灸行  6:総括  7:還俗
 4が終わって、本文143枚です。
 4:祓行では、午前中にこんな仕掛けのある『座禅板』で、AEDの出番も無く電撃座禅が終わって。

W電極棒

 午後からが、身体から煩悩を「叩き出す」修業です。

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 十二人の先達の中から六人が選ばれて、二人の平僧侶とともにさまざまな鞭や笞を持って、修業尼の前に立った。
 被虐の経験値を考慮して、菜穂子と円花には、一メートルほどの長さの一本鞭を手にした朴念と訥念が立った。ゆかりには、高山社長が同じく一本鞭。初めて鞭を受ける芽美には、先を丸めた短い竹の笞。
 高山社長にベルトで叩かれた経験しかない蕾には、バラ鞭だった。ただし、ソフトビニール製の遊び道具ではない。頑丈な革紐の途中にいくつも結び玉が作られていて、六十センチほどの長さがあった。初心者のサディストでも、容易に厳しいダメージを与えることができる。
「そんなん、修業にはなりません」
 ゆかりがふつうとは逆の意味で、抗議の声をあげた。
「ほんまに肌を切り裂いてください。それとも、善羅座禅会とか古武術研究会いうても、ほんまもんの鞭を使える人はおらんのですか」
 釈覚と妙覚が顔を見合わせた。
「しばし、待っておれ。他の者は、悦淫を除く七人を――祓行にそなえて、身体を暖めておいてやれ」
「飴と鞭の、飴のほうですよ」
 見物にまわっていた六人と菜穂子を担当するはずだった高山とが加わって、七人の修業尼たちを『暖め』始めた。ひとりが背後から抱き着いて(わざと体重を預けて、吊るされている手首に負担を掛けてやる残酷で親切な男もいた)、乳房を中心に身体中を撫でまわし、得物を持っている男は、柄の部分で前門を暖めてやる。
 いちばん得をしたのは竹刀で叩かれる実咲だった。ディルドに比べれば細いが、柄の部分の滑り止めはじゅうぶんにざらついている。逆に割りを食ったのは芽美だろう。三日前には処女だった彼女も、膣性感のとばくち(ヽヽヽヽ)くらいには立っている。
 すぐに二人が戻って来た。六尺褌一本の裸形が、気合を示していた。妙覚は長さが三メートルはあるブルウィップを丸めて持っていた。釈覚のほうは、いっそう凶悪な鞭。蕾に使われる予定のバラ鞭に似ているが、もっと長いし、結び玉ではなく金属の棘が植えられていた。
 それを見て、さすがのゆかりも息を呑んだ。
「こんなこともあろうかと――というやつじゃな」
 本来は時代劇で使われても不自然ではない科白だが。あれこれのアニメのマッドサイエンティストや整備技術者が口にするシーンが、どうしても頭に浮かんでしまう蕾だった。
 しかし、まさしく。ブルウィップはともかく、金属棘のバラ鞭など、本物の拷問でもない限り使われるはずのない凶器だった。
「では、祓行を始めようかの」
 あらためて、先達ひとりずつが修業尼の前に立った。ゆかりの前には、ブルウィップの妙覚。釈覚は斜め後ろへまわった。
「よろしいかな。一句に一発ですぞ」
 釈覚は鞭を払子(ほっす)のようにかまえて、お経を唱えだした。
「カンジーザイボーサッツ」
 尻上がりの語尾に合わせて、八人が鞭をふるった。
 バシイン!
 バチャッ!
 パアン!
 ビッシイイイン!
「きゃああっ……」
 悲鳴をあげたのは芽美だけだった。
 乳房全体をバラ鞭で薙ぎ払われた蕾は、半ばは意志でこらえたが、息が詰まって悲鳴を封じられたのもたしかだった。激痛が乳房全体で爆発すると同時に、結び瘤が肌をこする鋭い痛みも奔った。
「ギョージンハンニャーハラミタージッ」
 バッシインン!
 ビジュウウッ!
 二発目は、一発目よりもはっきりと痛みが強かった。
 芽美を打ち据えている英学が、後ろへまわった。それを見て、蕾の正面にいた晴学も、尻を叩く位置へ移動する。
「ショーケンゴーオンカイクウッ」
「あがっ……」
 ゆかりがひと呼吸遅れて呻いた。長いブルウィップが胴を巻いて、肌をこすりながら引き戻されるタイミングで、ついに釈覚の金属棘鞭が尻を叩いたのだ。
 ゆかりの尻は一発で鮮血に染まった。
 さらに釈覚は凶器を振りかぶり、妙覚は逆に長大な鞭を真後ろへ這わせた。
「ドーイッサイクーヤック」
 ブルウィップが地を奔って、脚の間で跳ね上がった。
「ぎゃあああっ……!」
 前門を鞭で深々と切り裂かれ、さらにこすり上げられて、ゆかりが絶叫した。
 釈覚が左手を上げて、妙覚に合図をして。
「シャーリーシイッ」
 今度は釈覚が右手を跳ね上げて、後門から前門まで、一気に薙ぎ払った。
「ぐがっ……」
 がくんと身体が崩れて、吊るしている縄が反動で揺れた。
 蕾の前の晴学も、バラ鞭を下手にかまえる。
「いやあ……お股は赦してよお」
 芽美が泣き声で訴える。
「ごく軽くだから」
 英学が気の毒そうに答えた。興味半分で野乃花に連れてこられた彼は、まだ『SMプレイ』の感覚から抜けきっていないようだった。しかし、股間打ちの構えはそのままなのだから、着々と逆調教の成果はあがっているというべきだろう。
「シキフーイークウッ」
 鞭の音と数人の悲鳴が交錯する。蕾は、股間から脳天まで突き抜ける衝撃に耐えた。
 悲鳴をこらえるべきか、素直に吐き出すべきか、蕾は迷っていた。泣き叫べば、すこしは手加減してもらえるように思う。けれど、百万円を払い休暇をやりくりしてまで参じたサディストばかりだ。かえって嗜虐の血を沸かせる結果になるかもしれない。
 だいいち。手加減してもらいたいのか、ゆかりみたいにズタボロにされたいのか、自分の気持ちがわからなかった。
 いずれにしても、そんなことを考えてしまうのは、悦虐にしても哭虐にしても、まだまだ没入はしていない――と、それもわかっている蕾だった。
 十発あたりで実咲と野乃花も悲鳴をあげ始めた。それにつられるように、蕾も泣き叫んで。黙然と修業に耐えているのは、麻凛と円花と菜穂子の三人になった。
 苦痛系は苦手だと言ってるけど、わたしなんかよりずっと耐性がある。さすがは先輩だと、感心してしまう蕾だった。先輩のようになりたい――とは、思わなかったけれど。
 その麻凛も、さらに五発ばかり股間を狙われて、クリトリスを直撃されると盛大に悲鳴をあげた。
 蕾もそうだが。一度でも叫んでしまうと歯止めが効かなくなる。
「きひいい……痛い! ひぎゃああっ……!」
 しかし、赦しを求める言葉はついに吐かなかった。
 二十発を越えたあたりで、釈覚は誦経を中断した。
「では、交替せよ」
 見学にまわっていた五人の先達に、二人の平僧侶が加わった。
 釈覚は本堂へ戻って、僧衣に着替えてきた。もはやゆかりは、乳房も尻も脇腹もギザギザの裂き傷で埋め尽くされ、血まみれになっている。
 待たされているあいだ、蕾は鞭の余韻にたゆたっていた。じんじんと火照っている肌に寒風が吹きつけて、むしろ心地良い。初心者の芽美は――さんざんに泣き喚いた子供が、半ば放心しながらすすり泣いているよな、そんな印象だった。
 もうじゅうぶんに鞭打たれたと、蕾は思う。一発一発が、高山社長のベルト鞭はずいぶんと手加減してくれていたのだと思い知るほどに強烈だった。このまま女人房へ帰してくれたら――悦虐に浸れる余地もあるのだけれど。鞭の打ち手が交替したということは、すくなくともこれまでと同じだけは責め続けられるのだろう。蕾は甘い絶望を噛み締めていた。
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むちびしばし

 悦淫こと[ゆかり]をズタボロにし過ぎました。
 八人の修業尼のうち七人は夜の座禅会を免除して、ひとりだけあっさりと気絶したおかげで肌が裂けていない芽美を16人がかりで(3人ずつ)7、8回もマワそうということになります。
 ヒロイン(蕾)視点なので、夜のしじまを破って聞こえてくる悲鳴の描写だけです。それも、たいていの場合は口もふさがれているので、男たちが交替するわずかな時間にしか、泣き叫ぶことも許されません。


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 真冬の山中には、虫の声も獣の気配も無い。寒いのを我慢して窓を開けておけば、芽美が本堂で泣き叫ぶ声がかすかに聞こえてくる。もっとも、常に口もふさがれているのだから、男たちが交替するわずかな時間にしか、悲鳴もあげられない。
「自分からなんて、できません!」
 座禅転がしに掛けてしまえば、三穴同時は困難だ。縛られているかどうかはわからないが、騎乗位を求められての拒否だろう。
 パシン、パシン。
 バシン、バシン。
 音の質感から推測すると、最初は頬へのビンタ。つぎが乳ビンタだろう。
 そこで音が聞こえなくなって。
 三十分ほども経った頃に。
「いやあっ……もう赦してえ!」
 泣き声混じりの悲鳴は、時間経過から考えて、たぶん三巡目あたりだろう。
 さらに一時間ちかくが過ぎたころから、悲鳴はよがり声になっていった。
「うああああっ……ああ、むぶう」
 口を犯される合間に絶叫しては、また突っ込まれる。それが繰り返された。
「うああああああああああああっ! 壊れちゃう壊れちゃう……壊してえええええ!」
 その絶唱がフィナーレだった。
 もっとも、アンコール(?)が繰り返されたのだろう。意識が朦朧としている蕾が女人房へ投げ込まれたのは、さらに三十分以上が経過してからだった。
 芽美は壊れた人形みたいに床に転がって。仏像のような神秘的な微笑を頬に浮かべていた。
 自分もこんな経験をするときがくるだろうかと、蕾は考えて。あるに決まっていると、断定する。このままSMツアー社に勤めて裏添乗員を続けているなら。もっと凄まじい快楽も残虐も悦虐も哭虐も恥辱も――たぶん、ふつうの女性が一生に体験する何十倍も何百倍も。
 蕾は明日の修業を心待ちにしながら、雲の中を下へ下へと落ちていくような眠りに吸い込まれていった。
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 芽美も蕾も、たいへんに幸せな展開ですねえ(でしょ?)
 ところで。書いているうちにというか、書き始めたときからわかっていましたが。似たような名前が多いですね。
 円花と野乃花、しかも花つながりで、蕾と芽美。
 マゾのツボミ(真園蕾)というのも、遊びが過ぎるような。
 筆者の中では、漠然とですが名前の字面と性格付けが関連しています。
 2019/11発売の『火竜と翔けたアクメの空』のヒロインは、アンナ・シュライバー。以前の『突撃! 戦車娘』がエルザ・シュライバー。面倒いのと面白いのとで、先に国民的アイドルにしてヒロインになったアンナに、実は祖父が従兄弟同士だったというエルザからファンレターが来るシーンで尺を稼いだりしています。


 閑話も本話も終題です。


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Progress Report 2:寒中座禅(転がし)修業



Progress Repot 1+ →

 今さらですが。書き進めるうちに難しい問題が出てきました。
 筆者の基本パターンは、「被虐願望/素質」のある少女が「不本意に虐待されて」「ついには悦虐に目覚める」というものです。
 被虐願望を自覚どころか実践までしている女性というのは、『SMツアー』が初めてじゃないでしょうか。
 『ロリマゾ』は、ヒロイン年齢が若いし、一人称なので、処女ゆえの妄想暴走で(筆者の内部では)整合性に問題が無かったのですが。
 『女囚性務所』では一般服役囚が被虐願望濃度を薄めてくれたし、『ドンキーガール』はヒロイン1人に焦点を当てていたし『海女と鮑と褌』とにも、ただの援交金好女もいましたが。
 今回はSMツアー客4人と裏添乗員2人、一般参加者2人。合計8人が筋金入りのマゾ女です。約1名だけ、妄想暴走処女も混入していますが。被虐願望濃度がK点超えです。
 書くうちに、マゾ女同士がマゾ度を競い合うような展開になってきました。
 第3章『滝行』からの抜粋です。

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「きみには、特別の修業をさせてあげよう」
 妙覚が、菜穂子の修業衣を引き剥がした。後ろ手にねじり上げて、手練の早業で縄を掛けていく。胡坐を組ませて足首を縛り、前へ倒す。
「ちょっと面白い玩具を見つけましてね」
 妙覚がたもとからフィギュアのような物を取り出した。手の平に乗るサイズで、サソリのような恰好をしている。
「幻児向けの玩具ですが、水に浸けると五倍くらいに膨れるのですよ」
 男たちに見せて。もうひとつ、蛇のフィギュアも取り出した。
「こちらは比較用です。試してみましたがね。いったん膨張してしまうと、軽く握ったくらいでは吸収した水を絞り出せません」
 上向きに晒されている菜穂子の股間をゴム長靴の爪先でつついたり、靴底で踏みにじる。
「ひどい……それを、わたしの中に挿れるんですね」
 菜穂子の口調からは、非難ではなく被虐への期待が聞き取れた。
「最初から圧力をかけていれば、そこまでは膨張しないと思う。実験はしていないがね」
 じゅうぶんに潤った淫穴に、妙覚がサソリのフィギュアをねじ込む。あふれた淫汁を指で掬って後穴になすりつけて、こちらにはアナルディルドを押し込んだ。長いコードが延びて、家庭用血圧計みたいなディスプレイにつながっている。上段の数字は107、下段は38.2。
 座禅転がしに掛けたまま、股縄も施す。フィギュアが抜け落ちないように尻尾を両側から挟んだが、それほど厳しく締め付けなかったのは、膨張を妨げないためだろう。
「お手数ですが、こいつ水に沈めてください」
 菜穂子は両側から抱え上げられて、善学と遊学、二十代の二人の手で川へ運ばれた。ゴム長靴が水没しないぎりぎりの深さまで運ばれて、滝壺に向かって放り投げられた。
 大きな水しぶきがあがって、菜穂子の全身が水中に没した。
 釈覚が水中から引き起こして、そこに、これも褌一本の姿になった妙覚が加わる。修業壇の水中に没しているあたりに植えられているフックからロープを伸ばして、水に流されないように菜穂子をつなぎ留め、首縄の長さを調節して、喉まで水に浸かる角度に固定した。
「なんじは、皆の滝行が終わるまで、そこで座禅を組んでおれ」
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 菜穂子は第1話「ドンキーガール』のデブス大年増です。ポニー牧場で使役ロバとして重労働に明け暮れ、栄養バランスのとれた「餌」のおかげもあって、ウエストのくびれも形成されて、ぽっちゃり系の熟女グラマーにまで変身しています。本作品でも、修業尼としてだけでなく、使役奴隷/下女としてこき使われることを本人が希望した――という設定です。

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 釈覚に向かって金切り声で叫んだ。
「あなたたちも滝に打たれてみなさいよ。女王様だって、限界を身体で学ぶために、最初はマゾ嬢で修業するんだから」
 わざわざサディストを挑発するような言い方をしている――と蕾が思ったのは、間違っていないだろう。円花は女囚性務所でも敢えて反抗的な態度をとって、懲罰を受けていた。
 釈覚と妙覚が、顔を見合わせた。困ったり怒ったりしている表情ではなかった。
「よかろう。なんじの修業は免除してやろう」
 言い分が通ってしまって、円花がぽかんとした。のは、一瞬。
「なんじには、師に逆らった懲罰を与えることにする。おい」
 朴念と訥念が、円花を焚火の前から引きずり出そうとする。
「厭だっ……!」
 正面に立った朴念の股間を、円花が蹴り上げた――が、弱々しい反撃は腕でブロックされた。
「懲罰の追加じゃな」
 力ずくでひざまずかされ毛布を剥ぎ取られた円花の背後に、妙覚が縄を手にして近づいた。菜穂子を縛ったと同じ荒縄だった。
「厭だ、縛らないで……やめて……くううん」
 妙覚の手練で、拒絶の声がじんわりと蕩けていく。
 あの人の縄に陥落しないマゾ女性なんて、いないのではないだろうか――と、蕾は思う。『試練の石段』を登るときに縛られた感触を思い出すだけで、腰の奥がじんわりと熱くなってくる。
 観念したのか縄に酔っているのか、円花は妙覚に引かれて素直に川へ足を踏み入れた。
「ううう……冷たい」
 その声までも、どこか艶めいていた。
「なんじらも、とくと入水せよ」
 釈覚は、ニュウスイではなくジュスイと言った。古風な言葉づかいにこだわっている男だ。水責めで逝けるくらいのマゾになれという意味だと、蕾は解釈した。
 修業壇に向かって水中を歩きながら、目の端に動きを感じて、そちらを見上げた。滝の左側から太い松の枝が伸びている。そこに朴念がとりついていた。妙覚が緊縛に使ったのよりも太い荒縄を二重にして、枝に巻いている。
 たいがいはペアで行動している相方の姿を求めてあたりを見回すと。対岸の松によじ登っていた。同じ荒縄を、こちらは幹に巻いて、端を滝壺へ投げ落とした。
 妙覚と釈覚が、円花を右の修業壇に押し上げた。妙覚が先に上がって。両側の松から垂れている荒縄を、足を投げ出す形に座らせた円花の左右の足首に何重にも巻き付けた。
 準備が整うと、釈覚も上がってくる。二人掛かりで円花の裸身を持ち上げて。
「いくぞ――せえのお」
 掛け声とともに、壇上の二人が円花を押し上げ、樹上の二人が縄を引っ張る。
「え……きゃああああああああっ!」
 開脚して逆さ吊りにされる円花。
 縄の張りが調節されて、円花の裸身は左右の修業壇の中間にきた。落下する水が股間を直撃する。
「ひいいいいい……痛いっ、ぶはああっ」
 水を吸い込んで口を閉じたが、水流は容赦なく鼻の穴から押し入ってくる。円花は咳き込みながら頭を左右に振り、もたげたりのけぞったり。窒息しないくらいには息ができているようだった。
「さあ。なんじらも修業を始めよ」
 蕾とゆかりが、左右に分かれてコンクリートの台座によじ上った。
「お願いがあります」
 ゆかりが坊主頭に向かって、声を張り上げた。
「あれでは円花……花淫さんが溺れてしまいます。お慈悲を掛けてやってください」
 釈覚に合わせて、古風な言葉づかいになっている。
「身分をわきまえぬ申し状じゃな。なんじも懲罰を受けたいか」
 ゆかりの返事は、蕾の予想もしていなかったものだっか。
「はい。うちも花淫さんと同じように――向かい合わせにして吊るしてくださ。そしたら、顔に掛かる水が減ります」
 スキンヘッドを志願したくらいだ。円花さんを思いやってというよりは、自分も同じように責められたいのだろうと、蕾は判断した。わたしも志願しなくちゃいけないかな――ちらっと考えたが、やめておいた。ふたりはじゅうぶんに被虐の道へ踏み込んでいるから、ガイドとして導いてあげる必要はない。それに、三人では向かい合わせに吊るせないから、かえって顔に水が掛かりそう。というのは、ほとんど言い訳だったが。
 いったん円花が下ろされて、あらためて二人一緒に縛り合わされた。
「ごめんなさいね」
「ええんよ。一緒にうんと厳しく罰してもろおうやん」
 水音に混じって聞こえてくる会話に、蕾まで腰が疼いてしまった。
 二人がY字型に吊り上げられて。その横で蕾が――二人に負けないくらいに開脚して、これは懲罰をうけるかなと、半分怯えて半分期待して。印を結ぶ代わりに両手で乳房を揉みしだいた。
「南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」
 宗派が違うと分かっていて、わざと念仏を唱えてみた。
 わたしって、自分で思ってるよりも被虐願望が強いのかな。そんなことを考えているうちに、蕾の二度目の滝行は終わった。
========================================

 円花は、本文中にあるように頭抜けたハードマゾです。
 責めの内容は、いまのところPLOT通りですが。
 真園蕾の独白/心理描写が、予定外に増えています。
 彼女は、ハードのマゾの素質はじゅうぶんでも、本格的な調教を受けたのは、SMツアー社入社半年後に裏社員への配転適性試験を高山社長(アシスタント:西川麻凛)から受けた1回(数回にしようか?)きりです。
 筋金入りのマゾのお姉様方(彼女は20歳。年下は妄想暴走処女の芽美ひとりだけ)の薫陶を受けて一人前のドマゾに性長していくという、ビルドゥングス・ロマンになりそうな予感です。いや、ロマンでなくて弄瞞ですね。

 

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Progress Report 1+:寒中座禅(転がし)修業



中断前のレポート→

 紆余曲折して閑話休題で。結局、書き直しです。
 「座禅」は通俗表記で「坐禅」が正しいのだそうですが、だからこそ、タイトルは「座禅」にしましょう。

 最初から書き直しています。
 ここでは抑えて、だんだん盛り上げて――とか、計算しないでもないですが。それでは、書いていてつまらない。売れ筋(NTRとか催眠とか)無視して、書きたいものを書くという本道(?)に立ち返って。
 すると、過去作と同じシーンになったりします。というか、過去作と強引に連携させてしまったり。

 書き直しの冒頭部です。


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「ここは、かつて、女人禁制の修験場であった」
 釈覚が奇妙なことを言いだした――と思った者は、ひとりもいない。SOSツアー客も予備知識を教えられていたし、二組のカップルも古武術研究会の会員だった。
「この石段を上がろうと試みる女は――」
 急角度に立ち上がった石段を釈覚が振り返った。一段ずつの高さが五十センチほどもある。駅など公共の場の階段なら、三段飛ばしにも相当する。
「縄で胸をつぶし、股間に疑似陽根を作らねばならなかった」
 疑似陽根がWディルドを意味するのなら、ツアー参加者の君島芽美には途方もない試練になると、蕾は懸念した。彼女は、まだ在校中の処女なのだ。
「さすがに、女性の人権も多少は配慮されるようになってきた昨今では、そんな無茶も要求できん。俗世の穢れさえ落とせば、それで善しとしておる」
 麻凛と蕾を含めてSOSの六人は、釈覚の言葉の意味がわからなかった。全裸で座禅をさせられて、姿勢を正すという名目で緊縛されて座禅転がしにかけられて、野外でも修業させられるとしか教えられていなかった。あとは、現地での(マゾ女性にとっては)お愉しみということだ。
 カップルで参加している二人の女性が、それぞれに服を脱ぎ始めた。三十路前後のぽっちゃりした女性は、目の前に居並ぶ男たちに正面を向けたまま、ゆっくりと。二十代半ばのスリムなショートボブは、パートナーに向き直ってから、テキパキを超える早さで。
「なにをしておる。なんじらも、俗世の穢れを落とすのだ」
 釈覚に叱られて、蕾はいそいでコートを脱いだ。股下ゼロcmのミニワンピを寒風が吹き抜けて、パンストなんて野暮なものは穿いていない生足に鳥肌が立った。
「覚悟を決めましょう」
 麻凛にうながされて、SOSの四人も脱ぎ始めた。
 そうか。常に顧客のことを考えなければいけないんだ――と、そこに気づくだけの余裕は、まだ蕾には残されている。短大を卒業して就職したばかりの蕾には、自分の被虐を悦虐に変えるのが、やっとだった。今の麻凛と同じ歳になる三年後には、先輩に追い付いているだろうか。いや、こんな『仕事』をそんなに長く続ける自信すら無かった。
 蕾と麻凛は気合のはいった露出服を着ているが、四人はまちまちだった。
 図抜けて最年長の木島菜穂子は地味なパンツルックで、防寒対策もじゅうぶんだったが――ショーツを落とすと、見物している男性陣がどよめいた。
「あれ、タトゥか。ずいぶん目立つな」
「いや、焼き印じゃないのか?」
 菜穂子の下腹部には、SLAVEの文字が刻まれていた。文字を囲んで、ショーツでぎりぎり隠れる大きさの逆三角形。薄赤い線刻が、はっきりと盛り上がっている。この夏にポニーガール牧場で使役ロバとして酷使され、最後の日に本人の希望で刻まれた焼き印だった。
 個別企画のツアーで女囚性務所に服役していた林円花は、ごくふつうに膝上十センチのツーピースだったが、その下にはなにも着けていなかった。
 SOSに初めて参加した二十五歳の小室ゆかりは、蕾以上に大胆なコスチュームだった。膝丈のファーコートの下は素裸だったのだから。
 最年少の君島芽美へのどよめきが、じつはいちばん大きかった。なにしろ、コートの下から現われたのはセーラー服だったのだから。しかも、ほかの女性たちが全裸になっても、ようやくスカートを脱いだところだった。男たちの視線を一身に集めて、芽美は指先を震わせながら、それでもためらったり羞ずかしがったりは、内心はともかく素振りには表わさずに脱衣を終えた。
「ふむ……」
 身をこごめて両手で自分を抱いて寒さに震えている八人の女性たちを、釈覚が見回して、ことに蕾と麻凛に目を留めた。
 この二人がガイド役として、みずから率先して被虐に身を晒す立場にあると、主催者側は知っている。
「どうじゃ。なんじらは、古法に則った試練を受けてみるか?」
 いくらツアーコンダクターでも、そこまで『お手本』を示す気にはなれない。グルメツアーだって、添乗員やガイドは別室で質素な食事ですますことも多い。
「お願いします」
 それなのに、麻凛は躊躇しなかった。となると、蕾としても志願せざるをえない。
「よい覚悟じゃ。では妙覚殿、お願い致す」
 マイクロバスの運転をしていた男が、縄束を手にして麻凛の後ろに立った。釈覚と同年代で、髪を凍頂で短いポニーテールのように結っている。
 妙覚と呼ばれた男が、麻凛の両手を後ろにねじ上げて、手首を縛った。
「手を縛るんですか?」
 縄は乳房をつぶすためのものだと思っていた蕾は、予想外の展開に驚いた。
「縄を掛けるときに手首を縛るのは、緊縛の常識だ」
 たしか、高山社長もそんなことを言っていた。緊縛の第一の目的は、相手の自由を奪うことだ。そのうえで、苦痛を与えたり見栄えをよくするための縄を存分に掛ける。手が自由なままで拮抗縛りなど、本末転倒だ。それは、蕾にも納得できる理屈というか、緊縛の美学だった。けれど、今は乳房をつぶすことだけが目的のはずだ。
 もちろん、蕾も麻凛も抗議はしない。なにかと口実をもうけて女性を甚振るのが、サディストの常套手段であり、マゾ女性としても、そのほうが受け容れやすい。
「さあ、プレイを始めよう。縛るよ」
 では、まさしくプレイでしかない。そんなものを、SOSの参加客は求めていない。
 妙覚は、あっというまに麻凛を高手小手に縛り、上下の胸縄で乳房を絞り出しておいてから、縦横に縄をめぐらせて、乳房をつぶした――というか、ボンレスハムのようにしてしまった。
「くうううう……苦しい」
 呻く麻凛の声には、すでに悦虐の恍惚がひそんでいる。
 麻凛の腰に縄が巻かれた。上体を縛った麻縄ではなく、毛羽立った荒縄だった。蕾が予想したとおりに、二重にした荒縄で大きな結び玉が作られて、麻凛の股間に埋め込まれた。
「きひいいいい……」
 股間に通された縄を後ろへ引き上げられて、食いしばった歯のあいだから悲鳴が漏れる。しかしそこにも、陶酔が紛れていた。
「あの……ペニスは作らないのですか?」
 釈覚は疑似陽根と言っていた。
「これが睾丸に相当する」
 股間を深く割っている結び玉を妙覚が揺すって、麻凛を呻かせた。
「陽根は睾丸の上にある」
 妙覚は縦縄を左右に割って、クリトリスを摘まみ出した。すでに尖っている小さな器官の包皮を剥けば、ミニサイズの亀頭に見えないこともない。それをタコ糸で縛って引き伸ばし、根元を二本の荒縄で挟みつけた。最後に、クリトリスを縛ったタコ糸で荒縄を巻いて、引っ込まないようにした。
「生身の女体から男根を引き出す秘術は、古武術研究会百年の伝統だ」
 妙覚が蕾を振り返った。
「さて、つぎはきみの番だよ」
 被虐の場でサディストから『きみ』と呼ばれることに、蕾は軽い違和感を覚えた。釈覚の時代劇めいた物言いは、おなじ違和感でも修業の場にふさわしい気もするのだが。
 両手を背中に高くねじ上げられて、手首を十文字に縄が巻いた。
(え……!?)
 きつく締めつけられているのに痛くなかった。胸縄も同様だった。息が苦しいほど締め付けられ、乳房を上下から縊り出されて、それが心地良かった。
「あう……くうううう……」
 麻凛と同じに、快感混じりの声が自然と口から洩れた。
 古武術研究会というのが、実は捕縄術と拷問術に特化していると、これも高山社長からのブリーフィングだが。たしかに、社長とは比べものにならない手際の鮮やかさだった。まるで縄に抱き締められているようだった。
 しかし、縦縄には蕩けている余地などなかった。結び玉に淫裂を割り開かれ、粘膜を荒々しくこすられて、びくんっと反射的に腰を引いた。赤く焼けた無数の針を突き立てられたとでも形容したくなる激痛だった。
 逃げた腰は、縦縄をつかんで引き戻された。
「痛い……すこしでいいから、緩めてください」
「甘ったれるんじゃないわよ」
 蕾は麻凛先輩に叱られた。
「クリちゃんを縛られたら、こんなものじゃすまないんだから」
「……ごめんなさい」
 内勤のときに優しく(ふつうの事務仕事を)指導してくれたときとは、まるで雰囲気が違っていた。もちろん、ふたり一緒にこういう『仕事』をするのは、これが初めてだったが。
 クリトリスを縄の間から引き出されて包皮を剥かれて。乱暴に扱湧荒れても、そこまではマゾヒスティックな快感のあったのだけれど。本物の陽根なら雁首にあたるくびれた部分をタコ糸で括られると、痛みと快感とが拮抗して腰の奥まで沁み込んできたのだけれど。
 タコ糸がクリトリスの上下で縦縄を結束すると、また灼熱した針で貫かれる激痛が甦った。
「そこに縦一列で並べ」
 そのわずかな移動が、蕾にとっては生まれて初めての試練だった。
「く、くううううう……」
 わずかに足を動かしただけで、敏感な粘膜が荒縄にしごかれる。こんな状態では、段差の大きな石段を登るどころか、平地を歩くのさえ拷問に等しかった。小刻みなすり足で動いて、蕾は列の最後尾にならばされた。
 麻凛が先頭に立たされて、その左右に二人の男が並んだ。男の腰にトラロープが巻かれて、二メートルほど伸ばして結び玉を作ってから、麻凛の腰に巻き付けられる。緩く二回巻いてから後ろで結び玉が作られて、一メートル半ほど空けて、麻凛の後ろに立つ菜穂子も同じようにつながれた。
 誰かが転んだときに転落を防ぐ命綱だと、蕾も理解した。
 添乗員ふたりが前後に配されて中の六人は――木島菜穂子、畑田美咲、島野乃花、小室ゆかり、林円花、君島芽美。歳の順に並ばされていた。
「では『試練の石段』に挑んでもらおう。どんなことがあっても落伍などさせぬから、そのつもりでおれ」
 ジャララン、バシンッ!
「きゃあっ……痛いっ!」
 不意に尻を叩かれて、蕾が悲鳴をあげた。振り返ると、浅黄色の僧衣をまとった若い男が、先端に金属環の装飾(?)を施した杖を手にしていた。
「このように、まさしく鞭撻してやる」
 同じ姿をしたもう一人が、列の横に立った。同じように、杖を持っている。
「さあ、前へ進め」
「あの……荷物は持たなくていいんですか?」
 木島菜穂子が尋ねた。何百キログラムもあるリヤカーを膣だけで牽引していた彼女なら、スーツケースを持って石段を上がるくらい、苦にもならない――すくなくとも本人は、そう思っているのだろう。
「まとめて運んでやる」
 釈覚が駐車場の隅を指差した。
 駐車場には蕾たちが乗ってきたマイクロバスのほかに、他県ナンバーの自家用車が二台と、地元ナンバーの軽トラックがあった。そして釈覚の指差した先には、オートバイに牽引された細長いリヤカー。その荷箱に、全員の荷物が積み込まれていた。
 五泊六日とはいえ、替え上着も下着もメーク用品も不要なのだから、女性たちは小さなスーツケースがひとつだけという身軽さだった。むしろ、二人の荷物のほうが大きく、畑田美咲のパートナーだか御主人様だかにいたっては、スーツケースのほかに大型のトランクまで持ち込んでいた。どうせ中身は自前の縄とか鞭とかがぎっしりなんだろうと、蕾は想像した。
 麻凛と蕾を緊縛した妙覚が、駐車場奥の、一見しただけではそれとわからない出入口を開けて、オートバイで(ゆっくりと)走り去った。防寒作務衣を着た男のひとりが、出入口を閉めると、そこはどう見ても、ただの鉄柵でしかなくなった。
 ふたたび釈覚にうながされて、麻凛が石段に向かう。麻凛は前に並んだ二人の男に引っ張られる形で、いやおうなく――小さな歩幅でちょこまかとついていく。
「く、くうう……」
 呻きながら大きく足を上げて、最初の一段を上がった。そこで両足をそろえてから、つぎの一段に挑む。
 後ろの女性たちは、背を丸めた姿勢で両手で胸を抱きながら、こちらは苦も無く五十センチ以上の段差を踏み上がっていく。
 そして、蕾も石段に直面した。
 ぐっと足を上げると、股間に灼熱が奔った。クリトリスに突き立った毛羽が、粘膜を引っ掻く。
「ぎいいいい……」
 脳天まで激痛が突き抜けて、目の前がかすみ、ふらあっと後ろへ倒れかかった――のを、横についていた作務衣姿の男が抱きとめてれた。
 ジャラン、バシンッ!
 杖で尻を叩かれて、おもわず腰を前へ逃げて、そうするとクリトリスにいっそうの激痛が奔った。
 蕾が見上げると、麻凛はゆっくりとだが、一段ずつ踏みしめて登り続けている。苦痛系が苦手だと言っていたけど、それならわたしは超絶に苦手だ――そんなふうに思った。
 が、立ち止まっていることは許されない。腰に巻かれたトラロープがぴいんと張って。すぐ前にいる君島芽美が立ち止まって、心配そうに振り返った。
 添乗員が顧客に迷惑をかけるなんて、あってはならないことだと自分を励まして、蕾は激痛に呻きながら、つぎの一段を上がった。
「くうう……ふう……くうう……」
 一段上がっては両足をそろえて一息ついて、それから次の段を上がる。
「きひいいい……痛い痛い痛い」
 麻凛の艶めいた悲鳴が聞こえた。蕾にとっては快感の余地などない女性器への激烈な刺激にも、麻凛は悦虐を味わっている。
 石段に目を落として、一段また一段と、蕾は登っていった。五十センチ以上の段差を乗り越えるために足を大きく上げると、結び玉がこねくられ毛羽がクリトリスを突き刺して、激痛が脳天まで突き抜ける。踏ん張って身体を引き上げるときも、脚の動きが縦縄を引っ張る。
 じきに、蕾は呻き声をあげなくなっていた。繰り返される劇痛に、神経が麻痺したような感じだった。と同時に。頭の奥がじいんと痺れてきた。自分が自分でないような、かといって別の視点から自分を観察している離人感とも違う――不思議な感覚だった。性的な快感は伴っていないが、この状態がずっと続いてもかまわない気分になっていた。
「よおし。みな『試練の石段』を登りきったな。得度を許すぞ」
 釈覚の大声で、蕾は我に還った。山の中腹を切り拓いたにしては広い境内に立っていた。
 ほんとうに凄まじい試練だった――と自分を褒めかけて、ほんとうの修業(被虐)は、これから始まるのだと思い出した。恐れおののいたのでは、ない。その証拠に――クリトリスがいっそう凝って、タコ糸が食い込む痛みが、もはや快感になりかけていた。
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 この『善羅参禅会』を主宰しているのは「古武術研究会」ですが、この会は明治末期から連綿とではなく断続的に続いているのです。同じく、古武術研究会が、この寺(物語の最後まで無名でしょう)を舞台に百年の昔に繰り広げた少女虐待絵巻もご紹介しときます。
『大正弄瞞~義理の伯父と継母と異母兄に淫虐三穴調教される箱入り娘』の終局近い章です。


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 山伏姿の中年男が二人とジャンパーを着た若い男とが、佐江たちを迎えに来ていた。
彼らに案内されて山道を一時間も歩くと、注連縄で結界の張られた場所に着いた。
「ここで素裸になって、足元も履き替えてもらおう」
 それが佐江だけに向けられた言葉だと、すぐ理解した。
(どうせ、こんなことだと思っていた……)
 また、見知らぬ男たちに辱められる。でも、お腹の赤ちゃん、ほんとうにどうするつもりなんだろう?
 コートのボタンをはずすと、全身が寒気に晒された。たちまち鳥肌が立つ。脱いだ服は本郷に取り上げられた。通学にも使う革靴を脱いで、山伏に教わりながら草鞋に履き替えた。
「本来ならば、この先は女人立入禁制の場である。せめて、形だけでも男性に作ってもらおう」
 山伏が荒縄を取り出しても、佐江は驚かなかった。胴に縄を巻かれて、息が苦しくなるほど乳房をつぶされた。縄は四重に巻かれて、乳首がそのあいだに挟まれた。寒さと毛羽のせいで、痛いほどに乳首が勃起した。胴を厳しく縛されながら両手は自由というのが、佐江にはひどく不自然に感じられた。
 山伏は荒縄を二重に折って、佐江の腰に巻きつけた。佐江はじっとしている。山伏の意図を察して、軽く脚を開いた。
「ふむ、馴れたものだな」
 山伏はへその下で結び留めると、まだ長い縄の途中に大きな結び玉を作った。
 佐江は両手で股間をくつろげて、花弁を左右に分けた。変な形に圧迫されると、内側の粘膜を刺激されるよりつらい。
 結び玉が股間に埋められて、縄が尻の谷間を引き上げられる。
「これが金玉の代わりじゃ。そして、これが――」
 山伏は、二本の荒縄のあいだから淫核を引き出した。縄に圧迫されて、自然と実核が突出する。荒縄の上下を凧糸で引き結ばれると、毛羽が粘膜に突き刺さってくる。
「くう、うん……」
 佐江は、初めて声を出した。最初からなまめかしかった。
「これが、魔羅の代わりじゃ。なかなか立派な魔羅じゃな」
「名前からして、『りっぱなサネ』ですからね」
 本郷の言葉に、佐江を除く全員が声をあげて嗤った。
「では、お嬢さん――ではなく、下女でしたな。下女一匹、たしかにお預かりしますぞ」
「厳しく仕込んでやってください」
 こうして、初めての土地で初対面の男たちに陵辱される一週間が始まったのだった。
 歩き始めて、佐江は股間の刺激の鋭さに困惑した。結び玉の圧迫には馴れていたが、荒縄の毛羽先に刺されながら歩くのは初めての感覚だった。脚の動きで花弁も毛羽に刺されたまま前後にこねくられる。ふつうの女だったら、その鋭い痛みに悲鳴をあげていただろうが――佐江にとっては受容の限界に収まるどころか、くすぐったさが混じり、実核への同じような刺激が重なって、蜜を結び玉に吸い込ませているのだった。
 山道をさらに登ると、周囲は白一色になった。佐江は寒さに震えながら歩いた。せめて両腕で身体を抱いてすこしでも寒さをしのぎたかったが、後ろを歩く男に錫杖で尻を打たれた。
「姿勢が悪い!」
 小さな鉄の輪が幾つもついた頭部は、鞭や棒とは違う痛さがあった。
 山伏が佐江の手を縛らず、身体を抱くことも禁じたのには、まっとうな理由があった。山伏の履く一本歯の高下駄は、歯を支点にして前か後ろを地に着け、斜面でもまっすぐに立てる。雪道でも滑りにくく、歯の間に雪が詰まることもない。けれど草鞋を履かされた佐江は、何度も足を滑らせた。とっさに手をつける体勢でなかったら、怪我をしていただろう。
 注連縄からさらに三十分ほど歩くと、見上げる首が痛くなるほどの階段で道が終わっていた。
「これを試練の石段という。女子供や、男でも身体の弱い者は登れぬ」
 山伏の言葉には説得力があった。石段のひとつひとつが、並の階段の三、四段分はあった。
「僕のすぐ後ろについて来なさい」
 ジャンパー姿の青年が先に立った。よっこらしょという掛け声とともに足を高く上げて、最初の段を上がった。青年は高下駄でも草鞋でもない、靴底の凹凸が大きな頑丈そうな靴を履いていた。これなら足を滑らしそうもない。
(ずるいな……)
 羨みながら、佐江は最初の段に右足を掛けた。グリンと結び玉が食い込んで、毛羽先が小淫唇の裏側を引っ掻いた。
「あ……ん」
 佐江は苦痛と快感とに同時に襲われて、足を引っ込めて腰を引いた。
「さっさと上れ」
 ジャランと鉄環が鳴って、バシンと尻に叩きつけられた。
「ひいっ……」
 佐江はもういちど試みて、身体を引き上げた勢いで左足を二段目に乗せた。最初に倍する足の動きで、苦痛と快感も倍増した。
「はあ……ん」
「そこで足場を固めてから、つぎの段にかかれ」
 佐江の後ろから登る山伏に教わった。けれど三段目で両足をそろえたら、錫杖で今度は太腿を叩かれた。
「子供みたいな上り方はするな」
 佐江は右足を上げて四段目を踏み、足首を左右にひねって雪を払ってから身体を引き上げて左足を五段目に乗せた。そこで、また雪を払う。
 白い息を吐きながら一段ずつ上るうちに、佐江は陶然としてきた。苦痛は依然として股間を苛んでいた。けれど快感は、それが薄れる前につぎの快感が積み重なっていく。錫杖で叩かれて仕方なくではなく――佐江はみずから望んで石段を上り続けた。
 ほとんど忘我の境で……足を滑らせた。横倒しになりながら、フワッと身体が浮いた。
「きゃああっ……!!」
 これまでに上ってきた高さが、佐江の脳裡をかすめた。転げ落ちたら大怪我、運が悪ければ死ぬ。
 ドン……背中が硬い物に突き当たり、軟らかく支えられた。山伏が二人とも佐江の後ろから上ったのには、こういう理由があったのだ。
「あ、ありがとうございます」
 山伏の腕に支えられながら、佐江は感謝の言葉を述べた。
「苦行を続けると、自我というものが消えて天地の心理に開眼する。早くもその一端に達するとは、良い素質を持っておるな」
 真面目くさった顔だが、山伏がからかっているのは間違いなかった。佐江の実核を指の腹で転がしながら喋っているのだから。さっさと上れと――佐江の身体をまっすぐ立たせてから、掌でポンと尻を叩いた。
 理性を保つために頭の中でAからZまでの英単語を順番に思い出しながら、股間の刺激はできるだけ意識から締め出して、佐江は残りの石段を上りきった。平らな地面を両足で踏みしめると同時に、佐江はクタッと腰を抜かした。
 山伏のひとりが佐江を立たせて、縄をほどきにかかった。
「女人禁制ではなかったのですか?」
 皮肉を言ってやったが、屁理屈で返された。
「試練の石段を上りきったのだから、おまえの修験場入りは神仏から認められたのだ」
 乳房の縄をほどいてから、山伏がニヤリと嗤った。
「しかし、おまえが気にするのなら、魔羅と金玉は残しておいてやろう」
(こういうのを、墓穴を掘るっていうんだわ)
 佐江は後悔したが、すぐに思いなおした。
(でも、少しでも隠しているほうが、ましかな?)
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 同工異曲どころか、クリソツです。
 同じ作者が同じ妄想に駆られて書いているのですから、当然ですね。
 しかし。あの作品とこの作品。いろいろ絡み合わせられるのも、50本も書いてきた積み重ねでしょうか。
 新天地。未開拓の処女地――も、まだまだ視野に入れていますけれど。


SM(JAPAN)正統座禅転がし

 ふううう。久しぶりに書いた「進捗状況報告」でした。
 しかし。
 得度式(剃毛)とか、中二病的妄想に駆られて参加した処女の「修業の妨げになる障壁」を破るエピソードとか。
 70枚を超えて、まだ座禅を一回も組んでいないのです。
 まあ、座禅の前に滝行(寒中水責め)が始まったりしますけど。


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Progress Report 1: 寒中坐禅(転がし)修業



 盆休み明けに着手して、一週間で(人物紹介とかは除いて)実質45枚。スローペースです。
 とはいえ、今年に入って完成原稿は3100枚ほどです。大昔にSFを書いていた頃は、年に200~300枚とかでしたから、フルタイム・サラリーマンとしては、たいしたものです。と自画自賛。


 今回は、初夜の参禅の様子など(書きかけですので)途中までご紹介。参加者の中には『女囚性務所』『ドンキーガール』『海女と鮑と褌と』に参加したマゾ女がいます。
 さらには。有髪の僧侶に扮した男は第八代目の『古武術研究会』会長です。『大正弄瞞』の重要人物の末裔です。あれこれ書いていると、いろいろと登場人物が絡み合ってきます。「鬼平犯科帳」と「仕掛人・藤枝梅安」と「剣客商売」みたいな……痛いッ! 石を投げないでください。


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 本堂のまん中に八人が横並びになって坐禅を組む。胡坐になって足の甲を反対側の腿に乗せる。身体が固かったり極端な肥満はこれが難しいのだが、女たちは易々と結跏趺坐を組めた。手を使わないと結跏趺坐を解くのは難しい。だから『本格』の座禅転がしでは腕しか縛らないのだが、もちろん、全羅参禅会のやり方ではない。
「手は後ろに回して、反対側の肘をつかめ」
 エア緊縛などとは、釈覚は言わない。
「女人は欲が深い。せめて参禅中は、何も欲しがらぬという心を姿勢で示せ。両手を広げて何もかも掻き集めるとか、前で重ねて『お頂戴』の結界印など、もってのほかじゃ」
 女たちは素直に手を後ろに組んで、何をされるんだろうとワクワクドキドキ(芽淫だけは、ビクビクも混じっている)しながら目を閉じて迷想にはいった。
 釈覚と妙覚が警策(スパンキングのための細長い竹箆と思えばよろしい)を目の前に立てて、もっともらしく巡回する。
 十二人の行者たちは本堂の壁沿いに並んで、形ばかりの坐禅。二人の伴僧の姿は、この場に無かった。
 最初の五分は、なにも起きない。女たちはお預けを食わされた気分になりかけて。円淫が上体をふらつかせたのは、わざとだったろう。この女は女囚性務所でも、わざと看守に反抗して厳しい懲罰を受けている。
 妙覚が斜め前に立って、警策の先で乳房をつついた。
「えっ……?」といった顔をして、戸惑いながら腕をほどいて合掌した。そして、元の姿勢に戻る。
 妙覚が警策を野球のバットのように構えて、軽く振った。
 パシイン!
 肉を打つ音が本堂に響く。
「…………」
 円淫は顔をしかめたが――女囚性務所で受けた懲罰に比べれば、ちょっと乱暴な愛撫くらいにしか感じていない。
 釈覚が、男たちに向かって軽くうなずいた。
 十二人がそろりと立って、足音を忍ばせて女たちに近づく。
 近くにある小さな滝の音が轟々と聞こえるほどの静かな本堂の中で、人の動く気配に気づかぬはずもない。女たち裸身には、性的な興奮の兆候がはっきりと表われていた。
 八人の男が、ひとりずつ女の背後に立って、あぶれた(のではなく、むしろこちらのほうが愉しいかもしれない)四人は、若い芽淫、蕾淫、凛淫、悦淫の前にしゃがんだ。年齢的には三番目に若い円淫が外されたのは、肉体的特徴に乏しかったからだろう。なにしろ悦淫は坊主頭だし、凛淫は小淫唇と太ももを接着剤で貼り合わせられて、クリトリスの実核も剥き出しにされている。
 釈覚が目顔で合図して。背後の八人が一斉に女の乳房をつかんだ。
「きゃあっ……」
「ひゃっ……」
「痛いっ……」
 いちばん派手な悲鳴をあげたのは、数時間前までは処女だった芽淫だ。凛淫と淫爛は声を出さなかったでけでなく、身じろぎひとつしなかった。
 前に陣取った四人は、それぞれ無毛の股間に手を伸ばして。芽淫と蕾淫は指で穿ち、悦淫は大開脚した合間から顔を覗かせているクリトリスをつねった。小淫唇を太腿に貼り付けられクリトリスの包皮を剥かれて瞬間接着剤で固定されている凛淫の前にしゃがんだ男は、両手に隠し持っていた注射針を左右の小淫唇に突き刺した。
「ぎゃああああっ……やめて!」
 凛淫が本気で叫んで、目の前の男を突き飛ばした。
「喝ーッ!」
 待ってましたと言わんばかりに、釈覚が叱声を発した。
「ちょっと触られたくらいで大仰な悲鳴をあげ、あまつさえ修業を手伝ってくれおる行者を突き飛ばすとは何事じゃ」
 妙覚が麻縄の束を凛淫の前に投げ落とした。
「暴力をふるえぬよう、縛ってしまえ」
 妙覚が麻縄をしゅるしゅると引き伸ばした。あらかじめ七メートルずつに切られている一本を二つ折りにして、凛淫がいさぎよく(内心をときめかせながら)みずから後ろに回した手首に縄を巻いて、ぐいと引き上げた。じゅうぶんに吊り上げてから、縄を乳房の上に回す。
「あっ……んんん」
 凛淫の喘ぎ声は、すでになまめかしく湿っている。
 高山社長も緊縛の手際はそれなりに鮮やかで、彼の手で初めて縄酔いも体験していたが。妙覚の縛り方は次元が違っていた。縄そのものが意志を持ったように肌に絡みついて来て、厳しく優しく締め付けてくる。
 上乳を絞られただけで、頭に霞がかかって、腰の奥が熱く疼いた。下乳を縛られ、別の縄で首を巻かれ乳房の谷間を絞られ、両腋も留め縄で締めつけられたときには、男の精液にも似た本気汁で床をたっぷり汚していた。
 固唾を飲んで見守っていた男も女も、妙覚が立ち上がってから初めて、いっせいに息を吐いた。
「縄酔いくらいは見たこともあるが、ここまでドロドロになるとは、思ってもいなかった」
「ドライだが熱いというのが、いわゆる縄酔いですからね。これはもう、縄逝きですよ」
「さすがは八代目ですなあ」
 一般参加者十人のうち半数は古武術研究会の会員だから、妙覚が希代の捕縄術達者だと知っている。ネットで得々とテクニックを披露している縄師のたぐいとは格が違うのだ。
「それにしても……この淫核の膨れようは信じられんな」
 凛淫の実核は包皮を含んだ平常時の大きさの三倍ほどにも勃起して、深いルビー色に染まって、いや輝いている。
「針でつつくと、パチンと弾けそうだね」
「おお、そうそう」
 凛淫の小淫唇に注射針を突き刺した男が、懐から三本目を取り出した。
「こんなこともあろうかと」
 メタボ気味で巨根の純学は、くすっと(たぶんお義理に)笑った。あとの者は、この台詞がアニメ系のギャグだとも気づいていない。
 男が個別包装のパッケージを破って、小淫唇を縫ったのと同じ注射針を取り出した。
「いやああああっ! やめて! 赦してください!」
 縄逝きから醒めて、凛淫が悲鳴をあげた。苦痛に(マゾ女としては)弱い彼女は、洗濯バサミまでしか経験がなかった。この夏のピンク海女ツアーでも、芽淫と同い年の野々村早苗絵がワニグチクリップで責められ三十分以上も耐えさせられた姿を見て、股間を濡らしながらも心の醒めた部分は恐怖に縮こまっていた。
 一般的なSMの知識としては、針は貫通してしまえばそれほど痛くないと知ってはいたが、やはり自分の身体で実験してみる気にはなれない。
「まったくうるさい女だな」
 釈覚が僧衣をはだけて越中褌をほどいた。
「我が法力で黙らさてくれるわ」
 三尺の布を丸めて、凛淫の口元に突きつけた。
 さらに逆らって、拷問のあげくに力づくで猿轡をねじ込まれるまでには、悦虐の心境に達していない。凛淫は素直に口を開けて、布を頬張った。褌の紐で頬を縛られた。
「では、弾けるか弾けないか、試してみましょう。みなさん、がっちり保定しておいてくださいよ」
 結跏趺坐に組んだ膝を両側から足で踏みつけられて、背後の男に乳房を握りつぶされる。
「では……」
 男が焦らすようにゆっくりと正面から針を近づけて、ぐいっと押しつけた。
「んんんん……ん゙い゙い゙い゙い゙っ!!」
 実核が淫埠に押しつけられるまでも鋭い痛みはあったが、実際にプツッと注射針が突き刺さった瞬間には目の前が赤く染まり、股間から尾底骨まで冷たく鋭い衝撃が奔って、そのまま背骨を貫いて悩円まで突き抜けた。
 猿轡の中に絶叫を吐き出して、凛淫はガクッと頭を垂れた。気は失っていなかった。クリトリスを淫埠に縫い着けられて、しかし痛みは薄れていた。
 超絶的な激痛だったが、一瞬なら耐えられると、凛淫はぼんやり考えている。もちろん、ここに通電されたり炎で炙られたりピンクローターを吊るされたりといった『オプション』があるとは、SMツアー社の裏社員であれば当然に(?)知ってはいたが。まさか初日からそんな凝った責めまではされないだろうと、高を括っているところもあった。
 実際、凛淫の希望的観測どおりになった。
「いきなりで厚かましいお願いかもしれませんが、妙覚さんの緊縛術を教えていただけませんか」
 芽淫の『初めての男』になった俊学が申し出ると、何人もが賛同の声をあげた。
「喜んで。修業女どもを法悦協に導くのも私たちの務めですから――といっても、初対面の女を縄酔いまで追い込むのは無理でしょうが。無駄に締め付けて痛い思いをさせるのも可哀想ですしね」
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追伸
「座禅」は「坐禅」に改めました。こちらが正しい表記だそうです。
雰囲気も[らしい]感じです。



00.jpg

高山社長と西川麻凛や真園蕾たちだけのシーン(があるかどうかは未定)では実名で書きますが全羅参禅会の場面では法名で通します。しかし、ふつうに漢字変換すると手間です。「さく」→「咲く」1文字BS 「咲いん」→「咲淫」
なので、全部単語帳に登録しました。作品を書いた後では邪魔になる読みもあるので(いんらん→淫爛)、あとで確実に削除できるよう、読みに「*」を着けておきました。
ついでに、SMX関係の登録単語も披露しておきましょう。『戦闘詳報』では、全登録単語の紹介をしていますが、まあなんとか差別化を図ってみましょう。



*いんらん    淫爛   名
*えついん    悦淫   名
*えんいん    円淫   名
*かいん     花淫   名
*しゃくかく   釈覚   名
*しょういん   咲淫   名
*とつねん    訥念   名
*ぼくねん    朴念   名
*みょうかく   妙覚   名
*めいいん    芽淫   名
*らいいん    蕾淫   名
*りんいん    凛淫   名    ここまでが『寒中坐禅(転がし)修業」の人名です。
あいど      愛奴   名詞
いれ       挿れ   一段動詞
いんかく     淫核   名詞   だいたい『陰○』はすべて『淫○』で登録しています。
いんぎゃく    陰虐   名詞   『陰性』『陰陽師』『太陰』『山陰』などは置き換えませんよ。
いんぎゃく    淫虐   名詞
いんぐ      淫具   名詞
いんけい     淫茎   名詞
いんしん     淫唇   名詞
いんのう     陰嚢   名詞
いんのう     淫嚢   名詞
いんばい     淫売   名詞
いんぷ      淫婦   名詞
いんぷ      淫埠   名詞
いんもう     淫毛   名詞
いんもん     淫門   名詞
いんれつ     淫裂   名詞
えいん      会陰   名詞
えいん      会淫   名詞
えつぎゃく    悦虐   名詞
えんぎ      艶戯   さ変 名詞
えんこう     援交   さ変形動名詞
おぼこ      未通女  名詞    「むすめ」とルビを振る場合もありますね。
おんな      妓    名詞
かぎゃく     加虐   名詞    非加虐的反応……??
かしん      花芯   名詞
きじょうい    騎乗位  名詞
きょこん     巨根   名詞
くめい      苦鳴   名詞
くんに      クンニ  さ変名詞  カカタナ変換で間に合うのに
けいけつ     経血   名詞
こういん     口淫   名詞
こういん     肛淫   さ変名詞  荒淫、光陰、工員、公印、拘引などはデフォルトにあります
こうかん     肛姦   さ変形動名詞
こうぎ      後戯   名詞
こうぎゃく    肛虐   名詞
こうはいい    後背位  名詞
こばく      固縛  さ変名詞
さいいん     催淫   名詞
さね       実核   名詞
しかん      視姦   さ変名詞
しゅうい     囚衣   名詞    一般名詞ですが、SMX御用達です
しゅうどう    衆道   名詞
しょうかん    娼館   名詞
しょうがくせい  娼学生  名詞
しょうばい    娼売   さ変形動名詞
じゅうかん    銃姦   さ変名詞  もちろんウソです。Fc2規制です。ちなみに仮名はOK
じゅうよく    獣欲   名詞
じゅぎゃく    受虐   名詞
じょいん     女淫   名詞
じょせいき    女性器  名詞   「おんな」+「せいき」でもいいけど、女世紀とか誤変換対策
すまた      素股   名詞
せいぎ      性技   名詞
せいじゅく    性熟   さ変形動名詞
せいじょうい   正常位  名詞
せいど      性奴   名詞
せいむしょ    性務所  名詞
ぜんぎ      前戯   名詞
そうきゅう    双丘   名詞
そけいぶ     鼠蹊部  名詞
そばめ      側妾   名詞
た        勃    た行五段
たけぐつわ    竹轡   名詞
たつ       勃つ   た行五段
だんせいき    男性器  名詞
ちきゅう     恥丘   名詞
ちじょ      痴女   名詞
ちもう      恥毛   名詞
ちょうちゃく   打擲   さ変名詞
ていもう     剃毛   さ変名詞
とさつ      屠殺   さ変形動名詞
としま      年増   名詞
にくぼう     肉棒   名詞
にくらい     肉蕾   名詞
にじゅうしょう  二重唱  名詞    『いじめられっ娘二重唱』で登録した方が手っ取り早いかも
にゅううん    乳暈   名詞
にゅうりん    乳輪   名詞
はずかし     羞ずかし形容詞    「恥ずかしい」との使い分けが難しい
はりがた     張形   名詞
ばいしょうふ   売笑婦  名詞
ばいた      売女   名詞
ひえつ      秘悦   名詞
ひがい      秘貝   名詞
ひこう      秘孔   名詞
ひしん      秘唇   名詞
ひにく      秘肉   名詞
ひぶ       秘部   名詞
ひれつ      秘裂   名詞
びちく      美畜   名詞
びていこつ    尾底骨  名詞    尾骶骨はデフォルトですが
ふたつ      双つ   助数詞
まぐわ      媾合   あわ行五段
またなわ     股縄   名詞
まら       魔羅   名詞
まんこ      マンコ  名詞    お遊びで登録したっけ?
みせいじゅく   未性熟  名詞
みつつぼ     蜜壷   名詞
むち       笞    名詞
むなじ      胸乳   名詞
むもう      無毛   名詞
やわにく     柔肉   名詞
ゆな       遊女   名詞
ようこん     陽根   名詞
ようぶつ     陽物   名詞
らじょ      裸女   名詞
れいじょう    隷嬢   名詞



追伸 2019/08/25 21:30
Progress Report後に書き飛ばして、本文62枚です。

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ジャンル : アダルト

Progress Report 0: 寒中座禅(転がし)修業



 なにか書いていないと落ち着かないというのは、これはこれで病気ですね。
 SM小説執筆依存症、エロ駄文中毒。

 [SMツアー:貴女の妄想叶えます]EPISODE 5 『寒中座禅(転がし)修業』
 だいたいは出来ていた構想(責めの内容、展開)に登場人物を配していって。
 また、ちょっと遊びました。
 舞台は山奥の荒れ寺。いちおうは『参禅世界』という宗教法人が管理していて、年に4回の宿泊座禅転がしを催していて、冬は寒くて女の手配がつきにくいので、SMT社に依頼している。という設定ですが。
 この荒れ寺を『大正弄瞞』でヒロインが無茶修業をさせられて流産した、その寺にしました。主催者も同作品の狂言回しを務めた古武術研究会(古武術といっても捕縄術ばかり)の子孫が引き継いでいるとか。大正後期から昭和平成まで、復活して数年活動しては、また消えかけて――を繰り返して、実に百年の伝統を誇る女人虐待の宴。
 今回の参加者(の一部)のハードマゾぶりに感激した主催者が、古いアルバムを披露して。『大正弄瞞』のヒロインの写真もあって。
・昔は、ひとりかふたりの女を十人くらいで甚振っていた。(今回の企画は♀8×♂14)。
・被虐願望マゾ牝でなく、売られたり騙されたりした本物だった。当時でさえ非合法の年齢の少女も生贄にされていた。
 その話を聞いて、羨ましがる女とか。
 現代社会での企画(全羅座禅会:ぜんらざぜんえ)は、まったくの合法。
 修験道場という、一般人立ち入り禁止の私有地内で公園ワイシャツ罪も適用されず、参加者の最少年齢でも18。
 まあ、国内企画だと、仕方がないですね。


 では、PLOTを。作者の覚書ですので、内容があちこちに散らばっていたりも、いつものことです。

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男は耐寒仕様作務衣。
女は平常は袖無半尻作務衣だけ。素足。食事と座禅は全裸。就寝はさまざま(連縛、夜通し貫通)
06:00 起床、排便、水行
07:00 作務(清掃、料理)
08:00 朝食
09:00 エロ作務
10:30 座禅(転がしあり) 一部男が昼食準備だったが、今回は菜穂子が中心。
13:00 昼食
14:00 野外修業/昇天修業/瞑想(放置)
17:00 作務(般若湯準備)
18:00 夕食
19:00 座禅・勤行(乱交)
22:00 消灯
5泊6日(男とペアは前泊)
寺は大正時代から数寄者が集っては、さびれ。さびれては復活。
『大正弄瞞』の寺 山伏の修験場だったが、今は宗教法人『参禅世会』。
仏教協会などには加盟していない。新興宗教扱い。

女:8人(単独参加者には20万円のギャラ。バイトとしては見合わない)
  SOS裏社員2人は、そのままギャラ。基本給も支給。
  ツアー参加者4人は半額が手数料。
男:寺側4人+ペアの片割れ2人+単独8人(高山含む)
SMT社としては紹介料90万円+手数料40万円。
高山の拘束時間を社長業務と考えれば大赤字。
凛淫[リンイン] 西川麻凛 (23)
          蕾のタチを装って監督指導(SOS参加者は知っている)
蕾淫[ライイン] 真園 蕾 (20)
          コンダクター(裏社員研修)
円淫[エンイン] 林 円花  SOS (22)派遣社員。高山がスカウトを試みる。
芽淫[メイイン] 君島芽衣  SOS (18)処女
悦淫[エツイン] 小室ゆかり SOS (25)SMを理解してもらえず破局の傷心参禅:剃髪を希望
花淫[カイン]  島野乃花  一般参加(26 パートナー:小出 聡) 野乃花が小出を逆調教
咲淫[ショウイン]畑田実咲  一般参加(29 パートナー:畑田勇太) 実は看護婦
爛淫[ランイン] 木島菜穂子 SOS (39)焼印のまわりは無毛

妙覚 弟子の身分だが、実質的な主催者。祖父が古武術研究会の運営者。
釈覚 住職
朴念 修行僧=雑役 全羅修業会(ぜんらしゅぎょうえ)のときだけ
訥念 同上

昭学:高山  一般参加を装う。2人の僧しか知らない。SOS参加者との面接は麻凛まかせ。
英学:小出  野乃花が実咲の高校時代の後輩の縁で
広学:畑田  ボランティア医師 古武術研究会(10年前に復活)賛助会員。
健学:大野木 単独参加者 100万円
秀学:田代  単独参加者 100万円
大学:鈴宮  単独参加者 100万円
友学:津田沼 単独参加者 100万円
元学:下林  単独参加者 100万円
純学:南   単独参加者 100万円
善学:佐東  単独参加者 100万円
主催者としては、100×7-[20×6+15×6]=510万円。
諸経費を引いた残りは210万円。スタッフの手取は、ひとり50万円。
年4回(春夏秋は女が足りているからSOS無し)。これだけでは事業として成立しない。
写真・動画は編集/モザイクで裏通販。
オリジナルは妙覚のみが秘蔵。古武術研究会の存続がライフワーク。


1:得度
 急な長い石段を上がるSOS一行。昔のエピソードとか。
 女淫房に先客は花淫と田淫。前日から参加。修業衣(袖無半尻透作務衣)。
 断熱構造。寒い。
 庭で顔合わせ。男は僧衣と防寒作務衣。ルールは男女とも心得ている。
 俗世の一切を捨てよ。女は全裸に。
 本堂で得度。麻凛、円花は永久脱毛。菜穂子の焼き印に瞠目。
 菜穂子が下女働きを申し出る。得度が難しい。燃やす。
 ゆかりが剃髪を申し出る。釈覚が担当。
 剃毛は、切り傷若干。SOSメンバーに法名。
 僧の指導を受けながら女は夕食準備。
 全裸を鑑賞されながら夕食。開脚正座。菜穂子は後ろ手錠で待機。残飯を犬食い。
 夜は最初の座禅。手は後ろで水平に組む。欲深い女は、何も求めてはならぬ。
 菜穂子は逆さ吊りで見学。身悶えしたら警柵その他。
 男が交代で教導。叩いたりつついたり。全員が緊縛(緊縛講座)。
 男女とも憧れの(?)座禅転がし。
 ノーマルに就寝。

2:滝行 
 午前の座禅は緊縛放置バイブ添え。
 四六時中の責めではない。合宿気分も。スマホ類禁止。TVも無し。雑談。
 午後の修業は滝行(短時間)。菜穂子は終始水中座禅。アナルディルド体温計で目は配っていたが、低体温症。
 円花が拒絶して逆さ吊りで。性務所と同じで、反抗で懲罰のパターン。マンコ滝打ち。
 高山が氷柱を。円花、よがる。
 入浴時はソープ修業。実咲が元本職。
 坐禅は最初から目隠し緊縛猿轡。乳首⇔足の親指。途中でクリ糸合流。ローター/電マ吊るし。
 夜は、年少の芽衣と蕾を4人掛かりで。円花は緊縛安静で見学。菜穂子は雪ダルマ放置。

3:祓行
 午前は巡拝。庭に支柱を打ち込んで、ロープを張る。支柱は伸縮式。
 緊縛で周回。本殿前では支柱挿入して拝跪。
 午後は罪障祓い=鞭打ちその他。未経験者はバラ鞭と笞。
 ゆかりが、肌が裂けるまでの鞭打ちを希望。菜穂子も。妙覚と高山で対応。一本鞭。
 妙覚が臨時レクチャー。古い写真のデジタル化。女囚第七号(佐江の母)、十六号(年増女郎)二十三号(佐江)、八十二号(尋常学校)。
 昔は、ひとりの女を五人十人で責めていた。しかも、本人は嫌がっていた。円花と芽衣が羨望のため息。
 5年から10年続いては、しばらく中断。昭和後半のカラー写真は、縄でなくハーネスも。
 坐禅は2穴凶悪ディルド。人数分はないので、3点スポイトローターも。

4:灸行
 無駄な労働。上半身有刺鉄線緊縛。股縄ブロック運び。股間箒。膣牽引(ドンキーガール)。
 午後から灸責め(台座灸)。ゆかりと菜穂子は直接を希望。
 全員マングリ返しでクリ、淫唇。
 入浴時のソープ練習は続いている。

5:相撲
 高山が円花をスカウト。「好きな責めばかりではない」
 男女入り乱れての相撲。女同士の勝ち抜き/負け抜きあり。
 菜穂子はケツバット四股。ゆかりは鉄砲練習台。土俵では円花が頑張る。
 基本的に和気あいあい?
 午後から本人のリクエストで。
 円花 :水中座禅顔浸けあり。
 菜穂子:滝行逆さ吊り。(2人の責めが入れ替わる:畑田が監督)
 ゆかり:全身お灸。
 蕾  :巡拝。
 麻凛 :有刺鉄線緊縛で膣牽引(苦痛系に挑戦)。高山の発案で有刺鉄線フンドシでブロック。男性3人で鞭追い。
 芽衣 :素直に快感開発。男性陣総がかり。
 野乃花:相撲で男性から総嬲り。
 実咲 :フル装備座禅、3点責め+2穴ディルド。いざというとき、看護婦に戻るため。

6:還俗
  解散。円花がスタッフに。

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 外見とかは、書きながら決めて(麻凛、円花、菜穂子と高山昭雄は、過去の記述と矛盾しないよう)、PLOTに後からメモしていきます。
胡坐縛りがいっぱい
 胡坐縛りの画像はたくさんありますが、ひとつの視点から眺める形にまとめるのが難しいし。これまでに紹介している『複数裸女座禅』は、探しまくっても低画質画像が2点きり。困ったものです。


 以下の画像は作者の個別作品DLsite販売ページへのアフィリエイトリンクです。
大正弄瞞~義理の伯父と継母と異母兄に三穴淫虐調教される箱入り娘少女博徒~手本引地獄海女無惨花-淫虐の近親レズプレイ-偽りの殉難~香世裸責め未性熟処女の強制足入れ婚無限の幻夢~被虐異世界遍歴の果てにミスリルの悲劇ミスリルの虚妄~繁殖寵姫の権謀術数

しつこく、FANZAの自作アフィリンクも貼って見たりします。

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Progress Report Final : プライベート・リョナファイト

  脱稿しました。173枚。
 ここのところ、『流して』書いている感が否めません。前作の『火竜と翔けたアクメの空』は渾心でしたが、あれは一部描写を除くと全年齢で通用しそうな、内容でしたので内心が忸怩としないでもありません。
 今回は、造詣が浅い格闘技がテーマなので、どこまでリアリティがあるか……空戦の描写に比べて、曖昧な表現が多くなってしまいました。
 ちょっと趣向を変えて。「体験版」でも紹介しない後書を晒してみましょうか。


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 いくらPLOTを決めていても、話の流れには逆らえません。最後には、『可愛い孫娘』を痛めつけられたブレイカー老の詩織への復讐残虐シーンを挿れるつもりでしたが、ばっさり落としました。
 リョナファイトはリョナファイトだけでまとめたほうが、すっきりします。サディスティックなリビドーは蓄積しておいて、別の作品でヒロインにぶつけてやります。そのヒロインこそ、いい迷惑ですね。
 最後にブレイカー老が『復活』するシーン。かなりに取って付けていますが。ほんとうは、彼の姓をドイツ風にして
「総統……私は歩けます!」と叫ばせるつもりでした。
 さすがに遊び過ぎと反省して、これもボツにしました。
 最後の最後で、登場人物中最年少のはずのフロルが、実はアラサーの可能性もある――というのは、筆の勢いです。作者としては、フロルは見た目通りの年齢です。
 この作品を脱稿したのは、盆休みの終盤です。
 明日(2019/08/17)は同人誌の毎夏恒例麦酒庭園集会。
英気を養って、構想を練って、次作には週明けからでも取り組みましょう。

 さて、何を書きましょうか――このところ、毎回同じことを書いてる気がします。[硬式]ブログの本棚を増設して、いよいよ『昭和集団就辱』シリーズを始めたい気もします。
 これは、同じようなシチュエーションの短編を2~3話一気執筆して、
『接客編』チョンの間、売春島
『浴場編』トルコ嬢、秘湯の遊女
『芸術編』ストリッパー、モデル
『女給編』ピンサロ、同伴喫茶エスコートガール
『妻妾編』写真花嫁、主婦代行派遣、処女妾修業
『性裁編』マッチ売り、美人局
『番外編』マグロ漁船の少年、サウナボーイ
 などなど。
 なんて予告しときながら、いきなり『ヒロイン戦記』に戻ったりして。
 明日は明日の Windows11?
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ryona-sword.jpg

アイキャッチ画像も、リョナっぽいというだけで、本編と関係のないものばかりですね。

淫乱処女のエロエロ・デビュー縄と鞭の体育補習ママと歩む Slave Road強制入院マゾ馴致(前編)~絶海の孤島で繰り広げられる集団調教劇Family SM Triangle (総集編)いじめられっ娘二重唱(前編)いじめられっ娘二重唱(後編)姪奴と甥奴(前編)~繁殖奴隷にされる姉と男の娘に改造される弟姪奴と甥奴(後編)~繁殖奴隷にされる姉と男の娘に改造される弟

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Progress Report 3:プライベート・リョナファイト



 全5章のうち3章が終わって140枚。第4章は2シーンで尺が長いですが、5章は数枚の予定ですから、全体で200枚ちょっとでしょうか。
 今回は、ヒロイン(28歳、ドM)の格闘シーンを。
 書いていてつくづく思ったのは、筆者には格闘技の基礎知識が不足していますね。
 相手をロープに吹っ飛ばして、跳ね返されてきたとろをソバット(後ろ蹴り)なんて書いても、構図が頭に浮かびません。これが、後上方から緩降下攻撃を仕掛けてきた敵機をバンクと横滑りでかわして、逆にズーム上昇で後ろにつける――というのは、操縦桿の操作も両機の位置関係も、はっきり見えています。
 ドッグファイトの描写は得意だが、キャットファイトは苦手。というオチです。

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 興行の幕開けは、午後八時。出場者は、その二時間前にはアリーナの控室にはいっていなければならない。
 詩織は、午後五時から支度にとりかかった。
 バスタブの中で、日本から持ってきた除毛フォームを首から下に塗りたくった。いっそ永久脱毛してしまえば面倒は無いのだが、これはこれで、日常から乖離した被虐の世界への扉を開ける儀式のようにも思える。除毛のあとの肌のヒリつきも、マゾ牝に変身した気分にさせてくれる。
 髪は丹念にブラッシングして、男がつかみやすいようにポニテに結ったが、化粧は一切しない。汗と涙でグシャグシャになるからだ。
 素肌に裾の長いTシャツ一枚を着て、リングコスチュームと自前の医療キットを詰めたバッグを肩に、詩織はホテルを出た。
 ホテルの前には三台のタクシーが止まっている。そのうちの、Reservedの表示がある車に乗った。アリーナまでは歩いて行ける距離だが、何も知らない市民に不審を持たれないための措置だった。組織が手配した運転手も、詩織の露出的な服装への感想など言わない。

 詩織は自分の支度にとりかかった。素裸になって、柔道の黒帯を締める。後ろで硬く結び留めて、長く余った部分を股間にくぐらせる。五センチちかい幅の帯を平らにして尻のあいだに食い込ませる。尻肉が左右に割り開かれる感触は、ふつうの股縄では味わえない。小淫唇を割り開いて、下から上へ食い込ませていく。分厚い布地の縁が内側を圧迫するが、角が滑らかなので、痛みはあまり感じず、荒々しい快感だけがつのる。腰を巻く帯に前で結び付けて、全体がY字形になるまで締めこんで、端を引っ張ればほどけるように、片結びに留めた。
 もちろん、自分から帯をほどくつもりなどない。対戦相手に無理矢理ほどかれて、力ずくで犯される。そう思っただけで、腰の奥が厚く燃え上がって、おびただしく濡れてくる。
 女囚性務所での問答無用の拷問と性的虐待も素晴らしかったけれど、死力を尽くして抵抗して犯されるほうが自分には合っていると思う。去年の柔道合宿みたいな輪姦は望めないけれど、五百人を超える蔑みの視線が恥辱を掻き立ててくれる。

 花道をリングに向かって歩いているうちから、昨日と同じVIP室に老人と少女の姿があるのに、詩織は気づいている。二日を通して観戦する者は珍しくないと、ドンから聞かされているし、老人と少女の関係がなんであろうと、関係のないことだ。
 屠殺場へ引かれていく気分を愉しみながら、詩織は花道を歩き終えた。
 黒のコーナーポスト側には、詩織よりも若い細身の男が、二人待ち受けている。まったく見わけのつかない双子だ。男二対女一の逆ハンデマッチというのは、日本を立つ前からの詩織の希望だった。しかし、双子とはちょっと意外だった。
 レフェリー兼リングアナが、マット中央にしゃしゃり出る。
「黒のコーナー。ネイキッドブラザーズ・A&B」
 二人のリングコスチュームは、パンクラチオンスタイル。つまり、全裸で素足だった。闘いに臨んでも股間が聳え勃っているのは、訓練の成果でもあり、詩織を舐めてかかっている証拠でもあった。
「ピンクのコーナー。ブラッククロッチベルト・シホオオオ。105ポンド、5フィート2インチ。スリーサイズは34/24/35」
 二日間を通じての出場者の中でもっとも背が低いのは苦にならないが、しかし体重がソルジャーピンクより2ポンドだけ重たいのは――被虐とは無関係の恥かしさだった。
 小母さんとU15とを比べるのが間違っている。と、詩織は自分を慰めているのだけれど。
 そのかわり、いちばん激しく羞ずかしく甚振られてみせる――と、詩織は決心していたのだけれど。ソルジャーピンクには勝てそうにないという予感もあった。
 別に、彼女に格別の思い入れがあるわけではない。インタビューで詳しく話を聞いたせいに過ぎない。
 カアアン!
 詩織はリング中央で柔道の構えを取った。ヘソ丈の上衣など滑稽でしかないのだが、全裸だと投げ技のとっかかりが少ない。つまり、着衣はパンクラチオン・スタイルに比べて圧倒的に不利なのだ。詩織に優位があるとすれば、相手は最大の急所を露出していることだけだ。
 タッグマッチではないので、相手は二人ともリングの中にいる。どっちがAでどっちがBか見分けは着かないが、とにかくひとりだけが前に出てきた。腰を低くした前傾姿勢はアマレスリングの構えだが、歴史をさかのぼればパンクラチオンにたどり着く。
 詩織は玉砕を前提に攻めて出た。
「やああっ!」
 柔道ではなくケンカ殺法というか。いっそう姿勢を低くして相手の腰にタックルを掛けた。組み付いて、突進の勢いで自分より体重の重い男を押し倒して、押さえ込みにかかる。相手は裸だから、衿をつかんで締めあげるわけにはいかない。
 跳ね返されかけて、むしろその反動で足を相手の首に絡ませてプロレス技の首四の字固めにちかい形になった。
 これまでの試合の半分以上がそうだったように、最初はやられ役に見せ場を作らせておいてから料理にかかるつもりかと、詩織は推測した。それならそれで、後悔するくらいに暴れてやる。
 首にかけた足を、さらに締め付けた。
 どんっと、背中を蹴られて。同時に下からも突き上げられた。
 相手は二人だったと思い出したときには、二人掛かりで仰向けに押さえつけられていた。
 ひとりが馬乗りになって。
 バシン、バシンと、乳房にフックを叩き込んでくる。
「くっ……!」
 乳ビンタくらいはいくらでも経験があるが、ナックルパンチは桁違いに痛い。それも乳房だけでなく、肋骨に届く角度で打ち込まれている。
 しかし、ここまでは出合い頭の挨拶に過ぎなかった。詩織は二人掛かりで引き起こされて、両手を左右に引っ張られた形でロープへ飛ばされた。弾き返されればカウンターを食らうのがわかりきっているから、ロープにしがみついて、踏みとどまった。
「チッ……」
 簡単にロープから引き剥がされてリング中央まで押し出されて。
「あっ……いやあっ!」
 黒帯フンドシの結び目をつかまれて、あお向けに持ち上げられた。股間に帯が食い込む痛みよりも、羞恥が強い。つまり、詩織にはまだそれだけの余裕があった。
「オラアッ!」
 二人掛かりで頭よりも高く持ち上げられて、そこからマットに叩きつけられた。受け身を取って腰と背中を護ったが、柔道の試合では考えられないほどの高さから投げ下ろされて、全身が痺れるほどの衝撃だった。
 起き上がる暇も与えられず、また持ち上げられて、今度は裏返しにされて頭の高さからなげ下ろされた。
 双子のひとりが膝を突いて、もうひとりが詩織の腰を正確に膝に打ちつけた。
「ぎゃんっ……!」
 この一撃で、詩織は立てなくなった。それを強引に引き起こされ、またロープに飛ばされる。弾き返されて足をもつらせて倒れかかるところへ、ソバットを蹴り込まれた。プロレスの週刊誌なら『轟沈』と形容するだろうダメージだった。
 しかし、マットは詩織から遠ざかる。ポニテと黒帯フンドシをつかまれて、また宙高く持ち上げられて。
「いやああっ……場外は赦してえっ!」
 マットから床までは三フィートの高さがある。マットからトップロープまでは四フィート。そのさらに二フィートほども高い位置から、硬い床に、うつ伏せに投げつけられた。
 受け身がどうこうのレベルではない。下手に手を突っ張れば骨折する。顔だけは護ろうとして胸を突き出して――乳房はひしゃげて、腰も腹もしたたかに打った。
 双子がリングから下りてきて、黒帯フンドシをつかんで、詩織を荷物のようにリングへ放り上げた。
 俎板の上の鯉だ――まだ鮮明な意識で、詩織は思った。試合開始後数分で、すでに起き上がることさえ難しい。
 いい加減で陵辱に移ってほしいという想いと。一か月くらいは入院が必要になるくらいまで痛めつけてほしいという想いとが交錯する。そこまで痛めつけられてから、せっかく二人いるんだから同時に犯してほしいなどと考えて――我ながら底無しの被虐願望に呆れてしまった。
 詩織の願望は、十二分以上に叶えられた。
 無力に横たわる詩織の黒帯フンドシが、あっさりとほどかれた。今度は股間を指で穿たれて、ボーリングの球を持ち上げるようにして腰を引き上げて、立たされた。ロープ際へ運ばれて、大の字に磔けられた。
「天国と地獄を同時に愉しませてやるぜ」
 観客に向かって声を張り上げて。双子の片割れが、黒帯を改めて詩織の股間に通した。両端を持って引き上げる。
「くううう……」
 両脚を踏ん張れば股間への食い込みは和らぐが。どうせ、どこまでも引き上げられるのは分かっているから、無駄なあがきはしない。
「そーらよ。ワンツウ、ワンツウ」
 掛け声に合わせて、黒帯を前後に扱いた。帯は縦になって淫唇の奥深くまで食い込んできて、帯の縁が膣口までこすり上げる。帯の面が粘膜を引っかく。
「くうう……んん、ん……」
 それは激痛だったが、甘い疼きを伴っていた。
 もうひとりが、詩織の右斜め前に立った。
「もうちょい、上だ」
 黒帯が吊り上げられて、詩織の腰が浮く。
「OK」
 肝臓を狙ってパンチが放たれる。
「ぐぶっ……」
 鈍い激痛が腹を突き抜ける。
「リズムを合わせようぜ」
「そら……ワンツウ、ワンツウ、ワンツウ」
 帯が上下にしごかれて、同時に右わき腹と鳩尾にジャブが叩き込まれる。
「ぐぶ……うう……」
 詩織が呻きを漏らしていたのは、そう長い時間ではなかった。息を詰まらせて、あとは残酷な子供が弄ぶ人形さながらに、揺すられているだけ。
 それでも、詩織の意識はまだ正常な範囲の下限くらいには保たれている。これまで数々のハードプレイや、女囚性務所での本式の拷問で鍛えられたからではない。もちろん、そういった経験や訓練で、苦痛に対する耐性が上がってはいるのだが。ふつうの女ならあっさりと失神する苦痛を、獣のように吼えて悶え苦しむ――くらいの違いしかない。
 詩織が今の激痛に耐えていられるのは、性的なニュアンスを含んで責められている。言葉を換えれば、自分の苦悶を男たちが愉しんでいるという意識が、詩織にあるからだ。もしも、男たちにそういう意図がなく、ただ何事かを自白させようとか、思想を転向させようとか言う目的意識だけで責められているのだったら、とっくに詩織は自白して転向しているだろう。
 そういう意味では、このリョナファイトも、詩織にとっては超ハードなSMプレイなのだった。
 それは、SOSに参加するツアー客も同じなのだと、不意に詩織は悟った。本物の被虐とはいっても、自分が女として扱われ女として陵辱されるのでなければ――自分も彼女たちも、そこに嫌悪しか感じないだろう。
 そんなことを考えているうちに、詩織は意識が急速に不透明になっていくのを感じた。代わりに、性的愉悦を伴わない恍惚が身体を包む。絶対的な苦痛を緩和しようとして分泌される脳内麻薬の仕業ではあっても、至福に違いはなかった。
 ネイキッドブラザーズはともかく、経験豊富なレフェリーは詩織の状態を正しく把握していた。
「ブレイク!」
 ブラザーズをコーナーまで下がらせた。
「ドクター」
 ソルジャーピンクを診た医師が、今度は鞄を抱えてリングに上がった。VRのゴーグルのような眼鏡を掛け、電マのような器具を詩織の腹部に当てて、五分ほどかけてスキャンする。それから、先ほどと同じように大きくうなずいた。簡易な超音波診断がどこまで信頼できるか怪しいが、試合を中断させるほどのダメージは受けていないということだろう。それでも、マチルダのときは試合終了後の診断もしなかったのだから、それだけ詩織に加えられた暴行は深刻だったということになる。
 ドクターが引き上げて。スタッフとレフェリーの手で詩織は磔から解放されて、マットに仰向けに転がされた。
「Fuck Ass!」
 レフェリーが双子に暴行の再開を促した。
 双子が顔を見合わせた。黒コーナーに立つ成人男性のうち、組織の手駒はごく一部の者に限られている。この双子にしても。好きなように女を虐めて犯して、それで少なからぬ金をもらえるのならと、治験アルバイトよりも気楽な気持ちで出場してきたに過ぎない。
 そういった素人サディストだからこそのリアリティが興行を支えているのでもあるが。今のように、レフェリーストップが掛かったりすると、とたんに市民感覚を取り戻したりもしてしまう。
 はたして、これ以上に女を痛めつけてよいものかと、双子たちにためらいが生じていた。
 被虐の陶酔から醒めつつあった詩織は、ふたりの戸惑いを漠然と感じ取って――失望していた。しょせんは、サディストを気取った助平ども。そんな気分に陥ってしまった。
 被虐への渇仰を満たしてもらえると思っていた期待を裏切られて。詩織は向こう見ずなサディスティックな気分になってきた。
「う……あううう……」
 両手をマットに突いて、懸命に起き上がる――ように見せかけて。その実、ダメージと余力とを冷静に見極めていた。
 よろよろと立ち上がる途中で。無警戒に突っ立っている双子に猛然と襲いかかった。左の男の股間をアッパー気味に突き上げると同時に、右の男の股間には膝蹴りをぶち込んだ。
「うがああっ……!」
「…………!」
 二人とも股間を両手で押さえてマットに突っ伏した。
 このリョナファイトに限らず。男の反撃を引き出すために、あえて急所攻撃を仕掛けたことも、何度かあった。しかし詩織は、金的攻撃の限度をこれまでは(そして今も)知らなかった。渾身の一撃を叩き込めば、あるいは男を再起不能に追い込むのではないか。それを恐れて、形ばかりの攻撃に終始していた。
 しかし今は。参加者よりも経験豊富かもしれないレフェリーが場を仕切っている。ドクターも控えている。安心して本気になれた。
 マットの上で悶えている双子の背後へ回り込んで、詩織は容赦のない一撃をふたりの股間へ蹴り込んだ。
 双子は、ウンとも言わず悶絶してしまった。
 カンカンカンカン、カンカンカンカン!
 ゴングが乱打された。 
「ダブル・ブラックアウト! ブラッククロッチベルト・シホの勝利です!」
 悶絶した二人は担架で搬出されることもなくマットに伸びたままで、賞金額が集計される。
 詩織はスクリーンをみて目を瞬き、両手を眺めて指の本数を数えてから、あらためてスクリーンを見上げた。
 総額$103,050。トッププライズは実に$90,000。つまり、どこかの物好きが、詩織を一日だけ自由にするために、邦貨にして約一千万円を支払うとオファーしてきたのだ。もしかすると、歴代一位のオファーかもしれない――というのは、詩織の己惚れで。後でドンに尋ねたところ、過去の最高額は十三歳の三つ子姉妹で、三人まとめて約四十五万ドル。引退を表明した直後のアクション女優が約二十八万ドル。十万ドルクラスは十指に余るとのことだった。
 しかし、相場を超越した高額には違いなかった。しかも詩織は若い処女でもなければ有名人でもない。さすがに、観客がどよめいた。
「クレイジー」
「アンビリーヴァボォ」
「テンサウザンド!?」
 詩織は、驚くよりも恐慌にとらわれていた。最小限の安全は組織の力で保障されてはいるが……落札者は、詩織をどう扱うつもりなのか。想像もつかなかった。
 どよめきが、さらに大きくなった。観客の半数がひとつのVIP室を振り仰ぎ、残りは顔を真上に向けている。
 そのVIP室からは、白いシースルーのサマーワンピースに身を包んだ幼い少女が身を乗り出して、詩織に向かって手を振っていた。つまり、彼女がトップ・プライズオファラーなのだ。もちろん、その金は車椅子の老人から出るのだろうが、老人が、たとえば少女と絡ませるために詩織を『レンタル』するのではなく、少女が自分の意志で――老人に、途方もないおねだりをしたということになる。
 少女の思惑はわからないが、ひとつだけ明確になったことがある。彼女は、老人の単なる性玩具ではないということだ。
 いつしか、観客は静まって。詩織を注視していた。詩織の感じた恐慌と懸念は、観客も共有しているのだろう。
 しかし。ここでオファーを断われば、SOSの企画がつぶれることになるだろう――と、詩織は自分に言い訳をして。両手を上げたくらいでは追いつかないような気がしたので、派手なジェスチャーで、両手を使って少女に投げキスをした。
 アリーナが爆発した。
 レフェリーは、さらに観客をあおるような言葉は口にしなかった。
 最後に、敗者のネイキッドブラザーズへの賞金額が表示される。$4,020と$200。見舞金として百ドル程度をオファーした者が相当数いたということだ。最高額をオファーした者も、おそらく特権は行使しないだろう。
「最後に大番狂わせが起きましたが、喪章を着けるような事故もなく、ドミネーションファイト第十五ピリオドが終了致しました。S席ならびにA席のお客様は、VIPが退出されるまで、しばしお席に留まっていただきますよう、お願い申し上げます」
 リングの上で、昨日の会場時に演じられた四人の全裸ポールダンスが始まる。
 詩織は花道を引き揚げながら、くだんのVIP室を振り返った。老人と少女は、すでに退出していた。

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 キャットファイト、リョナファイト、ドミネーションファイトに造詣の深い読者様には、ご満足いただけないのではないかと、懸念ではなく確信しております。
 [SMツアー]の5,6は、筆者の得意というより妄想剛球一直線ストライクのシチュエーションになりますので。などと、脱稿前から勝負を投げていてはいけません。ブラッククロッチベルト・シホこと村上詩織を見習って、最後まで頑張りましょう。

 さて、恒例のアイキャッチ画像ですが。黒帯(白帯でも)をフンドシに使うというのは、2次元では稀有でも存在しますが、実写となると辿り着けませんでした。微妙にイメージの似ている画像でお茶を濁しておきます。


女囚性務所 (EPISODE 1)ドンキーガール (EPISODE 2)

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 2:プライベート・リョナファイト




Progress Report 1 →

 今回は余話です。
 興行システムとして、観戦客が賞金をベットして、最高金額を提示した者には『回復可能な範囲で何をしてもいい』デートの権利を与え、その他の客には提示金額の10%(選手と興行主とで半々)だけを払わせる。
 米国でのお話ですから、カタカナ表記が中心です。
 賞金提供者→Google翻訳→prize winner
 これで書いていましたが、どうも違和感。
 prize winner →Google翻訳→受賞者 だよね。
 Google収束させると 勝者⇄winner になってしまいます。
 もうすこしで、カーチスP40の航続距離を3,700Kmにしてしまうところでした(一時期、Wikiにそう記されていました。ゼロ戦以上の航続距離です)。
 すなおに。pize offrere に一括置換は半座位かもしれません。

これもいい
 上の画像が、表紙絵の原画像として集めた中ではいちばんのお気に入りですが。
 本文中でもインディアン娘が革フンドシを奪われて後ろ手に縛られて、武器の棍棒を突っ込まれて、ボコリョナられるシーンがありますが。さて、どうしましょうか。
 リングとか観客のピンボケ遠景とかと合成するとパースが狂うので、いろいろ苦慮して、下の画像で背景無しとかも考えているところです。

これかな
 第一稿の前半も終わっていないのに、表紙絵をアレコレ考えるのは、時期尚早ではありますね




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

progress Report 1 : プライベート・リョナファイト



 [SMツアー]シリーズ EPISDE 4 です。
 何故に「プライベートかというと、PLOTの「4:私闘」をご覧ください。
 では、恒例のPLOT一気公開です。


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1:観戦/視察
アリーナ貸し切り。金曜午前中に設営。
壁面すべてに大型ディスプレイ。天井にも。
マネージャー室で観戦。アリーナの5面ディスプレイ+観客席監視カメラ。
対戦を交えてシステムの説明。
VIPルームは観客席から見える範囲しかモニターしていない。
老人と少女。興味を示す詩織にマネージャー解説。
老人は、全米各地の興行で、年に何回か。少女は初めて。
VIP通路を通る老人の映像。昔ながらの車椅子を少女が押している。タフガイ・ボディガード2人が前後を固める。

対戦は45分刻み。試合の合間に各種のショー。は、誰も見ていない?
U18白人処女 VS 熟女白人レスラー
ピーカブー      正統的女子プロレスコスチューム
 処女も格闘技の経験あり。善戦するも、押さえ込まれて性感責めでアクメ負け。
 チップは25,000 vs 5,000
白人美少年(U15) VS ボディビル黒人女(そっくりディルドでもっこり)
ジョックストラップ     ビキニショーツ
 どっちもパイパン。
 少年ボクシングの現役。ベアナックル。前半は一方的な試合展開。1ラウンド3分に慣れていて、後半スタミナ切れ。
 一気に攻められて。さらにそっくりディルドでアナル陵辱。手コキ強制発射。
 戦意喪失でも試合続行。ゴングまでズタボロにされる。担架で退場。
 チップは12,000 vs 4,000
U15インディアン少女(処女) VS 白人マッチョマン
皮ふんどし+羽根飾り/戦化粧     星条旗タイツ
 少女は棍棒許可。
 棍棒の打撃をものともせず、最初から最後まで責める。失神を判定されず、リングロープに大の字磔でアナル陵辱。
 チップは22,000 vs 500
成人アマレスラー  VS 元プロボクサー
シングレットのボディペ  ノーマルなボクサースタイル。6オンスグローブ。
 女が技を極めても平然。顔は殴らず、乳フック腹ストレート股間キック。
 倒れても蹴り続ける。レフェリーストップ。担架で退場。
 チップは10,500 vs 12,000
 男になにをさせるつもりか。
ホテルでレポート。
格闘技の心得がないと、一方的に責められる。
あればあったで、強い相手が選ばれる。
性務所よりもリスク大きい。

2:対戦/体験
詩織は控室。小さなディスプレイで観戦。
U15インディアン少女(素手) VS ボディビル黒人女
全裸戦化粧+足鎖           全裸3点リング▽鎖+二の腕拘束
 どっちも、まともに戦えない。双方流血。
 マジ激戦でインディアン少女の勝ち。
 チップは9,500 vs 3,500
 インディアン少女は「2発目」で安くなってる。
元モデルアジアンハーフ熟女 VS 熟女白人レスラー
透け透けドレス(パイパン)    正統的女子プロレスコスチューム(昨夜の色違い)
 元モデル(名を知られてる)はカラテの心得。鳩尾に正拳一撃轟沈。レフェリー認めず。
 元モデル、ドレスを脱ぎ捨てて。ふらふら起き上がった相手に飛び膝蹴り。また轟沈。
 三撃目は首筋に手刀。
 レフェリー、苦笑しながら元モデルの勝利を宣言。
 チップは23,000 vs 3,700 どよめき。
スターレット(19) VS 黒人タフガイ
レオタード         もっこりタイツ
 スターレットは素人。プロレス技のオンパレードで悲鳴。
 グレープフルーツ・クロー、ヴァギナ・クロー、コブラツイスト、キャメルクラッチ。
 ロメロ・スペシャル、ラフレシア・ホールド(グラビア固め)でサービス。
 最後はツームストーン・ドライバーでイラマチオ。されてる間は痛めつけられないので、スターレットも逆らわない。
 チップは33,000 vs 3,700(純粋のおひねり)
詩織     VS 前座レスラーのタッグ
帯フンドシ柔道着  パンクラチオン
 最初から最後までやられっぱなし。リング上でOV剛姦。
 チップは103,000 vs 0本日の最高と最低。(タッグ、頭を抱えてへたり込む)
 VIP席で少女が手を振る。どよめき。

3:娼談
翌日。一流ホテルのエグゼクティブラウンジに招かれる。少女とボディガード2人。
貸し切りのジムで、わたしと本気で対戦して。
レフェリーストップのみ。レフェリーはお祖父様。
父は政略結婚を嫌って母と駆け落ち。病没。最高の医療を受けていれば助かった。
少女の弟が株式を含む遺産の51%、少女が10%、残りは寄付。
少女も実の孫だが、息子を寝取った性悪女と二重映しで、祖父に肉親の情はない。憎悪と愛欲のせめぎあい。
すでに全バージンを祖父に捧げている。
喜んで股を開くと母親と同じだなどと言われそうなので、抵抗して暴力で。
ここ、カットバックしましょうかしら。するとしても、抑制した一人称?
一年前に軽い脳梗塞。車椅子生活。勃起不全。
純粋に、お爺様のために。
わざわざ私を連れて行ったのは、暗黙の強制でもある。

4:私闘
ボディガードも締め出しての対戦。
詩織は、同じエロ柔道着。
少女は、白の競泳水着。半透けでパイパン。汗で全透けになる。
意外と少女は強い。柔道の心得。着衣の分だけ詩織が不利なほど。
腹パンと股間キックで優位に。水着を破って全裸に。老人に正対しての恥辱技連発。
リングロープ強制綱渡り。逆キャメルクラッチからボーリングクロー。
帯フンドシは解いて。ヒッププレスと性感責めで悶絶。
老人、車いすから立ち上がって。リングから転げ落ちた孫娘に歩み寄る。股間フル勃起。
  「総統! 私は歩けます!」 やらかそうかな?
「可愛い孫娘を甚振ってくれた報いを味わわせてやる」ますますムックムク。
最初からそのつもり。
ボディガードを呼び入れて、1対1の対戦。
後ろ手錠。完全リョナ。
ボディガードは、滅茶強い。むしろ、手錠を憐れんで手加減してくれている。
詩織がボコられるのを見ながら、老人は意識を回復した孫娘に首輪&後ろ手錠。車椅子に乗せて、観戦強制。
詩織はリング上で犯されて。
2人目のボディガードは真性サディスト。
サンドバッグ代わりに吊るして。乳房を縛って、M字開脚させた膝に結ぶ。
ボールギャグと目隠し。
腹パン、股間膝蹴り、乳房ジャブ。
老人、孫娘を立たせて、拘束のまま別室へ。

5:巡業
いつか、必ずお姉様を負かしてみせる!
専属にはなりたくない。
それなら、ミックスマッチに出続けて。気が向いたら高額で競り落としてあげる。
ビザの問題。
ESTAで90日。その間に高山社長の元勤務先の大手旅行代理店のアメリカ支店の現地添乗員に採用してもらって、就労ビザ。
その実、SMTの「隠れ裏社員」。アメリカでのSOS現地案内人。
それとも。90日以前に大怪我で引退か。1回で1千万円は例外としても、一生(つつましくなら)暮らせる金が手にはいる?
なにより。理想の被虐生活。
☆リングネーム
詩織 Mature judo masonna : shiho
その他は、書きながら考える。ピンキー・モモとアツタ・ズイセイは駄目ですよ。

<<<<<<<<<<以下、プロット・フィニッシュホールド(あのな)以前のメモ。>>>>>>>>>>
月に一度の巡回興行(金曜と土曜の夜)
入場料:かぶりつき(5人×4辺×3段=60人)$2,000 一般席(500人)$1,000 VIPルーム(全12室)$10,000
$2,000×50人+$1,000×300人×$10,000×10室=$500,000の興行収入(一夜)
全席フリードリンク VIPルームはバニー付添
会場は地方の体育館とかがメイン。金曜と土曜の貸し切り。突貫設営&撤収。
壁面と天井の5面は、巨大ミラー(実際にはディスプレイ)。
4~5試合
30分1本勝負。ギブアップ無し。失神(審判が判定)まで。
スマホチップ。実際には、観客は自身のスマホを預けて専用の端末を借りる。
勝敗に関係なく一方の選手に。$20は義務。
対戦料:成人男子$500。その他$1,0000。男女とも顔出し。
チップで$20を超えた分は、その5%が主催者、5%が対戦者。$1,000のベットで$882は戻る。
ただし、対戦者ごとに最高額オファーは主催者が10%、残りは対戦者。最高額者はHNアナウンス。本人が立つ立たないは自由。
最高額ベット者は、チップをオファーした選手を指定した1日間、自由にできる。
ただし、処女膜以外は原状回復可能な範囲で。流出はマフィアあたりでExecute。
[一例]
男:$  500+$20× 50人=$1,500
女:$1,000+$20×350人=$8,000
もしも、30人が平均して$1,000のチップをオファーすれば、ボーナスが$(1,000-20)×5%×30人=$1,470
さらに、最高額$2,000なら、$(2,000-20)×90%=$1,780
$8,000+$1,470+$1,780=$11,250
これで、半殺し2回は安いか高いか。
人気ロリ選手なら、100人が平均して$2,000のオファーで$9,900
最高額が$3,000なら $8,000+$9,900+$2,680>$20,000
ああ、ファイトマネーが成人男子と「それ以外」に区分されてるのは、少年とか男の娘とが出場するからです。
deicated to フローレンス・ヒューズ  フロル・ブレイカー

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ミックスリョナファイト

 最後の「フロル・ブレイカー」て誰なんでしょ?
 4章の孫娘は、そこそこ格闘技を使えるし、お爺様にみずから進んで光速隷婦゚されたのが1年以上前の設定なので、あと2年もすれば金津園で働けるくらいの年齢を想定していますから、フローレンスよりは歳上ですね。でも、あの気の強い少女は大好きです。ニルチッイと甲乙つけがたいです。
 でも、少年漫画誌の限界。吊るして射撃の的にされてるときも服を着ていましたし。何日も飲まず食わずの目にあわされてたってことは、ずっと縛られてたんでしょうが、それにしては、衣服が(とくにズボン)が綺麗です。流体力学でいうところの連続の法則で、上から入れなければ下から出ないんでしょうかね。
 他作品のお話は、措いといて。


 今回の設定で苦心したのは『未性熟処女の強制足入れ婚』で描いた闇ファイトとの差別化でした。
 あっちが、日本の裏社会を仕切る大物なら、こっちは全米マフィアです。
 いちおう、長い歴史を誇る犯罪組織ですから、組織にたてつかない弱者まで殺したりはしません。
 これが、CとかK(イニシャルに留めておいたほうが無難な気がします。とくに、こんなご時勢ですし、なんでもかんでも異茶問をつけてくるKとかね)の組織となると、リョナファイトどころかスナッフファイトまで興行するんですが、濠門長恭クンの小説では、ヒロインは孫に囲まれて天寿を全うするのが、いちおうの原則です。電子出版登録したばかり(11/1発売)の『火竜と翔けたアクメの空』のヒロインは、1925-2017ですから。
 またも脱線。
 今回は、個々の試合の展開おろか、出場者のリングネームまで、書きながら考えていくというバアターリブツケホンバーンでいきます。


 メモの最後のほうで書いてるリングネームは、『未成熟処女の強制足入れ婚』で使ったものです。
 ピンキー・モモはヒロイン。名前の由来は、わかりきっていますよね。
 アツタ・ズイセイは、対戦相手。これ、第二次大戦中(の頃)の、航空機用エンジンです。熱田と瑞星。
 筆者は、こういう遊びが好きなのです。
 今作でも、ヒロインのリングネームを、SHIORIのアナグラムでOSHIRIにしかけて……さすがに思いとどまりました。

 あと、わかりにくい(かもしれない)部分を解説しておきましょう。
「総統! 私は歩けます!」は、まんま検索してください。
この映画、DVD持ってます。コメディ満載の人類滅亡反戦反核物語です。さすが、スタンリー・キューブリックです。ピーター・オトゥールです。
 空軍基地に軟禁されて、司令官の発狂を大統領に伝えようとして、公衆電話を使おうとしたら、オペレーターに払いを要求されて、小銭が足りない。ピーター・オトゥールを捕らえに来たMPだっけ、そばにあるコーラの自販機を銃で射てと。
「それが、納税者への義務だ!」
「損害賠償が来ても知らんぞ」
 コイン投入口あたりをズドン。お釣り用の小銭がジャラジャラ。それを拾おうとしたら、吹き出したコーラが顔面直撃。
 いざB52から核爆弾を投下しようとしたら、爆弾倉が故障。コング機長がミサイルにまたがって、回路を修理。ハッチが開いて、そのまま爆弾投下。ロデオさながらに「ヒャッホオオオオ……」
 とにかく、一見をお勧めします。


 つぎ。ボーリング・クロー。ボーリングの球の穴は(ふつう)三つですが。二つのもあります。片方の穴は親指、もうひとつは中指ですが、リョナ技としては、人差し指と薬指も挿れるんでしょうね。

女囚性務所 (EPISODE 1)ドンキーガール (EPISODE 2)未性熟処女の強制足入れ婚淫乱処女のエロエロ・デビュー縄と鞭の体育補習ママと歩む Slave Road姪奴と甥奴(前編)~繁殖奴隷にされる姉と男の娘に改造される弟姪奴と甥奴(後編)~繁殖奴隷にされる姉と男の娘に改造される弟Family SM Triangle (総集編)いじめられっ娘二重唱(前編)いじめられっ娘二重唱(後編)陸軍女子三等兵強制全裸突撃~玉砕の南洋に咲く大輪の被虐花突撃! 戦車娘成層圏の飛燕~海女翔けるとき非国民の烙淫:前編(強制露出と娼婦教育)非国民の烙淫:後編(母娘への凄惨な拷問)僕はパパの牝奴隷僕の痛セクスアリス


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report Appendix:火竜と翔けたアクメの空

 
 今回は、表紙絵に苦労しました。
 まっさきに浮かぶ基本構図はこれです→
 これでヒロインを引ん剝いてしまえば……『成層圏の飛燕~海女翔けるとき』と同じです。
 しかも、KINDLE向けにはパンツを穿かせねばなりません。
 KINDLEに関しての懸念は、「ぐろうばるすたんだあど」とか「こんてんつぽりしい」で機体のインシグニア(鉤十字)にまで威茶問をつけてくるかもしれませんが、ここは自主規制せずに出してみましょう。
 それはそれとして。この構図、『成層圏の飛燕~海女翔けるとき』と同じなのです。あっちは敬礼してるけど、こっちのヒロインにナチス式敬礼をさせる度胸はありません。
 さらに。この構図は面倒くさいという問題もあります。首のすげ替えじゃなくて、ハーネスだけならともかく手袋まで嵌めさせるとなると、原図にする「裸 女 正面 直立」でドンピシャがありません。飛燕のときは、敬礼を合成しましたが。
 で、気の迷いてやつも出て、クラーラと絡ませようかとか、ジェットエンジンの背中にスッポンポンを乗っけちゃおうかとか。
 結局。構図の基本は同じでも後ろ向きということで折り合いをつけました。
  He162も向きを変えて……というのはウソです。ホントですけど。向きが変わったのは、裸を右に立たせて、背景に映り込んでる現代航空機を隠すためです。
 ちなみに、現代航空機ならいまのところ一意的に意味が確定しますが、現代自動車というと、ホワイトからピンクグレーに変わった国のボロ自動車という意味にもなりますなあ。
 原画は、これです。↓

火竜表紙原図

 縮尺はバラバラ。
 格納庫の米空軍インシグニアをドイツ空軍に書き換えて。PhotoScapeで水彩色鉛筆フィルターを掛けて。
 He162A-2はフィルター処理では綺麗にならないので、輪郭抽出&塗り絵でいきましょう。ちなみに、ターボジェットをパルスジェットに換装してA-10にするのは面倒なのでパス。
 ヒロインの裸も塗り絵にして、ハーネスの背中部分を合成すれば完了です。帝国海軍航空隊の縛帯だけど、ま、いいでしょ。これまでの飛行服だって、Googleで画像検索したら、RAF PilotSuitってバレるんだし。
 とりあえず、原図をフォトコラした構図が、これです。裸のまわりのオーラ(笑)は、JPGで色が微妙にグラデってるせいです。目では透明でも微妙に色付きなので、透過処理が(MSペイントでは)できないのです。


こうずう

 さて、これから楽しい楽しいBF丁稚揚げに取り掛かりましょう。
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓

 終わりました。矢印1本1時間です。
 顔をいじらなくて済んだので、わりと簡単でした。顔は、PhotoScapeの「色鉛筆」フィルターでは色が薄すぎるので、「水彩色鉛筆」フィルターで処理しますが、そのままではリアル過ぎるので、顔の内部を切り抜いて単色で塗って、白目も黒目も塗りつぶして、唇はルージュ。手間です。
 さて。こんな出来上がりです。

ザラマンダー:原図

 やっぱり、乙牌とか縦筋が無いと寂しいです。どうせ売上の2/3を占めるKINDLE向けではYの交点を白抜きしますけど、でも、やっぱりなのです。

 原稿は、共通校訂が終わったところです。文字数削減方向でDLsite向け、文字数追加/可能なら小エピソード追加でKINDLE専売校訂。250枚ですから、7月中には終わります。
 8月からは、SMツアーEPISODE 4「プライベート・リョナファイト」です。本題(とは、言わない。仮題の反対語って、なんなのでしょう)は、今決めました。また変えるかもしれません。
 実は、今年のカレンダーは日の巡り合わせがよくて、8/10~8/15が盆休み。8/17,18が土日。残る8/16は会社の「有給休暇特奨励日」です。すなおに会社の方針に従って、9連休です。墓参りとか、自宅まわりの雑草(ツタ)駆除に時間を割いても、余裕で脱稿できそうです。8月中に3回校訂とBF丁稚揚げも終わるでしょう。

 08/01 いじめられっ娘二重唱(後編)
 09/01 ロリマゾ7 OAV三穴拷貫~今夜はハードリョナ?
 10/01 ヒロイン戦記6 火竜と翔けたアクメの空
 11/01 SMツアーEPISODE 4 プライベート・リョナファイト
 リードタイムが取れます。9月からは2か月かける予定で『赤い本と白い百合』を、おっぱじめようかしら。


 こういうのを、Ponpok-Skin Calculation というんです。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Repot Final 火竜と翔けたアクメの空



 7/21に脱稿しました。
 予想外の膨らみが追加されたりして、筆者自身は満足できるものとなりましたが。
 客観的に見て、どうにもエロシーンが少ない。
 ので、色気ゼロの最終章を掲載しちゃいます。

 しつこいですが、エロはありません。
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「東部戦線で捕虜になって、後送される前に脱出したやつの話を聞いたことがある」
 戦隊長は生理休暇中の者にまで召集を掛けて、訓示でも作戦命令でもなさそうなことを語り始めた。
「野蛮で血に飢えた赤熊どもは、十歳の女児だろうと六十歳の老婆だろうと、見境なしに犯す。そして殺す。赤ん坊を宙に放り上げて、銃剣で突き刺すような蛮行も珍しくはないそうだ」
 あまりの凄惨さに口を押える娘もいた。激しい憤りに駆られて、悔しそうにHe162を振り返る者もいた。
「ところで、米空軍のサバイバルキットの中身を知っているか?」
 戦隊長が口調をやわらげて、まるで関係のなさそうなことを言う。
「基本的な部分は我が空軍と同じだが、小さな違いと大きな違いが、ひとつずつある。小さな違いというのは、洋上不時着に備えた品が充実しているという点だ。大きな違いというのは……」
 戦隊長は、笑いを含んだ顔で部下の娘たちを見回した。
「ストッキングが二足と口紅が一本、そしてコンドームが一ケースはいっている」
 この意味がわかるか――と、戦隊長は、話題にふさわしくな生真面目な顔で、また娘たちの顔を見回す。
「贅沢に慣れたフランス娘なら、こんなプレゼントをもらったら、喜んで股を開くことだろう。我がドイツの貞操堅固な娘は、そんな娼婦のような真似はしない……と言いたいところだが。民間でも物資欠乏は凄まじい」
 戦地長の話がどこへ向かおうとしているのか、乙女(でなくなっている者のほうが圧倒的に多いのだが)たちにはまったく見当がつかない。
「この基地は、東部戦線寄りにある。いや、戦線が後退した今は、ソ連軍の脅威に曝されている。そして、きゃつらは英米以上に革新的技術を欲している。明日にでも、基地の接収に乗り込んで来るだろう」
 アンナは、明日の運命に恐怖を覚えた。愛機を奪われるだけでなく……
「最後の命令を下す!」
 戦隊長が、声を張った。
「DMJG全隊員は、可動機に分乗して西へ飛べ。作戦の目的は、ジェット戦闘機を米軍に引き渡すことである」
 ジェット戦闘機は口実に過ぎないと、全員がただちに理解した。ジェット戦闘機といっても、町工場でも作れるパルスジェットだ。Me262やV2誘導ロケットとは比べものにならない。彼女たちを女として最悪の運命から逃れさせること以外に、この作戦の意味はなかった。
「戦隊長たちは、どうするんですか?」
 誰かが質問して、全隊員が戦隊長を注視する。
「まさか、男のケツを掘るほど赤熊どもも悪趣味ではあるまい」
 どっと湧いた笑いの中で、アンナとロジーナだけは複雑な表情。
「心配はいらん。整備員以外には、すでにベルリンへの転出命令を出してある。まだ残っている連中は、貴様らを追い出したら、ありったけの車両に詰め込んで、後を追わせる。ジェット戦闘機の整備は、誰にでもできるわけではないからな」
 戦闘停止命令が出ていても、敵軍はゲリラ的な攻撃を恐れて、戦時下の進軍態勢を解かないだろう。じゅうぶんに逃げ切れる。
「それは、総統の裁可を受けた命令ですか」
 敗戦と軍隊の秩序とは別だ。如何なる場合にも撤退を許さない総統が、たとえ女性とはいえ特別に認めてくれるとは、アンナには思えなかった。
 戦隊長は、わざとらしく帽子を脱いで、胸にそれを当てた」
「総統は行方不明だ。そして、プファイルは生き延びた」
 この文脈では、プファイルがDMJG第4中隊を指していないらしいと感じたが、そんな知的な疑問を持ち出す場合ではなかった。
「空軍総司令からは、ジェット戦闘機を処分するようにとだけ、命令を受けている。基地司令官の話術に引っ掛かったわけだが」
 すでに地上整備員がHe162全機を列線に押し出し始めている。
「以上だ。編成にこだわらず、準備が調い次第、シュヴァルム単位で出撃せよ。あまり一度に大勢で押しかけると、あちらさんも本気で仕掛けてくるからな」
 では、解散――と言いかけた戦隊長をさえぎって、アンナが手を挙げた。
「人数から考えて、二人乗りになります。パラシュートを着けずに、操縦席で重なって座ると思うので、ひとつだけ注意をしておきます。必ず、上に座った者が操縦してください。クッションのない状態で振動に直撃されると、絶対に操縦できません」
 怪訝な顔をする者もいたが、思い当たることがあってうなずく娘も少なくなかった。
「よろしい。では、解散」
 アンナは私室に引き返して、飛行服に着替えた。そして、しばらく考えてから、柏葉付騎士鉄十字章を首に吊った。敵兵を殺した証しではあるが、エースの証しでもある。敗戦は悔しいけれど、自分の戦いに悔いはなかった。ただ一点を除いては。
 もともと狭いコクピットに二人を詰め込むのだから、私物はすべて置いていくしかなかったのだけれど。アンナはためらうことなく、小机の上のマイセン人形を絹布にくるんで空っぽのパラシュート嚢に入れた。
 パラシュートは定期的に嚢から出して整備するのだから、その中身がすり替わっていることは、基地の誰もが知っている。司令官も戦隊長も、それを咎めなかった。
 パラシュート嚢を手に提げて外へ出ると、この二週間ばかり愛機にしていた機材は、すでに準備が完了していた。
一緒に乗ってくれる?」
 アンナは、自分が出撃しなかったときに中隊長を勤めていたエミーリエ・ゲーリケを誘った。
「わたし? いいの?」
 問いには、おそらくふたつの意味が含まれていただろう。操縦技量に優れた者同士で相乗りするのは不合理だった。そして、代理を務めて犠牲者を出してしまった自分を許してくれるのか――という。
「最後だもの。わたしがどんなふうに飛ぶか、覚えておいてほしいの」
 アンナはエミーリエの答えを待たずに、コクピットに座った。
「上に座ってね、エミーリエ」
 エミーリエは不得要領な顔で短い梯子を上って、アンナの上に腰掛けた。脇に置かれたパラシュート嚢のせいで、身体を捻っていなければならないのだが、文句は言わない。
「エンジンを掛けます。送気してください」
 手信号ではなく、口で地上員に伝えた。
 アンナがエミーリエを抱き締めるようにして操縦桿を握った。
「操縦は、わたしがするんじゃないの?」
「さっき言った言葉は、わたしだけ例外なの。パルスジェットの振動を直接に感じていないと、地上滑走なみの飛び方しか実はできないんだ」
「……ふうん?」
 シュヒュウウウウウウウウウウ……
 エンジンに空気が吹き込まれる。計器の示度を確認して、アンナが始動ボタンを押す。
 ブオッ、ブオッ……ブオオオオオオオ!
 咆哮と振動がキャノピーを包んだ。
 アンナが手信号でタキシング開始を地上に伝える。
 ブオオオオ……ブオッ、ブオオオ……
 失火寸前までスロットルを絞って、滑走路に進入。機をセンターライン上に乗せて、スロットルを押し込んだ。
 ズヴォオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!
「あう……」
 最初の頃はすさまじい苦痛だったが、それにも慣れて、今では痛みの中に潜む快感にもきづいている。
 快感と苦痛と。ザラマンダーはわずかにふらつきながら、ぐんぐん加速する。
「まだ、引き起こさないの?」
 耳元でわめかれても、さらに一秒を待って引き起こし操作を開始。計器をまともに読めない状況だから、ふだんでも機首上げは遅めにしている。まして、今日は二人乗りだからとアンナは考えたのだが――銃弾を積んでいないから、むしろいつもより軽くなっていることは(地上員にも念押しされていたのに)忘れていた。
「はあああ……あああっ……」
 それが無事に離陸した安堵の息ではなく、もっと艶めいているとは、同性のエミーリエにはわかっただろう。
「…………」
 エミーリエがなにか言ったが、轟音に掻き消されてアンナには聞こえない。
「え……?」
 アンナが戸惑いの声をあげた。
 いつもなら、アクメの境界をさまよいながら飛び続けて、接敵と同時に、アドレナリンに蹴飛ばされて空戦アクメの高みに投げ出されるのだが。今日は、いきなりそこまで突き抜けようとしていた。
 おそらくは、これがザラマンダーと翔ける最後の空になるだろうという惜別の感情。性的快感に身をゆだねる姿態を戦友の前に晒け出すという、羞恥と幾分の誇らしさ。そういった諸々の常にない精神状態が影響しているのかもしれない――などということは考えずに、アンナはすべてを脱ぎ捨てて宙を翔けた。
「ぶつかる!」
 エミーリエの悲鳴。
「だいじょうぶ。最後なんだから、思いっきりこいつを駆ってあげる」
 アンナも大声で言い返して、行動を正当化する言い訳も付け足す。
「低ければレーダーに捕まらないし、不意打ちを食らうこともないしね」
 地上十メートルまで駆け降りて。もっと低く、農地に点在する家屋をかわしながら飛ぶ自信はあったが、あまりエミーリエを怖がらせてはいけないので、そこで水平に戻した。
「すごい……ほんっとにあなたって、地上と空とでは別人ね」
「ほかの人だったら操縦できなくなるほどの振動が、わたしには五感を高めてくれる」
 五分も飛ぶと、基地から連絡があった。
「米軍は、すでにハノーファーの西にまで達している。空軍基地も支配下にあるだろう。そこを目指せ」
「リリエ1、了解。司令官殿も無事に撤収してくださ」
「心配するな。すでに本部小隊と基地防衛隊も、西へ向かっている」
「ロゼ1、了解。お達者で」
「クリザン1、了解。またお会いしましょう」
「プファイル1、了解。さようなら」

 しばらく飛ぶうちに、発見されたという連絡がぽつぽつと入電するようになった。
「プファイル2、投降しました。できれば、みんなと同じ基地に連れてってほしいな」
「こちら、ロゼ1。警告射撃を繰り返されてる。速度を落とせないって、わからないみたい。くそ、反撃してやろうか。低空なら、こっちが速いんだぞ」
 どちらがジェット戦闘機かわかったものではない。しかし、速度だけで勝負は決まらない。より前に。ロジーナが反撃すれば、他の編隊も同様に見なされる。
 が、本気でないことくらい、アンナにはわかっていた。
「しょうがない。エンジンを止めて、不時着する。悪いわね。わたしたちだけ、娑婆で遊んじゃって」
 西寄りに不時着して、軍服を脱ぎ捨てればそのまま田舎娘(もしくは町娘)で押し通せる。
 ロジーナとの通話をエミーリエにも伝えた。
「もちろん、あなたは任務を全うするんでしょうね」
「当然よ。こんな素晴らしい快楽を教えてくれたんだから。いくら命を持たない機械だからって、見捨てられない」
「へえ……?」
 エミーリエは、もっとガチガチの答えが返ってくると予想していたのだろう。アンナの腿の上で、きまり悪そうに尻をもじつかせた。
「……そうか。これが、あなたの秘密だったのね」
 空戦アクメの正体を、エミーリエなりに感づいたようだった。
「もしかすると、クラーラ……いえ、なんでもない」
 きまずい沈黙。などというものは、パルスジェットの轟音と振動の充満した空間に存在するはずもないのだが。
「もしかすると、同じことができる子が、他にもいるかもね。だけど、男には絶対に真似できないね」
 アンナは、エミーリエの言葉を嬉しく受け止めた。世界でただ一人というのは、なんだか自分が人間ではないような気分になってくる。
「だって、男なんて一発射ったらそれっきり。グスタフ自走砲より始末が悪いんだから」
 グスタフ自走砲は、実に口径六十センチの臼砲である。射程は短いし鈍重だしで、機動戦には使えない。しかし、エミーリエが言っているのは、発射速度のことだろう。なにしろ、十分に一発しか射てない。生身の男なら、十分に自慢できる連射性能ではあるが。
 比喩の巧みさに、アンナは笑った。そして、すぐ心配にもなった。あまりに殺伐としている。軍服を脱いでも『娘』に戻れないのではないかと。
 ――超低空飛行のおかげで、アンナは敵に発見されずに、空軍基地まで辿り着いた。地上からは目撃されてきただろうから、正体不明機として通報されているだろう。上空には少数の戦闘機が、アンナには見えていた。
「こちらの姿を、敵……相手に、はっきりと見せる」
 アンナはスロットルをいっぱいに押し込んで、操縦桿をゆっくりと引いた。
 パルスジェットエンジンの振動が、さらにアンナを宙高く押し出す。
「うああああああああ……いくううう!」
 戦わないのだという意識から、アンナはアクメの歓喜を大声で叫んだ。
 そうして。アクメの中で基地のまわりを一周して、遠距離から最終侵入経路に乗った。
 万感の思いとともに、スロットルを引き戻して、エンジンスイッチを切った。
 ぱたっと轟音が途絶え、キャノピーを外を流れる空気の音が大きく聞こえる。それまでは感じていなかったエミーリエの体重が、ずしりと腿に掛かった。
 後方から急速にP51が追いすがってくる。が、すでに複数の降伏例が伝わっているらしく、軸線は合わせてこない。
 降伏の意志を明確に示すために、滑走路のはるか手前で着陸脚を出した。左右へのバンクを繰り返すと、P51は左右に分かれて、アンナを取り囲んだ。
「ごめんね、エミーリエ」
「え、なにが……?」
「DMJGはみんな着陸が下手だって思われちゃうかも」
「そうだね。いくら騎士鉄十字章を着けてたって、あなたがエースだなんて信用してもらえないかもね」
 ふたりとも、戦いに明け暮れた日々を遠くに感じ始めている。
 一発勝負の滑空着陸で、アンナはタイヤ痕で黒く汚れた定点のはるか手前で接地した。ブレーキを遅らせて、どうにか誘導路まで引っ張った。
 MPの腕章を付けた兵が、サブマシンガンを肩に担いだまま、呼びかけてきた。
「タキシングできないのは、知っている。降りてきなさい」
 こちらが女だと――知っていなかったとしても、顔を見ればわかる。なかなかに紳士的な物腰だった。小学校で教えるような簡単なドイツ語を交えて、英語はゆっくりとしゃべってくれる。個々の単語はわからなくても、全体としてなにを言っているのかは理解できた。
 キャノピーを開けて。まずエミーリエが降りる。といっても、踏み台も梯子もない。飛び降りても平気な高さだが、下でMPのひとりが両腕を開いている。
「ま、サービスしてやるか」
 肩をすくめてから。エミーリエは男の腕の中に飛び込んだ。
「これは、親友の形見なんです。大切に扱ってください」
 交代したMPの手に、マイセン人形を収めたパラシュート嚢を渡して。それが、そっと地上に置かれるのを見届けてから、アンナもMPにサービスしてやった。
「あの機体は、どうなるんですか?」
 MPはヘルメットを横に振った。
「俺なんかにゃ、わからんが。V1ミサイルを背中に乗っけて飛んでる飛行機なんかに用は無いって、パイロットの誰かが言ってたっけな」
 研究対象にもならなければ、戦利品としての価値もない。遠からずスクラップにされるのだろう。
「そうですか……」
 すこしだけ残念に思ったが、クラーラを失ったときの百分の一も、悲哀はなかった。アンナが愛していたのは、He162A-10ザラマンダーそのものではない。それが空を飛ぶときに与えてくれる快感――突き詰めれば、振動なのだったと、あらためて気づく。
「偉いさんがお待ちかねだ。いちおうは捕虜ということになるが、なにしろレディーファーストのお国柄だからね。けっして乱暴なことはしないから、安心していなさい」
 そのわりには、有無を言わせぬ態度で二の腕をつかんで、歩くように仕向ける。銃を突き付けられないだけ、ましなんだと、アンナは腹を立てない。
 それよりも。アンナはすでに決心を固めていた。ザラマンダーには二度と乗れないとしても。あの振動だけは、絶対に取り戻してみせる。
 壊れかけた電気洗濯機が激しく振動する時がある。機械の回転部分に不調が生じるせいだ。あの原理を応用すれば、ザラマンダーと同じような『振動装置』を発明できるのではないだろうか。
 アンナはHe162A-10に背を向けた。そして、そのときの彼女にはまだ知る由もなかったが、バイブレーターの女神への道を歩み始めたのだった。
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 開き直って、アイキャッチ画像も、色気レスでいきましょう。
 紙飛行機マニアの間では『とろつ機』または『とろ機』と呼ばれている、ガチ飛び立体セミスケール紙飛行機です。

He162A-2.jpg

 オリジナルそのままではなく、垂直尾翼を2倍増積したり、あちこち改造しています。
 それでもTAN2×1.2mm□×1m(二重のループにして使います)で、せいぜい10秒台前半。背中の空気抵抗の塊を無くせば、かなり飛びそうですが、それをやっちゃ、He162じゃなくなります。


全裸縄付道中縄禿初潮水揚陰間寺出世菊女囚永代吟味未性熟処女の強制足入れ婚無限の幻夢~被虐異世界遍歴の果てに大正弄瞞~義理の伯父と継母と異母兄に三穴淫虐調教される箱入り娘縄と鞭の体育補習

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 2+:火竜と翔けたアクメの空

いじめられっ娘二重唱(前編)

 なぜに、こうなる?
 最初の予定では、クラーラが「活」を挿れられるところをヒロインは「見学」するだけのはずだったのに。
 筆の勢いとは恐いものです。いや、欲求不満のなせる業か。


========================================
 アンナは、三人一緒に私的性裁を受けたから、ショックを分かち合ってすぐに立ち直れた。しかし、クラーラはただひとりで辱められるのだ。
 何をされるか事前に教えても……それで心構えができるというものでもない。
 アンナはクラーラに声をかけずに、まっすぐ自室に向かった。
 そして、十五分前から廊下に出て、クラーラが姿を現わすのを待った。
「私も同行する」
「え……はい、ありがとうございます」
 クラーラの顔が明るくなった。おっかない頑固親父(二期隊員は、ときとして戦隊長をそう呼んでいた)にどやされるにしても、中隊長が付き添ってくれていれば、ちっとも怖くない。
「クラーラ・ヴェルテ、命令により出頭いたしました」
 小机に向かって書き物をしていたホフマン大佐は、二十秒ほども待たせてから振り返って、座ったまま略式の敬礼を返した。それを受けて、クラーラも右手を下ろす。
「シュライバー中尉、貴様は、なぜここにいる」
「私の指示ミスが、今回の事故の原因だからです。私に第一の責任があります」
「貴様の指示は適切だった」
 戦隊長は、即座にアンナの言葉を否定した。
「その瞬間を目撃はしていないが、射撃五秒前の状況は把握している」
 無線は一斉送話だから、戦隊長も聞いている。どのような形で誤射が起きたか、憶測ではなく確定できる。
「しかし、部下の身を案じる気持ちは理解する。同席を許す。ただし、一切の発言を禁じる」
 黙って見ていろ。そう言われて、いや命令されて――アンナには抗弁のすべがなかった。クラーラの身代わりに自分が罰を受けると申し出たところで、拒否されるのはわかりきっている。いや、あり得ない仮定ではあるが承諾されたとしても。それは、かえってクラーラを傷つけることにはならないだろうか。
 そう考えたとき。アンナは、戦隊長の性裁に秘められた意図を理解したと思った。耐えがたい恥辱を与えることで、一切を「その場限り」で終わらせる。と同時に、絶対に同じミスを繰り返させない。
「あのとき、貴様は長機を掩護するつもりだったのか。敵機を撃墜するつもりだったのか?」
 戦隊長の言葉で、アンナは一瞬の思考から引き戻された。
「掩護です。でも、機影が照準器にはいったので、狙って撃ちました」
「目的が曖昧だから、視点も散漫になる。直前に敵機を追い越したことにも気づかなかった」
「…………」
 クラーラはうつむいたまま、戦隊長の指摘を聞いている。まったく正しい。なにひとつ反論できない。
「掩護するなら、もっと交叉角を取って、敵機に視認させるべきだった。そうすれば、威嚇射撃の流れ弾が味方に当たらない」
 あの形では、たとえ敵機の後方から射撃しても、ニーナ機は射線上にあった。だからこそ、目標の取り違えに気づかなかった。
「攻撃するなら、長機の経路を頭に描くだけで、敵機の捕捉を第一とするべきだった。そして、もっと下方から突き上げろ」
 戦隊長が言葉を切ったのは、クラーラの理解を待ったからか。もちろん、真っ白になっている頭で空戦の状況を思い返すなんてできない。
「貴様は味方を撃墜した。バーデン少尉が生還したのは、幸運に過ぎない。もし、二人の立場が入れ替わっていたら、貴様は戦死していたかもしれん」
 戦隊長が言葉を切って、息を吸った。
 来る――アンナが直感する。
「貴様は、貴様を殺したのだっ!」
 滅茶苦茶な言葉だったが、それは横で聞いているアンナさえ打ちのめす迫真性があった。
「衣服をすべて脱げ」
 一転して低い声で、戦隊長が不可能な命令を発した。
 クラーラはきょとんとして、ホフマン大佐を見上げている。
 アンナが最初に動いた。考えに考えたあげくの行動だった。戦隊長に「女として扱う」ことを要求したときよりも激しい勢いで、アンナは身に着けている一切を(靴を含めて)脱ぎ捨てた。そして、直立不動の姿勢で戦隊長をにらみつけた。
「…………!」
 呆気に取られていたクラーラだったが。自分が何を要求されているか、アンナの行動から理解した。先輩であり中隊長であり、なにより私淑しているトップエースひとりを恥辱の中におけるほど、クラーラは厚顔ではない。おずおずと、しかしためらわずに、彼女もアンナと同じ姿になった。
「シュライバー中尉、列外」
 アンナは、横で羞恥に震えているクラーラの肩に手を置き、その目を覗き込んで無言の励ましを送った。そして、部屋の隅へ行った。
「ヴェルテ少尉。戦死した貴様に、活を挿れてやる。回れー右ッ!」
「三歩前へ」
 バックから受け挿れる姿勢クラーラに取らせて、ホフマンがズボンを脱いだ。パンツの盛り上がりは、対空射撃準備が完了していることを示している。
 この人は、男でも女でもかまわないのだろうか――と、アンナはいぶかった。彼に侮辱されたように、アンナは年齢のわりに未性熟で髪も短くしているから、軍服を着ていたら青年と間違われかねない。これまで、そのようなことにならなかったのは、常に編隊で行動していたからであり、このあたりでウイングマークを付けているのはDMJG隊員だと知れ渡っているからに過ぎない。
 しかしニーナは、どれだけ男装をしてもすぐに見破られるにきまっている。金髪は短くしているが、少女らしい形に整えている。胸も尻もアンナに比べてさえも中性的だが、全体に華奢な身体つきのなかで、きちんと腰がくびれている。なにより、彼女が(搭乗時以外は)片時もそばからはなさないマイセン人形さながらの愛くるしい顔立ちと肌の滑らかさは、けっして男にはないものだった。
 こんな少女に勃起させるなんて、同性愛に加えて少女性愛の変態だ――ニーナはホフマンを軽蔑しようとしたが、なぜかそれができなかった。人格に問題はあるが、この男の卓越した空戦技能と指揮能力はDMJGに欠かせない。リヒャルト・ホフマンは軽蔑すべき人間だが、戦隊長は尊敬すべき人物だ。「特別な初めて」を奪った男だから、どうしても女性としての感情が湧いてくる――とは、断じて思わないアンナだった。
「ひゃああっ……!」
 クラーラの悲鳴で、アンナは物思いから醒めた。ホフマンが腰を引いて角度を合わせて、クラーラをまさに貫こうとしていた。
 助けようとは思わなかった。腕力でも権力でもクラーラを助けられないのは明白だが、もしも出来たとしても。わだかまりが残る。戦隊長は、この場限りで一切を忘れてくれる。そして犯された娘は、恥辱の中から立ち上がるしかないのだ。
「いやあああああっ……痛い! 汚い! やめてください!」
 ニーナの悲鳴は廊下どころか営庭まで聞こえているだろう。しかしホフマンは、彼女の口をふさごうとはしなかった。
 アンナが戦隊長の命令に反して、クラーラのそばへ駆け寄った。なぜそんなことをしたのか、自分にも説明できなかっただろう。アンナはクラーラの顔を横向けて、彼女の口を自分の唇でふさいだのだった。
 ホフマンは、それを制止しなかった。
「む……びいいい……」
 アンナの口の中で、なおもクラーラは泣き叫び続ける。
 アンナはいったん唇をはなして身体を沈め、クラーラが壁に突いている手のあいだに身体をこじ入れた。クラーラを抱き締めてやる。クラーラも壁から手を放して、アンナに抱きついた。
 固く抱き合った二人の娘。幼い娘の背後からのしかかって「男女共通の器官」を荒々しく犯し続ける偉丈夫。それは奇妙で煽情的な構図だった。
========================================

 いろいろ検索しましたが、若い娘が向かい合って立って抱き合ってる後ろから――という構図は見つかりませんでした。下の画像が描写に近いともいえますが、筆者の頭の中にあるエロさとは、かなり違います。でも、まあ貼っておきます。

8-50.jpg

 こういうのを表紙絵にする予定はありません。絶対にHe162でいきます。



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Progress Report 2:火竜と翔けたアクメの空

 
この3連休ですこしは進捗しました。と、謙遜。


配属:April         1944
性裁:Mai           1944
開眼:Juli           1944
昇進:August      1944
勲章:Oktober     1944
誤射:November  1944
酒淫:November  1944
慟哭:Dezember  1944
復活:Januar      1945
降伏:Mai           1945


 現在、『誤射』の空戦が終わって、これからヒロインの妹分が戦隊長から「活」を挿れられるシーンです。
 ここまでで175枚ですが。エロシーンが少ないですね。
 『性裁』で、ヒロインを含む3人が「活」を挿れられて。
 『勲章』で、少年愛の戦隊長を「更生」させようとして、誘い受け。
 『誤射』で、妹分が性裁されて。
 『酒淫』で、甘百合。
 各章の半分以上は空戦シーンとかストーリイ展開ですので、エロは全体の1/3のありません。いや、『開眼』で空戦アクメを描きますから、これもエロシーンです。
 しかしともかく。緊縛も拘束も鞭も出てきません。「成層圏の飛燕」ですら、ケツバットがあったのに。
 今回はエロ抜きドッグファイトです。実は空戦の記述にいろいろとボロがあるのですが、たぶんバレないだろうかなと。

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 この群に突っ込めば。逃げ惑う羊を一頭ずつ仕留めていけるが、タイミングを誤るとこちらが番犬に噛みつかれる。しかし、腹いっぱいに爆弾を抱えて目標を目指して飛ぶ敵を見逃せるはずもない。
「手筈はわかっているな。全機、突撃せよ」
 命令を出し終わった時点で、本部小隊の三機はP51のさらに上空から急降下を開始している。
「ロゼ、このまま突き上げる!」
「リリエ、目標は右翼の編隊。突撃!」
 アンナは操縦桿を右前に突いてフットバーを大きく踏み込んだ。He162A-10は深いバンクで機首を下げながら、敵の予測未来位置へ向かって突っ込む。
「クリザン、左翼へ突っ込む!」
 リリエ中隊の右横を芋虫を背負った黒い影が突き抜けて、急激に引き起こしながら敵に一連射を浴びせると、そのまま大きな弧を斜めに描いて、追尾してきたP51の十数機の後ろを取ろうとした。
 乱戦のさ中では、中隊を駒のように動かすのは不可能だ。また、敵も遅まきながら本部小隊の役割に気づいて、執拗に攻撃を仕掛けてくるようになった。もちろん、肝心の護衛が手薄になるほどの戦力は割かない。
 統合指揮がとれなくなれば、本部小隊も駒のひとつとして働くしかない。そして、この駒はチェスのクイーンさながらに縦横無尽の機動で、護衛戦闘機さえ倒せた。
「娘っ子のお守りをしないぶん、暴れ回れるというものだ」
 事実、この二週間で戦隊長はB17を五機共同撃墜し、P51も三機食っている。
「リリエ1、十時上空、降ってくるぞ!」
 四肢奮迅の働きをしながら、なお戦隊長は部下と敵の位置を把握していた。
 アンナは第一撃後の引き起こしを、左への急旋回に切り替えた。余裕をもって左上空からの敵機をかわして、すでに右下方から急上昇してくる一群を視界の外に捉えている。
「リリエ1と3。左旋回、急降下。2と4は水平旋回」
 アンナの読みでは、ほぼ同じ経路で上下に分かれた四コ小隊のあいだを敵が突き抜けていくはずだった。自分の小隊は真正面からの反航になるが、わずかな軸線のずれが、敵から照準のチャンスを奪うはずだった。
 状況は切迫している。「わずかな」「一瞬の」差が生死を分ける。しかしアンナは、この場面での生を確信している。リリエ1の3番機は、本来は小隊長を務めるニーナ・バーデンだった。見込みのある者に小隊長としての経験を積ませようとして、編成替えがあったのだ。彼女なら、経験の浅いクラーラ・ヴェルテをうまくリードするだろう。
 ところが、そのニーナが。
「ニーナ、遅れてる!」
 いつかのような操縦技量の差による遅れではなかった。リリエ13番機の右エンジンは黒煙を吐いていた。
 傷ついた獲物に追いすがるように突き上げてきた敵のうち四機が、激しく横滑りしながら機軸をニーナ機に向けた。
 リリエ14番機、クラーラがズーム上昇に転じた。速度を落として、敵後方から急降下を掛けるつもりだ。
「ニーナ、クラーラが来るまでロールで逃げて」
 先行しているアンナは、すぐには掩護に駆け付けられない。
「リリエ2、煙を吐いてる機を掩護」
 リリエ2よりは、自分が三百六十度旋回して敵の後ろへつけるほうが早い。その経路をとりながら、リリエ13を見守る。もちろん、あと三十秒はこちらに攻撃を掛けられる敵がいないと見定めてのことだ。
 ニーナの緩横転に、敵の一機が追随する。目標を照準器に入れるには、追撃側も同じ機動で追わなければならない。見越し射撃で軸線も経路も異なる目標に命中させるのは、神技よりも難しい。
 クラーラが遠距離から射撃を開始した。もちろん、当たるはずがない。しかし、何十メートルも離れているとはいえ、火箭が視界をかすめては、敵を追うどころではない。ニーナを狙っていた敵はロールを切り返して急降下で離脱した。その数秒後にクラーラが敵と交叉角を持って急降下していく。
 ニーナと軸線が合いかけているアンナと列機のエルナに、敵のロッテが上下から迫ってきた。
 エルナの機動を見定めて(空戦アクメで知覚の拡大しているアンナは、コンマ一秒もあれば、機首の初動で十秒先の未来位置も予測できた)、彼女を下方に見て交差する経路に切り返した。
 離脱した敵のペアが、ニーナの後方へ回り込もうとしている。
 危険を承知で掩護に向かおうとしたとき。下方からズーム上昇してくるクラーラに気づいた。
 上昇にエネルギーを奪われていても、機速の落ちたニーナを追撃しようとしている敵よりは過速だった。それに気づかず、クラーラは機首を下げて増速した。ニーナ機と敵機の双方に対して、角度が浅い。
「クラーラ、射つな!」
 叫んだと同時に、敵機を追い越したHe162の機首から二条の火箭が伸びて。射撃はすぐに中止されたが、二十ミリ弾はニーナ機の左水平尾翼を破壊していた。
「被弾! 脱出する」
 ニーナの甲高い叫び。しかし、うろたえてはいない。
 飛行機の重心は主翼の揚力中心より前にある。そのために発生する頭下げモーメントを水平尾翼の負の揚力で相殺して飛んでいる。
 水平尾翼を破壊されたニーナ機は急速に頭を突っ込んで、さらに裏返しになっていく。
「ニーナ、出るな。空が見えるまで待て!」
 裏返しになった機から脱出しようとして垂直尾翼に叩かれた戦隊長の姿が、まざまざと目に浮かんだ。
 アンナの指示を正しく理解して、ニーナは残された尾翼を下げ舵に切った。補助翼でロールを殺している。
「今! 脱出!」
 機首がほとんど垂直まで立ったとき、アンナが叫ぶまでもなく、ニーナ機のキャノピーが吹き飛んだ。
 心をそちらへ残しつつ、さらに追いすがってくる敵機をかわして、左旋回急上昇に舵を切った。ニーナ機が五秒前にあった方角へ機首が転じたとき、下方に白い花が咲いているのが見えた。
 クラーラは、ようやく間違いに気づいて、茫然自失といった態で直線飛行を続けている。その上下左右を、リリエ2の四機が護っていた。
「クラーラ、リリエ1に合流して」
 クラーラが緩慢に旋回を始めた。
 この様子では、まともな戦闘行動はとれそうもない。
「指示を訂正。インガはクラーラを護ってケッテで帰投。ドーリス、悪いけど3番機を勤めてね」
「もちろん。そのかわり、うんと食べさせてよ」
 敵爆撃機を、という意味だった。
 敵戦闘機を振り切って、シュヴァルムを組み直すと、アンナは列機を率いて上空の敵爆撃機の追撃に向かった。
========================================

 ニーナが本来は小隊長ウンヌンというのは。3番機設定でこのシーンを書いていて、前の章で小隊長にしてたのに気づいて。しかし、前振りなしに別人を出すのも唐突だし。新人育成とか取って付けたのです。
He162Nude.jpg
 それにしても、困りました。BFの素材がありません。戦闘機の前で裸ハーネスで敬礼てのは、『成層圏の飛燕』でやっていますし、暫定表紙のようなHe162の前で甘百合というのも、しっくりきません。
 もう、本番も、こんなのでやっつけちゃうかもしれません。


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 1:火竜と翔けたアクメの空



 事前に細かく決めていても、「抜け」はいろいろと出てきます。(PLOT→

 最初に書いたシーンが、これです。
========================================
「軍服を脱げ」
 このまま除隊させられるのか。失意にまみれながら、アンナは上衣を脱いだ。ロジーナとドーリスも、しぶしぶ倣う。
「軍服とは、官給の衣服一切だ」
 アンナは耳を疑った。今身に着けているのは、ズロースにいたるまで軍から支給されたものだ。それらをすべて脱げば裸になってしまう。
「そんな非常識な命令には従えません」
 ロジーナが拒絶した。思いは、アンナも同じだった。
「あとで返してやる。それとも、私服に着替えて基地を去るか。どちらかを選べ」
 恥辱に甘んじて軍に残るか、尻尾を巻いて故郷へ帰るか。どちらかを選べということだった。
 どこも負傷せずに早々と家へ帰されるなんて、男の目に素裸を晒す以上の屈辱だった。それでも、女として従える命令ではなかったのだが。
========================================


 とんでもないチョンボに気づいて書き直したのが、こっちです。
========================================
「三人とも衣服を脱げ」
 その命令に、性的な連想は働かなかった。貴様らに軍服を着る資格はない。そう言われたのだと受け取った。このまま除隊させられるのかもしれない。失意にまみれながら、アンナは上衣を脱いだ。ロジーナとドーリスも、しぶしぶ倣う。
「上品に言ってもわからんらしいな。俺は、素っ裸になれと命令したのだ」
 アンナは耳を疑った。兵士のあいだでは新兵を様々に虐める悪弊があると、噂に聞いたこともある。
 けれど、アンナたちはうら若き娘なのだ。そして命令を下した人物は粗野な古参兵などではなく、下士官兵の範たる高級将校だった。
「そんな非常識な命令には従えません」
 最初にロジーナが拒絶した。アンナとドーリスは機先を制されただけで、思いは同じだった。
「命令に服従できん部下に用は無い。さっさと荷物をまとめて故郷へ帰れ」
 戦隊長も命令の非常識さはわきまえているらしい。抗命罪に言及しなかったのが、その証左だ。
 しかし、この場には基地司令官まで立ち会っている。命令に従わなければ、ほんとうに追い出されるだろう。
 どこも負傷せずに早々と家へ帰されるなんて、男の目に素裸を晒す以上の屈辱だった。それでも、女として従える命令ではなかったのだが。
========================================
 どこがチョンボかおわかりでしょうか。
 サブブログ『戦闘詳報』みたいに Thinking time
tumblr_osg7y1gibf1vr2y5ho1_1280.png






 軍隊において、下着にいたるまで支給されるのは下士官兵だけです。士官は軍服も食事も、すべて自腹です。そのぶん、兵隊とは比べものにならない給料をもらっていますけどね。
 だから、最初のシーンは『陸軍女子三等兵強制全裸突撃』ではあり得ますが、娘たち全員が少尉の本作では大チョンボなのです。初歩の初歩です。如何にして趣向を凝らして素っ裸に引ん剝くかばかりに頭が行っていて完全に忘れていました。まあ、気がついただけマシですが。


 しかし、PLOTを練り込んでいても、さらに次々とFw190(だんだん良くなるフォッケのウルフ)です。
 戦隊長が美少年漁りをしていることをどこかで書こうと決めていましたが。負傷して入院したとき、ヒロインたちが見舞いに行く途中で件の美少年に呼び止められるとかにすれば唐突感が薄れます。
 ここしばらくお見限りだけど、戦隊長さんに何かあったの? なんて。
 基地のトップが脱落したとなると、ここぞとばかりに敵戦闘が襲いかかってくるから秘していて。
 少年もおおっぴらに基地を訪問できないし。ゲシュタポに感づかれたら、いくら空軍の貴重な人材(娘を調教できる軍人なんて、そうはいません)でも容赦なく告発。よくて精神病院送り、下手したら銃殺です。いえ、同性愛者への差別表現ではありませんよ。ナチズムの時代はそういうものだったという歴史的事実に基づく「この作品はフィクションです。実在する/した、如何なる人物、団体、国家、年齢とも関係はありません」というやつです。


にじよめ - 二元美少女専門ブラウザゲーム&ソーシャルゲーム

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Progress Report Null:火竜と翔けたアクメの空

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 じわじわと書いております。会社の新入社員歓迎会だか親睦会だか、ともかく参加費ゼロでアルコールを飲めて。とか。週末は親の見舞いとか。ウリンちゃんとのデートとか(をい、コラ!)。まあ、日曜は30枚の意気込みですが。
 PLOTを決め込んで書き始めても、やはり、弄っているうちに大きくなってきます。


 「男女平等に扱う」戦隊長は、実は夜な夜な街へ出ては美少年を買っているとか。ここらは事前に決めてましたけど。ナチスって同性愛にはきわめて不寛容でして。なにせ、人口増加に寄与しない。どっかの国の官房長官あたりが喚きそうな科白ですわね。
 しかも。まったく別件で。
「第3中隊の第2小隊、右上方へ占位せよ」なんて指示してたら敵は通り過ぎてしまうし、うっかりすると中隊と小隊を聞き間違えるかも。なので・「チェックメイトキング2、こちらホワイトルーク」みたいに。
「リリエ2、右上方へ」
 第1から第4までを(女の子らしく花を背負って)、ロゼ、リリエ、クリザン、プファイルとして。
 あらま、プファイル=矢車菊って、旧ドイツ帝国の国花ですわ。反ナチス?
 名付け親の戦隊長のキャラが掘り下げられたりします。
 ヒロインは、ボーイズラブ許すまじで、「女の子の良さを教えてあげる!」と、戦隊長に迫るのですが。となると、同性愛に拒絶反応。いくら酒の勢いでも、クララに手を出したりはしませんよねえ。
 でも。筆の勢いで。800人の志願者から200人を選抜して、ウンヌンで、半数が脱落します。
 実はクララは「お姉様」に憧れて志願して、その「お姉様」が脱落してしまって。まあ。友達が参加したオーディションにつき合ったら、友達が落っこちて自分だけ合格しちゃった――なんてノリですかね。
 ともかく、そういうわけで。クララは、今やエースになったかなりかけてるヒロインに恋して、失意とアルコールとで、積極的に迫るという、そんなシーケンスにしちゃおうかなと。
「ふふ……お姉様ったら。こんなに濡らしちゃって、女の子同士はよくないなんて……」
 逆百合?
 あれこれ思いつくシーンを厳正に取捨選択して手際よくまとめるか、あれもこれも突っ込んで、どんどん尺を伸ばしてしまうか。佳品にまとめたって、売れ行き10倍増になるわきゃねえし。妄想全開でKENPC稼ぎしちゃうでしょうねえ。


 それはそれとして。表紙絵をどうしようか、あれこれ迷って(楽しんで)るんですけど。飛行機って、でかいですね。女の子って、ちいさいですね。両者をうまくまとめる構図って、難しいです。たとえば、こんなのではHe162を描き込めません。どうしましょ?
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Progress Report:03 ? 海女と鮑と褌と

 日曜に脱稿はしましたが。後半を端折り過ぎて。
 こんな作品を上電したら、数少ないファンに見放されるんじゃないかという出来になりました。
 こういうとき。商業出版は、いいですね。鬼の編集者が情け容赦なく駄目出しをしてくれやがります。いや、ありがたいことです。
 というわけで。
 いずれ、腰を据え直して後半を書き込んで、改めて出します。それが、あんがいと10月に間に合うかもしれませんが。
 7月:いじめられっ娘二重唱(前編)
 8月:いじめられっ娘二重唱(後編)
 9月:OAV三穴拷貫
 ここまでは確定ですので。
 週末からは、いよいよ『火竜と翔けたアクメの空』に満を持して取り組みます。
 詳細は、本棚ページの途中のリンクからどうぞ。
 書き始めたら、Progress Report Notice とでも名付けて、当日日付に改編しましょう。

1P(japan)海女神事(嘘)
 ということで。
 G線的にはオカズにしにくいのですが、アイデアが秀逸なのでお気に入りの一枚で、とりあえず締めて閉めます。

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Progress Report:02 海女と鮑と褌と



 どうにもキーボードが進みません(歩くんかい?)。
 ここしばらく、過去作を引き合いに出したり絡ませたり。今回にいたっては『ピンク海女』の5年後です。まるきり違う物が書きたいという欲求が高じて、先に本棚だけ改装したり。これだけ、先の予定分まで載せてしまえば、書かざるを得ません。
 それは、ともかく。責めがマンネリ化しているという反省もしきりで。今回は、こんなのを考えてみました。責めではなく『ショー』のひとつです。見た目は派手でも、責められている者にお遊びです。


==============================
 その、午後からの情熱海女の実演は、月に数回しかないという聡美の残酷ショーとなった。
 桟橋の後ろに即席の櫓が組まれて、そこに聡美が全裸で大の字に磔けられた。彼女も永久脱毛組だった。船頭役の男二人に磯焼きの男性スタッフ三人も加わって、聡美を取り囲んでいるところに、遊覧船が接岸して百海昭彦だけが降りてくる。
「密猟者は、この女か」
 船頭から竹竿を受け取って、聡美を打ち据えた。
「あうう……」
 すでにさんざんリンチを受けているという設定なので、大仰な悲鳴はあげない。
「ごめんなさい……二度としません」
「認めるのだな」
 竹竿の先で乳房をこねくり、股間に通してしたからこじ上げる。
「認めます。二度としません……」
「当然だ。二度と盗みなどできないようにしてやる」
 折檻を早々に打ち切って、磔から下ろして、全身をぐるぐる巻きに縛り直した。
「聡美ったら、つまらなさそうな顔をしてる」
 男たちの後ろに並んで、否応なしに見せつけられている(という設定の)海女たちのなかで、誰かが小さくつぶやいた。麻凛の横にいる美穂子ではなかったから、聡美のマゾ性癖を知っている地元娘の千鶴か宮廷、夏ごとに出稼ぎに来ている志穂のうちの誰かだったろう。
「後ろ手に縛ってこその緊縛だものね」
 美穂子がつぶやきに同意する。
 男たちの手で、聡美は漁船に担ぎ込まれた。
「おまえたちも、掟破りがどうなるか見ておけ」
 手持無沙汰の海女全員が、遊覧船に乗り込んだ。甲板で手すりに沿って散らばる。すぐに客が寄ってきて、海女の横に並ぶ者もいれば、馴れ馴れしく背後から抱き着く者もいる。午後の客は二十人を超えている。個別参加ではなく、本来ならこういったショーを取り締まる筋の団体客だった。
 だから百海昭彦も気合を入れて、共犯者意識を植え付けようと張り切っているのだろう。
 漁船を追って遊覧船も沖合に出る。
「どうするつもりなんですか。まさか、このまま溺れさせるつもりじゃないでしょうね」
 漁船は目の前だが、アイドリングのエンジン音もあれば波音も聞こえる。漁船での会話は聞き取りにくいが、ちゃんとスピーカーが準備されていた。
「密猟のせいで、獲物が減った。だから、おまえには魚の餌になってもらおう」
「いやああっ!」
 素人芝居とは思えない迫真の金切り声だった。リアリティを増すために、あえてショーの内容を知らされていない三人のSOS参加者は、びくっと身を震わせたほどだった。
「いやああああ! やめて! もう、絶対に密猟なんかしません! 赦してえええ!」
 叫び続ける聡美の口に、大きな球が押し込まれて、バンドで頬をくびられた。ずいぶんと大きなボールギャグだし、穴が明いてないのは窒息の危険がある――すくなくとも麻凛と早苗は、そう懸念するだけの知識と経験とを持ち合わせていたのだが。
「んんんんんーっ!」
 聡美の足にコンクリートブロックが縛りつけられる。聡美は簀巻きにされた裸身をもがかせていたが、男二人に抱え上げられて、海へ放り込まれた。
「大変。どうなるのかしら」
 棒読みに近い台詞を吐いて、美穂子が海底展望室へ駆け降りる。海女も客も、その後に続く。
 潮は満ちているが、岩礁よりも島に近いので、水深はせいぜい三メートル。コンクリートブロックで海中に宙吊りにされた聡美の頭が、展望窓の横に見えている。
 エンジン音がわずかに高まって、遊覧船はカニのように横ばいで何メートル移動した。
 一分でも長く息を持たせるためか、聡美は無駄なあがきをしない。救いの手を待つように、海面を見上げている。海中で揺らめく聡美の裸身に、波で散乱した陽光がきらめく。
 ほおおっと、感嘆の吐息が麻凛の耳にも届いた。
「あ……ん」
 背後の客に乳房を揉まれて、麻凛は誘うように甘く息を吐いた。たちまち客は勢いづいて、左手で乳房をつかんだまま、右手を海女褌の横から滑り込ませてきた。海女の全員が、客から嬲られている。
 しかし。
「おい……いくら息が続くといっても、限度があるぞ」
 その言葉に応えるように。ごぼぼっと、聡美が泡を吐き出した。一度止まって、すぐによい大量の泡を吹く。聡美を投げ込んだ位置にとどまっている漁船の真横で、泡が弾けた。しかし百海昭彦は船べりから身を乗り出して箱眼鏡を悠然と眺めて、男たちになにも命じない――とは、展望室にいる者にはわからなかったのだが。
 海女の身体をまさぐっていた手が、一斉に止まった。
 聡美が激しく悶え始めた。縄から抜け出そうと身をよじり、さらに大量の泡を吐き出す。それが数分も続いて、だんだんと動きが弱々しくなり、びくんびくんと痙攣し始めた。
「おい。これは、本物の殺人だぞ!」
 誰かが叫んで、階段近くの客が甲板に駆け上がろうとした。
「ご心配なく。これは、あくまでもショーです。演じている者に生命の危険はありません」
 美穂子が大声で客を制した。
「しかし……」
 半信半疑で、展望窓を覗き込む客たち。すでに息絶えたかのように、頭を垂れて、わずかな潮の流れに揺られている裸身は、凄惨なリンチで溺死させられた犠牲者にしか見えない。
「おい……まだ、泡を吐いてるぞ」
 客のひとりが、窓に顔を押しつけて叫んだ。泡を吐くということは、どこからか空気を吸っている証拠だ。
「あらら、ばれてしまいましたわね」
 美穂子が、おどけた口調で応じた。
「種明かしは、これです」
 救命用具入れから、聡美に噛ませたのとそっくりなボールギャグを取り出して、口に入れる側を客のほうへ向けて見せた。歯で噛めるように段がついていて、その中心に穴が明いている。美穂子が段の部分を指で押すと、シュウッと音を立てて空気が吹き出した。
「実は、このショーは本日が初めてです。こうも簡単に見破られるようでは、もうすこし工夫が必要かもしれませんね」
「そんなことはないぞ」
 別の客から声が上がった。
「シロウトならじゅうぶんに騙せると思うな」
 建前としては、客の素性を海女は知らないことになっているのだが。こういった事柄に関してシロウトではないと明かしてしまえば、おのずと正体が知れるというものだ。
「ちょっと失礼します」
 美穂子が甲板に出て、漁船に大声で呼びかけた。
「トリックを見破られましたあ! もうおしまいにしてくださあい!」
==============================
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 観客がKとかJとかは、一切書いていません。どちらかだとしか受け取れない書き方をしていますが。

 今回は、ほんとに150枚の予定に収まりそうです。

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Progress Report:01 海女と鮑と褌と


『OAV3穴拷貫』の加筆&校正は後回しにして、「SMツアー Episode 3」に取り掛かりましょう。
 人物設定はきっちり決めましたが、PLOTは頭の中で出来ているので、簡単な章立てしかメモしていません。



改稿検討初期のメモ
☆書きかけで放り投げた原稿は、KINDLE専売の『PLOT集(6)』に収録していますので、99円でお買い上げなり読み放題なりでどうぞ。
ピンク海女のヒロインが狂言まわし
政治家は失脚
若叔母も参加
レズ(ヒロイン受け)覗き見
いやがる新入りに軽い拷問
ヒロインが拷問志願
「あたしがやられたのを教えてあげる」
ワニグチクリップ
ピンク海女に全員で逆襲
 リピート客が多いので経緯わかってる。
 縄師参戦
 凄絶な悦虐
 ヒロイン開眼
 客からのアンケートで演目を調整
----------------------------------------

『ピンク海女』の5年後
百海建設は、聡美を専属マゾ牝奴隷にした国会議員の不興を買って、3年前に破綻している。
国会議員は、2年前に急逝。
観光海女は、白の短パンに昔ながらの白い海女着。ブラは無し。ちょいエロ。
表ピンクは、ビキニ白ブラとおとなしめの褌。水中眼鏡有り。
裏ピンクは、股錘に海女褌。眼鏡も無し。開業当時と同じ。
海女の数は、裏>表>観光 表までは堂々と公表されている。(表+観光>裏)
※は『ピンク海女』登場キャラ、★はSMツアー既出キャラ ☆はSMツアー初参加

※百海昭彦(53)
建設会社が破綻したときに私財隠匿に成功。
百海観光(株)の社長として、ピンク海女の裏表ともに注力している。
※岸田雄太(27)
漁協職員から百海観光の営業二課長(現地ポン引き)。
出稼ぎアルバイトに来ていた表ピンク海女と結婚。妻は表を続けている。
※百海益二(63)
村長兼漁協組合長
たまに顔を出す程度
※川崎聡美(22)
国会議員の死後は、被虐が忘れられず、百海に復讐されるために舞い戻った。
裏ピンク海女の筆頭として被虐に明け暮れている。
主として海を担当(小屋ではM役)
母は引退して、地元でスナックを経営。
※越村美穂子(28)
裏ピンク海女。聡美ほどのドMではない。遣り手婆役でもある。
海と小屋は聡美と交代
★西川麻凛(22)
裏社員。屋外露出や色責めを好む。
今回のツアーのコンダクター兼参加者(SMTの給料と添乗手当てと海女バイト料)
泳ぎが得意なので海がメイン

★野々村早苗(18)
女囚性務所の体験者。専門学校の夏休みを利用して、1週間の短期アルバイト。
ツアーで林円花や村上詩織のドMぶりを見せつけられ、今回も聡美に刺激されて、懇願しても赦されない過激責めを体験してみたくなる。
カナヅチなので小屋専門だが……
☆新藤美海(21)
それなりの男性経験。
プロポーズされて迷っている。
一生の記憶に残る経験をしたいと思って参加。
道産子(沖縄県民ではない)だからカナヅチ。
レズで早苗にマウントするが、過激なMは最後まで敬遠。
☆南友紀奈(27)
良人にそそのかされて。(夫も客として訪れるが、友紀奈の目の前で他の娘といちゃつく)
海と小屋を半々。
○鈴木宮廷(ミヤコ:25/キューティー鈴木)他人から名前を指摘されて、ちょい親を恨んでいる。
ピンク海女開業時から表で参加。2年から裏表海小屋の万能選手。
○柾田千鶴(18)ジモティ。当人は名前の由来を知っている。現在の自分に愧じるところがある。
進学せずにパラサイトだが、夏だけで生活費を稼げる。海がメイン
名前の由来は千鶴を昔風に呼ぶと「おちず」。すなわち、『マサダは(二度と)おちず』
本人は、名前に愧じて忸怩とすることもある。
たぶん、女子プロレスラーと同じで、小説では触れないでしょう。
○田所志穂子(23)
ソープ嬢。夏はバカンスと出稼ぎを兼ねて。
海がメイン

その他、表ピンクと健全は省略。
章立ては  ツアー参加/1日目(副題)/2日目(副題)/ツアー解散

0:格安バカンス(ツアー参加者紹介)

1:露出アルバイ春(麻凛、早苗、美海、聡美)
  海女小屋で膣錘など再現。半分は新入者へのOJT。
  ウリ初夜。

2:磯辺でのレズ(早苗+美海、美穂子)
  ウリ2夜

3:拷問ショー見学(聡美×昭彦 新ネタ)
  早苗は見学後に迎えの船で宴席へ。やっぱりウリ。

4:拷問ショー出演(早苗×聡美 聡美が責め役で洋上拷問の過激再現)
  疑似輪姦

5:見習海女(早苗+美海、麻凛、千鶴、友紀奈)
  船上で股錘披露など。

6:海女漁挑戦(早苗+美海、聡美、千鶴)

7:ツアー解散
  早苗と友紀奈がつぎの1週間を個人契約。

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 しかし、リアルの歴史写真は色気がないですね。まったくの日常。かつてはブルマも日常=非エロでしたし。今でもビキニ水着はたいへんに健康的です。明治時代の女性だったら、卒倒してますが。

 さて、このお話は、ちゃちゃっと、150枚くらいでまとめましょう。
 基本、SMツアーは中編規模でいきます。
 KINDLEで250円(他サイト324円)にして、3話ずつまとめたお徳用パックを500円/648円とか。


 Episode 4:ミックスリョナファイト
 Episode 5:寒中座禅(転がし)修業
 Episode 6:裸族の性人儀式
 ここまではプロットも固まっています。Episode 6 は、尺が長くなるかもしれません。
 6まで続けて書くとも決めていません。6でおしまいとも、もちろん決めていません。
 『赤い本と白い百合』も書きたいし。『火竜(ザラマンダー)と翔けたアクメの空』もまとまってきたし。月刊ペースを維持するには、2019年中に全部書かねばなりません。
 『昭和哀歌:集団羞辱』も、各エピソードを独立させると、6話以上になります。各話を中編で書き込むか、短編仕様で一冊にしてしまうか、何話かPLOTを固めてから判断しましょう。






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Progress Report 6:『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』

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9章:青天の霹靂のどんでん返し♡

 一気に書きました。一気に公開します。

==============================
 さすがに反省して、しばらくはおとなしくしてた。けど、プチ露出がじわじわと日常生活を侵食するようになった。
 ノーパンで学校へ行ったり(ブラはバレやすいので着用)、ノーパンミニスカでスーパーへ買い物に行ったり。
 露出だけじゃなく、プチ自虐も。洗濯ロープの縄ふんどしでお散歩(十五分で帰宅)とか、輪ゴムで乳首とクリトリスを締めつけて裸セーターでポチくっきりのお出かけとか。このときは、バスを途中で降りてコンビニのトイレで輪ゴムをはずした。
 やっぱり。男の人に強制されてじゃないと、すぐギブアップするかオナニーに走るか、中途半端になっちゃう。
 中途半端といえば、家族そのものが、そう。微妙にギクシャクしてて、家族そろって晩ご飯を食べる機会も減った。パパが遅くまで工場に残ってお仕事をしてるせいだけど、わたしと顔を合わせない口実のような気もする。
 萌咲ちゃんとのレズも、ここんとこ中断してるし。
 不完全燃焼のせいで期末試験は順位を落としたけど、志望校には余裕の成績で冬休みにはいった。
 クリスマスイブの前日に、ひさしぶりに康雄さんから連絡があった。撮影のお話かなとも思ったけど、わたしひとりだけの御指名。呼び出された先も黒部邸じゃなくて、カラオケ。
 桃子さんもついて来てるから、オトナのカップルと姪っ子あたりに見えるかな。
 康雄さんは、リョナリングとサンドバッグ(が、いちばん印象に残ってる)以来の、銀ガムネクタイと、これは初めて見たダブルのスーツ。ぐっと渋くなって、健志さんを若くした感じ。
「今日は、これを月奈にプレゼントするために呼びつけたんだ」
 ぞくっと子宮が震えた。『呼びつけ』られたんだ。
 康雄さん――じゃなくて康雄様が、細長いケースをテーブルの上に置いた。フェルト生地におおわれた、贅沢な印象のケース。赤いリボンが掛けられてる。けど、包装はされてないので。
「開けてみてもいいですか?」
 中には、ネックレスにしてはごちゃついてる銀色の細い鎖。宝石の代わりに小さな錠前が付いてる。小さな鍵も、ケースの底にふたつ並んでる。
「…………?」
 手に取って広げて見ても、着け方がわからない。鎖の一端は錠前の横にがっちり留められていて、反対側を差し込んでロックするみたい。別の鎖が途中から枝分かれしてて、一か所だけ大きめの環になってる。
「指輪ではありきたりだし、学校へ着けていけないでしょ」
 え……指輪。の代わり?
 ありきたりってのも、意味深に聞こえる。
「それだと、いちいちはずさなくても排泄が可能でしょ」
 排泄……?
「あーーーーーっ!」
 大声で叫んで、あわてて口を押えてから、カラオケルームだから防音だと気づいた。
 これ、貞操帯だ。大きな環をアヌスに合わせて。トイレも鎖のまま。飛び散らないように気をつけて、ていねいに拭けば、たしかに――着けたまま出来る。
 洗濯ロープふんどしですぐオナニーしちゃったのを、康雄様は知ってるんだろうか。
「ただのプレイグッズとして受け取ってくれてもいいんだが……」
 康雄様、顔を赤くして、もごもご言ってる。
「十五歳の誕生プレゼント代わりだと思ってくれてもいいし……」
 わたしの誕生日は十二月二十日。いちおう家ではケーキと(お取り寄せの)オードブルで祝ってもらったけど。
「十六歳までのツナギと思ってくれれば……」
「ああ、もうじれったい!」
 桃子さんが、隣に座ってる康雄様を振り返った。
「マゾっ娘には、それにふさわしいプロポーズの仕方があるでしょ。さんざん、練習してきたくせに」
 そこまで言うと、床に滑り降りて土下座した。
「マゾ雌奴隷の分際で、差し出がましい口を利いて、申しわけありません」
 突然の成り行きに、わたし、ついてけない。けど、女の子として絶対に聞きのがしてはいけない単語だけは、しっかり耳に残った。
 プロポーズ?
 結婚できるのは、ずっと先……でもないか。親の許可があれば、十六歳でも……そういう意味だったの、さっきの言葉?
 康雄さんが、まっすぐにわたしを見詰めた。
「月奈、僕の専属マゾ奴隷になれ。親父や兄貴に比べれば、未熟もいいところだが、おまえを教材にして一人前の残酷なサディストになってやる」
「専属といってもレンタルされるし、飽きられたら売り飛ばされるわよ」
 それって。思いとどまれって言ってるんじゃなくて、けしかけてる。
 わたし。康雄様の目を見詰め返して。それから。まだ手にしてた鎖の貞操帯に目を落とした。
「お前の父親には、クロベ・ファイナンスからの融資は打ち切る。そのかわり、一千万円の結納金を納めてやる」
 くすっと、桃子さんが(まだ床に座ったまま)笑った。笑いの意味は、なんとなくわかる。桃子さんの『実売価格』も、たしか一千万円だった。
 桃子さんと同じ価値があるって、思われてるんだ。だけど……桃子さんみたいな素敵で従順なマゾ雌奴隷妻になれるだろうか。
 いきなりのお話だけど、もうわたしの心は決まってた。
 将来も理想的なサディストに巡り合える可能性は低い。妻が(夫が)性癖を打ち明けられずに悶々としてるなんてのは、よくある話らしい。
 理解のある男性と結婚できたとしても。せいぜい、今のわたしみたいに、日常生活とSM生活とを分けてしまうんじゃないかな。それはそれで気楽だと思うけど――フルタイムのマゾ雌奴隷という境遇にも憧れる。
 わたし、返事はしなかった。鎖貞操帯を持って立ち上がった。
「ちょっと失礼します」
 トイレへ行って。ショーツを脱いで、貞操帯を着けた。
 腰に鎖を巻いて、反対側を前で錠前に差し込んで。カチッと音がして、抜けなくなった。
 後ろで縦に分かれてる鎖は、かなり短い。前へ引っ張って、錠前を恥骨の上あたりまで押し下げて、やっとロックできた。金属環は、アヌスにジャストフィット。そういえば、ウエストの鎖も浅いV字形に引き下げると、適度に肌に食い込んで、でも痛くない。
 考えてみたら。マシンファックのときとか、位置合わせのために採寸されてるから――これ、わたしのサイズに合わせたオーダーメイドだ。
 だからかな。クリトリスが勃起すると、細い鎖にぴったりはまって、快感十倍増。だけど、オナってる場合じゃない。
 カラオケルームに戻って。たぶん、従業員さんは買収済みだろうから。全裸になって、康雄様の前でぐるっと回って鎖貞操帯を着けてるのを鑑賞してもらってから。ケースの底にあるカギをふたつとも手にして。
 ひざまずいて、康雄様に差し出した。
「この鍵は、お返しします」
 これが、プロポーズへの返事だ。
 康雄様は、喜びで破裂しそうな口元を引き締めて、鍵を受け取ってくださった。
「桃子のように足入れ婚というわけにもいかないだろうが――冬休みいっぱいは住み込みで、僕のサディスト修業につきあってもらおう」
 ふたりで切磋琢磨して、立派なご主人様と忠実なマゾ雌奴隷になる。そういうのも、素敵な関係だと思う。
「そうそ。進学先は変えてもらうわ。ここからだと電車で一時間ちょっとの私立。理事長と、その甥の校長が、お義父様と昵懇なの」
 それって、つまり。マゾっ娘だとか裏AVとかばれてもだいじょうぶってことかな。ふどころか、さっそくレンタルされるかも。
 これからは、裏AVの撮影とかじゃなくても、縄も鞭も木馬もファックマシンも露出もリョナ(は、ちょっと苦手)も、なにもかもが日常になるんだ。
 胸にキュンキュンとドキドキが重なって、バギナがじんじん熱くなって、頭がぼうっとしてきた。
「それじゃ、さっそく拉致して監禁して調教を始めるぞ」
 同じ意味の言葉を重ねて使うわたしの口癖を真似て、康雄様がわたしの甘美な運命を宣告してくださった。
「はい……」
 康雄様の命令を待ってから、立ち上がって服を着た。ミニスカートは脱いだままでセーターの裾を引っ張るように命令してくださったときは、それだけでアクメ寸前まで達していた。
 カラオケルームを出て。足元がふらついてるので桃子さんに支えられながら――わたしは、突然に実現した理想の被虐生活に向かって、歩み始めるのだった。
==============================

 いつもの如く竜頭蛇尾ってしまいましたね。
 すぐには校訂を始めず、『SMツアー Episode 3:海女と鮑と褌と』を書いてから、9月リリースに間に合うよう、7月中旬あたりから加筆訂正していきましょうか。
 なので、Progress Report も Final とはしません。なるかもしれませんが。

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 プレゼントされた貞操帯(24時間着用可能)の鍵を返してしまう。絶対服従を誓うにふさわしいシーンだと思いますが、如何でしょうか。

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Progress Report 5:『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』



 7章:飛び入りゲストとレズSM♪

 パパとSEXしてる連れ子の萌咲に嫉妬して、なかば本気で責めるという筋立てですが、小説の中では非合法ロリSMビデオ撮影ですので、萌咲が兄貴とSEXしてるのを月奈が白状させてお仕置きをする。その過程で、現実世界での継父とのSEXを白状させるという、込み入った仕掛けにしてしまいました。
 今回のご紹介は、自白後にたっぷりお仕置きをしている現場に「兄貴」役の男に踏み込まれて、月奈が兄貴から敵討ちをされ、リアルでも演技でも萌咲が同情して、『仲直り』の69をさせられる。この部分です。
 尺が長くなってきて(350枚突破)、次章の露出遊戯はいくつかのシチュエーションを描くのでますなす長くなるので、あわてて巻いてしまいました。
 妊娠さえしなければ近親相姦だって悪いことじゃない。(積極的にパパを誘惑しなかった月奈が悪い)。
 パパの入浴中に裸で萌咲が乱入して、ドン引きされてもめげずにフェラを仕掛けてその気にさせてしまった。
 萌咲ちゃんはドMではないだけで、月奈以上にインモラルで大胆で淫乱な子になってしまいました。それまではイケメングループの話題くらいしかコミュニケーションのなかった二人ですから、唐突だけど、不自然ではない……ですかしら?
 もう、ここのところ。杜撰なPLOTを補完するために、だんだんよくなるフォッケのウルフ(FW190)状態です。
 露出遊戯だって、こうなると萌咲ちゃんを絡ませないと収まりませんし、むしろ萌咲ちゃんに月奈が引きずられるような展開まで考えています。
 月奈は、最後に(指輪はやめて)黒部家の末っ子から金鎖の貞操帯をプレゼントされて(指輪だと、学校へ行くとき着けられない。鎖なら、装着したまま大小も可能)、それに付属してた鍵だけを康雄に返してしまう――という、甘々ハッピーエンドに持ち込みますが。萌咲ちゃんの落ち着き先も考えてあげないとならなくなってきました。
 どうしましょ。
 月奈はパパに愛想尽かししてしまいますが、萌咲ちゃんはすでに腐れ縁ができてますから、母親とシェアして、当面は三人水入らずってことにしましょうか。
 もちろん、月奈は卒業後すぐに、花嫁修業の為に黒部家に住み込みます。『未性熟処女の強制足入れ婚』ではなく『淫乱マゾっ娘の甘々足入れ婚』です。いえ、そういう話は書きませんよ。


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==============================
「ここに、兄貴のペニスを挿れてもらったんだよね?」
 鞭のグリップなんてまだるっこしいことはせずに、指を三本そろえて、バギナをかきまわした。
「いやっ……そこは赦して、ください。もう二度とパパとHしません。お姉様の言うことは、なんでもききます。だから、オマンコはぶたないで」
 これだけ冗舌ってのは、どうなんだろ。カメラを意識してるのか、なにがなんでも嫌なのか、まさか、ちょっぴりは期待してるとか?
 同じ年齢で同じ女の子でも、そこまではわからない。もちろん、わたしなら恐怖と期待のリミックスだけど。
「いくわよ。覚悟しなさい」
「いや、いやあ……ゆる」
 バッチイン!
「ぎゃわ゙ああああーっ!」
 わたし自身にも覚えがあるけど。ほんとのほんとに痛いときは、女の子らしいかわいい悲鳴をあげるどころじゃない。
 萌咲ちゃん、足首に枷が食い込むのもかまわず、膝をすこしでも閉じようとして、太腿をぷるぷる震わせてる。
「罪の重さを思い知れ!」
 二発目をふりかぶったとき。バアンとドアが開いて、康雄さんが飛び込んできた。のは、打ち合わせどおりなんだけど。笑いをこらえるのが七割、見直したのが三割。
 康雄さんが銀ガムのネクタイをしてない姿を見るのは、これが初めてだ。ダンガリーシャツにデニムなんてラフなコーデも。ぐっと若返って、大学生でじゅうぶんに通用する。DNA由来のいかつい印象が消えて、健志さんの素顔の裏にひそむ甘みが全開放された感じで――二月十四日には、本命チョコが紙袋いっぱいになりそう。
「なにをしてるんだっ!」
怒鳴られて子宮がうずいたのは、思いもよらなかったマスクのせいもあるけど。いよいよ、わたしが虐められる番だから。
「大丈夫か、萌咲?」
 わたしを突き飛ばしてベッドにかがみこんで、萌咲ちゃんの拘束を解いた。シーツをひっぺがして裸身をくるんで、怒髪天の顔つきでわたしを振り返ったんだけど。この人も、萌咲ちゃんといい勝負の大根だ。
「よくも、大切な萌咲を痛めつけてくれたな」
 事情をたしかめもせずにこの展開は、よく考えたらおかしいんだけど、ビデオの視聴者には退屈な展開だし。部屋の外で立ち聞きしてるシーンを十秒も挿れたらいいよね。
 突然の暴力におびえてる(という設定の)わたしは、たちまち、さっきまでの萌咲ちゃんと同じ格好にされた。この首輪直結の手錠。覆面スカトトロ男にも似たようなことをされたけど、あまり好きになれない。縄でやさしく厳しく締めつけられると頭がぼうっとしてくるけど、これはひたすらに身体の自由を不必要なまでに奪うという……やだ、頭がはっきりしてるけど、腰の奥がうずいてくる。
 康雄さんが水着を引き千切った。生地が薄いから、すごく簡単。
「毛も生えないうちから、一人前に嫉妬するとは、あきれたもんだな」
 ぺちぺちと手の平で。淫毛が生えていた部分を叩かれる。恥辱――なんだろうけど、ますます濡れてしまう。
「まったく。こんな物騒な道具で女の大切な部分を虐めるとは、とんでもないやつだな」
 なんて言いながら。縄跳びの先に注射針の根元をかぶせて、ペンチで圧着してる。練習で使った革製のバラ鞭に埋め込まれてたビョウよりも凶悪。こんなの、打ち合わせになかった。
 でも、とりあえずお芝居。
「なによ。兄貴ったら、わたしよりも萌咲のほうが大切なの。わたしが憎いの?」
 六本の先に注射針をかぶせ終えると、針の部分を切り取っていく。それなら、肌が裂けたりはしないと思う。
「とんでもない。月奈はたったひとりの妹じゃないか。だから、月奈の喜ぶことをしてあげるのさ」
 ノサって……まあ、いいけどさ。
「月奈が実はドMだって、知らないとでも思ってるのか。『廃倉庫の十四歳』シリーズを観て、ほんとに驚いたよ」
 うあ……なんか、ややこしいことを言いだした。今のシチュエーションはフィクションだけど、過去のビデオはフィクションの中に登場するファクト?
「だから。萌咲はやさしくかわいがって、月奈は残酷にかわいがってやるのさ。公平だろ?」
 この台詞も、どこまで演技なんだろう。元々はノン気だった康雄さんだけど、わたしのドMぶりを見て、真性マゾっ娘もリアルに存在するんだって開眼したっていうから。
「もちろん、ぼくにしてみれば萌咲の敵討ちという意味もあるがね」
 康雄さんが鞭を振りかぶった。
 ぶゅん……バチイイン!
 やっぱり、スイングの迫力が違う。なんて思った直後には、プラチェーンどころか一本鞭よりも凄まじい、鈍いけど鋭くてバラけてるけど一本ずつが鮮明に区別できる激痛が股間で炸裂した。
「がっ…………」
 とっさの判断で、悲鳴を飲み込んだ。感情を吐き出せないだけ、激痛で全身が破裂しそうになった。
「おや。まだ物足りないとみえるね」
 康雄さんは、わざとらしく腕まくりして。大きく息を吸い込んで、いっぱいに鞭を振りかぶった。
 ぶゅうんっ……バッヂイ゙イ゙ンン!
「あがっ……」
 今度はこらえたんじゃない。息が詰まって悲鳴を吐き出せなかった。
 注射針を切り取った部分がクリトリスを直撃したらしい。股間から脳天まで、一気に刃物で切り裂かれたみたいなショックが突き抜けた。
 同じくらいのこん身の一撃が、立て続けにさらに三発爆発した。
「バストが萌咲に負けているのがコンプレックスらしいな。大きくしてやるよ」
 乳房が爆発した。
「がゃゔぁわ゙あ゙あ゙あ゙っ……!!」
 やっと、野獣が吠えているような悲鳴が喉を押し通った。
 顎を引いて乳房を見下ろすと――四本の長い線が見えた。血がしたたってる。一撃でこれなら、股間は……二学期が始まるまでにはなおらないくらいの惨状を呈しているだろう。修学旅行は終わってるし、合宿もないし、お泊り受験勉強会なんて、パスすればいいんだけど。
 二発目で、乳房が血まみれになった。
「もう、赦してあげて!」
 萌咲ちゃんが康雄さんの腕にしがみついた。
 これは後で知ったんだけど。股間への三発目で、萌咲ちゃんはたまりかねて、声をあげたんだそうだ。でも、ADさんに羽交い絞めにされて口をふさがれてたんだとか。『絵』になるまでわたしがズタボロにされて、やっと助命嘆願のお許しが出たそうだ。
「いけないのは、あたしなんだから。月奈ちゃんを虐めないで」
 康雄さんは、あっさりと鞭を放り投げた。ちぇええというのは、三分の一くらいかな。二のほうでは、ほっとしてる。
「それじゃ、月奈と仲直りするんだな」
「うん……」
 萌咲ちゃんは、探るような目つきで康雄さんを見上げた。これが撮影だってことを思い出して、ひょっとしたら、目玉のSMシーンの妨害をしたんじゃないかと反省してる――のかもしれない。
「口先だけじゃ信用できないな。実践しろよ」
「え……?」
 康雄さんは、わたしの拘束を解いた。
「仲良しの月奈が怪我をしてるんだ。手当をしてやれ」
 身体に巻きつけてたシーツを剥ぎ取って、ベッドに押し倒して。髪の毛をつかんで、萌咲ちゃんの顔をわたしの股間へ押しつけた。
 こうまでされれば、なにを求められてるか萌咲ちゃんだってわかる。
「月奈も、萌咲と仲直りするんだな?」
 口先だけじゃ信用されないので。身を起こして、萌咲ちゃんと体勢を入れ替えて。おおいかぶさって、クンニを始めた。
「え……あ……やだ」
 なんて拒むふりをしながら、逃げようとはしない。たしか、クンニされた経験はあるよね、パパに。
 でも、『した』経験はないはず。だから、というわけじゃなくて。切り裂かれた肌、血まみれの肌に唇を触れて舌を這わせるのに、抵抗があるんだろう。おっかなびっくりで顔を近づけ(たのは、肌に息がかかったのでわかる)て、初めて与えらえた餌を猫が味見するみたいに、ちろっとなめて。まだ、ためらってたけど。
 コリッと軽くクリトリスを噛んであげたら。
「ひゃうっ……」
 小さく叫んだ口にラビアが押し入ってきて。そのままなめ始めた。
「康雄さん。ティッシュを貸してあげて。萌咲ちゃん、吐き出していいんだからね」
 ゴックンがお作法なのは、マゾっ娘だけだものね。それに、精液や聖水じゃなくて、血液だもの。
 でも、わたしの気づかいは、かえって萌咲ちゃんをあおったみたい。
「ううん、いい……」
 ずちゅうううって、音をたててすすり始めた。
 微かな振動が傷に響いて、痛気持ちいい。ので、わたしもお返しに、知る限りのテクニックを駆使して萌咲ちゃんを責めてあげた。といっても、わたしだって経験は乏しい。強制膣アクメ開発のために黒部邸にお泊りしたときのと、サディスチン速成特訓の三日間の『おまけ』だけ。でも、経験が乏しいのとゼロとでは、まるきり違う。それに、講師は長年のキャリアを誇るマゾ雌三奴隷だったし。
 アクメったあともさらに追い上げられる地獄の快楽を教えてあげて、萌咲ちゃんの三回目のアクメで、わたしも血まみれのアクメに到達できた。
 ――二人ならんでベッドにうつ伏せになって余韻に漂ってるとき。
 寝室のドアが開いて。そっちを見たら、パパと良子さんが呆然と突っ立ってた。
 うわたたたたたたたたたた! わたしはすでに死んでいる。ってくらい慌てふためいたけど。良子さんの顔はひきつってたけど。
 パパは悲しそうな顔で、わたしと萌咲ちゃんが存在してるあたりの空間にしばらく視線をさまよわせてから。後ろを振り返って。健志さんに深々と頭を下げた。
「これからも、娘たちをよろしくお願いします」
 それって、二人まとめてクロベ・ファイナンスに売り飛ばすってこと?
 なんで、こんな人を世界でいちばん愛していて、萌咲ちゃんに嫉妬してたんだろう。
 憑き物が落ちたみたいに。おそらくは最悪の形で。わたしは父親離れをしたのだった。
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Progress Report 4+ 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』


 Progress Report 4 のあとで書き足した部分です。
 相撲甚振りを取りやめにした経緯を利用して、 罪の意識なく、萌咲ちゃんを非合法ロリSMビデオに誘い込めました。


==============================
 わたしの部屋が遠慮がちにノックされて。
「月奈さん、いいですか?」
 暗い声だったので、悩み事かなと思った。勉強絡みなら、文系限定で相談に乗ってあげられる。恋愛絡みなら、つまりパパが関係してるに決まってるから、聞きたくない。でも、まあ、とりあえず。
「どうぞ」
 萌咲ちゃん、ドアのとこに立って、真っ青な顔でわたしを見つめて。三十秒もしてから、震える声できいてきた。
「ビデオ、見ました。あれって……フェイクじゃないですよね?」
 あちゃあ――というのが、最初の感想。
 なんとかして口を封じなきゃ。つぎに、それを思った。変に正義漢ぶって通報されるのも困るけど、ぽろっと友達に漏らしただけでも伝言ゲームが始まって……あの力士さんのことも、わたしの頭にあった。
「リアルよ。事実よ。たぶん、萌咲ちゃんが見たのは編集前のデータだと思うけど。なんだったら、完成版も観る?」
 腹黒い作戦を練りながら、わたしは三本のUSBメモリーを引き出しの奥から取り出した。自分の出演作品だもの、どんなふうに仕上がったか知りたいじゃない。それに、豪華絢爛なオカズにもなるし。
「タイトルはね……天然マゾ処女へのリンチ調教、三角コーンで破瓜スクワットそして三穴へ、初めての鞭と初めての木馬。どれにする?」
「やめてください!」
 萌咲ちゃんは耳をふさいで、床にへたり込んだ。
「そんなのって……そんなのって……どうしてなんですか!?」
 答えを(半分だけ)知ってるくせに。
「パパが自殺して保険金で借金を返すのと、わたしが犠牲になるのと、萌咲ちゃんだったら、どっちを選ぶ?」
 たずねながら、ずいぶんと意地悪だなと思ってしまう。だけど、わたしには、これくらいは言う権利があるよね。実際にパパを破滅から救ってあげたんだし、萌咲ちゃんはパパを寝取ったんだから。
 萌咲ちゃん、耳のつぎは両手で顔をおおって、うつむいて、今度は三分くらい肩を震わせてた。
 顔を上げてわたしを見詰めたとき、涙でぐしょぐしょだった。わたしへの同情なのか(パパのためにわたしだけが犠牲になったという)嫉妬なのかはわからないけど。こういう場面で素直に涙を流せるって、素敵なことだと思う。そりゃまあ、わたしだって女の子なんだから――自分の心までだまして涙を流すことだってあると、それくらいは経験もあるけど。
「どうして……」
 震える小さな声には、恨みがましい響きが混じっていた。
「どうして、私を巻き込んでくれなかったんですか!」
 きっとあなたはドMじゃないし、非処女には商品価値がなかったからよ――なんて意地悪なことは言わない。嫉妬の裏返しみたいな感情があったことも秘密にしとく。
「それじゃ、これから巻き込まれてみる?」
 考えてたのとはすこし展開が違ったけど、結果は同じになりそうだ。
「え……?」
 萌咲ちゃん、きょとんとしてる。でも、言葉の意味は察してる。圧倒的な不安とかすかな期待とが、瞳の中に浮かんでる。わたし自身が通ってきた道だから、それくらいは読み取れる。
「パパの借金は、まだまだ残ってるの。だけど、わたしは何回も出演して――そうよ、わたしが外泊したのは、非合法SMビデオを撮影するためだったんだから。わたしの商品価値はだんだん下がってるの」
 そんなこと、健志さんは言わなかったし、ベテランにはベテランの風格があると、自分ではおもってたりするんだけど。
「萌咲ちゃんが一緒に出演してくれたら、ギャラは二倍ていうか――わたしがひどい目に遭わされる回数は半分になる」
 これで拒否したら、さっきの涙が嘘になる。すくなくとも、萌咲ちゃんはそう思い込む。
「ヒロインが複数のとき、キャラ設定はかぶってないでしょ。だから、ハードな部分はできるだけわたしが引き受けるように頼んでみるから……」
 ガチSMばっかり出演してても、演技するってことは自然と身についてくる。わたしは萌咲ちゃんと向かい合って床に座って、萌咲ちゃんの手を握った。
「おねがい。すこしだけでいいから、わたしを助けて……このままじゃ、心も身体もズタボロになっちゃう!」
 どこまでが演技で、どこからが本音か、自分でもわからない。わたしは萌咲ちゃんにしがみついて、わああっと泣き出した。
 萌咲ちゃんも――わたしと抱き合って泣いてくれた。
 わたしには、萌咲ちゃんをだましてるっていう後ろめたさがない。これは、究極の口封じなんだ。萌咲ちゃんが、そしてわたしも、あの力士さんみたいなことにならないための、ベストの手段なんだ。
 もし、萌咲ちゃんがパパとSEXしてなかったら、別の方法を思いついてたかもしれないけど。
 気がついたら、わたしは萌咲ちゃんとキスしてた。舌を挿れたりはしなかったけど。萌咲ちゃんて、桃子さんより柔らかくておいしかった。
「わたしだって……パパを助けてあげなきゃ」
 キスの後で萌咲ちゃんが、自分を説得するようにつぶやいた。
 キスのおかげで、わたしは素敵なシナリオを思いついた。
 だけど、もう八月も半ば。撮影は早くても下旬になるだろうから、あまり派手な傷は(お互いに)残らないようにしなきゃ。
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 災い転じて福と為す、です。
 まあね。連載小説だって、実情はこんなものでしょうよ。
 そうそう「作者急病につき」はやってられませんし「前回の掲載分は取り消して書き直しました」なんて見たことも聞いたこともありませんし。連載でないから、筆者はしばしば書き直したり5年以上もお蔵入りにしたことは数えきれないほどですが。
 激情のあまりわけがわからなくなって、気がついたら――多用するのは考え物ですが。複雑な心理描写を省けるので便利です。
 実生活だって、そんなものでしょ。
「なんで、あんなことしたのかな?」
 そう思うことはしょっちゅうでしょ。自分なりに分析しても、しょせんは後付けです。その後付けを他人に説明しても「そんな馬鹿な」と思われるかもしれません。
 そうすると。小説における心理描写は、精神分析医による診断よりも難物なのかもしれません。

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Progress Report 4 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』



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6.サンドバッグは痛いだけ(泣

 終わりました。
 PLOTでは、初日がボクシングで、サンドバッグに縛りつけての腹パン。2日目が場所を替えて相撲の予定でした。相撲のほうは、中身をぶっつけで決めるつもりでしたが。
 初日は、この作品のモチーフであり、表紙画像もサンドバッグ・腹パンですから、書き込んで。
 ふと気まぐれで従動にしました。帯2本で乳房の上下を縛って、首にまいた3本目をV字形に垂らして胸縄ならぬ胸帯に結んで、これが柔道着の衿の代わり。4本目でタスキを掛けさせて。これが衿の代わりですね。V字形首縄とタスキで、ここをつかんでぶん投げるわけです。5本目はふつうに腰に巻いて。6本目は立てづかいで、幅が広くて分厚くて表面がざらついてる帯をクレバスに食い込ませます。
 ぶん投げて転がして痛めつけたあとは、ピストンで追い上げるのと、衿締めで落としかけて寸止めするのとを繰り返して、アクメと締め落ちとを同時体験させました。
 さて、3日目に相撲を……ここまでで、この章は60枚を突破しています。
 それに、相撲は何度も書いていますし。『僕の痛セクスアリス』『陸軍女子三等兵強制全裸突撃』『淫乱処女のエロエロ・デビュー』『縄と鞭の体育補習』『強制入院マゾ馴致』
 同工異曲になりそうなので割愛しましょう。
 でも、ヒロインたち(マゾ牝奴隷妻、ロリマゾ奴隷妻、マゾ牝下女、マゾっ娘)も黒部一家も遠くの撮影現場へ向かう特急に乗ってしまいました。撮影スタッフ5人は、昨夜から現地入りしています。
 5枚分くらい破棄すればいいんですけどね。
 資源の有効利用。
 ということで、今回はエロでないシーンをご紹介。書きながら丁稚揚げたシーケンスです。


==============================
 ――その日は、夕方までに自宅まで送ってもらえた。
 パパが玄関まで出迎えてくれて。
「お帰り」
 ただ一言だけ。
 わたしが階段を登りかけたとき。
「ほんとうに、すまない。ありがとう」
 パパを助けてあげてるんだという想いが胸に込み上げてきたけど、ちょっとだけ怒りも湧いた。
「これからは、なんとかするから。もう、つらいことはしなくていいんだよ」
 どうして、そう言ってくれないのかな。クロベ・ファイナンスへの借金はわたしの身体で返すって当て込んでるんじゃないかと――もし、そうだったら、すごく悲しい。
 ので、パパのことも萌咲ちゃんのことも、絶対に考えないようにした。
 あ。いつのまにか、わたしの頭のなかでは義理の妹(わたしのほうが三か月早い)の人称は、『さん』から『ちゃん』に変わってる。だって、彼女はパパとのオママゴトみたいなSEXしか経験がないんだもの。LV99(せいぜい20かな?)の勇者様にかなうわけないでしょ。

 日坂家を救うために、今日も勇者様は冒険に向かう。ボクシング、柔道のつぎは相撲。最近は女子相撲部なんてのもある(うちの学校には無い)けど、あれってマヤカシだよね。フンドシ(とマワシは違うみたいだけど)一本で闘ってこその国技だよ。
 もちろん、今日はそうなるに決まってる。柔道と同じで、全裸じゃ相撲の技を掛けられないもの。でも、昨日のことがあるから。まともなマワシとはかぎらない。十中八九は縄ふんどしとかだと思う。
 それよりも。やっぱり、対戦相手は男の人なんだろうな。土俵に転がされて土まみれになって、圧倒的な体重の差で押しつぶされて。
 それとも。エロがメインの女相撲の可能性も捨てきれない。
 今日の現場は遠いのでJRの特急で移動中なんだけど。わたしの横には美夏さんが座ってる。隣の箱には、二組の夫婦。どれだけ年齢が離れてても戸籍上は立派に夫婦なんだから、誰はばかることもない。結婚当初はもちろん、今だってお父様とアリサさんは職質とかに引っ掛かることがある。桃子さんが結婚した当時だったら、身元証明がややこしかったけど、今はマイナンバーがあるから、手っ取り早い。
 疑いを晴らしたら、お父様は身分を明かして(国会議員にまでツテがある)、景観や補導員をネチネチいたぶるのが楽しみになってるらしい。
「親父も老人の仲間入りをしたな」
 なんて、健志さんが言ってたけど。角度と硬さでは息子さんたちに一歩譲ってるけど、まだまだ現役だってことは、わたしの身体が知っている。
 ちなみに。撮影班は機材があるので、昨日の撮影が終わったら、そのまま高速に乗って深夜に現地入りしてるそうだ。康雄さんも、そっちと一緒に行動してる。
 後ろから人の近づく気配。は、健志さん。身体を許した男の人は、振り返るまでもなくわかる。顔を見たら、おっそろしく不機嫌なのもわかった。
「今日は中止だ。次の駅で降りて引き返す」
 えええっ?
 どういうこと?
 これだけ大勢(撮影班を含めて十二人)で出掛けてきて、いきなり中止だなんて、よっぽどの理由があるんだろうけど。健志さんからは、まったくなんの説明もなかった。
 戻るために乗り換えた特急は、まとまった席が取れなかったので、グリーン車になった。
 健志さんからわたしたち四人(マゾ牝奴隷妻とロリマゾ奴隷妻とマゾ牝下女とマゾっ娘)のスマホにメッセージが届いた。そこに記されたURLをタップすると、ニュースサイトに飛んだ。
 現役力士(幕下)が少女買春容疑で逮捕されたというニュースだった。
 推理をする必要がないくらい、事情は明らか。この現役力士さんが、今日の相撲に参加するはずだったんだ。
 うわああ。現役のプロに稽古をつけてもらえるはずだったんだ。容疑の少女買春が今日の企画と関係してるとは限らないけど。逮捕されたのは今朝だったらしいから、いきなりなにもかも自白して、撮影現場に警察が踏み込むとも思えないけど。君子危うきに近寄らずってやつだね。
 おっと、新しいメッセージが届いた。
『手形決済の心配は無用』
 つまり、今日のギャラはもらえる(そのまま手形の支払いで相殺される)ってことか。なんだか申しわけない気もする。
「かわいそうにね」
 実は通路を挟んだシートに健志さんと座ってる桃子さんが、ぽつんとつぶやいた。
「くうう……」
 桃子さんが、小さくうめいた。健志さんの片手が、スカートの中に消えてる。桃子さんはクリピアスをしてるし、ラビアに金属の輪を埋め込んで、ふだんは南京錠で封鎖してる。それを、健志さんにどうかされたんだろう。
 そのときは、桃子さんのつぶやきの意味も、なぜ健志さんがお仕置きをしたのかもわからなかったけど。四日後のニュースで、わたしは驚いた。なんてものじゃない。びっくり仰天でも追いつかない。驚天動地かな。
 少女買春容疑の力士さんは嫌疑不十分で釈放されて――その夜のうちに自殺してた。
 ほんとうに自殺なのか、暗黒組織とか絡んでるのかは、もちろんわたしにはわからないし、健志さんも桃子さんも教えてくれないに決まってるけど。
 ニュースを見た瞬間に、桃子さんはこのことを予測してたんだ。
 健志さん――というより、クロベ・ファイナンスの恐ろしさを、わたしは初めて理解した。
 だからといって、健志さんやお父様個人を恐いとは思わなかった。逆に。裏切りさえしなければ、あらゆる手段を講じて護ってもらえる。そんなふうに感じた。

 とはいうものの。女の子をマゾ奴隷に調教したり非合法ビデオに出演させたりするとも、人命を奪うのとは、根本的に『悪』の性質が違う。
 桃子さんは別れる直前に、こんなことも言ってた。
「旦那様も大旦那様も、何もしないわよ。誰かにお願いしたりもね。だって、うちの本業は金融なんだから」
 つまり、健志さんはわたしを主役にした非合法ビデオの制作を企画したけれど、制作委員会か流通組織かは、もっとずっと深い闇の底に隠れてて、その組織が力士さんを自殺に追い込んだということなのかな。
 わたしも、うっかり口を滑らせたりしたら、将来がなくなるなんてレベルじゃなくて、命そのものが危なくなるのかもしれない。
 もっとも、現役力士さんとただの女子厨学生とでは、社会的影響力がまったく異なる。わたしがなにを叫んでも、まったく相手にされないというか、そんなふうに手を回すことだってできるだろう。もちろん、絶対に試したりはしないけど。
 そんな大事件よりも、もっと深刻な大事件が起きた。
 萌咲ちゃんがパパのパソコンをこっそり使った。これは、わたしだってしてる。だって、わたしたち用のパソコンにはパスワードで保護されたセーフサーチが掛かってるんだもの。
 そして、パパ自身はセキュリティ対策が甘い。娘の夜遊びを厳しく叱って、自分は外に愛人を作ってるようなもの。パパの場合は、身内に愛人を囲ってるんだから、客観的にみれば、もっと悪いんだけど。それはともかく。
 健志さんからもらったUSBメモリーのデータを外付けSDにコピーしてた。パスワードも掛けずに。
 つまり、廃倉庫の編集前の映像を、萌咲ちゃんに見られたってこと!
==============================

画像は柔道絡みで。小説の内容に比べると、ずっとおとなしいgifです。

14-16.gif


 原稿の最後で、継母の連れ子にビデオを観られています。
 最初は(といっても書き始めてからの追加シーケンスですが)口封じと、ファザコンゆえの嫉妬から3か月遅生まれの義妹をレズSMに巻き込む予定でしたが。クロベ・ファイナンスに関する闇の力への恐怖を分かち合う相手が身近にいれば、すこしは心が安らぐという動機付けもできました。
 ちょっといい加減な気もしますが。PLOTを墨守するから、枠を壊して大成できないのだ――なんて、自分に言い訳したり。当意即妙とか四文字熟語に逃げ込んだり。
 出来栄えのほどは、9月に作品をお読みいただいたうえで、判断してください。


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Progress Report 3 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』


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第4章『快感責めで膣アクメ(^^)』顔文字を含めて13字です。

 第2章の責めは「趣向を凝らし」ていたので、ごくオーソドックスな調教部屋でのハードプレイもこの章の後半に追加します。
 前半の膣逝き(正確にはクリトリスとの合わせ技)を一挙公開。


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 前の晩に除毛フォームを二本使って全身ツルツル(直後はカサカサ)にして、当日は新品でセットの純白ブラショーツで、コーデは迷ったけど、青のサマ―ニットとタータンチェックの膝丈スカート。性感開発される乙女(自虐的に笑っちゃう)なんだから、地味目がいいよね。なんて、しっかりカメラ映りを考えてたりする。
 まあ……『廃倉庫の十四歳:天然マゾ処女へのリンチ調教』とか『廃倉庫の十四歳:三角コーンで破瓜スクワットそして三穴へ』とか『廃倉庫の十四歳:初めての鞭と初めての木馬』とかを観てる人たちが買ってくれるんだから、むしろ痛いだけかな。
 だけど、黒部さんは褒めてくれた――のかな?
「なかなかに初々しいな。初縄で酔って木馬で濡らす淫乱マゾっ娘には、とても見えない」
 こういうのって、リアクションに困る。待ち受ける苛酷な被虐におののいて、がくがく震えてるのが(なのに、ショーツが濡れちゃうけど)性に合ってる。服従とか哀願(まれに、おねだり)の言葉以外は口にしたくない。
 相変わらず銀ガムネクタイの手下さんも、まったくしゃべらない。ロケ現場までの一時間、ぽつりぽつりだけど、黒部さんの話が続いた。
 黒部家の極刑というのを最初に受けたのは、黒部さんの奥さんで。結婚前のことだったそうだ。お誕生パーティーの席で、クロベ・ファイナンスのスポンサーみたいな貴賓から、わたしと同じようなことを強要されて、どうしても口に入れられなくて――芯が途中で切れてたりしない細めのロウソクを使ったので、わたしよりひどい火傷になったとか。
 黒部さんのお父様は極度のロリコンで、今はアリサというフィリピン人ハーフを五人目の妻にしてるとか。アリサさんはパスポートでは二十二歳になってるけど、現地には十五歳の『妹』さんがいるそうだ。結婚したのは三年前だそうだから……
「十五から三を引いたりするなよ」
 黒部さんに釘を刺された。
 だけど、黒部さんもお父様のことを言えないと思う。桃子さんを黒部家に住み込ませたのは十四歳のときだし、現に今も、わたしに枕営業をさせてるし自分も手をつけてるし。
 ロケ現場は、県庁所在市の郊外に建つ豪邸――黒部さんの家だった。LDKよりも広い調教部屋が完備してるんだそうだ。
 出迎えてくれたのは、三人の女性というかマゾ雌奴隷たち。それぞれに趣向や目的の異なるボンデージハーネス(だけ!)を身にまとっている。
 美熟女といっては、まだ失礼にあたるスリム(でもDカップはありそう)な女性は、股間の革バンドがY字形になっていて性器が剥き出し。大きな宝石をあしらったピアスがクリトリスを貫通していて、ラビアには大きな南京錠で閉ざされている。乳首は、これもピアスというべきなんだろうか、真珠が埋め込まれてる。両手は自由なまま。
 白人(ハーフ)の年齢って、日本人には判別しにくいけど、それでもパスポートの年齢には見えないお姉さんは、太い革ベルトがクレバスにもぐり込んでる。両手を後ろにまわしてるのは、拘束されてるんだろう。
 黒部さんには事前に聞かされてなかった三人目は、二人の中間くらいの年齢かな。ぽっちゃり系なんだけど、コルセットでウエストを蜂の胴みたいにくびられてる。股間にはディルドだかバイブだかが突き刺さってる。実はバネ仕掛けのU字形になってて、反対側はアヌスに挿入されてて、お腹の中で膣壁と腸壁とが圧迫されてるんだと、あとで黒部さんが教えてくれた。彼女は、三人の中ではただひとり、みずから望んで、スーパーのレジ係よりも安い時給(ただし、文字通りに一日二十四時間の拘束で休日無しだから月給では五十万円くらい?)で住み込みの下女してるんだそうだ。三か月ごとの契約を六回も更新してる。この人は、肘から上をハーネスで縛られてる。
 あ、ハーネスはそれぞれに異なってるけど、三人にはマゾ女性(というより、黒部さん父子の趣味?)ならではの共通点がある。全員がパイパン。桃子さんだけは下腹部に『SLAVE』の文字が刻まれてるけど。
 三人のエロチックでSMチックな裸体を前にして、わたしだけが服を着てるのが、なんだか不自然で恥ずかしく思えてきた。脱いじゃえば四人そろってパイパンで、それなりに統一感が出るんだけど。命令もされないのに自分から裸になるなんて、マゾっ娘(じゃなくても!)にあるまじき不行儀だよね。
「これが、その娘か」
 奥から黒部さんに負けないくらいがっしりした男が姿を現わした。黒部さんの話だとお父様は六十五歳になるそうだけど、初老ではなくまだまだ助平パワー全開の中年オヤジにしか見えない。
「あ、初めまして」
 いちおう、ぺこんとお辞儀しといた。
「ふむ……ビデオができたら、見せてもらうとしよう」
 お父様は、すぐに引っ込んだ。のに、黒部さんもついてく。
「あの……?」
 後ろから肩をつかまれて、もうちょっとで悲鳴をあげるところだった。
「今日の調教役は僕だ」
 銀ガムネクタイの手下さんだった。この人、まだ二十代かな。状況によっては、恋愛対象になるかもしれない。もちろん、状況じゃないけど。
「それと、わたしがアドバイザーね」
 桃子さんが、わたしの前に立った。
 前後からサンドイッチにされて、広い廊下をまっすぐに進んで、奥の突き当りを右へ曲がると、真っ黒なドアがあった。
 桃子さんがドアを開ける。
「…………!」
 広い部屋の中には、こないだの無名だけど有名な監督さんとカメラマンのひとりとが待っていたけど、私の視線は二人をスルーして、部屋のあちこちを忙しく動き回った。
 三角木馬に磔台に往生柱(受験勉強の合間を盗んで、そんなのも覚えた)に水責め水槽に、四隅の柱に拘束具とかが鎖でつながってるベッドもあった。
 廃倉庫なんか使わず、ここで撮影すればよかったのに。あ、でも新鮮味がないのかな。
 背中を押されて部屋に脚を踏み入れると、銀ガムさんが前に回り込んだ。無言でサマーニットの襟をつかんで引き伸ばして、大きなハサミで切り込みを入れてから。両手でブチチチチチッと引き裂いた。
 なにをされるかわかって、おとなしくしてたので、悲鳴をあげるタイミングをのがしちゃった。
 スカートもホックを引き千切られて、足元に落とされた。
 それから、銀ガムさんはまた後ろへまわって、わりとやさしく、わたしをベッドに突き飛ばした。
 わたしも、逆らわずに倒れ込む。
 銀ガムさんがおおいかぶさるようにして、わたしの手首をつかんで上に引き上げ、ベッドの柱につながれた幅の広い革枷を手首に巻きつけた。片手ずつだし、脚は自由に動かせたから、その気になればうんと抵抗できた。その気はなかったし、あったとしても逆らったら殴られるかもしれないので、おとなしくしてた。
 さっきは言葉責めが苦手だと思ったけど、こういうときはひと言かふた言くらいは脅してほしい。なんて考えてるうちに、両足首をひとまとめにして革枷を着けられた。
 革枷の鎖が短くされて、わたしはベッドの上にY字形に張り付けられた。これって挿入しにくいんじゃないかなと、余計な心配をしちゃう。
 銀ガムさんがせっせと働いてる(?)あいだずっと、桃子さんはすこし離れたところに立って眺めてるだけだった。
 監督さんは桃子さんの横に椅子を置いて、ふんぞり返ってる。ときどき、ラビアの南京錠を引っ張たりクリピアスをこねくったりしてる。桃子さんは、おつきあいで悶えてるみたいな?
 カメラマンさんは、銀ガムさんよりもっと忙しくチョコマカ動いて、撮影に余念がない。
 最初の撮影のとき、接写でバギナの奥まで撮影されちゃってるから、いまさら恥ずかしいとは思わない――と、自分に思い込ませた。
 腰の下に硬いクッションを押し込まれて、バギナを天井に向けて突き出す形にされて。乳房の下と腰にも、ベッドの横に取りつけられてる太いベルトが巻かれて、ほとんど身動きできなくなった。
 折りたたみハシゴを組み合わせたみたいな台が、部屋の奥から運ばれてベッドの足元に据え付けられた。ただ置かれたんじゃなくて、金具でカチャンと床に固定された。ハシゴの上には四角い箱が取り付けられてて、箱からは長い金属棒が突き出ている。
 あいかわらず無言のまま、銀ガムさんがバイブをわたしの目の前に突き出した。
 そうか。性感開発だから、生ペニスで犯されるんじゃなくて、機械のパワーで延々とピストンされるんだ。
 胴の部分はそんなに太くないけど、途中に三つもエラが張り出してる。指で強く押すと変形する。
 ヴィイイイイイイイ……
 うわ。振動しながらぐりんぐりんって首を振る。
 バイブが長い金属棒の先端に差し込まれて、小さなボルトのようなもので、かっちり固定された。
 銀ガムさんが、ライフル銃で狙いを定めるようにして棒の角度を調整して――ずぐぬうっとバイブを押し込んできた。
 そこそこに濡れてたので、痛みもなくすんなり受け挿れてしまった。
 いよいよ始まる――と思ったら、まだまだ準備が続く。
 細長いキャップが乳首にかぶせられて、大きな注射器で乳首を吸い出された。ちょっと痛くて、かなり気持ちいい。キャップには内ブタみたいのが隠されてて、それが乳首を軽く押し返す。
 キャップからは細長いコードが延びてる。ローターが内蔵されてる感じじゃないから、電撃とかだったら……恐い。けど、体験してみたかったりする。
 クリトリスにも、同じキャプが取り付けられた。
 さらに。低周波マッサージの電極パッドが、あちこちに貼り付けられた。乳房の上下、脇の下、内腿、クッションで宙に浮いてるお尻にも。
「こんなところで、どう――かな」
 銀ガムさんが、始めてしゃべった。わたしにじゃない。ずっと眺めてた桃子さんに、だ。
「さすがに、女体の扱いには慣れてらっしゃいますね」
 なんか、ふたりとも会話がぎこちない。
「では、始めます。スタンバイOKですね」
 これは、カメラマンさんと監督さんに。
 いきなり、全身が見えない手で揉まれ始めた――なんてものじゃない。揉みしだかれた。
 ぐにんぐにんぐにんピクッ……
 ぐにんぐにんぐにんピクッ……
 ぐにんぐにんぐにんピクッ……
 身体じゅうの筋肉が、勝手にうねくって震えてけいれんする。これ、すごく気持ちいい。けど、あまりHな気分にはならない。まったりしてくる。なんて、余裕をかましてたら。
「きゃっ……んんんんんんんん」
 乳首に、わけのわからない快感が染み込んできた。低周波マッサージの刺激とは違うし、ローターやバイブでもない。Hアイテムでの経験はないけど、スマホのバイブ機能は有効活用してるから、断言できる。
 正体不明の鋭い刺激。
「あ゙あ゙あ゙……ごれ゙……ずごい゙……」
 声が震えてる。
 でも、乳首に快感が集中して、かなり欲求不満――が、つのりかけたところで、クリトリスにも同じ刺激が来た!
「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙……!」
 喘ぎか呻きか悲鳴か、自分でもわからない。頭が真っ白になって、全身がふわっと宙に浮かびかけて……
「やだあ……止めないでえ!」
 いちばん感じてた部分への刺激が不意に消え失せて、腰の下に当たってる硬いクッションの感触が甦った。
 ウィンウィンウィンウィンウィン……
 ディルドがピストン運動を始めた。
 バギナの内側をやわらかく引っかかれてる。けっして痛くも不快でもなくて、くすぐったいのとも違って……
「あひゃっ……!?」
 一瞬、レンガでどかんと殴られたような、重たい快感がバギナを突き抜けて、すぐに消えた。
 それを取り返したくて……腰はバンドで固定されてるけど、お尻はなんとか動かせるので、あれこれと角度を変えてみた。
 でも、取り返せない。
「ああんんん……クリトリス、虐めてください」
 答えは返ってこない。
 もどかしくなって、きゅううって太腿を締めつけて、ぴいんと両脚を突っ張った。最近ではクリトリスへの直接の刺激が多くなってるけど、オナニーを覚えた頃には、よくこれをしてた。
 金属棒が内腿を強くこすってラビアまで引っ張った。
「うああああっ……い゙い゙い゙い゙っ……!」
 クリトリスが、下から激しく突き上げられて、キャップの刺激とは違う、もっとナチュラルな快感が押し寄せてきた。
 そこへ、またレンガの一撃が来た。
「びゃああああああっ……!」
 今度は、だいたいのポイントがわかった。革バンドが許すかぎり、腰をくねらせてお尻を突き上げて、ディルドの動きを追いかけた。
 ウィンウィンウィンウィンウィン……
「うああああああああ……!」
 クリトリスに押し寄せるとんがった快感と、バギナの中で爆発する重厚な快感。
 身体が宙に浮かんで、バギナと一緒に爆発する。オナニーの快感よりずっと激しい。
「びゃわ゙あ゙あ゙っ……しちゃう……しちゃう……」
 爆発しちゃうって言いたいのか、悶絶しちゃうって言いたいのか、自分でもわからない。
「……しちゃうよおおおおおおおおお!!」
 息の続く限り絶叫して。バギナの爆発が全身に拡散して、肉体が消滅して快感だけが空中高く吹き飛ばされていって……。
 不意に、一切の刺激が消えた。
「はああああああああああああ……」
 そうか。ほんとうに逝くってのは、こういうことなんだ――女に生まれた幸せを、心の底からうれしく思う。
 ふんわかと漂いながら、爆散した肉体が快感を核にして集まり始める。
 オナニーで感じてた絶頂をアクメと呼ぶなら、これはエクスタシーそのものだ。
「ヤスオ様。これでまったりさせていては、後で月奈ちゃんに恨まれますわよ」
 いつの間にか、桃子さんがベッドの脇に来てた。『SLAVE』の線刻が目の前。これ、タトゥなんかじゃない。赤黒く肉が盛り上がってる。もしかして、焼き印?
「もっともっと追い上げて、天国を突き抜けた先には地獄が待ってると教えてあげなくては」
 なんだか、恐ろしいことを言ってる。
「そういうものか。たいていの女は、余韻を味わっているときにちょっかいを出されると嫌がるが……」
「マゾを甘やかすのは、ここぞというときだけでじゅうぶんです。この娘をマゾとして性長させるためにも、ヤスオ様がご立派なサディストになられるためにも」
 つきんつきんつきんと……全身に無数の指を突き立てられるような、さっきとは微妙に違う刺激が始まった。
 トトトトトトトトトト……乳首とクリトリスに甘い針が降り注ぐ。
 ウィンウィンウィンウィンウィン……ディルドが暴れだす。
 快感の引き潮にゆだねていた身体が、突然の大波で持ち上げられた。
「ゔあ゙あ゙あ゙あ゙……ああああっ!」
 たちまち、大きなエクスタシーが全身を満たして、爆発する。
「い゙い゙い゙い゙……ちゃううよおおお!」
 わたしの肉体も感覚も、粉微塵になって宇宙まで吹き飛ばされる。
 だけど……刺激が続いてる。粉々になった快感のひとつずつが、さらに爆発して……意識が透明になってく。
「ああああああああああ……あああああああああああ……ああああああああああ!!」
 息の続く限り絶叫して、それでも足りなくて、息継ぎして絶叫を繰り返す。
 ぐぼっと、口になにかを突っ込まれた。やわらかいなにかを噛み締めて、そこに絶叫を吐き出し続けた。
 何十分も、それが続いて。
 肉体への刺激は快感をどこまでも押し上げていくのに、同時に苦痛にもなっていた。
 快感にも苦痛にも耐えられなくなって、わたしは詰め物を吐き出して叫んだ。
「もう、嫌あ……やめて! お願いだから、もう赦してください!」
 マゾっ娘のお願いなんか絶対に無視されるって諦めてたら――ぴたっと一切の刺激が消え失せた。全身への低周波マッサージも、乳首とクリトリスへの甘く鋭い凄絶な快感も、ディルドの荒々しい重厚なピストン運動も、なにもかもがなくなって、わたしは宙に放り出された。
 そして、また叫んでいた。
「嫌だああああ! やめないで! もっともっと虐めてくださいいいいい!!」
 再び、わがままな願いは聞き届けられた。
「うああああっ……死んじゃう! 死んじゃうよおおおおおおおおおおお!!」
 快感にのたうつのも地獄、放り出されるのも地獄。わたしの逃げ込める先は、どこにもなかった。
 ――気絶していたのは、ほんの数分だったと思う。意識がゆっくりと戻ってきたけど、身体は動かなかった。動かそうと思えばできたかもしれないけど、動かしたくはなかった。
「ずいぶんと女を逝かせてきたとうぬぼれていたが……参ったな」
「マゾならではの快感ですわ。牝をそこまで突き墜とすのが、サディストの悦び――なんって言うのを健志様に聞かれたら、どんなお仕置きをされるかしら」
「告げ口をしてあげ……やろうか?」
「ヤスオ様もサディストらしくなってきましたわね」
「さて、ね。まったく……こんな小娘に開眼させられるとは、俺もどうかしている。だが、サディストの悦びというのはペニスとは別のところにあると、つくづく思ったね」
「私は、最後はやっぱり健志様に貫いていただかないと満足できない……これも、内緒にしてくださいね」
「ふん。兄貴でなくても親父でも、いや、チンポだったら、なんでもかまわんくせに」
「違います! ごめんなさい、お言葉に逆らった罪をお赦しください。ヤスオ様のおっしゃるとおりです。でも……それは、健志様がそうしろとおっしゃるからです。旦那様のご命令に逆らって厳罰をいただくくらいなら、不貞をはたらいた奴隷妻として折檻していただくほうが、ずっと幸せですから」
 気絶したふり(というより、肉体はほんとうに気絶してる)を続けながら、わたしはいろいろと驚いていた。手下だと思っていた銀ガムさんが、黒部さんの弟だったなんて、すぐには信じられない。銀ガムさんは、三十歳にもなってないはず。ずいぶんと、歳がはなれてる。
 それは、ともかく。桃子さんのバギナは黒部さん専用で、アヌスはお父様だとか言ってたっけ。もしかして、銀ガムさんはお口とか?
 銀ガムさんがSMは初心者みたいなことも言ってたし。
 桃子さんのマゾ哲学を聴けたのも収穫かな。命令に逆らっても厳罰、従っても折檻。胸がきゅううんて、ねじ切れそうになる。
「あら。とっくに目を覚まして、狸寝入りしてるようね」
 わちゃ。ばれちゃった。
「それじゃ、もっともっと地獄に逝かせていただきなさい」
 もみんもみんピクッ、ぴぴぴぴぴぴ、ウィンウィンウィン……すべての刺激が一斉に押し寄せてくる。
「そうだ、いいことを教えてあげる」
 だんだん正気を失いかけているわたしの耳元に唇を寄せて、桃子さんがささやいた。
「お義父様の名前は、黒部高夫というのは知ってる? 面と向かって『クロブタガオ』って、ののしってごらんなさい。廃倉庫の十四歳ちゃんだって、心の底から赦しを乞い願うような、恐ろしい懲罰を受けるわよ」
 豚というより、つぶれブルドックだな――なんて、黒部さんのお父様の顔を思い出しながら、快感に悶絶してるというのに、くすっと笑ってしまった。
 だけど、桃子さん。なんで、そんなことを教えてくれたんだろう。
==============================

Fucikng Machine   

 調教主はPLOTを変更して銀ガム・ネクタイさんにしました。
 彼は助演男優である黒部健志の年の離れた異母弟です。御幼少のみぎりに父兄から薫陶を受けなかったので、遊び人ではあってもサディストではありません。ところが、ヒロインが真摯に被虐道を突き進む姿に感動して(* ´艸`)クスクス、自分の手で調教してみたくなった――かなり早い時点で見え見えの伏線です。


 ここまでで、すでに190枚。
 最終的には(筆者には)収まり心地のよい400枚になりそうです。
 6月中には、9月発売登録まで持っていきたいところです。


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Progress Report 2 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』



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 第3章『黄金と蟲だけは絶対嫌なの!』

 今回の各章タイトルは、記号も含めて13文字に統一しました。ビックラメーション記号の数で調整なんて姑息な手段も。
 それはともかく。黄金とかバルーンカテーテルとか、規制単語のオンパレードですので、この部分の紹介は割愛。
 この二つの責めを赦してやるかわりにと、狂言回し途中まで助演男優最後はNTR(未定)の男が『極刑』を提案します。
 20世紀中にネットでイラストを観て、『未性熟処女の強制足入れ婚』で使った『極刑』の再現です。小説の人物にとっては再現でも、作者的には「使いまわし」ともいいます。
 それをいえば、2019年6月公開予定の『ドンキーガール』のビデオを作中サディストが鑑賞しているシーンもあります。
 極刑のロウソクが短くなるまで、ずっとヒロインにモノローグさせるわけにもいかず、かといって
 「――十五分後。」なんてのも味気ないし。別シーンを挿入しておけば、厳密に何分後と書く必要もありません。
 これは、まあ「わたしにとっては何十分にも思えたけど、実際にはずっと短かったのかもしれない」なんて逃げる手もありますが。
 ともかく、初稿をご紹介しましょう。


==============================

 もう薄暗くなっているのに、ぽつんぽつんと見えているほかの家には、窓に明かりが見えない。バブルがはじけたゴーストタウン? それとも、梅雨でオフシーズンだから?
 バルコニーの下にある水道のホースで全身に水を浴びせられた。わたしは自分から水流に頭を突っ込んで、髪も洗った。あの蟲が残ってるんじゃないかと、こわごわと指で探ってたしかめた。
 身体をわざと乱暴に黒部さんが拭いてくれた。
「そういうなぶり方もあるんだろうが、わしにはいちゃついているようにしか見えんな」
 覆面男の感想なんか、わたしの知ったことじゃない。黒部さんも同意見だったらいいんだけど。
 連れ戻されて。広いリビングルームのまん中で屋根のてっぺんを支えている太い柱を背中に抱く形に、あぐら座りにされて、わたしは縛りつけられた。こういう目的の為に、不自然な間取りにしたんだろう。
 黒部さんは外に出てたときに、車から大きなバッグを持ってきてた。それを開けて取り出したのは――まっ赤な太いロウソク。こないだのより太い。白いのはあまり熱くなくてメタリックのは激熱だったけど、赤はどうなんだろ。
 覆面男が後ろからわたしのお尻をすこし持ち上げて、開いた教科書を二冊並べたくらいの分厚い板が敷かれた。太い釘が、ラビアを押し広げたまん中へ(もちろん板に)打ち付けられた。そこにロウソクが立てられる。
 ちょ、ちょっと! まさか、このまま火を点けるなんて無茶をするつもりじゃ……。
 なかった。このまま(ヽヽヽヽ)じゃなかった。ラビアを引っ張って伸ばして、ロウソクを左右から包み込むようにして……床に射ちつけられたのと同じ太い釘が、水平にラビアに押しつけられた。
 黒部さんの意図はわかった(つもり)けど、あえて抗議も哀願もしなかった。黄金とか蟲よりは、性器を火あぶりにされるほうが、まだ我慢できる(かもしれない)。
 こないだの撮影で女医さんが待機していたように、黒部さんは安全をちゃんと考えてくれていると信用……したい。
 反対側のラビアにカマボコ板みたいのがあてがわれて。黒部さんが金槌を構えて。
 ゴッ……!
「ぎゃわ゙あああああああっ……」
 ブツッと、釘が突き刺さるの衝撃と激痛が脳天まで突き抜けて、目の前で星が飛び交った。
 ゴツッ……!
「ぎいいいい……」
 あまり痛くなかった。でも、釘がずくずくっとラビアを押し通ったのがわかった。
 釘の先が反対側へ突き抜けて。そこからは、釘の頭がラビアに密着するまで手で押し込まれた。
 痛みは続いてるけど、恐怖のほうが、ずっと大きい。
 黒部さんがライターでロウソクに火を点けた。気化したロウの臭いが鼻をつく。
 今は、むしろ煙が目に沁みるだけでしかないけれど。
「いい加減なところで火を消してもらえるとでも思っているんだろうな?」
 黒部さんが、ズバリとわたしの恐怖の根源を言い当てた。
 もしも最後まで消してくれなかったら――ロウ責めじゃなくローストになっちゃう。なんて、うまいこと言ってる場合じゃない。
「……消して、いただけますよね?」
 救いを求める想いで、あたしは黒部さんの目を見詰めた。
 黒部さんも、じっとわたしの目をのぞき込んでる。そして、わたしの信頼を木っ端微塵に打ち砕く言葉を発した。
「甘えるな。自然に燃え尽きるまで、消すわけがなかろう」
 唇がわなないた。そして、絶叫の形に開いた瞬間に縄でサルグツワをかまされた。
「んみゃああああああっ……!」
 サカリのついた猫の泣き声みたいになった。
「おえがいでうかあ、いどいこおおはいないえくああい……」
 完全に口をふさがれたわけじゃないから、声は出せる。だけど……ロウソクの炎は吹き消せない。
 黒部んさんも覆面男も部屋の隅へ引き上げて、わたしのことはほったらかしにして、大きなモニターに映るSMビデオを鑑賞し始めた。
 わたしの位置からもよく見える。女優(だか犠牲者だか)は、外人ばかりが何人も。全裸にボディハーネスを着けて、男の人を乗せた二輪馬車を曳いてる。ポニーガールってジャンルだ。
 六人(六頭?)が足並みをそろえてパレードしたり、二組に分かれてスラロームですれ違ったり。わたしのビデオに比べたら、すごく健全で健康的だ。わたしとあまり違わない年齢の人もいるみたいだけど、おおむね合法かな。
 あら。日本人も登場した。すっごい、オバサン。軽快な二輪車じゃなくて、荷物をいっぱい積んだリヤカーを曳いてる――んだけど、なんかおかしい。
と思ったら。リヤカーから突き出た曳棒が股間を通ってる。曳棒と(かなり肥満した)腰をつなぐ手綱がたるんでる。ということは、あの曳棒を股間で引っ張ってる?
 別にずっとビデオを見てたわけじゃないけど。うつむいたら顔が炎に炙られるし煙が目に沁みるし。二人(とくに黒部さん)が、もしかすると慈悲を掛けてくれないかなと――こっちを見たときに、わたしがそっぽを向いてるよりは、いい結果につながるかもしれない。
 ビデオの場面が変わった。わたしの推測どおりだった。曳棒からは巨大なディルドが二本上向きに突き出ていた。あれで、何百キログラムもありそうなリヤカーを、しかも舗装されていないデコボコ道を曳いていたんだ。
 上には上があるもんだなあと、自分の立場も忘れて感心しちゃった。
「あうっ……!」
 いよいよロウソクが溶けて、ラビアの上にしたたった。こないだほども熱くない――今日は、ラビアが傷ついていないせいだろう。プラチェーンでさんざん叩かれた後は、肌が裂けてなくても内出血はしてたから。
 だけど、このロウソク。内側にくぼんで燃えてる。このまま燃えてってくれたら……やっぱり、駄目かな。いずれは、ロウソクが短くなって、ラビアの内側を焦がす。いや、焼く。
 覆面男が、小淫唇の整形とか言ってたっけ。火傷した部分を手術で切り取ってしまうのかな。わたしとしても、具のはみ出し方が多いかなとは思ってるけど――焼き切って美容整形なんてプラス思考はさすがにできない。
「あういっ……ううううう」
 ロウが間断なくしたたり落ち始めた。ラビアが赤いロウに埋まってく。
 数分もすると、固まったロウが、また炎に溶かされだした。溶けて、流れ落ちて、そこに新しい熱いロウが落ちてくる。
 そうだ!
 わたしは炎が真上から見える位置まで首を差し伸べて、できるだけ口の中に唾を溜めようとした。うまく炎の真上に落ちれば、消えてくれるかも。
 わざと消したと言われて、火を点け直されるかもしれないけど、やってみる価値はある。
 熱いので目をつむって。
「うううう、ううううう……」
 股間が焼けるよう(じゃなくて、実際に焼けてる!)。
「うううううううううう……」
 駄目だ。縄のサルグツワに唾が吸収される。
「ゔゔゔゔゔゔゔゔっ……!」
 縄から唾がしたたり始めた。でも、ほんとに雀の涙ってやつだ。燃えてる部分にうまくおちても、チュンッて小さな音を立てて蒸発してしまう。
 ロウの臭いに、タンパク質の焦げる悪臭が混じり始めた。
 炎の根元は、ちょうどクリトリスの真横まで来ている。
 熱の刺激のせいで、クリトリスがすこし勃起して、剥けた先っが上から見える。クリトリスが焼けてしまう!
「ぐむ゙む゙む゙む゙む゙―――っ!!」
 激熱に耐えられなくて、腰を揺すった。ロウがあちこちにたくさん流れ落ちて、炎で溶かされて……熱い!
 もう、火傷のレベルじゃない。性器全体が焼かれて、使い物にならなくなる。
「おえ゙あ゙いえ゙ゔ……!」
 なんとか二人に振り向いてもらおうとして、大声で叫んだ。
 いたいけな少女に自分たちの手で、こんな残酷な仕打ちをして、知らん顔でビデオを観てるはずがない。知らんぷりをしてるだけだ。必死で訴えれば、かならず振り向いてくれる。情けをかけてくれる。そう信じたい。
「お゙おゆゔいえ! あ゙ゔえ゙えええ!!」
 振り向いてくれた!
 でも……淫残に笑ってる! 悪魔だ!
「ゔあ゙あああああああああっっっ……!!」
 それまではすこしずつ流れていた涙が、滝のようにあふれてきて、わたしは恐怖と絶望のどん底に……あれ?
 えええええっ!?
 奇跡だ! ロウソクが消えてる!!
 助かった。ラビアは内側が赤黒くなってるけど、一部は焦げてるんだろうけど、焼けてなくなってはいなかった。
 安心と激痛とで――目の前が、すうっと暗くなっていった。

==============================

 この責めのイメージイラストです。
SM(イラスト)蝋燭をラビアで包んでピン留め



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Progress Report 1 『OAV三穴拷貫~今夜はハードコア?』



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連休の終わりにワット(出力の単位は馬力でなくワットを使います)を掛けて、スタートダッシュでした。
第2章の導入部と、連続3穴は省略して『締め』の三角木馬をご紹介。


==============================
 黒部さんともうひとりのスーツさんが、わたしの前後に立った。ビデオカメラが黒部さんの後ろと、わたしの真横。
「父親の借金を返せるなら、どんなひどいことをされてもいい。たしかに、そう言ったな」
 黒部さんが、ドスの利いた声で尋ねる。
 あ、そうか。地のままでいいんだ。シロウトっぽい演技なんかいらないんだ。
「は、はい……」
 自然と、わたしの声が震える。
「では、覚悟のほどを見せてもらおう。素っ裸になれ」
 着替えたばかりのセーラー服を脱ぎ始めたんだけど。役になりきってるというか、アイドル気分が吹っ飛んだというか。イメージビデオのときは、もちろん恥ずかしかったけど、指がわなないたりはしなかった。
 黒部さんは腕組みをして、ただじっと立っている。イメージビデオのときは、画面の外から
「すごくきれいなヌードだ。さすがは処女だ」とか褒めてくれたけど。今度は無言。かなりおっかない。
 それでも、ソックスまで脱いで、文字どおりに一糸まとわぬ姿になった。
 わたしは、自分からハードなSMを志願した、でも処女。キャラ設定が難しい。どう振る舞えばいいか、わからない。ので。前を隠したりせずに、『気をつけ』の姿勢で、つぎの指示じゃなくて命令を待った。
「先生、お願いします」
 背後に気配が迫って。両手を背中にねじ上げられた。
 いよいよ、縛られるんだ。それも、自分ではできない後ろ手縛り。そう思っただけど、頭がぼうっとしてきて、股間が熱くなる。
 手首に縄を巻かれて、腕がW字形になるまで吊り上げられて、胸を縛られた。上乳のところ。いちおうは(ぎりぎり)Cカップの乳房に、まっ赤な縄が食い込む。
 基礎知識として知ってたけど、縄は二重で使われてる。ので、ひと巻きでも十分に厳しい。
 手首の縄で折り返して、下乳も縛られた。上下から圧迫されて、乳房がひしゃげた。のを、男の人(縄師さん?)が、ぎゅむっとつかんで引っ張り出して形を整えな。見た感じ、Dカップに近づいた。
 二本目の縄が、首に巻かれて前に垂らされて、乳房の谷間で上下の胸縄を絞った。下乳を通って左右に分かれて、腋の下でも縄を絞る。上下左右から圧迫されて、でも乳房はきれいな球形になってる。
 トンッて、肩に軽い衝撃があった。
「驚いたな。初縄で酔っている」
 縄師さんの声が、遠くで聞こえた。
「これは……桃子とそん色のないマゾだな」
 黒部さんの声は、もっと遠い。
「予定を変える。すぐに剃毛だ」
「股縄を堪能させるのですな」
「さすがに、わかってらっしゃる」
 わたしは、後ろ手に縛られたまま、あお向けに寝かされた。手首に体重がかかって、痛くて、ますます頭がかすんできた。
 プシュワワワ……下腹部がひんやりする。脚を広げられて、同じのが股間にも吹き付けられた。太腿から手が離れたけど、そのままにしとく。もっと見てほしい。
 つうっと、肌に硬い感触が滑った。ああ、剃毛されてるんだと、やっと気づいた。
 剃ってるのは黒部さんかな。すごく上手。ちょっとでも刃物が肌を引っかいたりしない。すううっ、すううっと滑ってく。
 下腹部が終わると、大陰唇を片側ずつ内側へ指で寄せられて、鼠蹊部を剃られた。大陰唇をめくられて、縁にも刃物が滑る。
「あふ……」
 声が出ちゃった。
 マングリ返し(手への圧迫が減って、楽になった)にされて、アヌスのまわりまで刃物が侵入した。そんなとこに生えてないってば。
 剃り終わったら、両脚を伸ばして揃えた形で縛られた。足首も膝の上も太腿も。
 これだけじゃ物足りないなと、ぼんやり考えてたら、腰に縄を巻かれた。
 そして。お尻の谷間を割って、閉じ合わせた太ももをこすって、縄が後ろから前へ通された。
 あお向けにされて。わずかに顔を覗かせてる小淫唇が左右に広げられて、その内側に結び瘤が埋められた。そして、股縄がぎゅうっと引き絞られた。クレバスを割って、すごく太い感触が食い込んでくる。
 自分でするときの何倍も厳しく引っ張られてる。瘤がクレバスに食い込んで、毛羽が小淫唇の内側の粘膜に突き刺さる。
「きひいい……痛い……くうう、ううんん」
 ずうんと、股間から背中へ甘い痛みが突き抜けて、そのまま居座って、小さな悲鳴はすぐに甘い吐息に変わってしまった。
 股縄が、前で腰縄に絡められて折り返した。今度は二本に分かれて鼠蹊部を通った。
 大陰唇を外から圧迫されて、小淫唇は内側から押し出されて――もう、なにがなんだかわからない。
 うつ伏せにされて。縄がアヌスの上で結ばれて、こっちも圧迫してくる。
 最後に脚を折り曲げられて、足首と手首を別の縄で結ばれた。逆海老ってやつ。
「一服しますか」
 縄師さんが立ち上がって、それきり視界から消えた。首をひねって左右を見ても、人影はない。正面に三脚スタンドがあるきり。ビデオを設置して放置プレイかな。
 放置プレイといっても、誰かが外へ出てった気配は(かすんだ頭で認識できる範囲では)ないし、すこしくらい離れててもモニターでドアップを見られてるのは確実だけど。見られていようといまいと、じっくり縄の味を肌に染み込ませたい。
 手首がびくとも動かせないのが素敵だし、二の腕に食い込む縄は、逞しい彼氏(現実には、今もかつても存在しない)に抱きすくめられているみたい。縄でくびり出された乳房が床に押しつぶされるのも、適度に苦しくて好き。わざともがいて乳首が擦れるのも痛気持ちいい。
 そして、なによりも。股縄の目くるめく食い込み。縛られている以上にぐううっと身体を反らせて、いっそう食い込ませて。
「くううううう……んんんん」
 クリトリスが勃起して顔を出したところを、縄に圧迫されて、おし●こを漏らしそうになる。
 お金なんていらないから、もっときつく縛ってくださいって言いそうになるくらい。
 身体を揺すって、あちこち圧迫されたり擦られたり締め付けられたり。全身を使った床オナニーだ。
「あああああ……縛られてる。股縄されてる。見られてる。恥ずかしい……気持ちいい」
 言葉にすると、ますます興奮して、バギナが熱く溶けていく。乳房全体が心臓になって脈打つ。
「うああああ……白いよ赤いよ……」
 頭の中がビジュアル的に真っ白になる。目の前が赤く染まる。
 来る……すごく大きな波が、全身を持ち上げて……
「あああああああああっ……! 逝くうう!」
 私自身が波となって砕け散った。
 ふんわかと幸せな気分になって。いつもだったら、股間をきれいにして(家に誰もいなければシャワーを使って)、使った小道具をこそこそと隠しにかかるんだけど。
 今は縛られているから……冷めていく余韻を引き戻そうとして、また腰をくねらせ乳房を押しつぶして……つぎの大波が押し寄せる。
 そうやって、何度砕け散ったかわからない。ふっと気がつくと。脚が自由になっていて(でも、幸せな疲労で動かせない)、股縄もほどかれかけているところだった。
「ああんん……やだ……もっと縛ってて」
 ぼすんと、お腹を殴られた。
「うぶ……ぐぶぇえ……」
 幸せ気分から一転、苦痛に悶絶しかけた。
「見事な逝きっぷりだったな。いよいよ、おまえの処女をぶち破ってやる」

   ◇   ◇   ◇

 フォークリフトが、倉庫の隅っこに置かれた木枠をマットの横まで運んできた。置台といったほうがいいのかな。縦横が一メートルちょっとで、高さは十センチくらい。上下の面は、目の粗いスノコになってる。たしか、パレットていうんだっけ。この上に荷物を積んで、フォークリフトで運ぶ。
 パレットの上には、いくつかの木材が載ってるだけ。
 その木材を片して、黒部さんが天面のスダレを持ち上げたら――まん中から二つに折れて、三角形(△)になった。
 これ、組み立て式の三角木馬だ!
 底の面も直角に折れて脚になった。
 三角形は、正三角形よりとがってる。折り目の材木は、きちんと(?)鋭角に削ってある。
 これから三角木馬に乗せられるんだと思うと……身体が震えてきた。のに、バギナか子宮かわからないけど、腰の奥がきゅううんと切なくなって、じわあっと濡れてきた。わたしって、自分で思ってた以上にドMだ。
 黒部さんがわたしを見て、また苦笑した。何度目だろ。
「目が潤んでるな。まったく……すこしは怖がるとか怯えるとか、初心な少女らしい反応をしてみろ」
 初心じゃない。わたし、学校では奥手で通ってるけど。クラスメート(女の子)の低レベルな猥談にしらけて、無視してるだけ――黒部さんは、そんなこと知らないか。
 またウインチで吊るされて、三角木馬の真上まで運ばれた。
 三角木馬の上に下ろされていって。素直に脚を開いて、またいだ。木馬の側面はスノコだから、いざとなればそこに脚を掛けて腰を浮かせるかな。
 木馬の頂点がクレバスを割った。食い込んでくる。痛いけど、想像(妄想)してたほどじゃない。
「痛い……」
 と言ったのは、痛みをやわらげようとして悶えて――クリトリスを木馬に押しつけるため。うまくいかなかった。
「桃子も物足りないと言っていたが、なるほどな」
 ふうん。奥さんで試したんだ。
 二人のADさんが、わたしの脚を木馬の角度以上に開いた。とたんに、食い込みがきつくなった。
「痛い……くうううう」
 今度のは、本気。悲鳴まではいかないけど、自然と呻き声が漏れる。
 スノコに鉄パイプが通されて、膝の上を縛られた。ADさんが手をはなしたら、一方に身体が傾いてバギナがえぐられた。
 木馬の下にロープが通されて、身体の傾きを修正しながら、鉄パイプの両端に結びつけられた。ロープで引っ張られた分だけ、さらに食い込んでくる。本格的に痛い。
「あああああ……痛い。すこし緩めてください」
 はっきりと、黒部さんに顔を向けてお願いした。
 黒部さんがわたしのすぐ前まで来て。りゅてをのばして、乳房をわしづかみにした。ぎゅううっと指を食い込ませて、乳房全体をひねった。
「やめてください。痛い、痛い……」
「こういう状況でおっぱいを虐めないというのは、マゾ牝に対して失礼だからな」
 虐めるのは、もっと失礼だと思う。
 しばらく乳房を虐めてから。黒部さんは、紙を何百枚も束ねられそうな、大きな目玉クリップを取り出した。
「これもサービスだ」
 刺激されてぴょこんと飛び出てる乳房に噛みつかせた。
「きゃああ……痛い! 取ってください」
 噛みつかれた瞬間には、目から火花が飛び散った。そして、ずっと激痛が続く。洗濯バサミの何倍も痛い。バネが強いし、すごく重たい。
 黒部さんが、さらに目玉クリップをポケットから取り出した。
「これで、どこを挟まれるのが、いちばんつらいと思う?」
 ううううううう……洗濯バサミでも秒殺されるのに。しかも、自分では取れないのに。あ……これも、わたしが妄想してるシチュだ。妄想より苛酷だけど。
「どうした? 自分で自分のことがわからないのか?」
 黒部さんの右手が、木馬で割り開かれたラビアをかき分けて、クリトリスをつまんだ。
「……そこです」
「そこ、とは?」
「クリトリスです。お願いですから、そこには着けないでください」
 黒部さんはクリトリスを(やさしく)扱いて勃起させて、にゅるんと皮を剥き下げた。
「いやです! やめてください!」
 本気でお願い――懇願した。やめてくれないのは分かってるし、やめたら黒部さんに失望するけど。でも、本気で恐い。やっぱり、やめてほしい。
 目玉クリップがクワッと口を開けて、その陰にクリトリスが隠れた――と同時に、プラチェーンや有刺鉄線とは比べものにならない、凄まじい大激痛が爆発した。
「ぎぎゃあああああああああああっ……!!」
 爆発じゃない。大激痛は、そのまま居座ってる。もしも、今すぐこれを取ってもらえるなら、なんだってする。何をされてもいい。
 でも、それは口にしない。わたしが想像できるよっりずっとひどいことをされるような予感がしてる。
 わたしは初めて、心の底から黒部さんが恐くなった。
 三脚が据えられて、そこにビデオカメラがセットされた。
「まさか……このまま放置するんですか?」
 五分も十分も(まさか、三十プのか一時間?)このままにされた……心の底から怯えて、なのに、胸の奥がきゅうんってねじれる。
「このままではないよ」
 ADさんがひとり一個ずつ、コンクリートブロックを運んできた。
「嫌です……ほんとに、もう赦してください。虐めないでください」
 無視されて。鉄パイプにコンクリートブロックの穴が通された。
 ずううううんと重みが加わって、股間が真っ二つに割り裂かれたような錯覚と、いっそうの激痛。
「やあああああああああっ……痛い!」
 別のロープがスノコに通されて、コンクリートブロック同士を結び付けた。これで、コンクリートブロックが滑り落ちてくれる偶然も、完全に消し去られた。
 股間に食い込む重たい激痛と、目玉クリップの鋭い激痛と。また、ぼろぼろと涙を流しているわたしと――を残して、ほんとうにみんなが、倉庫から出て行った。

==============================

 最初の舞台は、郊外の廃工場の倉庫です。どうせ、工場を潰したのはクロベ・ファイナンスでしょうけどね。
 せっかくの舞台ですので、大道具小道具にこだわりました。
 縄はそのまま縄ですが、有刺鉄線でぐるぐる巻きにして床を転がすなんて凄絶な責め(ヒロインは、それなりに満喫したようですが)もあります。
 鞭ではなく、プラチェーン。簡易駐車場のゲート代わりとか、待ち行列規制とかに使う黄色いやつです。これでも、1mあたり100gくらいの重さがあります。一本鞭よりは軽いです。しかも素材が丸いから、肌を切り裂くことがないので、思う存分打ち据えられます。
 頑張ったご褒美の三角木馬は、なんと組み立て式です。
 サイトで検索して見つけて、「これ、すごい」と喜んだら、フィギュア用の1/12でした。
 考えあぐねて、ふと思いついたのが、ガラス運搬台。荷台にヤグラを組んでガラスを立て掛けて運んでるのを、見たことはありませんか。先端は平たいのですが、削れば尖る。
 しかし、これでは工夫が足りないと考えて、本文中のような、(フォークリフト運搬用)パレット変形サンカクモクバーンを丁稚揚げました。


木馬

 今回は、本人がドMと自覚して、真剣に(笑)SMと向き合う作品ですので、『いじめられっ娘二重唱』ほど、おちゃらけて現実逃避したりはしません。
 でも、『マゾっ娘』と褒められて(?)、
   極長バイブとか持って呪文を唱えてる『マゾっ娘ルナ』の姿が頭に浮かぶ。
 くらいには(作者が)ふざけています。


 すでに、構想が暴走し始めています。黒部健志の手下が、実は異母弟(成人まで別居後、クロベ・ファイナンスにエンコ入社)で、これまでは父や兄の極悪非道ロリコンサディストぶりに辟易していたが、月奈のひたむきな態度にSMを見直して――ラストで告白させようかな、とか。
 やっぱり、予感していたとおりに萌咲と月奈は絡ませようとか。
 リョナファイトでは、桃子と対戦させてみようとか。『未性熟処女の強制足入れ婚』のラストで登場したエスニックロリ(エスロリと書くとニュアンスが違ってきますな)のアィヤンも、今は健志が面倒をみているので、登場させようとか。


 いきなり締め落としにかかります。
 この調子で突っ走って、6月前半にも脱稿するか、残業だのなんだので、6月いっぱいかかるか。
 どうなりますことやら。


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Progress Report 0 『OAV三穴拷貫~今夜はハードリョナ?』



『いじめられっ娘二重唱(後編)』をKINDLE,DLsite,FANZAに登録しました。
 審査完了次第予告開始。
 8/1一斉発売予定です。BOOTHには8/1(前後)に登録即発売です。
 Rakutenは、Automatic-Pornの疑いデンデンと言ってくること必定ですので、本棚にゴミが溜まるのは機械水雷なので、登録しません。


 祝杯は脱稿時に上げているので。
 さっそく次の作品に着手です。


 つぎは、何を書こうか。あれも書きたい、これも掻きたい。でも、こいつのPLOTも練り込みたい。実に欲張りな悩みです。
 が、下記の理由でタイトルの作品にしました。
 ・ロリマゾ文体(ヒロイン一人称)が続けられる。これを書いて、しばらく一人称は封印。
 ・ブログトップページの本棚(ロリマゾ2段目)が、ちょうど埋まる。
 ・着想して間が無いので、熟成はしていないが新鮮。
 まあ。『いじめられっ娘』終盤のごとく、ラフスケッチだけで書きながら詳細を決めていきます。
 だいたい。自分が読みたいものを書くというスタイルですから、思いつきを即ブチ込みこそ本来の姿です。

 まずは、ラフなPLOTを御紹介。

 

OVA三穴拷貫~今夜はハードリョナ?

さんどばっぐ
PLOT中、不自然な単語は同じ「読み」の別字を宛ててください。ダビデの星ほどではないですが、Fc2のAI規制対策です。

日坂月奈(ルナ:わたし)14歳、最上級生。ポニー。出演時はツインテ。
柔道部。不真面目(失望)。←男子部員に投げられたかった。
155cm/50.0Kg 83(C70)/58/84
学校ではオクテで通っている。幼稚なY談にしらけてるだけ。
父の実子(DNA確定)
実母は浮気で3年前に離婚

松野萌咲(モエ:わたしぃ)14歳 ワンレンのロング
手芸部
157cm/49.5Kg 84(C70)/57/84
母の連れ子。実は継父と出来ている。母は黙認。
改姓していないのは、母の意向。

日坂和夫:父親 個人経営の町工場
日坂良子:母親 派手好きなわりに依存体質

黒部武志:893金融(足入れ婚から1X年後)。桃子は出てこない?

1:処女喪失はリョナビデオ……
  4月中旬。
  債権者(893)が親にイメージビデオへの出演を持ちかける。
  月奈だけ債権者に引き合わされる。
  OKが出る。父親からの懇願。イメージビデオ。
  萌咲は塾(スケジュールが違うだけ)。
  すこし考えてOK。先に退出。家の近くで。
  債権者を追いかけて。出演料を聞いて。
  「イメージビデオなんて嘘でしょ。どうせなら、理想のロストバージンを撮って」
  債権者が考え込んで――OK。

2:縄と鞭と木馬と針と蝋燭と?
  @GW
  希望通りの拷問&3穴ロストバージン
   縛り初め:縄酔い (裏AVの)シナリオ変更で股縄緊縛放置
   極太ディルドにスクワットでロストバージンを命令/断固拒否 肉棒がいいの♪
   有刺鉄線緊縛(乳房潰し、乳首ピンポイント)
   ディルド嘴管で浣腸。ストッパー。電マ責め。ついにスクワット受容
   最初にイラマ。それからペナルティとして2穴スクワット
   ご褒美で3穴×3
  ズタボロで帰宅。父親の憤慨。月奈の健気。でも、増えたギャラの1/3はヘソクリ。

3:蟲と黄金だけは絶対厭なの!
  6月末
  喉元過ぎて。最初に月奈に打診。OKあってから父親を口説く債権者。
  食●強制虫責め。屈しない。
  おまけ:擽り責め

4:快感責めで初アクメ(^^)
  翌日
   快感責め(初アクメ)
   低周波刺激&電極バイブ&擽り(腋の下など)

5:サンドバッグは痛いだけ(泣
  8月中旬(ダメージ受けても休養が取れる)
  一方的スパーリングとサンドバッグの腹パン(肉体的なリスク)。
  1日休んで場所を変えて、相撲で可愛がる。根性を見せて頑張る。

  ここ。桃子とアイャンで月奈を痛めつけるというのも有り??
  同業者として黒部息子の友情出演?

6:露出遊戯にハマっちゃった♪
  10月上旬~11月
  露出&置換受け
   肉体的なリスクは少ない(最後まで至ればAIDSなど?)
   社会的リスクは大きい。親バレその他。

・素肌ジャージ上衣だけで電車。事前告知無し。
・本物腹巻ワンピ+電動バタフライ。電車乗り継いで混浴温泉。川に湧いている。管理無し。水着が大半。
  電動バタフライも堂々と抜き取る?
  もっと上流に穴場があると、三人連れに誘われて。後ろからも数人。←『大正弄瞞』じゃんか。
  1穴30分5千円。ゴム必須。
・帰路の電車はがら空き。ボックス席。男2人女1人が移ってくる。3P中だった。
  月奈も交えて、濃厚置換遊戯。女とレズ(初体験)も。
  仲間と連絡して途中下車。営業。
  すでに夜。早い時刻の終電は1時間後。無人駅舎で最後の露出遊び。

7:晴天の霹靂のドンデン返し?
  クリスマス
  露出の快感を嬉々として語る。
   これまでの危険性の説明。
   スナッフビデオや達磨ビデオ
   人が死ぬのを見る、まして実行するのは生理的嫌悪を抱く者も多い。
   (そのくせ、飛行機の墜落シーンがネット動画で人気だが)
   そういう偽善者の富裕層をターゲット。闇ビデオとの違い。
   リョナビデオの少女は、ただ泣き叫んで赦しを乞うだけ。
   おまえのような人材は稀有で貴重。
   だから、専属奴隷にしてやる。当惑するヒロイン。
   稼ぎの3か月分なんて、もったいない。これは1か月分だ。
   でかいダイヤの指輪。ン百万円?
   勘違いするなよ。結婚なんかしないぞ。専属奴隷だぞ。照れて宣告する893。


 ここのところ、過去作品と設定を絡ませて遊んでいます。
 今回は『未性熟処女の強制足入れ婚』の悪役ヒーロー「黒豚顔」の息子が Co-Staring です。助演男優です。
 当時14歳のヒロインは、クリスマス越え熟女未満でしょう(両作品の厳密な時間差は未決定)が、覚書では登場させないと書いていますが、たぶん、どこかで乱入するでしょう。『強制足入れ婚』のラストでちょこっと出てくるエスニック少女(ヒロイン桃子より歳下ですが、AOV時点ではオトナのオンナの匂いプンプンです)まで登場するかもしれません。
 実は継母とか、その連れ子というのは、この記事を書いている当日に思いついたのです。
 編集者との打ち合わせもなく、好き勝手に書けるんです。思いっ切し、ハッチャケるつもりです。我臀淫水するなら。伸び伸びと書いて、これまでの作者の皮を剥いて亀頭露出できれば、包茎の至りですかしら。


 1プレイ1エピソードですし。冒頭では、ヒロインの実父と継母の連れ子との禁断の淫猥な絡みをヒロインの回想として挿入するつもりですし。どこぞで、ヒロインと義理の妹(設定にするか姉にするか、同年齢同学年ですので……未定)とのレズ・シーンも挿入するかも。それをやらかすと、ラストが大幅に変わるかもしれませんが。
 ともかくも。我がファロス(気取ってみました)の勃つ方向へ方向へと、キーを叩いていきます。

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Progress Rport Supplement 『いじめられっ娘二重唱』



 ひさしぶりに、DLsiteから駄目出しがきました。
 後編の背景が、実写の加工が弱くて、容易に実物が特定できるとのこと。
 最近は『陰間寺出世菊』で寺院をもろ背景にしていたりで、脇が甘くなっていました。
 講堂の形とか、背景の旗とか、関係者が見ればわかるなと、ちと反省。
 形状に特徴のない講堂の写真を使って、手ブレ加工(モーシャンぼかし、というそうです)を加えたりして。無事通過です。
 紹介画像ですが、表紙も同じ絵柄です。下がDLsite向け、上がその他サイトです。KINDLEには右の女の子の股縄を白丸で抜いていますが。
 前編が7/1発売。後編が8/1です。KINDLEでは400円、その他では540円です。
 その他はPDFで、20字×20行固定。KINDLEはepub形式(KINDLE専用フォーマット)ですので、文字サイズに合わせて1行の字数は変動します。KINDLEのほうが(15万文字/14万文字に対して)3千文字ほど長いです。今回はエピソードの削除/追加の差別化はしていません。
 どうぞ、いずれかのサイトでお買い上げのほどを。
 『淫乱処女のエロエロ・デビュー』 『縄と鞭の体育補習』 『強制入院マゾ馴致』のヒロインも、秋の全裸運動会(後編)に集合して、艶技を競います。

紹介画像比較


追記:もう一点。
KINDLEは年齢に関してはおおらかなので[U15]と謳って、DLとFA(プロ野球みたいですね)では、このキーワードを削除していたのですが、今回は削除しませんでした。
結果は  DL:U〇5 / FA:U15
以後の参考にしましょう。

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Progress Report Final 『いじめられっ娘二重唱』

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 最後は猛スピードで書き抜きました。70枚/2日。
 連休中にCommon校訂/Dlsite校訂/Kindle校訂まで上げてしまいたいところです。


Progress Report 1 →

==============================
  19.卒業式でピル贈呈

 それでも。一日ずつがすぎていって。とうとう卒業の日がやってきた。
 さすがに娘の人生の大きな区切りとあって、父親も来てくれた。微妙にありがた迷惑ではあるんだけど。まあ、今日からは下着も解禁でちつトレもないし、縄跡も鞭痕もないピッカピカの身体だから、まるきり心配はないんだけどね。
 卒業式そのものは、ひたすらに退屈。
 カスちゃんとのいろんな出来事を思い返してみたり、雪ダルマと三角木馬の違いについて、また考えてみたり(結論はでなかった)、モリトクのたくましい身体には何度も消しゴムをかけて。
 ついに、卒業生退場。在校生一同が作るささやかなアーチ(二十六人だから十三個)をくぐりながら、複雑な心境。今日だけは、村とはあまり縁のない来賓とか、わたしの父親の目もあるので、シチブはお休み。わたしと一緒にアーチをくぐる三年生、あんまり愉快じゃないだろうな。
 だけど、十三個のアーチ。そもそも、不吉な数字だし。ロストバージンの輪姦が十三人だったし。どうにも、晴れ晴れとした気分になれない。
 全員がアーチをくぐり終えると、在校生がプレゼントを持って、わっと卒業生を取り巻いた。わたしは、当然に蚊帳の外――じゃなかった。
 カスちゃんが、抱きついてきた。
「おねえちゃん、そつぎょうしちゃうんだね」
 人非人卑劣下劣残虐拷貫魔どもの中に置き去りにする後ろめたさに、返す言葉がない。これを最後と、万感の思いで抱き締めてあげた。
 さすがにカスちゃんも、キスとか『まんまんあんあん』はおねだりしてこない。
 だけど、不思議だな。申しわけない気持ちがいっぱいなのに、涙は出てこない。女子どころか男子も何人かが泣きじゃくってるっていうのに。やっぱり、地獄から逃げられるうれしさは、モリトクと別れる悲しさの百倍以上だ。
 カスちゃんが、自分から身を振りほどいた。右手に提げてた小さな紙袋を、わたしに差し出す。
「これ、ぷれぜんとだよ」
 さすがに涙がにじんだ。
「ありがとう」
 受け取って……がく然となった。淡い水色グラデーションの小箱が、三つ。筆記体の文字も見える。これ、ピルだ。
「なつやすみには、きゃんぷにきてね。みんなでおねえちゃんをまってる」
 カスちゃんに聞いた輪姦キャンプのことだ。
「もりとくせんせいに、いわれたからじゃないよ」
 モリトクも蒲田も、二度と脅迫はしないと約束してくれた。あんまりあてにはできないけど。もう山村留学は終わったんだ。わたしがこの村を訪れる理由がない。父親を納得させられない。
「カスちゃんが、またおねえちゃんとあそびたいの」
 そこで、カスちゃんがわずかに顎を上げて(まだ、わたしのほうが背が高い)わたしをまっすぐに見上げたんだけど。
 印象が一変していた。ほんのちょっと頬っぺの筋肉が釣り上がって、目の焦点がぴたりとわたしの顔に合ってて。それだけで、別人だった。
「おねえちゃんがいてくれたから、かすちゃんひとりじゃできないあそびも、あったね」
 言葉づかいはカスちゃんだけど、抑揚が微妙に違う。メリハリがある。
「カスちゃんがないたら、おねえちゃんばかりいじめられたよね。ごめんなさい」
 この子、香純ちゃんだ!
 わたしは確信した。泣いて虐待の対象をわたしに向けさせるなんて、そんな発想がカスちゃんにできっこない。
「おねえちゃんも、もっとないたほうが、らくになるよ。ないてあまえれば、いいんだよ?」
 そうだったんだ。
 カスちゃんの退行は演技だったんだ。いや、演技と決めつけてはかわいそうだ。香純ちゃんは、心の底からカスちゃんだったと思う。そうじゃなけりゃ、鞭でたたかれて泣き叫びながらカスちゃんを続けられない。
 自分はカスちゃんだと思い込むことで――香純ちゃんは自我をたもっていられたんだ。
 それに。カスちゃんが泣き叫んだら、たしかに虐待に手心が加えられていた。わたしの哀願は、むしろ逆効果だったけど。
 どこまでが計算で、どこからが地なのかはわからないけど。この子の根っこは、ずっと本郷香純だったんだ。
「それじゃ、やくそくだよ」
 いかにもカスちゃんらしい仕種で、香純ちゃんが右の小指を差し出した。
 わたしは目まいに襲われながら小指を絡めた。
「ゆびきりげんまん。うそついたら、はりせんぼんのーます」
 香純ちゃんに嘘をつくことに後ろめたさを感じながら。本郷香純ちゃんなら、絶対にわたしが輪姦キャンプになんか参加しないとわかっているはずだという違和感を覚えていた。
==============================
後編:紹介画像


 このあとに数行続いて、ヒロインの高校生活がどのようなものになるか暗示(ほとんど明示)されますが、それは作品にてご覧ください。

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Progress Report 12 『いじめられっ娘二重唱』

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 ついに、平成の御代のうちの脱稿は叶いませんでしたが。
 それでも、途中で挿入した『17.総動員でエロ接待』を46枚で走り抜けて、冬休み明けのエピソード『18.雪合戦と雪ダルマ』を書けば『19.卒業式でピル贈呈』です。連休中に校訂まで進めます。
 この校訂。400字詰め500枚弱は、ラノベ1冊分です。それを、読んで誤字脱字を修正して、文章を足したり足したり引いたり足したりして。基本校訂/KINDLE向け校訂/他サイト向け校訂と3回繰り返します。それでも、後で読み返すと誤字とか残ってますが、個人出版レベルでは、まあミスの少ないほうではないかと思っています。思うのは思想の自由だもんね。誤字脱字準備罪には……ならないことを祈るのみ。
 まあ、前編の校訂を現実逃避的に優先して、各サイトに登録は終えました。審査通過次第、予告開始です。7/1発売です。というのは、発売当日の記事にとっておいて、Progress Reportに話を戻します。


 唐突に思いついたのではなく、伏線はいちおう張ってありますが、衝撃の事実が暴露されます。
 女子生徒からの虐めのリーダー格だった石山京香は過去に蒲田やモリトクの調教を受けていたとか、野々村亜里沙がチグサのノーマルレズの愛人だったとか、芝山つぶらは音楽・美術教師のヌードモデルをしていた(これは、前編で確定的な噂として言及しています)。
 高橋克也だけは、思いつきです。これまでずっと、カス・クソへの性的虐待には加わらなかった彼は――ヒロインとの純愛を描いてみようかとか、展開次第でどうにでも絡ませるつもりでしたが。なんと、入学早々に両刀使いでサディストのモリトクに告って、おホモ達ごっこなんかしないぞ、虐め抜いてやると脅されて「はいっ!」と答えたという。
 今回は短めに、上記の部分だけをご紹介しておきます。


===========================
 学校に着いて、最初は教職員室へ連れて行かれて。何人も生徒がいるのに驚いた。
 三年生の石山京香と睦月亜里沙、二年生の芝山つぶらと……もうひとりは初対面の人。みんな制服を着てるのに、この人だけは半袖の体操服とブルマ。
「やっぱり、わからないらしいな。高橋克也だ」
 モリトクの言葉と目の前の人物とが、どうしても一致しない。赤白のハチマキを締めてるせいで、髪形がはっきりしない。もっとも、高橋くんのヘアスタイルどころか顔さえ、ろくに覚えてない。彼は一度も性的虐待に加わらなかったし、教室でも(わたしが恥辱にうつむいていないときだけは)後ろ姿しか見ていないから。だいたい、この人が男子だなんてことが、信じられない。胸がぺったんこなのは、女装なら当然だろうけど。ブルマの股間が女の子そのもの。盛り上がってないどころか、ノーパンなのかな、ラビアに食い込んだ筋が、くっきり浮かびあがってる。
 もしかして、インターセックス?
「おまえとカスの事情は誰でも知っているが、この四人のことは――あまり公けにはされていない」
 接待の場でトンチンカンとかシドロモドロがないようにと、ごく簡単にモリトクが説明してくれた。
 京香は、蒲田峰人――岳人の兄の元恋人。一年のときから交際があって、生意気にも(モリトクの言葉)妊娠して蒲田が手際よく処理して。峰人には愛想づかしされて、それからは蒲田やモリトクにSMプレイまで強いられていたけど、カスちゃんの登場でお払い箱になったそうだ。そういう事情があったから、嫉妬なのか軽蔑なのか知らないけど、カスちゃんやわたしへの虐めに積極的だったのかな。
 亜里沙はチグサの愛人。SMとかじゃなくて、ノーマルなレズ。これ、チグサ本人がチラッと言ってたような記憶がある。
 つぶらは、奥村の専属ヌードモデル。というのは、わりと生徒たちも知ってる。でも肉体の関係はないそうなので、ハチブとかシチブにはされてない。
 ちなみに。京香と亜里沙のことは、厳重に秘匿されてるし、つぶらも親バレはしていない。
 それよりも。わたしがいちばん驚いたのは、高橋くん。なんと、モリトクの専属奴隷なんだそうだ。
 入学早々に高橋くんのほうから告って。
「先生はホモ達ごっこなんか願い下げだ。縄で縛って鞭でたたいて、ケツも口も犯してやる。なまっちろいチンポも鍛えてやる。それだけの覚悟はあるか?」
 いきなり本性をさらけ出したわけだけど。びびって逃げられて、相手の親に知られても「あれだけ言っておけば、二度と馬鹿なことは考えんでしょうな」とかなんとか、言い訳できる――という、モリトクなりの計算だったらしいけど。
 ところが高橋くんたら、目をキラキラさせて「はい!」って答えたんだそうだ。
 まったくもう。わたしを含めて四十四人の在校生中、なんと六人が鬼畜変態どもの餌食になってるなんて。でも、モリトクの話が(今日のわたしの経歴みたいな)デッチ上げじゃないとしたら……生徒の側にも問題があると思う。純粋の犠牲者は、カスちゃんとわたしだけかもしれない。
 そういう意識が、『向こう側』の四人にもあるんだろう。同病相哀れむとか仲間意識なんてのは、まるきり生まれなかった。モリトクが六人を同列に論じるもんだから、ずいぶんと機嫌を損ねたっぽい。
「今日の主役は、クソとカスだ。視察は三人だから、京香と睦月とつぶらが、一対一でお酌をしろ。もちろん、なにをされても逆らうんじゃないぞ」
「あの……ぼくは、どうすればいいんですか?」
「おまえは、にぎやかしだ。もちろん、変身タイムは取ってやる」
===========================

 接待自体は、しょぼいです。
 カスクソ・コンビで、ストリップダンス、レズショー、緊縛ショー、生け花。どこかで書いたようなものばかりですね。
 ちなみに。上記のショーのあいだ、京香・亜里沙・つぶらは、偉いさん(ヒロインいわく、エロいさん)3人に侍って、ワカメ酒とか抱きかかえ濃厚愛撫とかで、弄ばれています。たいした見せ場はありません。
 克也くんも、ショーの合間にタックで作った "Camel toe"を剥がしてポロリを披露しますが、これまた何度も書いています。

 マンネリを阻止すべく導入した新趣向は、ローイングマシンと、三角木馬頂点ワイヤー電極と、18章で描く女体雪だるま(と、全裸雪合戦)くらいのものでしょう。というのは謙遜です。少なくともローイングマシンは作者の発明だと己惚れています。実用化できるかどうか、かなり怪しいですが。

 今回の画像は、表紙絵にしたら確実にボツな構図で憂さ晴らし。レズショーのスナップショットとでもお考えください。
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Progress Report 11 『いじめられっ娘二重唱』



 これから脱稿まではリアルタイムでお届けします。
 100枚超の『全裸運動会』のあとはダレ気味になってきました。
 大筋は変えないものの、PLOTで予定していなかったシーンを入れたり、逆に省いたり。
 最近は責めがマンネリ化していると自省してもいます。まあ、バギナにペニスを突っ込むという通常のSEXなんて、いくら体位が48手だろうと96通りだろうと、根本のところがマンネリではありますが。
 ともあれ。一念勃起して、前から工夫していた責めを、登場させてみました。ローイングマシンです。ロープを引っ張るなんてやつではなく、模擬オールを漕ぐタイプの本格派です。こいつはベンチが前後にスライドしますから、オプション部品でファッキングマシンになります。問題は、如何にして漕ぎ続けさせるかです。ローイングマシン単体では解決できずに、自動鞭打ち機と合体させました。
 それから。これも毎度おなじみ三角木馬。頂点をすこし削って、逆にU字形の溝を施しました。頂点の数センチ上に細いピアノ線を張っておくと――体重で簡単に垂れますが幾分かは食い込みます。しかし、それが目的ではありません。ピアノ線を一方の電極にしておいて、電圧を掛けたワイヤー鞭で叩く。鞭打ち+電撃責め+三角木馬の豪華三点セットです。
 さらに、この責めの後半では、これも濠門長恭御用達のワニグチクリップで、クリトリスも電極にします。
 では、誤字脱字のママの引用です。


==============================
 わたしの目は、部屋のまん中にデンと置かれた、新しいフィットネスマシン(?)に吸い寄せられている。これで責められるんだろうか。
 違った。
「カス。おまえにはこのボートを漕がせてやる。クソは木馬遊びだ」
 カスちゃんは、蒲田が指差した新しい器械を不思議そうに眺めた。
「これ、ボートちゃうよ?」
 ローイングマシンてやつだ。
 手間暇かけて緊縛したカスちゃんの縄を、モリトクがあっさりとほどいた。
 天井のウインチから垂れる鎖でわたしをY字バランス空中張り付けにしといて。蒲田がカスちゃんの据え付けに取りかかった。
 そう。据え付けとしか言いようがないほど、複雑な手順。
 前後にスライドする小さなベンチにカスちゃんを座らせて足を斜めの踏み板に固定して、はみ出ているお尻にホース付きのアナルプラグを挿入して。マシンの両側のオールを握らせて手錠で固定して。股間に向かって突き出してるディルドの角度と長さを微調整して。その挿入を妨げない向きでクリトリスにキャップを吸着させて。マシンの両側に、洋服掛けポールをうんと太くしたような別のマシンを据えた。ポールの腕には鞭が取り付けられてる。
「前までいっぱいにベンチをスライドさせれば、タイマーがリセットされる――こうだ」
 蒲田が手を添えて、カスちゃんに実演させる。突き出ているディルドが、バギナに深く突き刺さるのが、わたしにも見えた。
「つぎに、両脚を突っ張って両手をいっぱいに引いて、オールを漕ぐ。身体が水平になっれば、またタイマーがリセットされる。もしも怠けていると……」
「ぎゃわ゙ばああっ……やめてやめて、やめてよううう……!」
 カスちゃんの悲鳴にビブラートがかかってる。もしかして電撃?
 蒲田がマシンの小さなパネルに触れたら、カスちゃんの悲鳴が止まった。
「おしり、つめたいよお……」
「十ミリリットルだけだが、かん腸液も注入されるぞ」
 蒲田がわたしに振り向いて、楽しそうで残虐で淫虐な笑みを浮かべた。
「クリトリスとケツマンコのあいだでの通電だ。心臓マヒの恐れがないから、電圧も電流も強いぞ」
 安心させてるのか怖がらせてるのか。
「漕ぎ始めろ。タイマーは三秒だ」
 カスちゃんがローイングマシンを漕ぎ始めた。
「エクササイズでは、毎分二十回から三十回でしょう。片道三秒なら、毎分わずかに十回のスローペースですね」
「その代わり、負荷は大きめにしてある。それに、オマケもついておるしな」
 カスちゃんが、珍しく真剣な表情でマシンを漕いでる。きゃしゃな筋肉がかすかにふるえてる。
 何度目かに身体を伸ばしきったとき。肥満体の洋服掛けが不意に動いた。
 バシン!
「きゃああっ……!」
 洋服掛けの腕が元に戻る動きを見て、鞭が真上から乳房をたたいたんだと理解した。
 カスちゃんは、マシンを漕ぎ続ける。そうしないと電撃とかん腸だと、それは理解してるんだろう。
 バチン!
「うああ……」
 オールを押してベンチがいっぱいに前に出た瞬間に、もう一台の鞭打ちマシンが水平にお尻をたたいた。
 鞭打ちマシンは毎回ではなくて、ランダムに作動するらしい。
「ボート遊びのつぎは、お馬さんだな」
 Y字バランス釣りから下ろされて、緊縛されたまま連れて行かれたのは、予想してはいたけど、ロデオマシンではなく三角木馬の前。
 底辺が約五十センチで、高さはもうすこしある。長さは二メートル。それが、四本の脚で支えられている。間近に見ると、さらにろくでもない仕掛けがされている。三角木馬そのものが、ろくでもない拷問道具なんだけど。
 三角木馬の頂点は幅が五ミリ前後、わずかにくぼんでいる。そして、その三センチくらい上に、細いピアノ線が張られている。体重がかかればピアノ線がクレバスに食い込んで、たわんで頂点のくぼみにはまり込む。張る力を加減すれば、とがらせた木材よりも痛いのかもしれない。でも、蒲田の目的はそれだけじゃないと思う。こいつも奥村も、電撃にこだわってる。
 ウインチで釣り上げるなんて手間を掛けずに、蒲田とモリトクに抱え上げられて木馬に乗せられた。
 木馬を挟んで二人が立って、わたしの背中に肩を当てて、お尻と太ももを支えて。
 クレバスにピアノ線が食い込む。
「痛い……」
 雰囲気として、そう言ってみただけで、ピアノ線がたわんで木馬の頂点に乗っかっても、すっかりおなじみになった違和感(という表現があるかどうかは、知らない)以上じゃない――と思ったのは、一瞬だけだった。
 太ももの支えがなくなって、脚が下に垂れて、体重が股間にかかると。ぐうううっと圧迫感が増して、クレバスを縦に切り裂くような痛みに変わった。お尻からも手がはなれて、背中の支えもなくなると――ずうんと、三角木馬の頂点(と、ピアノ線)がクレバスの奥まで食い込んできた。メコ筋打ちみたいな瞬間的な爆発するような激痛じゃなくて、とんがった痛みが股間の奥まで押し込んでくるような――凄まじい激痛。
「痛い……きひいいい……」
 当然だけど、足は床に着いてない。すこしでも股間から体重を抜こうとして、木馬の側面を太ももで力いっぱいに挟みつけた。
 うめき声をもらさなくてすむくらいにまで、痛みが減った。でも、これをずっと続けてはいられない。
「どうだ、木馬の乗り心地は?」
「……痛いです」
 ほかに答えようがない。
「江戸時代の拷問に使われていた三角木馬は、先端にカンナを掛けてとがらせていたそうだ。それに比べたら、お遊びみたいなものだぞ」
 拷問じゃなくてSMプレイだと言いたいのかな。
「もっとも、これでも激しく腰を揺すると切れることもある。それを頭に入れておけ」
「揺すらなくても、足からオモリを釣るすとか、あるいは……」
 モリトクがコンクリートブロックを片手につかんで、木馬の正面に立った。コンクリートブロックを後ろに引いて――木馬の端にたたきつけた。
 ゴッ……
 衝撃が股間から脳天に突き抜けた。
「ぐぎゃっ……!」
 ほんとうに股間を切り裂かれたと思った。けど、血がにじみ出る気配はない。
「森君、それはやめてくれ。ブロックが割れる」
 先にわたしが割れるよ!
「きゃわあああああああああっ……!」
 カスちゃんの悲鳴。上体を後ろへ傾けたまま、硬直してる。電撃を食らったんだ。いや、食らい続けてる。
「漕がないと、いつまでも続くぞ」
 蒲田が振り返って、カスちゃんに声をかけた。でも、電撃を止めてあげようとはしない。
「ぐうううううううううううう……」
 電撃でビブラートのかかった、こん身のうなり声。腰をけいれんさせながらオールを引き切って、背中がマシンのマットに沈んで。電撃が止まったらしい。
「はあ、はあ、はあ……」
 あえぎながら、カスちゃんは漕ぎ続ける。
 ほおおおおおっと、わたしも止めていた息を吐き出した。
「こっちが、お留守になっていたな」
 最悪の予想どおりに、蒲田がワイヤー鞭を持ち出してきた。前に見たのより、細いかな。先端はU字形になってない。でも、切断面のままでもない。小豆粒くらいのちいさな金属球がくっついてる。
 わたしの視線に気づいて、蒲田が淫虐な笑みを浮かべた。
「カスの肌を傷つけ過ぎた。傷痕だらけにしては見栄えが悪いし、そうそうレーザー手術だの皮膚移植だのは面倒だ」
 女の子にとっては、玉の肌に傷痕が残るなんて、見栄えどころの話じゃないわよ。
「これなら、肌が裂けるところまではいかん。しかも、打撃力は数倍になる」
 鞭の先端がどれくらいの速度になるかは知らないけど。ワイヤーのしなりとかを考えたら、エアガンくらいにはなるかもしれない。そういえば、この金属球はBB弾と同じくらいの大きさだ。でも、金属とプラスチックの違いがある。エアガンで撃たれたAV女優さんは、マジ悲鳴をあげてた。金属球でたたかれるわたしは――悲鳴だけじゃすまないだろう。
「薄いベニヤ板とカスの肌と、両方で試してみたが……」
 金属球が鎌首をもたげて、乳首に近づく。
「どっちも無事だった」
 乳首に金属球が触れた。瞬間、乳首と股間を――鞭とは違って無数の針を連続的に突き刺されるような激痛で貫かれた。
「ぎゃあ゙あ゙あ゙あ゙っ……きひいいいい!」
 最初の野太い悲鳴は電撃のショック。それにつづいたかわいい悲鳴は、のけぞって三角木馬が股間に食い込んだ痛み。
「これくらいで大騒ぎしていたら……」
 蒲田がワイヤー鞭を斜め上に振りかぶった。
「あああ、ああああ……」
 通電されていないのに、声が震えてる。無駄とわかっていても、「やめてください」ってお願いしたい。でも、もっとひどくされるに決まってるから、言わない。
 ひゅんっ……バチイン!
「きゃあああっ……きひい!」
 電撃と木馬の食い込みと。でも、覚悟してたよりは痛くなかった。乳房に当たったのは先端の金属球じゃなくてワイヤーだったし、通電も一瞬だった。電撃のぶんだけ鞭打ちの痛みは大きく鋭くなってるんだろうけど、これくらいなら……十発も二十発もたたかれるんだったら、やっぱり耐えられない。でも、耐えさせられるんだ。
 気絶したら、意識を取り戻させられるまでの短い時間だけでも休めるんだけど。これまでの経験だと、苦痛が続いてるあいだは、そう簡単に気絶できない。拷問が終わって気が緩んだら、すうっと失神する。自然に目覚めるまで放置してもらえたら、ずいぶんと身体が楽にはなってるんだけど――今の役には立たない。
 蒲田が背後にまわった。
 ひゅんっ……バシイン!
「ぎひいっ……!」
 お尻をたたかれた。鞭とか電撃より、ショックがもろに股間に伝わって、そっちの痛みのほうが大きい。
 ひゅんっ……ビシッ!
「ぐうう……」
 背中を斜めにたたかれた。三発のうちではいちばん軽かったけど、股間への電撃ショックは変わらない。
 さらに、たてつづけに三発たたかれて。蒲田の姿が正面に表われた。金属球が股間に下りてくる。
「ここも鞭打ってやりたいが……」
 クレバスの上端に金属球が触れた。
「ひいいいいいいいいいいいい……」
 股間で激痛が震える。
 金属球がクリトリスを探り当てて、ラビアの中からほじくり出す。
「木馬の電極に当たるとショートするからな」
 たたかれるのとは違って、いつまでも拷問が続く。無数の針を凄まじい速さでミシンのように打ち込まれて、クリトリスからラビアへの通電なのに、全身が硬直している。
「そこで工夫したのが、これだ」
 蒲田が壁の棚から取り上げたのは、ワニグチクリップ。理科の実験で使うやつ。クチバシがギザギザになってて、指を挟むと、ちょっと痛い。でも、蒲田が挟もうとしてるのは指じゃない。
 クリトリスがほじくり出されて。
「あ……!」
 包皮を剥かれた。
 カチカチカチカチ……ひさしぶりに(?)歯が鳴っている。わたし、恐くなって目をぎゅっとつむった。直後。
「ぎゃわ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ……!!」
 しゃく熱と激痛とが股間で破裂した。それが、ずっと続く。
「うあああああああああああああ……」
 何度も息継ぎをして、悲鳴が止まらない。叫んでいると、すこしだけ灼熱と激痛が薄らぐ――ような錯覚。
 蒲田がピアノ線を引っ張り上げて、そこにワニグチクリップの電線を巻きつけるのが、涙越しに見えた。
「ひどい……ひどすぎます」
 どこをたたかれても、クリトリスに通電される。今だって、とっくに限界を超えているのに。電撃まで加わったら……
「脂汗が噴き出ておるな。電気抵抗が減るし、電流は体表に沿って流れる。その分、電圧を上げてやろう」
 蒲田がしゃがみ込んで、床に置かれたリールのダイヤルをいじくった。
「これからが、ほんとうの責めだ。覚悟はいいな」
 わたしはうなだれて、全身をわなかかせている。三角木馬(のピアノ線)がクレバスを切り裂いて痛みが震えるのに、どうしても止められない。
「もっと顔を上げろ。可愛い女の顔を傷つけたくはない」
 女って、ほんとうに馬鹿だ。顔を上げたら鞭でたたきやすくなるだけとわかってるのに。蒲田の言葉に従ってしまう。だけでなく。狙いがはずれても大丈夫なように、背筋を伸ばして胸を突き出す。
 蒲田がワイヤー鞭をふりかざす。
 顔をそむけて、それでも足りずに、ぎゅっと目をつむった。
 ひゅんっ……バシイン!
「ぎゃわ゙っ……!!」
 超々大々激痛がクリトリスを襲った。乳房をたたかれた痛みなんて、かすんじゃう。硬く閉じたまぶたの中で、まっ赤な光が弾けとんだ。あまりの痛さに息が詰まって、悲鳴を吐き出せない。
 ひゅんっ……バシイン!
 ひゅんっ……バシイン!
 たたかれるたびに乳房からクリトリスまで電撃が貫いて、尾底骨で反射して脳天へ突き抜ける。
 鞭打ちがやんだ。
「うわあああああああ……」
 悲鳴じゃない。泣き声が噴き出た。
「もう……赦して! 赦してください!」
 無駄だと知り尽くしているのに、言えば言うだけ惨めになるのに、それでも懇願せずにはいられなかった。
 蒲田が無言で鞭を振り上げた。
「やめて……もう嫌あっ!」
 いったん哀願を始めると、止まらなくなった。
「やめて……ぎぎゃあっ!」
 鞭は二の腕に根元が当たって、背中まで回り込んだ。電気ショックはクリトリスに集中する。
 ひゅんんっ……バッシイン!
「びぎゃわ゙あっ……!」
 悲鳴を吐き出せるんだから、乳房をたたかれるよりはダメージが少ないんだろう。百のダメージが九十になったくらいには。
 背中を斜めにたたかれて、脇腹を鞭全体でこすられて、肩にも下腹部にも鞭が降り注ぐ。
 もう何十発たたかれたか、わからない。
 意識がかすんできたけど、気絶だけはできない。
「これくらいにしておこう」
 鞭の嵐が止まった。
「さすがに腕が疲れた」
 ふざけたことを言ってる――と反発する気力もない。
 これまでは痛みに心を支配されていたけど。ズタボロにされた自分の身体に、あらためて気づいた。クリトリスは千切れずに、しっかりとワニグチクリップにかまれている。乳房は赤黒く腫れて、まっ赤な線条が無数に刻まれている。
 わたしの足元に小さな台が据えられて、その上にコンクリートブロックが置かれた。左右にひとつずつ。コンクリートブロックに縄が通されて、それが足首に巻きつけられた。
「ああああああああああ……」
 わたしにできるのは、絶望を恐怖で上塗りすることだけ。
 台が蹴り飛ばされて――ガッツンとショックが股間で爆発した。
「ひぎいいいいいいい……!」
 コンクリートブロックの重みが、股間に食い込む。電気鞭でたたかれるのに比べたら小さな、大劇痛。
「ぐうううううううう……」
 電気鞭と違って、激痛がやわらぐとこはない。わたしは、うめき続ける。
 蒲田もモリトクも、わたしを大激痛の中に放置して、カスちゃんに新たな拷問を加え始めた。

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 どうも、機械仕掛けの責め道具は、どこかしらコミカルになってしまいます。
 たとえば、こんなのも登場させてはみたいのですが、いまひとつ腰が引けてしまいます。

autumatic-whipping-pussy.gif


S1tcSn5uyTqghuP1556359984.gif いっそ、筆者のもうひとつの好み。専用器具を使わず、日用品で責めるというのを追求してみましょうか。
ただ、これは――せいぜいCカップまでのヒロインが主流の濠門長恭作品では使いづらいのですが。アイデアは、大変に気に入っているのです。







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Progress Report 10 『いじめられっ娘二重唱』

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 いよいよ、後半の山場「出場マゾ牝6匹だけの全裸運動会」に突入です。
 『縄と鞭の体育補習』で描いたお話のアナザーサイドです。
 というわけで。趣向を変えて。『縄と鞭の体育補習』から、この部分を全文紹介。


==============================
 マゾっ娘を集めた(といっても、輪姦学校と若干のメンバー変更はあっても頭数は同じ六人だけの)運動会。場所も、夏と同じ山奥の学校。
 土曜日の早朝も早朝、四時前に百花と一緒に寮を抜け出して。こんな時刻なら誰にも見られないから、門の前で神田先生の車に拾ってもらった。
 百花は、神田先生があたしのご主人様だと知って、呆然絶句。
「これからは、おまえもマゾミと一緒に週末の補習を受けさせてやる」
 と、調教宣言されて。これには、あまり驚かなかったみたい。あたしにご主人様がいると知ったときから、この日が来るのは覚悟してたんだろう。
 鉄道を乗り継ぐと半日だけど、車で高速道路を走るとすこし早くて九時に到着。村は素通りして、山の中腹にある学校へ直行。校庭の隅には、三十台以上の車が駐車してた。
 大きなテントが三つ並べられていて、そこに父兄じゃない観客がぎっしり。五十人くらいかな。これまでに会ったことがある(ということは、虐められて抱かれたことがある)人も、ひのふのみの……十人ちょうど。あとは知らない人たち。
 すこし小さなテントが別に張られていて、こっちはスタッフ席ぽい。知子さんのご主人様の長尾さん、母娘奴隷を所有してる柴田さん。あと、輪姦学校でも見かけた村の人らしいのが四人。
 神田先生の説明によると、四人は村役場の助役さんと、ラスボスさんの部下が二人と、この学校の美術と音楽の掛け持ち先生。
 モリトク先生は、いなかった。今日は町にある本校との合同体育祭で、ここの生徒はもちろん、住民の三割以上は父兄じゃない人も含めて、そっちの応援と手伝いで留守をしてるんだそうだ。モリトク先生は体育教師だから抜けられないよね。
 ――分校で開催されるエッチでサディスティックな運動会の参加者は。
 地元の赤組は監督がラスボスさんで、選手はシッコさんとカスちゃんと、新顔のクソちゃん。後藤薫子が本名で、薫→クン→クソというわけ。
 クソちゃんは、あたしと同じ中学三年生で、一学期の終わりごろに転入してきたんだそうだ。シッコさんみたいに問題を起こしたわけじゃないけれど、事情があって卒業までの半年ちょっとだけ、お父さんの実家、つまりこの村で過ごすことになったとか。そして転入後わずか数日でクラス共有の牝奴隷にされたんだそうだ。シモちゃんといいカスちゃんといい、この村はどうなってるんだろ。
 この三人に対するアウェーの白組は、神田先生が監督になってあたしとシモちゃんとメイさん。車の中で、神田先生がずっとシモって呼ぶもんだから、あたしにも染つっちゃった。
 メイさんは義父(継父ってのかな)の柴田さんに連れてこられて、メイさんのお母さんはボランティア活動で遠くの離れ小島へ行ってるとか。
「裸でナース服を着るような活動だがね」
 柴田さんの言葉で、なんとなく想像がついた。
 ナース服はともかく。どうせ全裸で競技させられるんだろうと思ってたら、ユニフォームを支給された。裏布を剥ぎ取ったレーシングウェア。しかも白で、乾いてるうちから肌の色が透けてる。
 あたしは(すでにゴム環を装着済みなので)すぐに着替えたけど、あとの二人は全裸になってから神田先生の手で、三か所にゴム環を嵌められた。そういう器具による責めに免疫のついてないシモちゃんは、それだけで半泣きの半逝き。
 着替えが終わったら、つぎはお化粧。手首を肩甲骨の高さまでねじ上げられて高手小手に緊縛されて、胸縄を掛けられた。縄化粧ってやつ。推定Dカップのメイさんや、七十のBでもきついくらいにまで「性長」したあたしはともかく、AAのシモちゃんは見るからに痛ましい。そういうのがいいっていうロリコンもいるんだろうけど。
 地元組は、手首を頭の後ろで交差して縛られてる。やっぱりバストは上下から締めつけられてるんだけど、腋の下の絞りがないから、見せかけの豊満さではあたしたちが勝ってる。もっとも、シモちゃんとカスちゃんとは不戦敗みたいなものだけど。
 縛り方は統一されてるけど、地元組の服装はまちまち。カスちゃんは、例のブラ&ショーツ日焼け。つまり全裸。シッコさんは、お馴染み(?)の廻し姿なんだけど、タテミツが左右に細く分かれてクレバスが剥き出しになってる。廻しの色は赤。そして新顔のクソちゃんは、なんていうんだろ。三角に折った赤いハンカチを二枚ずつ組み合わせて、ブラ&ショーツの形にしてる。
「あの子は制服を取り上げられて、あの姿で登下校しているそうだ」
 通行人の目もあるだろうに。学校の中だけじゃなくて、村全体から虐められてるってこと? よほどラスボスさんに嫌われた――んじゃなくて、気に入られたんだろうな。ま、本人が悦んでるんなら横から口出しすることじゃないけど。
「あいつはマゾじゃないらしいぞ」
 あたしの思考を読んだみたいに、神田先生がつけ加える。
「カス――あの小さな子が虐められて退行現象を起こしたと信じ込んで、あいつをかばうために自分も同じ境遇に身を落とした。泣かせる美談だな」
 かなあ? いくら同情したって、本人に素質がなけりゃ、いい加減なところで逃げちゃうと思うけど。それとも、逃げたくても逃げられないような事情があるんだろうか。
 あたしは、深く考えないことにした。考えたってどうにかなるわけでもないし。いくら義憤にかられたって、告発できる立場じゃないもんね。願わくば、カスちゃんもクソちゃんも被虐の快楽に目覚めてくれますように。
 ――そんな幕間劇もあって。
 いよいよ被虐運動会の開幕。ジモティとアウェーがひとりずつ並んで入場。朝礼台の前に整列して、村役場の助役さん(いちおう来賓らしい)にシッコちゃんが選手宣誓。
「宣誓。あたしたちマゾ少女は、リッシンベンの性々堂々、マンコいっぱい虐められることを誓います!」
 なんちゅうモンゴンよ!?
 ふつうなら、ここで選手退場して、競技に出場する選手以外は応援席なんだけど。なんたって三人ずつだから、出ずっぱり。
 最初の競技はタイヤ曳き。直径一メートルのを、股縄で曳かされる。
 最初は年長のシッコさんとメイさん。メイさんはいったんレーシングブルマをずらされて、股縄を締められて。そのままにされた。脱ぎかけってのは、全裸より恥ずい。
「ヨーイ」
 パアン! 本格的にピストルの号砲。
 シッコさんもメイさんも前傾姿勢でスタートした。
「ぐうう……」
「あううう……」
 全身がほんのり赤いのは、羞恥と股間への刺激のせい。顔がまっ赤なのは、本気で力をいれているせい。男の人たちにとっては、この運動会そのものがお遊びだろうけど、あたしたちにとっては真剣勝負。負けたチームは罰ゲームって、最初に言い渡されてる。そして、勝ったチームにはご褒美。
 実際のところは、勝ったほうがいいのか負けたほうがよかったのか微妙なご褒美と罰ゲームなんだろうけど。それでも真剣にがんばらないと、敢闘精神に欠けるとか気合を注入するとか教育的指導とか、プラスアルファの体罰が降ってくるはず。
 まだ競技は始まったばかりだから、そういうプラスアルファ(マイナスアルファともいう)を最初から狙うのはやめといたほうがいいよね。
 ずりずりずりとタイヤを曳きずって進み出すと、一歩ごとに微妙な反応。
「んああっ……」
「ひぎいい……」
 そりゃそうだよね。股縄は意地悪な荒縄の結び玉添え(料理かい?)で、神田先生の熟練の縛りは、ちゃんとクリトリスにも当たってるんだから。
 百メートルの勝負は、シッコさんの圧勝。メイさんは微妙に恥ずかしがってて、それも、他人に見られながらアクメるのを恥ずかしがってるみたいなので、もうひと踏ん張りができない。
 パアン! 一着を告げる号砲が、なんか空々しい。
 空々しいってか、非現実的な感覚がつきまとってる。そりゃまあ、こんなアホらしい運動会なんてAVだけの世界だよね。
 ……それだ! AVだ。いや、そうじゃなくて。AVだと、たとえば露出プレイだったら、気づいた通行人は驚いたり(シナリオによっては)手を出してきたりして。スマホを向ける人だっているよね。
 ところが、ここでは。五十人からの観客の誰ひとり、スマホやカメラを持ってない。ただ見物してるだけ。撮影禁止なんだ。
 それなら、安心して痴態を晒せるね――なんてことは、最初から心配してなかったというか諦めてた。観客には撮影禁止でも、どうせ神田先生が何台もの隠しカメラで撮影してるはず。実際、左手首には例の腕時計型端末が装着されてる。
 でも、不特定多数の人に撮影されたら、絶対に流出するってアスレチック公園で身に染みてるから。そういう意味では安心できる。
 と、わかったので。張り切っちゃう。
 二番手は、あたしとクソちゃん。この子、スタートラインに立った時点で全身まっ赤どころか、ぷるぷる震えてる。唇を噛んで目に涙まで浮かべて。見て取れるのは羞恥と屈辱――悦虐なんて単語とは、まるで縁がなさそう。初々しくてかわいいなあ。なんて思っちゃうのは、シモちゃんを調教してサドにも目覚めたせいかな。
「位置について」
 おっと、勝負に集中しなくちゃ。タイヤの縄をぴいんと張っておいて。号砲と同時に足を踏ん張った。
 ぐうううう……ちっとも進まない。いくら大きなタイヤだからって、なにか変だ。
「んんんんっ……痛い! こんなの、厭よう。お豆がつぶれるよ……」
 クソちゃんは苦痛を訴えながら、じりじりと前進してる。あたしが一センチも動けないうちに、クソちゃんが五十メートルラインを越えた。残り五十メートル。
「真面目に走れ!」
 神田先生が怖い顔を作って、あたしの前に立った。手には竹刀を握ってる。
「本気で頑張ってます。でも、動かないんです」
「気合が足りんからだ」
 パシン!
 ヒップを竹刀で叩かれた。まだ手加減してくれてる。
「まだ気合が足りんのか!」
 パシイン、バシイン!
 だんだん叩き方が強くなってくる。あたしは身体をもっと前に倒して両足を踏ん張った。でも、まったく動いてくれない。
「もっと踏ん張れ!」
 バッシイン!
 強烈な一撃が胸に飛んできた。
「ひぎい!」
 足から力が抜けて、その場にうずくまった。
「棄権は認めんぞ。立て、立たんか!」
 脇腹を竹刀の先でえぐられ、縛られている二の腕も叩かれた。競技開始早々ズタボロにされるのかと、覚悟を決めかけたとき。
「おっと、ゴールインだな」
 パアン!
「きゃああっ……!」
 ヒップのすぐ近くでピストルを鳴らされた。燃え滓が肌に飛び散って、すごく熱かった。良い子は真似しちゃ駄目だよ。
「最後の組だな」
 神田先生はあたしの股縄をほどいてから、タイヤの位置をなおすみたいにしゃがんだ。
(…………!)
 見てしまった。タイヤを地面に縫いつけていた杭を先生が引き抜くところを。
 動けなかったはずだよ。だけど、抗議なんかしない。これは競技会じゃなくて、男の人たちを愉しませるアトラクションなんだ。レースのあいだじゅう、観客の目はクソちゃんじゃなくあたしに向けられてた。ので、あたしとしてもちょっぴり嬉しい。
 最終レースは、シモちゃんとカスちゃん。小柄な二人に直径一メートルのタイヤは厳しいけれど、先生も観客も容赦はない。
「ヨーイ」
 パアン。二人とも力いっぱい踏ん張ったけど。ずり……ず……十センチか二十センチ進んでは止まってしまう。
「ああん。足の皮、むけちゃうよう」
 裸足だから、下手に足を滑らせたらそうなる。
「そうら。カスちゃん、いいこと見つけた」
 ととっとタイヤの後ろにまわって。足の裏でタイヤを押した。
「うううーんん」
 ずずずっとタイヤが前へ滑る。
 パアン。
「赤組の反則負け」
 だよねえ。監督のラスボスさんも苦笑してる。さいわい、カスちゃんを罰しそうな雰囲気じゃない。すぐにつぎの競技が控えてるから、時間の都合もあるのかな。
 その、つぎの競技は棒倒し。百メートルの走路に男の人が五人ずつ六列にならんでる。つまり、観客の半数以上。
 スタートの合図で、あたしたちは男の人に向かって走っていって。立ってる男の人の前にひざまずいて。手は縛られているから、口を使ってペニスを引っ張り出す。
 あたしの相手はジャージだったから、勃起してても簡単に引き下ろせた。パックンして、レロレロチュパチュパして、決め技の自発イラマチオでゴックン。跡始末は男の人が自分でしてくれるので、つぎの人のとこまで走っていって。
 同じことの繰り返しなんだけど。つぎの人は意地悪なサディストだった。ズボンのファスナーを歯で咥えて引き下ろそうとしたら、握力を測定するみたいな強い力でバストを握ってきた。
「ぐ……」
 それでもファスナーを下ろして、ズボンに舌を刺し挿れて。途方にくれた。この人、トランクスの前ボタンをきっちり嵌めてる。
 やりなおし。ベルトを咥えてバックルを顎で押さえてゆるめて。ズボンを脱がせてから、トランクスもウエストを噛んでずり落とした。パックンチョしたら、急に協力的になってくれた。ツインテを手綱みたいにつかんで、上下前後に振りまわしながら、ペニスを喉奥まで突っ込んで――射精。あたしは息を止めてたから、精液が気道にはいってむせるなんてヘマはしない。喉の奥にこびりついた粘液を飲み込むのには苦労したけど。
「ああん、できないよう」
 カスちゃんの声。横を見たら、彼女もファスナーに手こずってた。
「ねえ、オチンチン出してよう。カスちゃん、くちゅくちゅしたげるから」
 その人、ゴクッと生唾を飲んで。鼻息を荒げながらカチコチになったペニスを引っ張り出した。
「わあい、ありがとね」
 ううむ、その手があったか。でも、カスちゃんじゃないと使えない技かな。
 とりあえず、カスちゃんには一馬身じゃなくて一抜身のリードで三本目。シッコさんと並んだ。メイさんも追いついてきて。シモちゃんがぶっちぎりのビリ。まだ一本目でもたついてる。
「そうじゃない。玉を口に含んで、舌の先でつつくように刺激するんだ」
 ややこしい注文。シモちゃんは先週に初めて生ペニスを体験して、フェラだって単に口に含んだだけ。テクニックなんかなにもないのに、いきなり高度な技を要求されてる。
 かわいそうだけど、アドバイスしたからって付け焼刃も間に合わない。見捨てて先に進もう。三本目も自発イラマであっけなく倒して。
「吐き出すな、飲め!」
 ケホケホ咳き込むシモちゃんの声と、彼女に浴びせられる怒声とを背中で聞きながら四本目へ。
「今のは無効だ。見学の方に、どなたか代役をお願いします」
 神田先生の無慈悲な声。
 シモちゃんはかわいそうだけど、同情したげない。だって、シモちゃんのせいで赤組は負けたっぽい。二連敗。
 雑誌でもインターネットでも、平均的な持続時間は十分くらいって書いてあるけど、やり方で大幅に違ってくるんだよね。アヌスを延々と三十分以上責められたこともあるけど、今みたいに自発イラマに舌の動きを絡めると秒速で終わっちゃう。とはいえ。脱がすのに手間取るし、ちっとも協力してくれずに長引かそうとする人もいるから。
 五本目を倒すまでに三十分はかかったかな。あたしがトップ。
 シッコさんとメイさんは、テクニックはあたし以上なんだろうけど、たとえば風俗だったら一番のピチピチギャル(死語?)なんだろうけど、今日のメンバーの中では大年増。そしてシモちゃんは初心者だし、カスちゃんは鬼畜ロリコンに絶賛好評でも痛々しさが先に立つ(から勃たない)人もいるだろうし。適度にロリで適度にオンナなのは、あたしとクソちゃんかな。
 そのクソちゃんは意外にもボンビー(じゃなくて、ブービーだっけ?)確定。遠くから見てても、厭々やってるのがわかっちゃう。咥えられてる男の人はシラケちゃうだろうな。
 あれ? そうすると団体戦の点数は。一着のあたしが五十点でビリのマイナス五十点とで帳消しになって、クソちゃんがマイナス二十点とすると。二着が二十点で三着が十点、四着はゼロ点だから、ええと……二着はメイさんとシッコさんが争ってるけど。シッコさんが勝っても赤組はゼロ点で白組は十点。なんと、僅差の勝利だよ。
 結果は、そのとおりになった。さっきのタイヤ曳きは個人競技で、勝ったほうに十点だから、二種目の合計得点は二十対二十。
 勝負はこれから。
 競技は全部で八種目。三つ目は五十メートル走。トラックに長い長いゴムが二本並べられた。二センチ角くらいかな。このゴム、ほんとは何に使うのか見当もつかないけど。今は何に使うのか、わかりきってる。一メートル間隔でゴツゴツした結び玉が作られてるから。
「最初の組はシッコとメイ」
 タイヤ曳き競争と同じ組み合わせ。
 スタートラインに立ったふたりは、腰に太いベルトを巻かれた。前と後ろに大きな逆三角形の金属の環が取りつけてある。
 二人のスタッフが、四角のゴムを前の環からとおして、股間をくぐらせて後ろの環から出す。そのゴムが、地面に打たれている杭に結びつけられた。へええ、なるほどねえ。前へ進めば、自分で角ゴムを股間に食い込ませる結果になる。
「今後の個人競技では、棄権したときはマイイナス十点とする。チームに迷惑をかけたくなければ、どんなに気持ちが良くても最後まで走れ」
 このゴムの角、荒縄の毛羽よりも厳しいと思う。さすがのあたしでも、これは気持ちいいどころじゃない。
「ヨーイ」
 あたしの懸念とは関係なく、競技が始まった。
 パアン。二人ともおっかなびっくりで前へ走るんじゃなくて歩いてって。ピインとゴムが張って動けなくなった。
「ぐうう……」
「食い込む……痛い」
 三十秒くらい膠着。神田先生とラスボスさんが、タコ糸を結んだ洗濯バサミを持って二人の前に立った。
「ひとりで進めないなら、引っ張ってやろうか?」
「歩きます!」
 メイさんが引き攣った声で答えて、前進し始めた。
「うああ……オマンコが切れちゃいます」
 後ろに引っ張ってるゴムがさらに何十センチか伸びてから。
 ずりゅ、ぐしゅっ!
 逆三角形の環の頂点に引っ掛かっていた結び玉が環を乗り越えて。音を立ててクレバスに埋没した。ラビアの裏側をこすられて、シッコさんがのけぞった。棒立ちになって、痛いのかプチアクメなのか、背中をぷるぷるっと震わせた。そして、つぎの結び玉に向かって歩き始めた。
「あたしも……」
 シッコさん、なにを思ったか二三歩後ろへ下がった。
「ええいっ!」
 掛け声もろともダッシュ。
 ぶしゅっ……ぶしゅっ……ぶしゅっ……一気に三メートルも走って、メイさんを追い抜いた。
「きいいいっ……痛い! 痛い! 痛い!」
 そこでスピードを落としたけど。立ち止まらずに走り続けた。
「うああ……くう……痛いよ……あはあ……んんん!」
 苦痛を訴える声がだんだんなまめかしくなっていって。一気に五十メートルを駆け抜けた。すごい根性というかマゾ魂。
 駆け抜けて、ゴムの端が金具をすり抜けて、パシンと跳ね上がった。それだけ強く引っ張ってたってこと。シッコさんはつんのめるように倒れて、手は縛られてても推定Dカップがクッションになって顔は地面にぶつけなかった。地面に突っ伏して、ヒクッヒクッと腰を痙攣させてる。
 あれがどれだけ厳しい責めなのか、そして深いエクスタシーなのか。見物してる男の人たちにはわかってないみたい。ぽかんとしてる。
 パチパチパチ。柴田さん――メイさんのお継父さん&ご主人様が、スタンディングオベーション。
「素晴らしい逝きっぷりだ。メイ、おまえもこの娘を見習え」
 五十人からの観客も、つられて拍手。メイさんの立場がない――のも、調教かな。
 こうなると、二番手のあたしがやりにくい――なんて思ってしまうのは、観客の皆さんに愉しんでもらいたいっていうサービス精神というよりマゾ根性かな。
 ハーネス(という単語がぴったりだね)を装着されて、ゴムをとおされて。この時点で、かなりクレバスに食い込んでる。
 クソちゃんは、もう腰をもじもじさせてる。快感に耐えかねてではなく、おぞましさに悶えてるって感じ。この子も、けっこう初心者かな。ていうか。十五歳でマゾのベテランってほうが絶対に間違ってるんだけど。でも、しつこいようだけど、あたしは清純な乙女には戻れない。マゾ牝として堕ちるとこまで堕ちてくしかないし、それが昏い悦びなんだ。
 あたしたちにハーネスを装着したスタッフさんたちはバスタオルでゴムを拭きながらゴールへ向かって歩いてる。
「ヨーイ」
 あたしはシッコさんを真似て、わざとゴムをたるませた。でも、クレバスからはずれないように腿を締めておく。
 パアン。
 あたしはほんとの短距離走みたいに勢いよく駆けだした。ゴムが滑りながらぐううっとクレバスの奥まで食い込んでくる。角がわずかに丸められてるので、それほど痛くはない。でも、摩擦熱のせいでラビアが焼けそう。
 金属の環に最初の結び玉が引っ掛かって、恥丘全体が強く押された。のは一瞬。
 ぱしん、ぐりゅん……音じゃなくて、身体に強い振動が伝わって。
「あうう……」
 すごく痛いけど、かなり気持ちいい。ので、そのまま突っ走る。
 ずるるる、ぐうん、ぱしん、ぐりゅん……ゴムがラビアをこすっていき、金具が恥丘を圧迫して、すぐ結び瘤が跳ねて、バギナに食い込む。その連続。
「あうう……痛い!」
 悲鳴をあげると痛いのが薄れて、気持ちいいのが増幅される。
 よたよたふらふら……と、あたしは五十メートルを駆け抜けた。へたり込んで、肩で息をする。シッコさんみたく逝けなかったのが悔しい。
 クソちゃんは――と振り返ってみると。まだ半分も進んでいない。
「痛いよ……もう、いや。なんで……ぐうう、きゃあ! ひどい。なんで、こんなことをしなくちゃならないの」
 ぼろぼろ泣きながら、それでも歩き続けてるのは、後ろでラスボスさんが笞を振るってるから。くにゃくにゃ曲がる鞭じゃなくて、レーザーポインターがないときにスクリーンとか黒板を指し示す細長い棒。
「立ち止まるな。早く進めば早く楽になるぞ」
 パシン、バチン。
 競技はまだ序盤だから、笞は手加減されてる。ので、クソちゃんも必死になれない。叩かれたら一歩か二歩は歩くんだけど、結び玉が引っ掛かったら立ち止まっちゃう。
「ぎいいいっ……! 痛い! 走るから、これは取ってください」
 あーあ。乳首に洗濯バサミを咬まされちゃった。ラスボスさんがタコ糸を持って引っ張る。
「いやあ……! やめて。お願いです」
 悲鳴――痛くて思わず出す声じゃなくて、悲しい鳴き声をこぼしながら、クソちゃんは歩き始めた。結び玉が金属環に引っ掛かっても立ち止まらない。
 ずるっ、ぐじゅ……
「うああ……痛い、痛いよ」
 苦痛を訴えながら、とうとう五十メートルを歩かされた。
 ここまで本気で厭がってるのを見せられると、気分が悪くなる。マゾのスイッチも切れそうになる。それを救ってくれたのが最終レース。カスちゃんとシモちゃんのロリータ対決。
「こーんなのへいきだよ♪」
 なにを思ったのか、カスちゃんはスキップで進み始めた。
「るん、る、るんるん♪」
 よく見ると――ゴムがほとんどスリットに食い込んでいない。スキップの上下動で結び玉が踊るので、金属環にも引っ掛からない。スリットに食い込んでも、すぐ弛む。天真爛漫に見えて、その実、ちゃんと計算してるのだとしたら――カスちゃん、恐ろしい子!
 シモちゃんは。すごくまじめに取り組んでる。
「ううう……痛い。負けるもんか……ぼく、お姉様と約束したんだ。あうう……安奈を護るためなら、ぼく、なんでもするんだ。ぐう……なにされたって我慢するんだ」
 被虐を受け容れる言い訳があると、楽なんだよね。愛する人を護るためなんて、女騎士みたくてカッコいい。
 けれど、女騎士も天真爛漫の敵じゃなかった。負けが確定して安心したのか、四十メートル地点ではプチアクメ。生ペニスを体験して一週間目のロリータとは思えない進歩だね。戦争は技術を進歩させるっていうけど、それと同じようなものかな?
 ここで十分間の休憩。エッチも虐めも無しの、ほんとの休憩。させてもらえなきゃ、体力もバギナももたない。というのも。
 小休止のあとは、またしても五十メートル走。今度は一人三脚。
 大テントの横に立てられた黒板に得点が表示されていて、競技名も書かれている。名前を見たときから、予想はついてたんだけど。グラウンドを均すのに使うT字形のトンボ。これをバギナに挿入して走るという競技というか狂技。
 ちなみに、このあとに続くのは。手押し車、綱引き、玉入れ、全体リレー。
 体格で並べると組み合わせが固定されるからと、一人三脚と手押し車はジャンケンで決められた。手を縛られててジャンケンができるかっていうと、これができちゃう。見物席に足を向けて寝転んで。M字開脚がパア、片脚を上げたらチョキ、ぴたっと閉じたらグウ。で、勝った順に赤組と白組とで組み合わせてく。
 クソちゃんはずっとグウだったし、あたしは率先してパア。でも、ジャンケンの勝ち負けは問題にならない。対戦相手が誰になるかが大切。
 最初の組はシモちゃんとクソちゃん、二番目がメイさんとカスちゃん、最後があたしとシッコさん。
 シモちゃんとクソちゃんは、結果が見えていた。クソちゃんは子宮を突かれたショックであとじさって、トンボの柄が抜けて失格。マイナス十点。
 メイさんとカスちゃんは迷勝負。メイさんはひたすら真面目に前進。柄にはストッパーがついてないから、走ったりしたら衝撃で膣奥を突き破るかもしれない。ので、そろりそろりと。トンボの板が地面につっかえるから、バギナをうんと締めて、腰を引いたりくねらせたりして柄の先を逃がしながら進む。横で見ていても、すごくエロっぽい。
 ところがカスちゃんてば。またも新走法。なんと、柄を蹴り上げて、板が宙に浮いてるあいだに走ろうとした。でも、それってバギナの中の柄をこねくることになるから。走るどころかうずくまりかけて、柄に串刺しにされるところだった。それでも懲りずに、今度は膝頭で柄を持ち上げて――でも、前へ進むには蹴り上げてる膝頭を下ろさないといけないから。どすっと地面に落ちた板がつっかえて、またしてもバギナの奥を痛打。
「うああああん……いたいよう! カスちゃん、もうやんぴ!」
 そしてあたしとシッコさんとは、本気のデッドヒート。ずずずずずっとトンボを押して、走らないまでも小走り。板の高さまで土を盛り上げたままゴールを目指す。ここまでの得点は赤二十点で白五十点。あたしまで勝ったら、点差が開いて面白くない――とまでは考えなかったけど。慢心してもいなかったと思うけど。とにかく、シッコさんのラストスパートについてけなかった。
 前半戦が終わって、つぎの狂技の準備にすこし時間がかかる。
 手押し車は、そのまま手押し車だった(なんつう文章じゃ)。男の人に太腿を抱えられた選手が、手だけで前へ進む。もちろん、バギナにはペニスが挿入されてて。五十メートルに達しても、男の人が達さなければゴールインじゃない。そして、これは参加者の人数が多いせいだろう。男の人が交替して折り返す。復路はアヌス。
 つまり、準備ってのは腸内洗浄。六人いっせいにホース浣腸されて。大テントの裏側と植込みとのあいだで、テントに正面を向けて排泄。といっても、『こんなこともあろうかと』ってやつで、みんな朝にウンチをすましてたみたいで、大きな塊を披露する子はいなかった。
 手押し車は楽な種目だった。腕は疲れたけど、SEXに関しては男の人が頑張ってくれたから、あたしは膣とアヌスを締めるだけでよかった。ただ、露骨な得点操作がおこなわれたんだよね。射精しないとゴールインじゃないというルールだから。あたしたちは腕立て伏せみたいな格好だから、腰を使うったって動きが制約されるし。
 タイヤ曳きと同じ全体狂技扱いで。赤組に上位を独占されて八十点、白組はマイナス七十点。総合得点で白マイナス二十点対赤百十点。
 カスちゃんへの同情票かな。ほんとに退行を起こしてるのか演技なのかは、あたしにもわからないけれど。そういう言動をする子に罰ゲームをさせるのは、かわいそうだと――見物の人たちも思ってるんだろう。体形だって、シモちゃんが発達途上にある少女なら、カスちゃんは発達未満。
 シモちゃんを責めるのだってじゅうぶんに鬼畜だけど、この子はマゾ度91パーセント。その雰囲気が、初対面の人たちにも伝わってるのかもしれない。
 ちなみに。シモちゃんのマゾ度91パーセントは七白学園の歴代二位だけど。それじゃトップは誰なんですかって神田先生に訊ねたら。先生は、黙ってあたしを指さした。97パーセントなんだって。
 だけど、人間はSとMの両面を持ってるっていうから。あたし、サド度も(シモちゃんみたいな年下の子には)それなりにありそうな気がしてる。30パーセントくらいかな。だとしたら、あたしのアブノーマル度は、97マイナス30で67パーセントになる。それとも、97プラス30で100パーセント超えのド変態?
 うう……ふつうの人間とは違うんだって自慢するのは、やっぱり厨二病かな?
 なんて、あたしの独白は蹴飛ばしといて。
 縛りなおされて。つぎの種目の綱引きは、正確にはタコ糸引き。対戦相手が二メートルの距離で向かい合って。タコ糸を結わえた輪ゴムをクリトリスに巻きつけて引っ張り合う。中央のラインを越えたら負け。
 圧倒的なビハインドだけど、こういうゲームのお約束で、最後に大量得点のチャンスが準備されてる。リレーは勝ったら五十点で負けたらマイナス五十点。だから、まだあきらめるのは早い。まずは、この種目を制さなくちゃ。
 一番手は、あたしとカスちゃん。白線をはさんで向かい合って。
 スタッフさんが足元にしゃがんで。包皮を剥いて、スポイトで本体を吸引する。
「らめえ、カスちゃん、ちもきいいのお」
 強烈な刺激。真空に吸われてクリトリスが膨れていくのが、はっきりわかる。これだけでアクメいけそう――なのに。
 きゅううっと、クリトリスの根元を締めつけられた。スポイトに巻きつけてあった輪ゴムが、引き伸ばされたクリトリスの根元にずらされたんだ。
「ひぎいいいっ……痛い! 取って、取って、取ってよう!」
 手放しでわめくカスちゃん。
「ううう……痛い」
 あたしも呻き声をおさえられない。股間を覗き込むと、腸詰ウインナーみたいに、本体がまっ赤になって根元がちぎれそうに細くなってる。これ、洗濯バサミより残酷だよ。だって――洗濯バサミなら、粘膜が破れるのを覚悟で強引に引き剥せるけど。これは絶対に抜けてくれそうもない。無理に引っ張れば、クリトリスがちぎれちゃう。
 激痛に襲われながら向かい合って。
「ヨーイ」
 パアン。
 カスちゃんが前へ歩いて、白線の手前まで来た。
 ここでちょっと引っ張れば勝てる――なんて考えは浮かばなかった。カスちゃん、なにをするつもりなんだろう。
「ねえ、ねえ。この線がゴールなの?」
「違うわよ。お姉さんをこの線から引っ張り出したら、カスちゃんの勝ちなの」
「ふうん……それじゃ」
 くるっと向きを変えて、ととっと歩く。
「ぎゃはあっ……!!」
 クリトリスに加えられた、これまででいちばん凄まじい衝撃。本能的に前へ飛び出して、クリトリスをかばった。
「きゃはは、カスちゃんの勝ち! おねえちゃん、弱いね」
 あたしはカスちゃんの足元に膝をついて、息を詰まらせてる。
 カスちゃんは太腿で引っ張ったようなものだから、あまりダメージを受けてない。完全にインチキだけど。あたしは、抗議したりせずに判定を待ってる。
「参りましたね。どうしましょうか」
「また泣かれても面倒だ。勝負あったということでいいんじゃないか」
「うちが不利になりますが――地元チームに花を持たせましょう」
 ほおおっと、あたしは詰めていた息を吐いた。カスちゃんの反則負けならともかく、無効試合で再戦という展開だけはさけてほしかった。
 スタッフさんがピンセットに刃がついたような器具を強引に刺し入れて、輪ゴムを切ってくれた。よみがえった血流が、じんじんとクリトリスを疼かせて、つぎの試合が終わるまで、あたしは立ち上がれなかった。
 でも、試合はきっちり見物してた。メイさんとクソさん。
 メイさんは元々がノーマルで、マゾのカホさんがご主人様と再婚してから、強引に調教されたそうだけど。マゾに転向(?)してから三年経ってる。いま現在マゾに調教されてるクソさんとじゃ経験値が違う。ので、あっさりと勝負がついた。
 そして、シモちゃんとシッコさんの対戦。キャリア(と歳)の差を感じさせない、凄絶な勝負だった。ご主人様から恥丘に焼き印を施されてるほどのシッコさんが、あたしの生ぬるい調教を十回も受けていないシモちゃんにたじたじ。
「ぼくが負けたら、安奈が同じ目にあわされるんだ。絶対、負けない!」
 そんなこと、誰も言ってないのに。思い込んでるっていうか、自分で自分を追い込んでるっていうか。この試合に勝てるなら肩が壊れてもいいっていう熱血甲子園球児のノリで――ふたりともクリトリスが紫色に変色して、ほんとにちぎれちゃうって、息を呑むほど引き伸ばされて。
「もう、やってらんないわよ!」
 シッコさんが白線をまたいで決着がついた。
 結果、総合得点が白ゼロ対赤百二十。
 今度の玉入れで二十点縮めれば、リレーに希望を持ちこせる。
 玉入れのルールは簡単。十五分の制限時間内にピンポン球をバギナに詰めていって、一個十点。ただし、ゼロ個の子がいたら、ひとりにつきマイナス二十点。
 ピンポン玉の直径は四センチちょいだから、がんばればシモちゃんでも大丈夫。問題は、手が使えないのに、どうやって挿れるかってこと。チームワークしかないよね(はふう)。というわけで、三人で作戦を練って。
「ヨーイ」
 パアン。
 メイさんとシモちゃんが、地面に寝転がった。ピンポン玉は地面にぶち撒けられてるから、そうでもしないと拾えない。
 メイさんがピンポン球を口に咥えてあお向けになったところへ、あたしがしゃがんで。最後は顔面騎乗になって、メイさんがピンポン球を舌で突き上げて、まず一個。
 そのあいだにシモちゃんがうつ伏せになってメイさんの股間に顔を突っ込んで。ピンポン玉も突っ込む。
 赤組をうかがうと、まるきり違う作戦。シッコさんが膝立ちになって、踵にピンポン球を乗せて、あとのふたりが両側に立って足先でピンポン球を支えてる。シッコさんが腰を落として、また浮かすと――みごとにピンポン玉が消えている。
 こっちも急がなくちゃ。
 あたし、二つ目は余裕ではいったんだけど、三つ目が呑み込めない。膣口には当たるんだけど、中の二つと押し合いへし合いして、つるっと横に逃げちゃう。
 キシキシ、キシキシ……中のピンポン玉が擦れ合って、微妙な振動が膣に伝わって、だんだん濡れてくる。濡れすぎると、ピンポン玉が飛び出しちゃうかも。でも、膣口を締めようとすると膣にも圧力がかかるので……力加減がわからない。
 赤組はシッコさんがなんと四個も挿れて、そこで役目を交替。クソちゃんが二個目に挑戦中。
 こっちは、メイさんが三個にあたしが二個。
 残り時間は五分を切った。
「シモちゃん。そこで下半身だけブリッジになって」
 メイさんが寝そべった上にシモちゃんが背をもたせかけて、ゆっくり後ろ向きに倒れてって、最後はぐっと反り返って腰を突き上げた。
 あたしがピンポン球を咥えて、シモちゃんの股間にひざまずく。先週のデート前に処理してつるつるの股間に顔を近づけていって。
 ふうん。まだラビアは小さいけど、いっちょまえの形になってきた。あたしが丹精して育てあげたんだ――なんて感慨にひたってる場合じゃない。
「んん、んん」
 頭で小突いて股を大きく広げさせると、その小さなラビアがクパと開く。そこにピンポン球をあてがって、舌で押し込む。
「ちょっと痛い」
「ペニスと変わらない太さよ。力を抜いて」
 メイさんのアドバイスが効いて、ピンポン玉はツルリとはいった。
 赤組は――カスちゃんのでんぐり返りをクソちゃんが胸で支えて、あたしたちと同じやり方でシッコちゃんがピンポン球を挿入したところ。
 パアン。狂技終了の号砲。
 大テントに向かって横一列にならんで、五分のうちにピンポン球を出して見せる。のを、自分でしなければならない。
「よいしょ!」
 シッコさんがペチッと四股を踏むと、一個ずつ出てきた。
 メイさんはケンケン跳びを何度も繰り返してる。
 あたしもケンケン跳びを試したけど、出てこない。挿れた物を意識的に排出する機能が、バギナにはないと思う。
「出せない球は数えられないぞ」
 ええと……膣の外から圧力を加えれば出るはず。てことは――腹筋を引き締めながら、開脚してケンケンていうか、四股を踏んだままジャンプ。ポトンと、ひとつ出た。もひとつ出してから。シモちゃんにも内緒話でコツを教えたげた。
 白組は、三人とも無事に出しきって、六十点。
 赤組は、クソちゃんが二つ目を出すのに失敗。カスちゃんも四股を踏んだりケンケンしたけど出てこない。ので、ゼロ個と見なされてマイナス二十点。シッコさんの四十点とクソちゃんの十点と合計して三十点。
 総合得点は白六十対赤百五十。リレーがプラス五十点とマイナス五十点だから、逆転可能。
 その詳しい狂技方法を聞かされて、もうゲンナリする気にもなれない。
 バトンに使うのは双頭ディルド。まず最終走者が第一走者に口を使って挿入。一周二百メートルに描かれた小さなトラックを走って、大テントの前でバトンタッチ。口も使っちゃ駄目。バギナ・ツー・バギナ。つまり、レズ松葉崩しをしろと。
 周回コースは、障害物競走になってる。スタート直後に網くぐり、向こう正面でハードルと平均台、最終コーナーの出口でリンボーダンス。
 走る順は各組のコーチが決めた。あたしたちは、シモちゃん、メイさん、あたし。赤組はカスちゃん、クソさん、シッコさん。トラブりそうなのを最初に走らせて、アンカーにはいちばん信頼がおけるというか悦虐体質の選手を置いてる。
「この競技で、いよいよ運動会も終わりです。どちらのチームが栄冠に輝くか、どちらのチームが恥辱と苦痛にのたうつか、それがこのリレー走で決まります」
 恥辱と苦痛よりも栄冠のほうが、怖かったりするんだよね。
「では、両チームとも位置について。ヨーイ」
 パアン。
 まずは、あたしがディルドを咥えて……ずしっと重い。膣を締めてても、激しく動いたら抜けてしまう。抜けたら、バトンを渡した子がそこまで走っていって、口を使って再挿入。すごいタイムロスになる。
 あお向けになって腰を突き出してるシモちゃんに難なく挿入。シモちゃんが起き上がって走り出す。ほとんど同時にカスちゃん。
 あら……観客の半数以上が、走者を追って移動してる。
 最初の網くぐりは、圧倒的にカスちゃんが有利。頭の上で固定されてる肘を使って網をこじ開けて、どんどん押しのけてく。シモちゃんは頭が網に絡まって、カスちゃんの半分くらいしか進めない。
「うああ……ちもきいいよ」
「く……ぼくは、痛いだけなのに」
 双頭ディルドの突き出ている側が地面に押されて膣壁を圧迫してる。
 そんなふたりの悶えっぷりを、観客はすぐそばにしゃがんで眺めてる。やっぱり、誰もカメラを向けたりはしてない。
 網を抜けて、カスちゃんがコーナーを周り始めた。
「走りにくいよう……」
 ガニ股で摺り足。ふつうに走ったら落とすものね。
 コーナーを抜けると五個のハードル。またしてもカスちゃんの面目躍如。パタン、パタンと蹴り倒して前進。うん、これは正規のハードル走でも認められてる。
 平均台は、手でバランスをとれないから、それなりにむずかしいと思うんだけど、無難に通過。
 最後はリンボーダンス。走り高跳びのバーが九十センチの高さに渡してある。さすがにカスちゃんも奇想天外はできないけど、背が低いので楽勝――でもなかった。腕を首の後ろで縛られて重心が上がってるので、上体を反らすと転びそうになる。なんとかクリアして。
 (シモちゃんにも十何人かがくっついてるので)四十人くらいの視線を浴びながら、松葉崩しでバトンの受け渡し。これは、あっけなく決まって。
 ぬぷっとカスちゃんから双頭ディルドを抜き取って立ち上がったクソちゃんが走り出した頃になって、シモちゃんがリンボーダンス。高手小手に縛られてるから赤組よりは重心が低い。ので、無事通過。
 シモちゃんは松葉崩しは未経験の体位だけど、メイさんの熟練のリードで成功。
 メイさんが走りだして。網くぐりは慎重に。あせって本格的に絡まったら、手が使えないから脱出できなくなる。
 ハードルは、ゆっくりとまたいで。
「あっ……」
 あたしのとこまで聞こえてくる、桃色吐息ってやつ。股間に突き出てる双頭バイブが板に当たって、メイさんなら快感だよね。
 平均台はいやでも内股で歩くから、自分の内腿で双頭バイブをこねくる。メイさんが平均台の上で軽く悶えてるうちに、クソさんからシッコさんにバトンタッチ。
 もう逆転の望みはない。けど、チンタラやってたら教育的指導を受ける。
 メイさんはリンボーダンスで後ろ向きに転んだけど、体育のマットが敷いてあるから後頭部は打たなかった。そのかわり、背中で重ねた手首を挫いたかな。顔をしかめて立ち上がって、再挑戦。また転びかけて、身体を起こそうとした拍子にバーを落とした。
「特別に目をつむってやる。さっさとバトンタッチしろ」
 神田先生の温情は、あとが怖い。
 メイさんの前にひざまずいて、ディルドをあおぎ見る感じでお掃除。砂まみれになってるので、口の中がザリザリ。
「もう挿れられるよ」
 メイさんがリレーゾーンであお向けに寝転がって、腰を高く浮かした。双頭ディルドは、ほぼ水平。メイさんって、下ツキ?
 あたしはできるだけ股間に近い場所に腰を落として、三角座りでお尻をにじらせてく。左脚をメイさんの右の太腿に差し込んで、そこを支点にして上体を後ろに倒した。メイさんも同じように左半身を下にして。たがいに斜めになって、股間を近づけてく。
 ディルドの先端がクレバスに侵入してきて――膣口に先端が合って。ふつうなら一気に突っ込まれるんだけど、二人が動いた距離しか入ってこないのが、もどかしい。ああん、焦らさないで――て意味じゃなくて、単純にいらつくだけ。
 最後は、ぐねっと腰をくねらせて膣奥まで迎え挿れた。括約筋を締めながら立ち上がる。
「く……」
 ディルドの角度とバギナの角度とが大きく食い違って、メイさんが呻いた。
 あたしは、本気で走り始めた。タッタッと地面に足が着くたびに、ぐにっぐにっとディルドが抜けそうになる――のを、括約筋を締めて引き込む。でも、網くぐりの手前で、ズニュッて抜けちゃった。実は、こうなるのをわかってて、わざと。
 メイさんが走ってきて、口でディルドを拾いあげて。挿れてもらうほうを、あたしがペロペロザリザリ。それからあお向けになって腰を突き上げて。マウス・ツー・バギナは十秒とかからない。
 網にもぐり込んで。
 うわ……頭に網が絡むよりも。匍匐前進もできないから、べちゃっと腹這いになって、片脚ずつ平泳ぎみたいに地面を蹴って進むんだけど。Cカップまで成長してくれた自慢のバストが、地面に擦れて痛い。生地は薄くてもトップスを着てるから、肌に傷はつかないけど。推定Dカップを剥き出しのシッコさんは、こんなものじゃすまなかったろうな。
 あお向けになって、膝の曲げ伸ばしで進んだほうが正解だったかな。
 四苦八苦して網を抜けると。観客は五十人に増えてた。シッコさんがゴールインして、走ってるのはあたしだけ。
 ハードル。懐かしいなあ。もちろん、これはカンナなんか掛けてないから、超過激な劇痛なんか味わえない。あれだけは、二度とごめんだよ。あのハードル木馬の上でひと晩放置されたりしたら――なんて考えると濡れすぎて、ディルドがずるずるっと抜けかける。
 ので。ぴょんっとジャンプしてディルドを落として。あたしは、ハードルにまたがった。
「なにをするつもりだ?」
「三角木馬――三角じゃないがな」
「角オナってやつじゃないか?」
 膝を曲げて体重をクレバスに乗せても、ちょっと痛いだけ。あたしの場合、『ちょっと』の基準がふつうの子とはふた桁以上も違ってるんだけど。
 お客様のリクエスト(?)にもあったことだし。あたしは足を地面につけて、腰を引きながら上体をうんと前に倒した。クリトリスが板でつぶされる。そのまま、前後に身体を揺すった。
「あん……これ、気持ちいい」
 お客様を意識しての台詞だけど、気持ちいいのはほんと。ぐいぐいとクリトリスを板に押しつけて――プチアクメ。
「まじめに走らんか!」
 あたしが逝くのを見てお客様が満足するのを待ってから。神田先生が叱った。
「おれが挿れなおしてやる。四つん這いでケツを突き出せ」
 はーい♪
 ザリザリッと、砂まみれのディルドを突っ込まれた。
「ひいい……痛い!」
 ほんとに痛い。砂粒が粘膜にめり込んで、そのまま奥へ動く。皮膚の擦り傷だって痛いのに、粘膜の擦り傷。バギナ全体が燃えるように熱くてずきずきしてる。
 ずぐっ……と、アヌスも灼熱感。
「ひぎい……」
 これ、赤組のディルドかな。砂まみれのディルドが、まったく潤滑されてない穴に押し込まれてく。
 ザリザリ、みしみし……アナルバージンを奪われたときよか痛い。
「滑り止めをつけてやったんだから、もう落とすんじゃないぞ」
 と言われても。括約筋を締めると、前も後ろも灼けるように痛む。
 も一回落としたら、今度はどんなペナルティをもらえるかな――なんて、単純に被虐を求めてるんじゃないよ。負けた白組には罰ゲームが待ってる。三人が同じ罰なら、あたしの努力(?)も意味がなくなるけど。神田先生なら、逆MVPとか敢闘精神に欠けるとか言って罰を追加してくるはずだ。それがシモちゃんにいかないよう、あたしが身体を張ってるんだ。
 それに。牝奴隷歴の長いメイさんだけど。実はマゾ適合性がそんなに高くないんじゃないかと思う。命令に従わないと、もっとひどい折檻をされる。あたしは、それを自分への言い訳にしてるけど。メイさんはほんとにそれが受虐の動機になってるみたい。一緒にいると、なんとなくわかってくるんだ。
 ドMでも体力的に不安のあるシモちゃんと、根っこはノーマルなメイさんをかばって、あたしが罰を受けるように仕向ける――てのも、実は虐めてもらう口実なんだけど。それでも、シモちゃんが安奈をかばう恍惚が、よくわかる。
 とりあえず、残り四つのハードルは身体を横向きにしてまたいでった。コツンコツンと二つのディルドが板に当たって、どうかするとぐにゅっとねじられて。膣逝きなんかしないけど、擦り傷が焼けるように痛くても、呻き声じゃなくて喘ぎ声がこぼれてしまう。
 そして平均台。どっしようかな。わざと足を滑らせて股間を打ったら――ディルドに膣を突き破られるかも。それは困るから、やめといて。
 あれこれ考えてるうちにクリアしちゃった。
 リンボーダンスも難なくクリアして。不完全燃焼でゴールイン。
 白組はあらためてレーシングブルマを穿かせてもらって。ていうか、狂技のあいだずっと、下脱ぎだったんだよね。赤組は逆にクソちゃんのハンカチ三角ブラとシッコさんの股割れ廻しとをほどかれて三人とも全裸にされて。
 総合得点の発表――白組マイナス二十点対赤組二百点で、赤組の優勝。あれ? あたしの計算だと白組はプラス十点のはずだけど?
「優勝した赤組には、パーティーで男性と一緒に食事をする特典が与えられます」
 計算違いは計算された陰謀だったと、つぎの言葉でわかった。
「負けた白組には罰ゲームが与えられます。なお、総合得点がマイナスですので、罰を追加します」
 どうでもいいような拍手。
 罰ゲームの内容が公開されてないんだから、追加なんて無意味。それとも、追加だから仕方がないってお客様に言い訳しなきゃならないくらいの苛酷な罰なんだろうか。
 あたしたち六人は男の人たちと一緒に体育館へ連れてかれた。壁際に長机が並べられて大皿に料理が盛られてる。バイキング形式なんだろうけど、五十人分にしてはわびしい。
 フロアの中央には、会議室にあるような大きな机が三つ、間隔をあけて置いてあるけど、なにも乗ってない。
 赤組の三人は縄をとかれて、その机の上にひとりずつ寝かされた。手足を大の字に拘束されて、腋の下と腰と膝を机に縛りつけられた。身じろぎくらいはできるけど、ほとんど身体を動かせない。
 あたしたち白組も縄をとかれて。お客様にビールを注いでまわるよう命じられた。遊び半分にパパのお酌をしたことくらいはあるけど、見知らぬ男の人が相手だと緊張しちゃう。四時間あまりも緊縛されて、腕も痺れてる。
 シュポンと栓を抜いたら、ブクブクブクと泡が噴き出るし。トットットッとコップに注ぐと黄色のビールが一割に白い泡が九割で、それが盛大にこぼれる。
「きゃあ、ごめんなさい」
 謝りながら、神田先生を目で探す。ふうと溜め息をつかれたけど、にらまれたり、床にこぼれたビールを意味ありげに見つめられたりはしなかった。つまり、床に這ってビールを舐めとったりはしないでいいってこと。
 三人四人と注いでくうちに、だんだんコツも覚えて、粗相はしなくなった。
 あたしたちがお客様のあいだをまわってるときに。板前さん? 白衣を着た人が三人、お寿司を入れる桶みたいのを持って登場。机の上に縛られてる三人の上に、お刺身とかお寿司とかフルーツとか、あれこれ乗せてく。女体盛りってやつだね。
「うわあ、おいしそう。カスちゃん、食べたいよう」
 狂技の途中でスポーツドリンクと精液は飲ましてもらってるけど、食べ物は口にしていない。山盛りの料理を見て、猛烈にお腹がすいてきた。
「赤組の三人は、お客の皆様に食べさせてもらえ」
 神田先生のあとをラスボスさんが引き取る。
「では、皆様。料理の準備もととのいましたので、遅くなりましたがランチ・パーティーを始めさせていただきます。まずは、乾杯を」
 みんな、ごくごくごくっと一気にビールを飲み干した。ので、あたしたちが大車輪。お客様同士で注いでるところもあって、駆けまわるほどの忙しさじゃない。
「やはり、女体盛りからですな」
「いや、器も食べられるのですから、生け作りでしょう」
 女体盛りのまわりにはお箸とフォークが並べられてる。十人に七人くらいはフォークを選ぶ。
「いたーい。カスちゃん、お肉じゃないよう」
 わざと肌まで突きとおしてる。
 お箸を選んだ人は。
「そんなことを言っても、ここにおいしそうな肉があるぞ」
「お肉ちがう、カスちゃんのマンマンなの!」
 スリットの奥まで端を突っ込んで、小さなラビアを引っ張り出す。
 クソさんもシッコさんもつつきまわされてるけど、可憐に喘ぐだけなので、トンチンカンな反応をするカスちゃんのまわりに人が集まる。
「ねえ、カスちゃんにも食べさせてよう」
「おお、そうだった。それじゃ、お刺身をあげよう。よーく醤油をつけなくちゃね」
 分厚いお刺身をクレバスに突っ込んで、かきまわしてからカスちゃんの口につきつける。
「わーい。おいしそう」
 カスちゃんは、自分のエッチなお汁にまみれたお刺身を嬉しそうに食べた。
「おっと……忘れるところだった」
 あたしたち三人が呼び集められる。
「皆様、これより負けた白組の罰ゲームを行ないます」
 バスケットのゴール下で、あたしたちはレーシングウェアを脱いで全裸になった。
「いじめないでよう……!」
 不意に、カスちゃんが大声で泣きだした。
「そこに吊るして鞭でたたいちゃダメだよ。サルグツワはゆるしてよう。カスちゃん、すぐハイってお返事するから」
 ラスボスさんが飛んできて、カスちゃんをなだめ始めた。といっても、指でスリットを掻きまわしながらクリトリスをこねくるっていう乱暴ななだめ方だけど。
「今日は三人を叩いたりしないから、安心しろ。白組にも食事をさせるだけだ」
「ほんと? それじゃ、カスちゃんも、もっと食べたい」
 カスちゃんはラスボスさんに説得されて、今の境遇を受け容れたって神田先生が言ってた。どんな説得だったは、カスちゃんが口走った言葉でわかってしまった。
 あたしたちは両手を縛られて、片脚を高く上げたY字バランスの形でバスケットボールの輪っかから吊るされた。三人ひとかたまりの背中合わせ。
 ラスボスさんの部下が、大きなお皿をワゴンに乗せて押してきた。お皿には、直径が四センチ以上もある太い(ボロニアっていうんだよね)ソーセージがならんでる。なるほどね。下の口で食べろってやつか。バトンタッチほどにもエロくないし、罰ゲームにも……ちょっ、ちょい待ち! ラスボスさん、とんでもないことを始めた。
 お皿の隅に盛ってあるマスタードをフォークですくって、ソーセージをぐさぐさ突き刺してる。
「まだ味が足りんな」
 赤い小瓶――タバスコソースだよ! それをざぶざぶ振りかけてくれて。ソーセージはまっ赤。
「この子らの食事を手伝ってくれる方はおりませんかな」
 十人ほどが手を上げて、ジャンケンで三人が決まった。
「これをどうぞ」
 神田先生がゴム手袋を配る。素手でつかめないようなシロモノを、女の子のデリケートな部位に突っ込むなよ。
「うへえ。持っただけで目に沁みるぜ」
「いくらマゾでも、これはきついな」
「若いから怖いもの知らずなんだろうな」
 あたしたちが望んだわけじゃない――けど、わたしたちの誰も、それは言わない。自分からエッチでマゾヒスティックなことを望んでるって思われるほうが、まだしもだから。鬼畜教師に脅迫されてるかわいそうな娘――なんて同情されるのはみじめだし。お客様の中には、不快な思いをする人だっているだろう。高いお金を払って厭な思いをさせちゃ申しわけない――て、これはイベントの主催者が考えることだよ。
 せーのって感じで、三人ほとんど同時に極太のソーセージを挿入された。いろいろ塗られてるから、たいした抵抗もなく迎え挿れてしまって……
「きいいっ……抜いて、抜いてええ!」
「痛い! お姉様、やめるように頼んでください」
 なんてお願いされても。
「いぎゃあああ、ああああ……!!」
 砂まみれのディルドで傷つけられた粘膜にタバスコが染み込んで……激痛からのがれようと身をもがいて、三人がヒップでおしくら饅頭。
「ぐりぐりずぼずぼ、たっぷり味わわせてやってください」
 神田先生にけしかけられて、ソーセージが暴れだす。
「うぎゃああっ……やめて! 赦してください……」
 三人のうちでは、砂まみれのディルドを前後両方に刺されてたあたしが断トツに激痛を感じてる。
「まだ罰ゲームは三分の一しかすんでないんだぞ」
 お皿が替えられて。今度はサラミソーセージ。シモちゃんのアナルバージンを奪ったときに使ったのより太いレギュラーサイズ。そのデコボコした表面が、タバスコで練ったマスタードで埋められた。
「では、あらためて希望者をつのります」
 立っている片脚を軸にくるっと回されて。泣き腫らした顔と顔とが向かい合う。
「マゾミちゃん。ここまでひどいことされても平気なの?」
 シッコさんに真顔で訊ねられて。平気じゃないけど。なんか、奥歯に物がはさまってるような言い方。よほどドMと思われて……
「いやあ……! もう赦して! こんなことしたら、道具が使えなくなるじゃないですか。小父さんたちが困るでしょ」
 アヌスにサラミを押し込まれそうになって、理屈に訴えてみたけど。
 ずぐうううっと押し込まれた。太さはペニス以下でも、刺激が激烈。しかも、えぐられてこねくられてピストンされて。
「いやだいやだいやだ……ぼく、もう耐えられない。痛いよ、熱いよ、裂けちゃうよ!」
 シモちゃんは完全に限界突破。ぼろぼろ涙をこぼして泣いてる。無理もないよね。調教歴は浅いし、SMプレイを超えるような責めは今日が初めてだもの。
「耐えなくていいんだぞ」
 出た。神田先生の決めゼリフ。
「おまえが耐えようと耐えまいと、こちらが飽きるまで責め抜いてやる。好きなだけ啼き叫べ。裂けたら、二本三本と、まとめてチンコをぶち込んでやる」
 まっ赤になって泣きじゃくってたシモちゃんの顔が、さあっと青ざめた。先生の言葉(とくに最後のやつ)を本気に受け取ったんだ。だいじょうぶだよ。ぎりぎりのところで安全は確保してくれてるんだから――と言ってあげたいけど。観客は興醒めかな。事前に教えてあげなかったあたしが悪い。悪いついでに、もっと悪者になってしまおう。
「百花、そんなに厭なら安奈を身代わりに差し出してもいいのよ?」
 魔法の呪文で、シモちゃんはぴたっと泣きやんだ。
「そんなこと……」
 安奈をここへ連れてくるなんて、物理的に不可能。それはシモちゃんにもわかってると思う。けれど、つぎのイベントにはアナちゃんを――ということは、理屈の上ではありえないことじゃない。あ、アナちゃんてのは、神田先生流儀のネーミングね。神田先生は、マゾ適性の低いアナちゃんには絶対に手を出さないって、あたしは確信してるけど。
「……お姉様。がんばれって、ぼくに命令してよ。お姉様の命令には絶対服従するって約束してるんだから」
 うう、けなげ。エッチなお汁でうるおって、バギナの激痛が薄らぐほど。
「それじゃ、命令してあげる。この人たちに、もっともっとひどいことをされて、ズタボロになりなさい――百花!」
「はい……お姉様」
 あたしとしては、けっこう感動したんだけど。男の人たちは、ただニヤニヤして見物してるだけだった。でも、手を止めて見物してはくれた。
 バーベキューの串が持ち出されてきて、あたしはトラウマをえぐられた。けど、串はバストじゃなくソーセージに突き刺された。ボロニアとサラミとは、上を頂点にした逆V字形に刺さっているから、二本をまとめて串刺しにすると抜け止めになる。
 そして、また背中合わせに向きを変えられた。
 三つ目のお皿がワゴンに乗せられた。小さなお皿の上に直径一センチくらいの細いソーセージが、ちょこんと三本。カルパスっていうんだっけ、サラミのミニサイズのやつ。
 尿道は初体験だな――ふつう(の神田先生の責め)ならワクワクドクドキ子宮キュンだけど。うう、マスタードとタバスコの練り合わせが塗りつけられてく。
 お皿の中身を見たとき、メイさんの背中がびくっと震えた。シモちゃんは反応なし。なにをされるかわかってないんだろう。
 また別の三人が選ばれて、ゴム手袋でカルパスをつまんであたしたちの足元にひざまずいた。ボロニアソーセージを包み込んでるラビアを掻き分けて――尿道口にカルパスをあてがわれた。
「ああっ……そんなとこ!? うああああああ、熱いよう!」
 シモちゃんの驚愕の叫びと、劇痛への悲鳴。
「くうう……ど、どうってこと……ぎひいい!」
 尿道は砂で傷つけられてないから、どってことないと思ってたけど。
 カルパスは、長いソーセージを切って作るんだろう。端っこが丸くなってない。ので、ゴリゴリと尿道の内側を削るようにしてはいってくる。そこにタバスコが染み込む。マスタードの粒がえぐる。
 またヒップのおしくらまんじゅうが始まった。あたしは、あえて逆らわずに、二人におされるまま腰を突き出す。そのぶん、シモちゃんが逃げられる。逃げたところで、ゴム手袋は追っかけてくるけど。
「あぐ……?」
 お腹の奥を押される感触。膀胱に突き当たったみたい。
「これで罰ゲームは終わりです」
 神田先生の声に、あたしたちはホウッと安堵の息を吐いた。でも、ほんとはまだ終わってないのを、すくなくともあたしとメイさんは察している。
「三人は、このまま放置します。時間とともに粘膜の奥まで侵されて、ますます悶え苦しむことでしょう。ただし、この三人を食べてみたい方は、ご遠慮なく。そのときは、穴をふさいでいるソーセージを……」
 先生はあたしたちを振り返ってから、おどけた口ぶりで言葉をつづけた。
「食べる、食べさせる、食べさせないの三段活用です。食べさせないときは、元の場所へ戻してください」
 十五人くらいが、あたしたちを取り囲んだ。
「食べるとしたら若鶏だな」
「いやあ、雛の丸かじりもうまそうだよ」
「完熟マンゴーも悪くないぞ」
「俺は若いほうがいいな」
「しかし――男子厨房に挿れるべからずという格言がある」
「いやいや、挿れてやるのが親切ってものだ」
 勝手なことを言い合ってる。
「お願いです。ぼくを食べてください。前も後ろも……お願いします」
「ふむ。淫らを好む――淫好少女ってか」
 駄洒落にも、ほとんど笑いが起きない。滑ったとかじゃなくて、この人たち、本音はすぐにでもあたしたちを抱きたいに決まってる。
「しかし……タバスコ浸けの牝穴に大切な息子を挿れるのは、どうかな」
「きゃああっ……やめて、やめて!」
 シモちゃんのヒップが、どんっとあたしに突き当たった。ソーセージを動かされたんだろう。
「なんだ、このままソーセージを味わっていたいのか?」
「違う……だから、ソーセージを抜いて、あのその……オチンチンを挿入してください」
「ふうん。どの穴に挿れてほしいんだ? 尿道は無理だぞ」
「……前も、後ろも。どっちからでもいいから、早くお願いします!」
「それじゃ、二本刺しにしてやろうか?」
「…………?」
「バギナとアヌス、両方同時に犯してもらうの。お腹がペニスでいっぱいになって、けっこう気持ちいいのよ」
 助け舟になってないか。でも、シモちゃんは男の人が言った意味を理解した。
「に、二本刺しにしてください」
 女としてすごく恥ずかしいお願いをしてるなんて意識できないほど、シモちゃんは切羽詰まってる。あたしも後押ししちゃったかな。
「そこまでお願いされるなら、二本刺しにしてやってもいいが――抜いたソーセージは、どうするかな?」
 んぐ……みたいな、声にならない呻きが、触れ合ってるヒップをとおして伝わってきた。さんざんお掃除フェラとかしてるから、あたしはわりと(でも、アヌスはねえ)平気だけど。自分の中に挿れられてた物を食べるってのは、ふつうは抵抗あるよね。
「あたしに食べさせてください」
 まったく迷わなかった。シモちゃんを最終的に支配してるのは神田先生だけど、あたしも『お姉様』として、シモちゃんを護る義務がある。それに――シモちゃんの体液や汚物(水浣腸してるからだいじょうぶだよね?)にまみれた物を食べることで、シモちゃんと同じ位置まで堕ちる悦びがある。
「食えるのか? いや、ボリュームの話だが」
「全部を食べさせなくてもかまいませんよ。半分まで食べれば、いいことにします」
 ボリュームのことは、考えてなかった。このボロニアソーセージ、三百グラムはありそう。サラミも合わせて自分のも食べれば、ほとんどキログラム単位になる。お肉が一キログラム。太っちゃう以前に、食べきれない。
 シモちゃんに絡んでた男の人が、あたしの前にきた。バミューダパンツと素肌にポロシャツを着た三十歳くらいの、サーファーみたいにこんがり焼けた人。最初にサラミソーセージを突きつけてきた。
「これは完食できるよな?」
「はい、がんばります」
 って、食べ始めたんだけど。硬いのを噛み切って、辛いってレベルじゃなく口の中が熱いからろくに噛まずに呑み込んだら、すぐに残りが押し込まれてくる。あっというまにサラミを一本食べさせられた。口の中がヒリヒリしてるし、塊りを呑み込んだせいもあって、喉が痛い。
 のを、盛大にアピールしなかったせいかもしれない。すぐにボロニアソーセージを口に突っ込まれた。顎がはずれるほどじゃないけど、ペニスよか太い。でも柔らかいから、噛み切ってすばやくモグモグしてゴックン。太いのがさいわいして、咀嚼中に突っ込まれても歯でブロックできた。ある程度はマイペースで食べれたけど、そのせいで、半分を食べ終わる頃にはお腹いっぱい。サラミと合わせれば二百グラム以上だもの。ビフテキたっぷり一人前。
 お腹がふくれると、ますます口の中がヒリヒリして、猛烈に喉が渇いてきた。
「水を飲ませてください」
 結末を予感しながら、それでもお願いできずにはいられないほど。
「水はやらんよ。しかし、聖水なら飲ませてやる」
「それって……」
「どうせなら細いのも食ってやれよ?」
 予感どおりの展開。なので、あまり迷わずに。
「……はい」
 あたしはバスケットボールの輪っかから下ろされた。手は縛られたままで、前。シモちゃんを助けるのもだけど、自分もすこしは苦しみから逃れたい。ので、こそっと(でもないね)ボロニアソーセージを抜いちゃった。デコボコとかないから、するっと。でも、刺激でびくっと腰が引けて。サラミも一緒に抜けて、ボトッと床に落ちた。
「なんだ、まだ食べ足りなかったのか?」
 日焼けポロシャツさん、ソーセージを拾いあげて、わたしに突きつけた。
「それじゃ、これは完食できるな?」
 食べると満腹オーバー。それに、ソーセージがあってもなくても、タバスコとマスタードがこびりついてるから、バギナの激痛はあまり違わない。
「違うんです」
 男の人たちの言いなりになる習慣が身についてるから、これだけの反抗でも罪悪感――てのは、おかしいよね。違和感てのかな。
「うっかり落としてしまったんです。また挿れます。挿れてください」
 日焼けポロシャツさん、ちょっと考えてから。
「それは、ほかのやつに頼め。とりあえずは、こっちだ」
 シモちゃんの前にひざまずかされた。片脚を吊り上げられてるせいで、唇をゆがめて嗤ってるみたいなスリット。ちっちゃなラビアが覗いてて、もう一人前のクレバスだね。それがタバスコでまっ赤に染まってる。マスタードの黄色も、あちこちにこびりついてる。
 その赤いクレバスの上のほうから、チョコンと突き出してるカルパス。あたしは膝立ちになって、縛られてる手でそれを引き抜いた。
「つうっ……」
 ぷしゃあっと、おしつこが迸る。
「いいい、痛いよ……!」
 沢庵が沁みるんだ。でも、洗い流してるんだから我慢しなよ。
 あたしは大きく口を開けておしつこを受け止めた。そのまま口を近づけて、股間にかぶりつく。
 生暖かい。ちょっぴり塩辛くて、なんとなく『えぐ味』がある。汚いとは感じなかった。シモちゃんのおしつこだという思いがあるし、出したばかりのおしつこは無菌で清潔だと知ってる。老廃成分をたっぷり含んでるから、健康法なんてのは信じないけど、ただちに健康に影響は出ない――なんて、どっかの国の政府みたいなこと言ってるときじゃないね。
 なんかなあ。この運動会。えげつないことばかりやらされてるけど、イマイチ、責めの厳しさに欠ける狂技が多かった。設定からして馬鹿馬鹿しいし。これだけ下半身に燃えるような激痛を感じてるのに、どこかオチャラケた気分になっちゃうんだよね。
 オチャラケついでに。シモちゃんを楽にしてあげたいという切なる思いも加わって。
 口にたくさんおしつこを溜め込んで――下で膣口をこじ開けながら噴き出した。
「あっ……?」
 シモちゃんの腰がピクッと跳ねたのは一瞬。下半身が弛緩するのが感じ取れた。
 ぼたぼたっと、赤く染まったおしつこが床に垂れた。
「うわっ、汚ねえ……。誰か、こいつの面倒を見てやってくれよ。俺たちは、こっちを食べにかかるから」
 シモちゃんも吊りからおろされて。体育館から連れ出された。わざわざ青姦? もしかしたら、中を洗ってもらえるのかもしれないけど、それはそれで心配――は、ないか。生中出しされたって、アフターピルだもんね。
 シモちゃんを見送ってるあたしは、神田先生に髪の毛をつかまれて立たされた。
「皆さんには申しわけないが、マゾミは鑑賞専用にします。残りの五人で我慢してください」
 あたしは反対側のゴールへ連れていかれて、また片脚吊りにされた。ただし、今度は頭が下。吊られてないほうの脚がだらんと下がって、クレバスは自然にクパァ。
 床にはブルーシートが広げられてる。つまり、床が汚れるような責めが始まるんだ。
 ワゴンが運ばれてきた。神田先生はお皿を傾けて、そこに乗っている巨大な二本のソーセージをあたしに見せつけた。直径は軽く五センチを超えている。黒っぽくて、表面がデコボコしてる。これもサラミの仲間?
 先生はそれにマスタードをチューブ一本まるまる塗りつけて。タバスコをじゃぶじゃぶ振りかけて。フォークでグサグサ。
「うぐ……」
 その光景のせいじゃないと思う。食べ過ぎに水分の摂り過ぎで逆さ吊りにされたからだろう。いきなり喉元に胃袋から逆流して。
「うげえええ……」
 ばしゃばしゃっと床にぶちまけてしまった。赤く染まった大きな肉片。
「見苦しい様を見せおって」
 ラスボスさんがあたしの前に立って。
「ごぶっ……うえええ」
 不意打ちの腹パンチ。またしても、あたしは胃の中身をぶちまけた。鼻に逆流して、ゲホゲホと咳き込む。でも、二度の嘔吐で胃は空っぽになったみたい。痛いけど、楽にはなった。このためのブルーシート――じゃなかったみたい。
「せっかくのかわいい顔が台無しだな」
 先生の、なにか企んでる声。
「皆さんで、こいつの顔を洗ってやってください」
 これまでの流れで、六人のうちでも取り分けてあたしには、なにをしてもいいんだという暗黙の了解ができてる。たちまち四人が、あたしを取り囲んだ。フル勃起から半勃ちまでさまざま。
 鼻にはいらないようにとつまんだ手は、払いのけられた。仕方ないので、息を止めて目を閉じて。
 四本のペニスから一斉放水。今日は、おしつこ系があたしの初体験か――なんて考えながら、終わるのを待った。
 顔を洗ってもらったあとは、極太ソーセージ挿入ショウ。
「いぎゃあああ……熱い! 痛い! 苦しい……!」
 さすがのあたしも、悲鳴の連続。それでも、無理とか赦してとか、無駄なことは言わなかった。息継ぎもできずに悲鳴が途絶えることもなかった。
 ずしっと重いのを下向きに突っ込まれたから、抜け止めの必要はない。それでも、とくにアヌスは自然に排泄するように筋肉が動くみたいだけど。抜けかかると、誰かが親切にも深く押し込んでくれた。ついでにピストンとか回転とか、追加の刺激も与えてくれるので――それからの二時間で、あたしの喉はつぶれてしまった。
 ほかの五人は、その二時間でひとりあたり三十本以上のペニスを咥えさせられた。単純計算だと、一本あたり四分だけど、だいたいはイラマの3Pだし、メイさんはお母さんを見習って(?)バギナ二本刺しも受け挿れちゃったし。シモちゃんも三穴同時を初体験。
 あたしと五人と、どっちが楽だったんだろう。どっちもきつかったというのが正解かな。
 ――パーティーも、夕方には終わった。あたしが逆さ吊りからおろされて、身体の内も外も洗われるのを見物するひとは、数人だけだった。みんな日帰りらしく、さっさと車で帰路について。カスちゃんとクソちゃんはジモティだから居残って、跡片付けの労働力にされた。メイさんだけは、お父さんとヘリコプター。
 それを見送ってから、あたしとシモちゃんも神田先生の車で――門限をとっくに越えた十時半に寮へ連れ戻されたのだった。
==============================

 ちょっと、困っています。『縄鞭』では、ステレオタイプに描いていたクソちゃんですが、本編では、だいぶん違ってきました。
 「嫌々」やらされてるのは同じですが、上記のような泣き言はいいません。逆らえばもっと酷いことをされると諦めて、半年後の社会復帰を希望の糧として、不本意ながら快感にも目覚めています。
 ので、上記のような言動をさせるための仕掛を考えてみました。実際に使うかどうかは、書きながら決めます。
 さあ、この週末で逸機せずに一気に一揆だ。

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 「裸」ではないですが、実写なだけにムフフフフです。



テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 9 『いじめられっ娘二重唱』



 まあ、じわじわと進捗しています。
 14章の『女体ピアノ』で、G責めまで終わりました。
 PLOTではヒロインが反抗的なので調教の為の責めという設定でしたが。逆らえば問答無用で腹パンとか、もうひとりのヒロインが自発的にマゾ牝奴隷になった『説得』を追体験させられたりで、コミカルでさえある女体ピアノを拒否るとは思えません。監視カメラで常に盗(じゃないですね)撮されていると熟知しているから、自習をサボるはずもありません。
 ので、たんにサディストの趣味という流れにしました。
 その一方。また同じことをされるくらいなら、相手を殺してしまおうなんて、ヒロインは思い詰めたりします。
 収拾がつかなくなりかけた感じですが、剛腕でまとめれば、ヒロインの心の振幅が大きくなって、完全マゾ堕ちもありえます。
 ヒロインがPLOTから逸脱して動き始めているのですから、嘉すべしではあります。

 では、その女体ピアノの一部始終をご堪能ください。
 この責めは、筆者のオリジナルです。インスピレーションは、少女漫画を描く猫からいただいておりますが。


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 休校日の初日に学校へ呼び出されて、行った先は音楽教室。珍しいことに、モリトクもチグサもいなくて、奥村ひとりだった。
 教室のまん中に机が六つ、縦長に集められている。
「全裸になって、トレーニングボールも出して、そこに寝なさい」
 リモコンでブザーは切られていた。つまり、モリトクも知ってる。まあ、モリトクと岳人がわたしの管理者みたいなものだから、当然といえば当然。背後には蒲田が控えているから、誰も勝手な真似はしない。
 あお向けに寝たわたしを、奥村は縄で机に縛りつけた。乳房を虐めるとかじゃなくて、まったく身動きできないようにするだけの実用的な(?)縛り方だった。両手は上に伸ばしてひとまとめにされて、開いた両足は机の下を渡る縄で縛られた。
「きみをピアノにしてあげようと考えてね」
 この人、公衆便女の性奴隷にも、ほかの生徒に対するとあまり変わりない話し方をしてくれた。ただ、言ってることの意味がわからないけど。
「すこし痛いかもしれないが、我慢しなさい」
 そう言って、目玉クリップわたしに見せた。紙束を挟む、いちばんオーソドックスなやつ。それをどこに使われるかは、ほとんどわかりきってる。小さいからバネも弱そうだけど、つまみの穴に電線が巻きつけてある!
 わたしのクリトリス、ずっとキャップに吸着されてたから、じゅうぶんに顔を出してる。その包皮が剥き下げられて、そこにクリップがかみついた――はずなんだけど。
 あれ? 冷たい圧迫感はあるけど、ほとんど痛くない。もしかして、予想してたのとは直角の向きに、クリップのくぼみにクリトリスを挟んでくれたのかな。
 奥村がわたしの左横に椅子を持ってきて、分厚い本を何冊か敷いてから、その上に座った。ので、そんなに背は高くないのに、机に縛りつけられたわたしを見下ろしてる。
 奥村が両手に手袋をはめた。台所用のゴム手袋だけど、手の平から指先までが銀色だ。アルミホイルでも貼ってあるんだろう。その端っこから電線が垂れている。
「いいかね……」
 奥村が、わたしの乳首に右手の人差し指をゆっくり近づけて。
「ひゃきゃあっ……!」
 乳首とクリトリスに鋭い針が突き刺さったような感覚が走った。電撃だ。でも、覚悟していたほどの激痛じゃなかった。これに鞭の痛みが加わっても、十発くらいなら耐えられるかもしれない。
「慣れれば平気になる程度に、電圧を下げて電流値も小さくしてある」
 わたしの心を見透かしたように、奥村が言って、今度は乳房をわしづかみにした。』ビリビリっていうよりも、ビキキキキって痛みが続いた。
「や、やめて……手をはなしてください」
 すくなくとも、お願いできるくらいの余裕はある。
 奥村は、わたしの願いを(その瞬間だけは)聞き入れてくれた。
「きみは、ピアノだ。そして、おっぱいと性器が鍵盤になる」
「あの……?」
 話が見えない。
「右の脇下がドだ」
 乳房を腕で押しつぶされながら、右の脇下に通電された。ビキキキキと電気が流れる。クリトリスがけいれんしてる。
「さあ、ドだ。発声しなさい。ドー」
 わかってきた。
「ドー」
「声は出し続ける。右のおっぱいが、レ。はい」
「レーーーーーーーーー」
 電気のせいかな。声にビブラートがかかってる。
「乳首が、ミ」
「うあああああっ……ミーーーーーー」
 乳首とクリトリスが共振して、ものすごく痛い。
 そんなふうにして、どこがどの音に対応するかを教えられた。
 左の乳房がファ、乳首でァソ、左脇下がラ。おへそがシで、ラビアがオクターブ高いド。アヌスに左手の指を突っ込まれたら、シャープ。
 順番にさわられて、発声練習。
「ドーレーミーファーソーラーシードー」
 それから、簡単な曲を弾かれた(ヽヽヽヽ)。
「ミレドーレミラソ、ミミレードレー」
 誰でも知ってる『屋根より高いコイ駿のぼり♪』だね。
 発声しながら、あほらしくなってきた。まさか文化祭で発表もできないし。ていうか、春に終わってる。電撃責めにしては物足りな……消しゴム!
 それに、こんなのピアノじゃない。一オクターブの音域だし、和音は弾けないし。
「ドミファソー、ドミファソー」
 これは『聖者の行進』だね。
「ドミファソーミード……」
「違う!」
 つかまれてる左の乳房に指が食い込んだ。同時に、ビキキキキからヴィギギギギギくらいに、痛みが増した。
「これがドか?」
 あ……左乳房はファだった。
「でも、楽譜だとドで合ってます」
「ピアノが楽譜を読むのか?」
 さらに痛みが強くなった。クリトリスを何百本もの針が突き抜けてくみたい。
「ぎひいいいいい……やめて!」
「おまえは、弾かれた通りの音を出せばいいんだ」
「わかりました。お願いですから、手をはなしてください」
 このときも、奥村はすぐに手をはなしてくれた。
 でも、クリトリスはまだ痛みに埋もれてる。
「きみには、もっと初歩的なレッスンが適しているね」
 ふたたび『おまえ』から『きみ』に昇格した。こいつ、性奴隷の扱いに慣れていないのかな。いや、それが普通なんだけど。
 奥村は、アルミホイルのロールを取り出して、五センチ角くらいに幾つもちぎった。端っこで細い電線を包んで、セロテープでとめて、それを鍵盤の箇所に貼り付けていった。
 アヌスには、細い金属棒を挿入された。
「この装置は、蒲田さんのほど高電圧は出せないんだよ。拷問道具じゃないからね」
 机の下からドカ弁当箱みたいのを取り出して、わたしに見せつける。スマホくらいの画面がはめ込んである。
「しかし、機能としては、ずっと上でね」
 奥村が画面を操作すると、アルミホイル(とクリトリス)に電気が流れ始めた。
「はい、鍵盤どおりに発声して」
 通電された部分に対応した音階で発声。
「ドーレーミーファー」
 アヌスがけいれんしたので
「ソ♯ーラーシードー」
 奥村が、また画面を操作してから、箱を床に置いた。電気は流れ続ける。
「ドーミーソー、ドーファーラー」
「その調子で練習を続けていなさい」
 奥村が教室から出て行った。
 でも、サボれない。声が聞こえない距離にいても、どうせ監視されてるに決まってる。
「ソーミーレ、ソーミーレー」
 いっそ、言葉だけで音階抜きにしてやろうと思っても、『ソ』と発音すれば、自然とその音階になる。あ、『ドーはドーナツのミ(ヽ)』は例外ね。
 逆に歌詞でも音階は追えるから。。
「なーのーはーにーとーまーれー」
 ぷぷって、吹き出しちゃった。苦痛と快感が同居できるってのは、だんだん実感してきたけど、まさか笑いまで交ぜれるとは知らなかった。
「なー……ドレミソソラソミドレ」
 危ない。歌詞に引きずられかけた。
 もう、曲名とかは考えないようにして、虚心担懐に音階だけを発声しよう。
 しばらくすると、電気刺激に強弱がつき始めた。これって、音量の指示かな。でも、そんな説明はなかったし。乳首とおへそでは、感じる痛さがまるきり違うし。
 ちょっと考えてから。できるだけ強弱に合わせるように努力した。
 ――そんなことを三十分ほども続けて(時計が見えなくても、チャイムがある)、声がしゃがれてきた頃、やっと奥村が戻ってきた。なんか、新しい小道具をごちゃごちゃ持ってる。
「きみは、音量に乏しいね。大きな声を出す特訓をしよう」
 アルミホイルを剥がしてく。また、自分で演奏するつもりなのかな。ただ通電されるよりは、手で……消しゴム、どうしようかな。
 いや、クリトリスのクリップもはずされたから、ピアノは終わりらしい。
 奥村はポケットから小瓶を取り出して、中の液体を筆でわたしのあちこちに塗り始めた。あちこちだけど、重点は鍵盤の部分とクリトリス。
 それから、奥村が紙袋からもっと大きなガラス瓶を取り出した。
「これは、かつて女子が知子に加えた――正確には、実行しなくて脅しに使っただけだが。私のオリジナルではないんだよ」
 ガラス瓶の中身は焦げ茶色の……うごめいてる!
 ぞわあっと、全身に鳥肌が立つなんてものじゃない。氷水を浴びせられるのと何百個ものライターで焼かれるのとを、同時にされてるみたいな感覚に包まれた。
「そ、それ……まさか!?」
 声が震えてる。
「テントウムシやトンボは可愛いと言うくせに、なぜか女はこれを嫌うね」
 好き嫌いの範囲を超えてる。絶対的に駄目。一匹でも見かけたら、条件反射で逃げ出す。なのに、縛られて身動きできない。そして、何百匹もいる!
「お願いです。その瓶、しまってください。外へ捨ててください。これからは、喉が破れるくらいに大声を出します」
 哀願じゃない。全身全霊でのお願い。
 わたし、あほくさいと思いながら、でも真面目にピアノしてた。こんな、電気鞭よりもワイヤー鞭よりもカレーライスよりも残酷な罰を受ける理由がない。
 奥村が瓶をわたしの胸の上で傾けて……蓋を開けた!!!!!!!!!!
 ばさばさばさっと、焦げ茶色の塊りが胸の上にぶちまけられた。一部は羽根を広げて飛んでった。
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
 息の続く限りの大絶叫。気絶したい。のに、できない。
 G(フルネームでなんか考えたくない)は胸のまわりを、もぞもぞうごうごちょこまかざわざわ……うごめいてる。乳首にも群がってる。
「いやああああ! お願いです! 赦してください! ほかのことだったら、どんなにひどいことされても我慢します。なんでもします。でも、これは……いやああああ!」
「拒否権を発動するのかな?」
 優しくて底意地の悪そうな声。
 そう、わたしには拒否権があった。その代わり、傾向の違う責めを二択で選ぶ義務がある。これよりも残酷な責めなんて、とても考えられないけど……
「やだ、やめて、やめてええ!」
 奥村のやつ、ゴム手袋でごそっとすくって、股間に乗せやがった。クリトリスとラビアが、新たな犠牲にされた。
「たかが昆虫を肌に乗せるのを嫌だというなら、大型犬を借りてきて種付けをさせるか、風呂にもプールにも入れなくなる刺青を背中一面に彫るか、どちらかを選んでもらうよ」
 どっちも、絶対に嫌!
 刺青なんて、ここでの出来事が流出する以上の致命傷だ。
 そして犬だなんて……そんなことさせられるくらいなら、自殺してやる!
 だけど、Gも無条件に絶対的に嫌!
 くそう。なにが拒否権よ。意味ないどころか、『それくらいなら』って、諦めさせる道具になってるじゃない。
 身体を揺すれば、すこしは払い落とせるかもしれない。でも、落ちたやつを背中で潰したりしたら……ちらっと思っただけで、吐き気が込み上げてきた。
 逃げ道を完全に封じられて――気絶か発狂を願うしかなかった。
「いやだいやだいやだ! どれもこれも、いやなのよおおおお!」
 大声で喚いて、わんわん泣いて……
「先生、どこ行くんですか!?」
 また何十分も放置されるなんて、ほんとに気が狂ってしまう。
「お願い! もう、赦してなんて言いません。でも、せめて、そばにいてください。いやあ、ひとりにしないでええ!」
 奥村のやつ、わたしの全身全霊必死の訴えに背を向けて、教室から出て行った。
「やだやだやだやだ……赦してよおお!」
 ――喉が破れる前に声がかすれて、疲れ果てて、気絶じゃないけど、意識がモウロウとなって。延々とすすり泣きを続けて。
 奥村が戻ってきてくれたときは、地獄の底で鬼に遭ったくらいにうれしかった。Gに肌緒はいまわられるよりは、鬼に鉄棒をぶち込まれるほうが、何万倍もうれしい。
 奥村はスプレーをわたしの身体に向けて無雑作に吹き付けた。とたんに、焦げ茶色がさああーっと散って、顔の上もカサカサカサッとはいずって。わたしの痛む喉から、しゃがれた絶叫がほとばしった。
 そして。わたしの身体からGは一匹残らず消え失せてくれた。
 安心したら、皮肉にも意識が遠のいていった。
 チャイムの音で意識を取り戻したときには、また奥村の姿が消えていた。机に縛りつけられてた縄もほどかれてた。
 勝手なことをしたって叱られるかなとは思ったけど、Gに汚染された肌を放置なんてできない。机から下りて(転げ落ちかけて)、よたよたと廊下を歩いて、壁にすがりながら階段を下りて、足洗い場へ行った。並んだ蛇口全部から水を出して、その下に潜り込んだ。
 まさか髪の中に隠れちゃいないかって、両手をクシにして、おっかなびっくり探って。大丈夫と確信してから、わしわしと洗った。それから、うつ伏せになったりあお向けになったり、そのままM字開脚でラビアの内側にも水流を当てて。手の届く範囲は何度も何度も何度も手の平でこすって。頭のてっぺんからつま先まで、しつこく徹底的に汚染を洗い流した。
 タオルなんか持ってきてないから、髪だけは手でしごいて、あとは風で乾かす。ために、校庭を突っ切って、朝礼台のとこへ行った。
 腰かけて。空を見上げると、もう午後っぽい。さっきのチャイムはお昼休み終了だったかな。とすると。登校したのが八時半で、九時から縛りつけられて、ピアノにされて、自習して、G……二時間くらい失神してたのかな。
 人心地がつくと、猛烈におなかが減ってきた。わたしって、けっこうタフだね。
 だけど奥村のやつ。なんだって、ピアノなんてくだらないことをさせたんだろ。まさか、もっと電圧を上げて、悲鳴が音階になるように、わたしを調教かな調律かな、するつもりなんだろうか。
 それとも。実は、大音量の特訓てのが、ほんとの狙いだったのかな。だとしたら……どうしよう?
 もう、絶対に二度とご免だ。拒否権の二択は、一度でもご免だし。できることなら、ぶっ殺してやりたい。金的蹴りとかじゃ、もん絶はさせられても、殺せないだろう。息を吹き返されたら、今の何十倍もひどい目に遭わされる。でも殺してしまったら、蒲田がもみ消してくれるんじゃないかな。わたしを本気で怒らせたら怖いってわかって、手加減してくれるとか、もしかしたら……
 そこまで考えて。わたしは正気にかえった。できっこないし。たとえどんな残酷で鬼畜で外道なことをされたって、相手を殺すのは行き過ぎだと思う。
「はふううううううううう……」
 長い長いため息。『諦め』という単語が、あらためて心の隅々まで浸み通っていく。
 今日のは別だけど。よっぽど痛いことをされない限りは、すこしは性的な快感を感じてしまうところまで、わたしも調教されちゃってる。カスちゃんを見習って、性的な快感に溺れるよう頑張ってみようかな。
 態度は従順を装っても、心の中には憎悪も屈辱も燃え上がってるんだけど、それはわたしが人間だからだ。人格も人格も尊厳も捨て去って、性奴隷に徹して、マゾ雌になれるよう努力すれば――生き易くなるんじゃないかな。
 もちろん、わたしは絶対にそんなことはしない。この先、もっと調教されて、SMで性的快感に溺れる、いや溺れさせられても、憎悪も屈辱も絶対に消えることはない。わたしは、奴隷でも玩具でもない。
「はああああああああああ……」
 また、長い長いため息。
 転校して、やっと一か月。これからの六か月で、わたし、どうなっちゃうんだろうか。

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 さすがに”女体ピアノ”ではHitしないので”女体家具”でお茶を濁しておきます。
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Progress Report 8 『いじめられっ娘二重唱』



後編もすこしずつ進んでいます。
11章~20章予定のうち、現在は13章「女子からのイジメ」の後半までで105枚です。
今回の一部公開は、12章「強制のアルバイ春」の八割ほどです。


しゅるしゅるしゅ

Progress Report 1 →

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 そして、土曜日。前もって支持されてた通りに全裸待機してると、午前七時半にお迎えが来た。チグサでもモリトクでもなく、蒲田。こないだ載せられたベンツとは違う、似たようなシルバーグレーだけど、見たこともないエンブレムの大型車で運転手付きだった。
 後ろの席にビニールシートを敷いて、真ん中に蒲田がふんぞり返って、右側に全裸のカスちゃん。わたしは左側に乗った。助手席には峰人。岳人は取巻きを何人か引き連れて、遠くのテーマパークへ泊りがけで遊びに行ってる。そりゃ、ほとんど毎日じゃ性的虐待にも飽きるよね。
 わたしが座ると、蒲田がペチンと太ももをたたいた。
「脚を開け。気の利かんやつだな」
 これくらいのことでは、もうむかっ腹も立たない。わたしはカスちゃんを見習って、開いた右脚を蒲田のももに乗せた。
 蒲田が左手をわたしの股間に差し挿れてきた。ちなみに、右手はカスちゃんをなぶってる。
 座席にビニールシートの敷かれているわけが、わかってきた。エッチなお汁で車のシートを汚さないためだ。意地でも、ぬらしたりするもんか。
 その気になれば、蒲田もやさしく丹念に女性器を愛ぶすることくらいはできるみたい。モリトクはともかく、他の男性教師とは経験値が違うと思う。この半年ほどはカスちゃんをいじってるし、その前はマリンとかいう若いジャパユキさん。峰人と岳人を産んだ最初の奥さんもいる。
 わたしの意地ではなくて時間がエッチなお汁を阻止してくれた。五分ちょっとで学校に到着。もちろん(?)モリトクとチグサが待ち受けていた。
 校庭の隅っこにひっそりと設置されてる鉄棒のとこへ連れて行かれた。小学校にあるみたいな、背の低いやつ。わたしとカスちゃんは、乳房を鉄棒に乗せて両腕をいっぱいに広げて縛りつけられた。足も開かされて、足首を鉄柱につながれた。お尻を後ろに突き出して、顔も腰の高さ。無理なく前後にペニスを受け挿れられる姿勢だ。
 鉄棒は三連で、わたしが真ん中でいちばん低い左側にカスちゃん。背の高い鉄棒にはいくつかのバスケットが掛けられた。
 古い施設ばかりの学校の中で、プレハブの体育倉庫よりも、さらに新しい。まさか、これが目的で蒲田が寄付したとか――ありそうな話だ。
「松野。わしと一緒に口開けといこう」
 ぺちんとお尻をたたいて、蒲田がわたしの後ろに立った。
「それでは、ご相伴にあずかります」
 お抱え運転手が、バスケットの中から小さな包みを取り出した。
「おまえは生でかまわん」
 これから来る人たちにはコンドームを着けさせてくれるみたい。そうか。生徒はほかの女性とSEXする機会なんてないだろうし、蒲田やモリトクたちはじゅうぶんに注意してるとしても、村人全員までは管理できないもんね。わたしたちの身の安全も、最低限(の百分の一くらい)は考えてくれてるんだ。
 お抱え運転手がわたしの前に立って、ズボンとパンツを(順番に)ずり下げた。
 こいつは蒲田よりも老けてる。でも、ジイサンとは(当然だけど)比べものにならないくらいに元気。もう、水平くらいには亀の頭をもたげてる。
 そいつは、すこし腰をかがめてペニスをわたしの口に近づけた。
 わたしは、無表情無感動にそれをくわえた。
 運転手は、じっとしている。つまり、わたしに奉仕させるつもり。なので、なめてしゃぶって、バキュームして、頭を上下に揺すった。手首の縄は鉄柱につながれてるけど、すこしゆとりがあるから両手で鉄棒の端を握れば、下乳を支点にして、ある程度は肩を動かせる。冷たくて硬い棒でマッサージされるのは、意外と心地良い。マグマは冷え切ったままだけど。
 蒲田が、わたしの腰をつかんだ。フェラチオ奉仕は苦行でしかないのに、縛りつけられてエッチなことを強制されるのって、屈辱と恥辱(どう違うんだろ?)でしかないのに。そういうことをされてるって意識が、バギナをすこしだけ湿らせてて。あんまり苦痛もなく、にゅぶうっとペニスを受け挿れてしまう。
「ああん、おねえちゃんだけ、ずるうい。カスちゃんもあそびたいよお」
 カスちゃんが自ら進んで性的虐待をおねだりするのを見て、軽蔑したこともあった。でも、蒲田の『説得』を追体験させられた今は違う。淫乱になることでしか、現実を受け容れられなかったんだ。
 わたしも……マゾに目覚めて、カスちゃんみたいに性的虐待に順応できれば、享受できれば、これからの半年が楽になるだろう。
「痛い。かむんじゃない」
 髪をつかまれて頭を引き起こされた。
「もめんなはい」
 それでもペニスをくわえたまま、形だけは殊勝に謝って。フェラチオを続ける。
 無意識のうちに、顎に力がこもっていた。歯ぎしりしようとしたのかもしれない。やっぱりわたしの本心は、投げ遣りな考えを否定している。
 モリトクとチグサが、カスちゃんと遊んであげてる。モリトクがクチマンコで、チグサはメスマンコ。強烈なイソギンチャクバイブがケツマンコを刺激して。
「うあああああ、すおいおお……」
 たちまち離陸して急上昇。最初からそんなハイペースじゃ、十時間も持たないよ。
「こら、自分でケツを振れ」
 ぺちんとお尻をたたかれた。
「気分を出させてやろう」
 蒲田がわたしにおおいかぶさって、鉄棒で持ち上げられ気味の乳房を両手でつかんだ。いや、包んだ。けっこうていねいに、でも愛ぶじゃなくて、もにゅもにゅとこねくってくれる。
 なんか、中途半端。ふつうの子だったら、もっと優しくもんでほしいと思うだろうし、マゾだったら、もっと乱暴に痛くしてほしいと思うかもしれない。わたしは……どっちなんだろ? 迷うくらいには、マゾに調教されかけて……たまるもんか!
 運転手はじきに射精してくれたけど、蒲田はわざと長引かせている。そしてモリトクとチグサは。
「あああああああああああっ……とんじゃうよおおおおお!」
 カスちゃんを追い上げ続けてる。
 運転手がどいたので、校庭を見通せる。バイクが校門をくぐって、こちらへ来るのが見えた。すぐ後ろに軽トラックも現われた。
 ええっ……!?
 声には出さなかったけど、驚いた。そして、すぐに納得して諦めた。
 軽トラックに乗っていたのは、お向かいに住んでる一年生の小谷絵里奈ちゃんの父親と、その二軒先の沼野さん――以下、『さん』は抹消。
 蒲田が射精してわたしから離れて身づくろいを終えるまで、バイクの青年(名前は知らない)を含めて三人は、遠く離れた場所で山の景色とか眺めてた。
「おはようございます。さっそくに始めさせていただいて、よろしいでしょうか」
 沼野がへりくだった態度で、鬼畜なおうかがいを立てる。
「わしは抜き身で、まだ跡始末をしとらんぞ」
「いえいえ、蒲田様と穴兄弟になれるのですから」
 沼野が千円札を取り出して、鉄棒につるされた箱に入れて、バスケットからコンドームを取り出した。小谷も同じようにして、二人して競うようにコンドームを装着する。こいつら、他人の前で性器を露出して、恥かしくないんだろうか。なんて、言えるわたしじゃないけど。
 沼野が後ろからわたしを犯し始めた。小谷は、わたしの口にペニスを突っ込んで乱暴に動かす。イラマラチオどころか、オナホール扱いだ。
 名前を知らない青年は順番待ち。は、できなかった。
「ねえねえ、おにいちゃん。カスちゃんとあそんでよお」
「俺、ロリコン趣味はないんだけどな」
 そんじゃ、来るなよ。
 結局、カスちゃんの懇願に負けた形で、遊び始める。
 三人が終わった直後に、乗用車が三台立て続けに到着して、八人様ご案内。
 それと入れ替わりに蒲田(と運転手)は帰った。モリトクとチグサは、順番待ちの整理係と、わたしたちの清掃係。コンドームを使っても、アナルSEXだとお尻が汚れる。足洗い場から水をくんできては、わたしたちにぶっ掛ける。タオルで拭いてくれるのは、参加者の服を汚さないためだろう。
 同時に二人ずつといっても、タイミングはばらばら。わたしも(早く終わらせたいから)できるかぎりは協力したけど、オーラルよりはは、バギナやアヌスのほうが、男の具合が良いみたい。イラマラチオに手こずってるあいだに、股間では三本の出入りがあったりした。
 一時限目が終わる九時四十分のチャイムまでに、イラマラチオが六本と、バギナが七本にアヌスが三本。一万六千円の募金が集まった。もちろん、わたしのお小遣いになるわけじゃない。手数料とかで三割差し引かれて、残りはカスちゃんの父親が横領したお金の弁済にあてられる。一千万円(以上)には、焼け石に水。すこしは助けてあげてるって実感なんか、まったくない。
 七本目が口に突っ込まれたときには、もう顎がだるくて舌が麻ひしてて、こっちから積極的に奉仕するなんて不可能になってた。もう、好き勝手にしてちょうだい。
 だけど、バギナとアナルは、まだまだ健在というか。あわただしい挿入と乱暴なピストン運動と性急な射精を繰り返されるうちに、すこしずつマグマが貯まってきた。
「あああああん……ちもちいいよお。とんじゃうよお……おちるよお……うああああ」
 カスちゃんみたいにオーガズムったりはしないけど、気持ちいいか悪いかの二択だと、『いい』になる。アナルを使われないときでも、三本くらいを目途に、水を掛けられるのが、実はすごく気持ち良くなってきてる。運動で体温が上昇するんじゃなくて(わたしは、あんまり動いてない)、摩擦熱が発生してるのかな。
 四時限目の終了チャイムが鳴ったときには、正確な本数はわからなくなってたけど、五十本まではいってないと思う。
 カスちゃんと合わせて、百本弱。でも、順番待ちの行列が長く伸びたりはしない。事前に予約してるのか、さっと来てぱぱっとすませてとっとと帰って行く。SEXで青い果実を貪り食らうって感じじゃなくて、ひたすら義務を果たしてるって印象もある。
「すまんな。これも近所づきあいでね」
 そんなことを言った人もいる。
 もしかすると、これは究極の口封じの儀式だろうかと、疑ってもみた。蒲田やモリトクの悪行が暴露されたら、そのときは村人全員が一網打尽だものね。
 五時限目が始まる頃になると、カスちゃんがギブアップ。
「まんまん……いたいおおお。おしり、こわれちゃうう。もう、やらよお……」
 盛大に泣きじゃくり始めた。アクセルを目いっぱいに吹かしたあとは急ブレーキ。暴走族が、そんな走り方をするよね。
 わたしは、安全運転――で、じわじわと加速がついて、マグマが沸騰し始めた。
 アヌスをがしがし突かれるのが、痛覚だけが麻ひして快感がうねってる。バギナも、入口をこすられて、アヌスよりも重厚な快感。
 もう、爆発しちゃいたいって欲求が、どんどん膨れあがってる。午後七時まで、まだ四時間以上も残ってる。爆発して、さらに追い上げられて爆発して――それがずっと続くとは、さすがに思えない。どこかで、カスちゃんみたいに泣きわめくことになりそうだけど。
 このままマグマが蓄積してって大爆発を起こすよりは、小出しにオーガズムったほうが体力的にも楽かな。なんて、自分に言い訳して。顎に鞭打って口を大きく開けて、顔をそむけて、押し込まれてるペニスを吐き出した。
「おねあいえう……いかえて! おぱい、いいめて。くいといす、つねってええ!」
 カスちゃんに負けず劣らずの舌足らず。でも、わたしの意志はじゅうぶんに伝わった。
 メスマンコに突っ込んでたペニスの持ち主が、腰に手をまわしてクリトリスをつまんだ。
 すっかり勃起して半剥けになってるのが、自分でもわかる。
 それに爪を立てられた。
「ひびゃあああああっ……!」
 電撃のような鋭い痛みが腰を突き抜けた。
 順番待ちをしてたやつが、わたしの背中を抱え込んで、乳房をわしづかみにした。ぎりぎりと爪ごと指を食い込ませて、さらにねじった。
「いあいいあいいい……!」
 そうされたまま、ペニスが引き抜かれかけて、一気に奥まで打ち込まれた。
「うあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙っ……!!」
 小出しのオーガズムなんて、あるはずがないじゃない。マグマが一気にほとばしって、腰が砕け散って、全身がひび割れた。そこからもマグマが噴出して。
「あああああああっ……ひい、いいいいい!」
 肉体が粉々になっても、手首と足首だけが残って鉄棒に縛りつけられてる緊縛感は、しっかり残ってる。そこに肉体の破片が集まってきて、またすぐに大爆発。
 ペニスが抜かれても、すぐに新しいペニスが押し入ってきって、新たなマグマを引き出しては大爆発させる。
「すこし休ませてやりましょうか」
 わたしを貫きかけたペニスが、心配そうな声で尋ねてる。
「そんなことをしたら、かえって恨まれますわよ」
 チグサがけしかけてる。ペニスが押し入ってきた。女の言うことだから、男は納得しちゃうんだ。わたしとしては、縛りつけられたままでもいから、ふんわかと余韻を楽しませてほしい。
 それなのに、ピストン運動が始まって、乳房を乱暴にもみしだかれて、クリトリスをつねられると、またすぐに大爆発を起こしてしまう。わたしの小さな体には、無限のマグマがひそんでいる。
 五回目か十回目かの爆発で、わたしの意識は飛んでしまった。そして、意識を取り戻したときには、もう陽が傾いていて、募金活動はまだ続けられていた。
「み……水を飲ませて」
 口に突っ込まれていたペニスを吐き出して訴えた。朝から(水は)一滴も飲んでない。喉が渇くというより、内側でくっついてる。
「おおい、先生。目を覚ましたぞ」
 わたしに吐き出されたペニスの持ち主が、モリトクを呼んだ。後ろに取りついてるやつは、自分には関係ないとばかりに、アヌスを犯し続けてる。
 すぐに来たモリトクに、わたしは訴えを繰り返した。
「この人の蛇口から飲ませてもらったら、どうだ。それとも、先生のを飲みたいか?」
 どっちも嫌! なのに。意地悪をされるのが怖くて、断固として拒絶できない。
 全裸のほうがフォーマルにさえ思えるような破廉恥な過激露出制服にまで甘んじて拒否を貫いた……それはお茶漬けだけで、直接なら飲んでもいいと妥協しかけたんだっけ?
 いや、駄目だ。性奴隷(それとも公衆便女?)にまで堕ちても、それでも、顕微鏡で探さないと見つからないくらいのプライドは残ってる。それに。一度は全身全霊で拒んだ恥辱を受け容れてしまうと、地獄の底を突き抜けて堕ちていきそうな予感がしてる。
 まともな水を飲ませてくださいというお願いは、拒否権の発動になるんだろうか。先を丸めてないワイヤー鞭の百発か、クリトリスにバーベルを釣られての駿河問か、そんなのと引き換えに……ぶるんと、頭を振った。これまで、屈辱も激痛も、わたしが予測した範囲に収まってた例はなかった。ワイヤー鞭よりも駿河問よりも、もっとずっとひどい目に遭わされると覚悟しておくべきだ。
 それくらいなら……水なしでも三日くらいは死なないと、うろ覚えしてる。半日くらい、どってことない。いや、あと数時間だ。
 モリトクは、沈黙からわたしの意志を読み取った。
「強情なやつだな。だからこそ、虐めがいがあるのだがな。小坂さん、かまわずに続けてください」
 モリトクがわたしの視界から去って行った。
「それじゃ、まあ……仕切り直しといくよ」
 小坂はわたしの返事を待たずに口をふさいだ。
 いっそのこと、コンドームをはずしてくださいってお願いしようかと思って、その考えはすぐに捨てた。STDのリスクはともかく(じゃない)、精液なんて、喉がいがらっぽくなるだけ。これだけ喉が渇いてたら、ちゃんとゴックンできないんじゃないかな。
 ――それから。七時限目の終わりのチャイムを聞いて、最終下校時刻のアナウンスを聞いて、そこからさらに六本を突っ込まれて。ようやく募金活動は終わった。事前に聞かされていた二本同時で十五分ずつよりもハイペースだったと思うけど、それでも定刻まで責められ続けたのは、キャンセル待ちの人まで呼び集めたのかもしれない。
 ノルマの八十本が百本に増えたところで、たいした違いはない。どっちにしても、ふつうの女性なら一生かけて経験する数よりも多いと思うし、でもギネス記録は(二十四時間で)三百本だっけ九百本だっけ、それよりもずっと少ない。まあ、最年少記録ではあるだろうけど。
 鉄棒の張り付けから解放されて、わたしもカスちゃんも地面にぶっ倒れて、そのまま動けなくなった。
 後ろ座席を倒してビニールシートを敷いたワゴン車に積み込まれ(ヽヽヽヽヽ)て、ねぐらまで配送(ヽヽ)された。
「すまんな。わしは年じゃから、おまえを抱えたらギックリ腰になるわい」
 自力で動けるようになるまで、わたしは二時間以上も玄関口に転がっていた。カスちゃんはそこまで無慈悲には扱われず、拷問台のベッドに寝かせてもらえたんじゃないかな。根拠はなかったけど、そんなふうに思えて、カスちゃんを羨ましく思った。
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 この、鉄棒へのギロチン磔&2穴同時は筆者の大好物にして定番です。過去にも同じようなシーケンスを書いていますが、食事はご飯と麺類とパンのいずれかが主食ですし、一般のエロ物語は男女か男男か女女のSEXが定番です。ので、鉄棒ギロチン磔強制耐久SEXが何度書かれても不思議はないのです。これをマンネリというなら、ご飯をマンネリというべし。

 もちろん、新ネタもあります。14章「音楽補習はピアノ」
 これは、『麦ちゃんのヰタセクスアリス』で女子大生をナンパするシーンからヒントを得たというかパクリです。立原あゆみは健全ですから、男の子が「ここを触るとド、ここがレ」などと言って、女子大生にあちこち触らせるのですが。もちろん筆者は不健全ですから、全裸の女体になります。
  ヘソ/左乳縦/横/乳首/右乳縦/横/乳首=ドレミファソラシ、
  マンコバイブ=♯、アナル=オクターブ。
 最初は、たんに指で奏でるつもりでしたが、クリトリスにキャップ電極を装着して、金網の手袋で通電することに改めました。間違えると、電圧を上げて長時間通電の調律です。さらには、各部位に電極を貼り付けて、プログラム制御で自習もさせます。
 もちろん、後編も中盤にさしかかって調教の成果も表われかけているとはいえ、ヒロインはまだまだ反抗的です。ので、ピアノですから長机に大の字磔のうえ、誘引剤をぬりたくって、3億年昔から生息しているGを肌に這わせます。女の子ですから、鞭でメコ筋打ちをされるよりダメージ大です。屈服します。
 あ、そうだ。素直になったご褒美として、股間にチュールを塗って、猫ちゃんに舐めさせましょうか。女の子ですから、猫ちゃん可愛いし快感だし。
 ちなみに。猫にイカを食べさせてはいけません。我が家の猫は、それをちゃんとわきまえています。だって、フランクフルトにチュールを塗っても、舐めてくれませんでした!


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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 7 『いじめられっ娘二重唱』

VR動画

 あれこれ迷いましたが、前後編に分割するにとどめます。
 前編が1章~10章で、原稿用紙480枚(15万7千文字)になりました。ただいま、第一校訂中です。
 後編は11章~18章あるいは20章になりそうです。
 『縄と鞭の体育補習』で書いた他校合同全裸運動会をアナザーサイドで書きますが、これの尺によっては、エピソードの増減をします。


Progress Report 1 は、こちら→

 現在は「11章・接着剤で性器密着」のシーケンスです。下腹部と淫毛(ロリヒロインが後半まで毛を残しているのは、今回が初めてです)に瞬間接着剤を塗りたくられ、抱き合った形でぐるぐる巻きにされて、ひと晩放置されます。引き剥がす際に毛が無くなって、以後は(男が)チクチクして不評なので、常に剃毛状態です。

では、恒例の大ボリューム引用です。


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10.香純ちゃんの過去

 それから一時間以上も、わたしたちは拷問部屋に放置されていた。
 誰にも邪魔されずにふたりきりでいるのに、わたしが縛られてるからエッチなことはできない。そりゃ、相互クンニとか貝合わせとか、できなくもないけど。珍しいことに、カスちゃんはすごくおとなしかった。わたしに助けられた恩義とか、そのためにわたしが残酷な拷問にかけられるとか、ちゃんと理解してくれてるのかもしれない。
 でも、カスちゃんはそのことに触れなかったし、わたしも恩着せがましいことは言わない。ので、カスちゃんが自分のことを、ぽつりぽつり、あっちこっちに飛びながら話してくれるのを黙って聞いてた。
 カスちゃんの母親のほうが、この村の昔からの住民だったこととか。石山さんは否定していたけど、一年生の本郷友恵も三年生の本郷彩香も、また従兄妹かもすこし遠いくらいの親戚だとか。
 自分の母親が「カスちゃんよりもたくさんおとこのひとにかあいがってもらって、たくさんおかねをもらってる」ことも、ちゃんと知ってた。
 そうそ。なにかと話題にのぼる知子さんのことは、村の語り草になってて、カスちゃんもいろいろと知ってた。フンドシが大好きで、今は廃部になってる相撲部に(マネージャーとかでなく)入部して、モリトクに可愛がられていたとか。あたしみたいに強制されてじゃなく自発的に超過激露出制服しかもノーパンだったとか。下級生が余所者に襲われかけたとき、身代わりになってその子のバージンを守ってあげたとか。その余所者は後日、カマタ建設の社員がとっ捕まえて袋にしたとか。うん、ほんのちょっぴり蒲田を見直した。
 そして、知子さんをすこし恨んだ。わたしへの虐めは、知子さんが好きでやってたことを真似してる部分もあるらしい。もっとも、ほんとにどこまで自発的だったかは、すこぶる怪しい。カスちゃんだって、自発的にマゾ奴隷妻の代役を引き受けたことにされてるんだから。
 その知子さんだけど。七白学園に進学してすぐに自主退学したらしい。理想のご主人様を見つけて、幼な奴隷妻になった。なんてことは、わたしと関係がない。関係があるのは、この夏休みにここで輪姦学校が催されて、カスちゃんはもちろんだけど、知子さんも参加したってこと。
「じゅうがつにはね、またあつまって、うんどうかいがあるんだよ。カスちゃん、がんばる」
 わたしも強制参加させられるに決まってるじゃない!
 不意にドアが開いた。まるきり人の気配がしなかったのに。もしかしたら、こういう性質の部屋だから、厳重な防音になってるのかな。
 わたしも緊縛から解放されて。今さら隠すのもおかしいし、隠さないのも不自然だし。手のやり場に困っていると。
「先に出すものを出しておけ」
 失禁されても面倒だと、蒲田が言う。それくらい過激な拷問なんだ。
 プレハブ中屋の隅っこには、ちゃんと水洗便器まで備えられてる。個室どころか仕切り壁すらなくて丸見えだけど。
 今さら恥かしがることもない。なぜか便座のない便器に、腰かけるというよりお尻をはめ込んで、用を済ませた。
「これを着ろ」
 冬の制服が、下着まで添えて目の前に投げられた。
「コスプレじゃなくて、本物の制服だぞ。そして、これ一着きりだからな」
 モリトクの言葉に含まれている意味は、今のわたしにはすぐわかった。脱げと言われたときに逆らったら、また切り刻まれて――全裸通学か、よくてフンドシ通学をさせられる。
「どうせなら、カスへの説得を忠実に再現しようという蒲田様のご提案だ」
 後ろからついて来てた岳人がスマホを取り出した。けたたましい音楽が部屋に満ちる。やっぱり防音だ。音が反響せず、壁に吸い込まれてく。のは、どうでもいい。逆ストリップをやれってことね。
 ご要望にお応えして、派手派手しくキレッキレに踊りながら、服を着ていった。前にも感じてたけど、脱ぐより着るほうが難しい。
 カスちゃんが斜め後ろで、わたしの踊りを真似してる。ペアストリップを演じるつもりなんだろうか。
「おまえたちは四人で遊んでろ」
 蒲田が二人の息子に命じた。
「四人って……?」
「チグサが残る。おまえたちだけにプレイルームを使わせるのは危ないからな」
 カスちゃんには申しわけないけど。虐待者が減ってくれれば、すこしは負担が軽くなるかもしれない。蒲田ひとりだって、わたしを半殺しどころか九分殺しにでもできるだろうけど。
 わたしは助手席に乗せられて、蒲田の車で村役場へ連れてかれた。でも、ここは目的地じゃない。
「今回も立ち会わせていただけるとは、光栄です」
 奥村と同じくらいにパッとしない中年男が乗り込んできた。
「それじゃ、わたしはこれで」
 入れ違いに奥村が車から降りた。カスちゃんへの『説得』を忠実に再現するということだから、そのときは奥村がいなかったんっだろう。
 でも、村役場の人間まで絡んでるとなると、ほんとに村ぐるみで村公認の虐待だ。どころか。駐在所で背服姿のポリ公まで合流した。行政と司法がタッグを組んでる。しかも県会議員にもツテがあるようなことを蒲田は言ってたから、三権連立村シチブ。か弱い女の子が立ち向かえる敵じゃない。
 役者がそろったところで、なんと車は学校への山道を登り始めた。
 考えてみれば、ここの学校は蒲田の裏庭プレハブより、よっぽど(性的虐待にとって)好都合かも。休日に山道を登って来る物好きもいないし、たった七人で狭く感じることもない。縄跳びとか竹刀とかバットとかハードルとかボール籠とか跳び箱とか水道とか、SMに仕える道具も豊富。教室に行けば針もハサミもクリップもあるし。
 わたしが連れて行かれたのは体育館。四人の男どもが、わたしを取り囲んだ。
『自分で服を脱ぐか? 破られて素っ裸で帰りたいか?』
 モリトクの声がボイスレコーダーから流れた。
『話し合いをするだけって言ったのは、ウソだったんですか』
 カスちゃんじゃなくて、本郷香純ちゃんの声。うわずって震えてる。
『裸になって胸を割っての話し合いだ。ついでにマンコも割ってほしいか?』
 お追従笑いから、モリトクの声が聴き分けられる。
「さて、おまえはどうする?」
 蒲田がわたしの顔をのぞき込んだ。
「踊ったりはしませんから」
 それが、精一杯の皮肉。久しぶりに身に着けたまともな服を、わたしは脱いでいった。
『いやあ! やめて! 脱がさないで!』
 香純ちゃんの悲鳴。
「カスよりは賢いな。それとも、マゾっ気が強いのか?」
 わたしだって、十日前だったら死に物狂いで抵抗してた。今は――脱げと言われれば脱ぐし、股を開けと言えば開く。許してくれるなら、唾も自分で付けるわよ。
『いやっ……なにするんです! 縛らないで……やめて、やめてよおお!』
 今のカスちゃんには、切迫した悲鳴の中にも、どことなく甘えているようなこびているような響きが混じっている。でも、今耳にしている香純ちゃんの悲鳴は、純粋の恐怖と激しい怒り。
「カスがどんな形に縛られたか想像できるか?」
 モリトクと二人がかりで、立っているわたしの手足に黄色と黒のしま模様のロープを巻きつけながら、蒲田が尋ねる。
「想像するだけ無駄だから……好きにしてください」
「香純より従順なようでいて、こりゃ相当にしぶとそうですな」
 村役場の男が、ポリ公に向かって話しかけてる。
「それだけ、落とす楽しみが増えるというものだ」
 蒲田がうそぶく。
 落とすもなにも、とっくに落ちて堕ちてるわよ。
 わたしはバスケのゴールポストの下で、うつぶせに寝かされた。ロープがリングに掛けられて――引っ張られた。手足が上へ釣り上げられ、だんだんと背中が反っていく。
 ブリッジの裏返しみたいだけど、四肢を広げて突っ張るのではなく、一点に絞られていく。とうぜん、折り曲げられる角度が深くて、背骨への負担も大きい。
「痛い……もう、やめてください」
 蒲田が合図して、四人の手が止まった。でも、それは蒲田がボイスレコーダーを操作するためだった。
『痛い痛い……許して。背骨が折れる』
『まだヘソが床に着いとるじゃないか。これでは、いちいちしゃがまねば説得もできん』
『やめてください。痛い……きゃああっ、怖い。持ち上げないでえ!』
 声が止まって、再びロープが引っ張られた。ボイスレコーダーの情景を再現して、お腹の一部を残して身体が床から離れて、ついに宙に浮いてしまった。
 わたしの全体重が肩と股関節に集中して、たたかれたり縛られるたりとは性質の違う、身体の中心から突き抜けてくるような重たい激痛。へたにもがいたら、脱臼するかもしれない。背骨もミシミシきしんでる――音までは聞こえないけど。
「うああああ……痛い、苦しい、下ろして!」
それでも、まだ引き上げられる。目の高さにあった男どもの腰がゆっくり下がっていって、胸が見えて――頭の高さで、やっと止まった。手を伸ばせば、わたしの胸も股間も簡単に虐められる高さ。
『どうだ。マリンの代役を務める気になったか?』
『嫌です。どうせ、奥さんにもこんなことをしたんでしょ。逃げられて当たり前じゃないですか』
 ガツンという衝撃音。
『卑きょう者。縛ったり殴ったり――これが、あなたの言う説得なんですか!』
 聴いてるわたしまでたじたじになる、すごい気迫。
 これだけ気の強い子だったら、拷問で屈服させられて、こいつらに犯されたら――たぶん、最初が蒲田で、それから三人がかりだったんじゃないかな。硬いガラス玉が一瞬に砕け散るように、精神が崩壊するだろう。
 拷問じゃなくて脅迫だったという違いはあるけど、わたしなんか、いきなり十三人に犯されて、それでもへろへろ(でもないよ!)生きてるんだから……恥かしくなってくる。
『ぎゃがあっ……! やめて! ぶたないで!』
 バチン、ビシッ、パアン。体育用具倉庫でされたみたいに、いろんな得物で四人からたたかれてるんだろう。
 肉を打つ音と、香純ちゃんの悲鳴と抗議の叫び。
 現実世界でも、四人がわたしを取り囲んだ。モリトクが竹刀、蒲田がズボンのベルト(細身だけど分厚くて表面に凸凹が浮かんでる)、村役場が縄跳び、ポリ公は伸縮式の警棒。
「ひとりあたり二十発ほどは説得に当たったが、ついにカスは拒否を貫いた。おまえは、どうかな?」
「これからも電気鞭でかわいがってくださいと言えば、すぐにやめてやるぞ」
 冗談。わたしより一学年下(当時の香純ちゃんと今のわたしとでは一年半以上の差がある)の香純ちゃんが耐え抜いたんだ。たとえ最終的に屈服させられるにしても、せめて香純ちゃんと同じくらいには頑張らないと、自分にも香純ちゃんにも恥かしい。
「絶対に言いません。もしも、香純ちゃんが降参した拷問まで耐えたら、電気鞭は永久になしにしてくれるんですよね」
「約束してやる」
 蒲田が真面目くさった顔でうなずいた。どうせ耐えられっこないと高を括ってるんだろう。たぶん、その通りだと思うけど。
「では、いくぞ。カスのときは処女だったからメコ筋打ちだけは勘弁してやったが、おまえにはしん酌不要だな」
 蒲田の姿が視界から消えた。
 四肢をひとまとめに釣り上げられてるけど、むしろ、だから、両膝は開いている。
 バッシイン!
「あがっ……!!」
 日本刀で斬り裂かれたかと思うような、重たくて鋭くて劇烈な痛みが股間で爆発した。衝撃が脳天まで突き抜けた。悲しみが深いと涙を流せないっていうけど、あまりの激痛に悲鳴が喉をふさいでしまった。
 バシイン! パアン! ドス!
 一拍を置いて、乳房とお尻と二の腕にも鈍痛が走った。その衝撃で、喉をふさいでいた悲鳴が押し出された。
「ぎゃばわあああああっ……!」
 自分の声を録音して聞くと、まるで違って聞こえる。それに、ボイスレコーダーだから音量は調整できる。
 だから。香純ちゃんへの拷問よりわたしへのほうが容赦なかったとは断言しないし、わたしの悲鳴のほうが凄まじかったもわからない。わかっているのは……これをあと十九回も繰り返されるくらいなら、電気鞭だけを二十発のほうがまし(ヽヽ)かもしれないと、思い始めてるってこと。
 でも、でも、でも……耐え抜けば、電気鞭だけは封印してもらえる。
 ふたたび、四つの打撃がわたしを襲った。
「きゃあああっ……!」
 悲鳴は、さっきより可愛い。メコ筋打ちはされなかったし、両側から太腿をたたかれるくらい、学校でのゲームと大差ない。
 だけど三発目は、また息がつまった。両側から竹刀と警棒で背中をたたかれた。肩も脚も千切れそうなほどの関節の痛みが、たたかれた痛みよりも強かった。
 もしも……メコ筋打ちと背中への打撃ばかりを繰り返されていたら、十発以内に降参してしまったと思う。
 でも、こいつらは、途方もなく残忍だった。わたしがぎりぎり耐えられる限度を見抜いて、たまに限界オーバーの打撃を交えながら、とうとう最後までわたしを耐えさせた。わたしが耐え抜いたんじゃなく、こいつらに耐えさせられたんだ。
『強情な娘だな。ひとことハイと言えば楽になるものを』
『ううう……絶対に、いや。たとえ殺されたって、いやです』
 泣き声で、それでも気丈に拒否を続けてる。わたし、香純ちゃんを見直すどころか尊敬しちゃう。でも、わたしは泣いてない。
『どうしても、ハイとは言いたくないんだな』
 やば、なんか企んでる。ねちっこい声から、それが察せられた。
『言いません……』
 香純ちゃんは気づいてないのか、真正面から答えた。
『そうか。ならば、言いたくなっても言えなくしてやろう』
 蒲田がボイスレコーダーを止めた。
「口を開けろ」
 フェルトでおおわれた黄色いボールが口元に突きつけられた。テニスボール。縄跳びの縄が通してある。喉に詰まらせて窒息する恐れはなさそうなので、言われた通りにした。
 ぎゅうっと握りつぶされたボールが口に押し込まれて、中で元の大きさに戻った。顎がはずれそうになる。
「穴を明けてもしぼまんとは、不思議なボールじゃ」
 そういうふうにできてるんだよ。
 縄が首の後ろで縛られた。これで、どんなに努力しても吐き出せなくなった。
「んんんん……」
 もちろん、しゃべれない。
『この釣りの形は駿河問といって、逆さ釣りよりも苦しいそうだ』
 だから、なんだってのよ。
『昔は、背中に石を載せたりもしたそうだが、わしもそこまで残酷ではない。なにより、これはSMプレイでも拷問でもなく、おまえを説得しておるだけっだからな』
 蒲田の生の声だと思ってたけど、録音の声らしい。
 つまり、香純ちゃんもまったく同じ目に遭わされて……乳房をつかんで横に引っ張られ、ももの間に手を突っ込まれて反対側へ押されて。からだがぐるぐる回り始めた。
「んんんんん……」
『んん、んんーっ!』
 わたしの声と香純ちゃんの声とが、ハモってる。
 身体が回されるにつれてロープがよじれて、どんどん釣り上げられてく。手が届かなくなると、竹刀とバットと警棒とで、乳房と股間をつっついて、さらに回す。最初は二十センチくらい離れてた手首と足とが、ロープに引き寄せられて、くっついてしまった。それだけ折り曲げられる角度がきつくなって、身体がばらばらになりそう。
 そこでやっと、回転を止めてくれた。
 その直後から、逆回転が始まった。どんどん速くなってく。視界が右から左に流れて、男どもの顔が一瞬で通り過ぎる。
「んんん、んんんんんんっ!」
 目まいなんて生易しいものじゃない。遠心力で頭に血が溜まって、がんがん割れるように痛い。目玉が飛び出すんじゃないかと怖くなる。流れ過ぎる景色は見分けがつかなくなって、だんだん薄暗くなってく。
 気がついたら、お腹が床にくっついてた。おかげで、肩と脚の痛みが半減してる。背骨もかなり楽。
『つぎは、乳首と実核に、この鉄アレイを縛りつけて回してやるぞ』
 録音に合わせて、目の前の床に小さなダンベルが転がされた。サネというのがクリトリスなことは、文脈から明白。そんな敏感な部位に物を釣るしたことなんてないけど、きっとつねられるよりずっと痛い。それで身体を回されたら……
『一回だけチャンスをやる』
 沈黙の(と、都合の悪い)部分はカットされてるんだろう。すぐに香純ちゃんの声。
『なります……奥さんの……代わり……だから……赦して!』
 泣きじゃくりながら、とぎれとぎれに屈服の言葉を口にする香純ちゃん。
 わたしの首に(たぶん蒲田の)手が触れた。テニスボールを押し込んでる縄跳びをほどこうとしてる。
「んんんんっ!」
 わたしは激しく首を振って、その手を拒んだ。
「おや? まだ降参しないのか?」
「んんん!」
 まだくらくらしてる頭を、何度も縦に振った。せっかくここまで頑張ったんだ。屈服するもんか。それに……限界を超えたら気絶して楽になれる。
「後藤薫子」
 モリトクが、わたしの名前を呼んだ。そばに膝を突いて、耳元でささやく。
「強情を張るな。電気鞭よりも厳しい責めは、いくらでもあるんだぞ。降参しろ」
 ほんとならにらみつけてやりたいところだけど、それは怖いので、そっぽを向いて意思表示。
 モリトクが溜め息をついて立ち上がった。
 また、四人掛かりで釣り上げられた。蒲田とモリトクが床に座って、わたしの乳首とクリトリスにタコ糸を結び付けた。それで締めつけられるだけで、じゅうぶんに拷問になってる。
 さらに身体が釣り上げられて、タコ糸がぴいんと張って。
「ん゙ん゙ん゙ん゙ーっ!!」
 無理、絶対無理、限界。ダンベルが宙に浮いたら、乳首もクリトリスも千切れちゃう。
 だけど、わたしの必死の叫びも、鬼畜どもの耳には届かない。
「ん゙ゔい゙い゙い゙っ!!」
 乳首もクリトリスも、メコ筋打ちよりも鋭い超絶な激痛で揺すぶられてる。
 さらに五十センチほど身体が浮いたところで。
「いきなり全回転ではかわいそうだから、お試し版だ」
 四人の手が、わたしを反対方向にぶん回した。
「ん゙、む゙ゔゔゔゔゔっ……!」
 頭に血が上るのとは性質の違う激痛。意識が遠のいてくれない。乳首とクリトリスだけに、途方もない激痛が集中する。肩が抜けそうな痛みも背骨がへし折れそうな苦痛も、まるきり比較にならない。
 誤算だった。こんなに痛くて苦しくても気絶できないなんて。
 さっきよりは回転してる時間は短かったんだろうけど、ずっと長く感じられた。
 ゴトンと音を立ててダンベルが床に着いたとき、かえって安どで気を失いかけた。
「どうする? 本番に挑む気力は残っておるかな」
 わたしに残ってる気力は、激痛の嵐の中で首を横に振ることだけだった。

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 バスケリングに駿河問吊りなんて、手頃な画像がありません。いちばん似てるかなというやつでお茶を濁します。

駿河問苛酷バージョン


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Progress Report 6 『いじめられっ娘二重唱』

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 最初に(でもないですね)お断りしておくと『いじめられっ娘二重唱』のレポートは一週間遅れで発表しています。TVの生中継でも不適切発言などにP音をかぶせるなどの都合で、数秒遅れで放送しているのと、似たようなものです……604,800秒と3秒
 なので、「休日があったのに、その程度か?」とは突っ込まないでください。この部分も「寝かせている期間」に書き足したものです。本日(3/20)は40枚進捗しました。06時~18時で、わずか40枚とも言えます。ワープロ導入時に驚嘆した3時間/枚→3枚/時間が、まんま引き継がれてるとも言えます。
 ともあれ。「今週」のレポートです。


 今週は中折れ気味で、80枚しか進みませんでした。予想通り、中盤にはいってからが尺延びして、中編7~12章のうち9章後半ですでに180枚。ほんとうに4本立てにするか、7章を前編に繰り入れたりして3本立てのままにするか、悩ましいことろです。
 4本立てにすると、KINDLE価格250円としても全編で1000円です。他サイトだと324円×4=1296円。ちょっと高いかな。原稿用紙換算数十枚で756円とかのサークルもありますし、イラストなんか、1枚絵に差分をくっつけて864円とか、「相場」は無いも同然です。問題は、どこまでの値段なら濠門長恭作品を購入してくださるかということだけです。

 などという当方の事情はそれとして。
 今回は9章をちょこっとだけお届けします。

 始業式の週は行事があったりして延期になっていた水泳授業が再開されました。すでに9月でも、「田植え休校」とかで授業がずれ込んでいるという設定です。
rgjy03_07.jpg
Progress Report 1 は、こちら→


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09.スク水で露出授業
 香純ちゃんのことが気がかりというのは、わたしにまだ余裕のある証拠だった。それを、金曜日からの三日間で、とことん思い知らされることになった。
 お昼休みは、例によって二年生の教室に拉致られた。自分から足を運ぶなんて、絶対にするもんか。
 今日はどんな屈辱を強いられるんだろうかと身構えていたけど。床に放られたサンドイッチを犬食いさせられただけだった。香純ちゃんだけ制服を脱がされたけど(わたしは、その必要もない)、振り付けは無し。四つんばいになって高く突き出したお尻にイタズラすら(こういう副助詞を使うなんて……)されなかった。
「モリトクがプールで待ってるぜ。すぐに行けよ」
 九月になってるというのに、まだプール授業がある。田植え休みとかで授業がずれ込んだせい。
 プール授業も、不安の種のひとつ。学校指定の水着は、持っていない。前の学校のも似たような物だから、最初はそれで済ますつもりだった。でも、シチブにされてから、難癖をつけられるに決まってると思い当たって、購買で買おうとしたんだけど。まるきり無視されて、売ってもらえなかった。
 そういう不安材料にモリトクまで付け加わった。水着を入れたビニールバッグをかかえて、重い足取りでプールへ向かう。香純ちゃんも一緒だけど、彼女は手ぶら。全裸で泳がされるんだろうか。
 女子更衣室に向かおうとすると、わたしたちの後をついてきた五人の二年男子から声がかかった。
「そっちじゃない。男子のほうだよ」
「男のモリトクが、女子更衣室にいるわけねえだろ」
「非常識なやつ」
 てめえらこそ、非常識で卑劣で鬼畜で獣欲なんだよ!
 教室からプールの更衣室に、性的虐待の場が移っただけ。覚悟を決めて、その場に臨んだ。
 更衣室にはモリトクだけじゃなくて、音楽と美術の奥村まで待っていた。二人とも水着に着替えてる。
 奥村は貧相な肉体にハーフスパッツだけど、モリトクは――ひと昔前の競泳水着みたいな、ローレイズでハイレグのやつ。ブーメランていうんだっけ。がっしりした腰と割れた腹筋とたくましい肩に似合ってる。消しゴム掛けよかな。わたしのバージンを奪ったやつの裸体に見ほれるなんて。
「クソ。水着を見せてみろ」
 そら、きた。消しゴムの代わりに、ビニールバッグをモリトクの足元に放った。
 モリトクは怖い顔でわたしをにらんだけど、何も言わずにバッグを開けて中身を引っ張り出した。
「これは学校指定の水着じゃないな。そうだろうと思って、ちゃんと用意してある。こっちを着ろ」
 小さな紙袋を、私の胸元に投げつけた。
 とっさにキャッチ。開けてみると、ふつうにスクール水着だった。
「さっさと着替えろ。ストリップダンスはしなくていいぞ」
 誰がするもんですか――というのは、売り言葉に買い言葉(内心だけ)。命令されたら、ためらいすらせずに、踊るに決まってる。
「カスは、いつものやつだ。先生が着せてやる」
「うん。カスちゃん、ひとりじゃきれないもん」
 カスちゃんは、ストリップダンスで脱衣。
 でも、男子はわたしのほうばかり見てる。わたしのボディのほうが見ごたえがあるし、新鮮だしね。
 水着を広げて、すごく戸惑った。たしかにスクール水着だけど。すごく小さい。スクール水着は身長がサイズになってる。わたしが持参したのは去年の水着でサイズは140なんだけど、身長百五十五センチでもなんとか着れる。
 でも、これは120か下手すると110かな。ラベルが剥がされてるから、断定できない。
 剥がされてるのはラベルだけじゃなかった。裏地も全部。これじゃ、胸ポチどころか筋までくっきりだよ。着れればだけど。
 途方にくれてるわたしの目の前で、香純ちゃんの着替えが始まった。白い全身タイツ。
 でも、ファスナーを開けて着るとかじゃなくて。股の部分が大きな穴になってて、そこに頭を突っ込んで引き下げて、足もそこから通す。穴明きは股間だけじゃなくてバストも。つま先から頭まで覆われて、乳房と股間とお尻は、逆に露出している。そうか。逆日焼けは、これで作ったんだ。
「上で遊んでろ」
 剥き出しのお尻をペチンとたたいて、香純ちゃんを追い出してから、モリトクが私を振り返った。
「まだ着替えてないのか」
 愛用の竹刀を、わたしに突きつける。
「これ、小さすぎて無理です」
「無理ではない。ひとりで着れないのなら、奥村先生に手伝ってもらうか?」
 こいつだって、懇親会でわたしを犯したんだから、同じ穴のムジナだけど、モリトクよかまし(ヽヽ)かもしれない。どっちにしても、わたしに拒否権はない。
「……お願いします」
 奥村が、頬骨の突き出た顔に助平な笑いを貼り付けて近寄ってきた。
「ともかく、水着に足を通しなさい」
 水着に片足を通そうとしたら、後ろにまわってたモリトクに、竹刀でお尻をたたかれた。けっこう力がはいってる。
「着替えるときは全裸になってからだと、仕付けられているはずだぞ」
 そうだった。全裸になるまで十秒とかからない。脱いだ、かつて制服だった物は、戸棚式のロッカーに入れて。
 両足を通して水着を引き上げたけど、肩ひもは脇の下にも届かない。
「やっぱり無理です」
「こうすれば、まだ上げられるね」
 奥村が水着の脚を通す部分をわしづかみにして、中央へ絞り込んだ。そのまま引っ張り上げるものだから、布がクレバスに食い込む。
「痛い……やめてください」
 抗議は無視されて。モリトクの手で後ろもおなじように絞られて、お尻にも食い込む。
 肩ひもに腕を通して、千切れるんじゃないかってくらい引っ張り上げられた。わずかに届かない。
「それ、胸でつっかえてるんだと思います」
 岳人が変なことを言った。
「おお、そうか」
 モリトクがうなずく。これも、事前に打ち合わせた台詞っぽい。
 水着を後ろ前に着るように言われて、素直に従う(しかない)。
 今度は、いちおう水着を着れた。でも、露出制服以上にみっともない格好。股間はひも状になってクレバスに食い込んで、ラビアが左右に押し出されてる。淫毛が丸見え。お尻も完全露出。そして、背中側は前側より開いてるから、乳房が露出して、両側から水着に押されるせいで、ぎりCカップくらいに盛り上がりが大きくなってる。
 予鈴が鳴り始めた。着替え(?)には、けっこう時間がかかってたんだ。男子が、ばたばたと水着に着替え始めた。こっちは秒速。この学校だけかもしれないけど、誰も腰にタオルを巻いたりなんかしない。
 全校生徒四十四人のプール授業が始まった。女子は見学が三人だけど、水着にはきふぁえてる。
 準備体操は、当番の三年男女一名ずつが前で模範をやらされる。こういうさらし者っぽい慣習は、まずよその学校では考えられないんじゃないかな。
 男子の当番は居るのか居ないのかわからない(なんて言っちゃ失礼だよね。三年生でただ一人だけ、わたしを犯していないんだから)高橋くん。ちなみに、香純ちゃんは集団から離れて、例によってマイペース。
 準備体操の間じゅう、一年男子の視線がわたしに集中してた。水着の前が膨らんでた。二年と三年は、もう見飽きたなんて態度。股間もおとなしかった。
 授業は、能力別に四グループに分けられた。さすがにシーズンの終わりとあってカナヅチはいないけど、泳いでるのか溺れてるのかわからない子も、一年生には何人かいる。アユ(後河内鮎子)先生と佐々木先生とチグサとで、ほぼマンツーマン。個人メドレーもこなしちゃうような生徒も、十人ほそ。このグループは好き勝手に泳がせて、村上がプールサイドから形だけの監視。
 残り過半数は、クロール組と平泳ぎ組。わたしは正直に平泳ぎのほうが苦手だと申告したので、そちらに入れられた。
 まったく。バリヤーとか結界ていう言葉が、ぴったり。わたしの周囲二メートルには、誰も近寄らない。女子は当然だろうけど、男子まで。
 女子の見ている前でわたしにちょっかいを出すのは、さすがにはばかられるんだろうし。わたしの裸はいつでも見れるけど、女子の水着姿はプール授業限定だものね。
 そんなこともあって、モリトクのわたしへの指導(?)は、だんだんマンツーマンぽくなってくる。
「もっと大きく脚を開け。男子の前でしてるみたいにガバアッと」
「水をかき終えたら腕を縮めて。乳を両手で挟むくらいにして、前へ突き出せ」
 どんな台詞にもセクハラが混じってる。乳房もお尻も、もちろん股間も、べたべた触ってくる。不愉快だけど、今のわたしには、それ以上のレベルじゃない。これくらいでモリトクのご機嫌が取れるなら、お安い御用くらいに考えてる。
 でも、この水着(?)泳ぎにくい。股間への食い込みは、すこし痛いけどすこし気持ちいい(うん、これは消しゴム要らない。事実だもん)。でも、肩ひもの食い込みは痛いだけだし、筋肉を思うように動かせない。
 香純ちゃんが気ままに水遊びしたりプールサイドに寝そべって逆日焼けを促進してるのは、いちいち気にならなくなってるわたしだけど。見学の女子三人が、いろんなポーズをして奥村に写真を撮られてるのには、ちょっと驚いた。Y字バランスとか、三人が同じ向きに寝転がって三角形になったりと、かなりきわどいポーズもある。よそだったら、セクハラどころか自動ポルノまがいと非難されること確実だよ。香純ちゃんへの性的虐待が日常化してるせいで、女子生徒まで感覚がおかしくなってるのかな。
 ま、そんなに嫌がってもなさそうだから、他人が口出しすることじゃない。
 もちろん。一週間前のわたしだったら、そんなふうには考えなかった。それに……今のわたしは第三者から見れば、こんな恥かしい格好をして平然としてる。そう思われるに決まってる。
 五時限目と六時限目のあいだは、プールサイドで休憩。男子と女子と教師の三グループ。わたしと香純ちゃんは、みんなから離れて。することもなくて、ぼけっと時間をつぶす。香純ちゃんは、することをしたくて、しきりにまとわりついてくるけど、鬼畜どもにされてることに比べたらオママゴトだけど、やっぱり自分から進んでそんなことをしてるのを盗撮ならともかく(じゃない)じかに見られるのは嫌だから。かわいそうだけど、邪険にしてしまう。でも、逃げないで絡みつかれてるんだから、まあ、そういうこと。作文だったら減点だね。
「奥村のやつ、またパパゴッチしてたな」
 男子の無遠慮な声が、耳に届いた。
 パパゴッチ? パパラッチてのは知ってるけど。
「芝山のY字バランス、エロかったな。すげえ土手マン」
「馬鹿。あれはナプキンだろ」
「じゃあ、もっとエロいじゃん」
「赤フンにゃ負けてるぞ」
 どっと笑い声が起こる。
「そうかな。芝山のほうがクソより、いい身体してるよ」
「そりゃ、まあな。奥村の秘蔵っ子だし」
 わたしは耳をそばだててしまう。二年生のくせにわたしよりナイスボディうんぬんは、客観的な事実だから聞き流せるけど。奥村の秘蔵っ子て、どういう意味?
「もう犯ってるのかな?」
「ないと思うぞ。あいつ、ヌードモデルはさせても、手は出さないそうだから」
 奥村って、わりと堅いんだ――と思いかけて、わたしも感覚がゆがんできたなと反省。生徒にヌードモデルをさせた時点で、完全にアウトだよ。だいち、わたしを犯してる。
 六時限目開始のチャイム。
「この時間は自習にする。飛び込みと潜水は駄目だが、それ以外は好きにしていいぞ。おっと、早退も無しだからな」
 小さな歓声に続いて、お義理の笑い声。強面のモリトクに、冗談は似合わない。
「ただし、クソは平泳ぎの特訓だ。先生が、手取り足取り教えてやる」
「先生。乳もみマンずりを忘れてまーす」
「わかりきったことまで、言わなくてもいい」
 からかわれても、怒っていない。案外と、ツッコミを期待してたのかもね。
 わたしとしても、そんなことはわかりきってるから、文句も言わないし羞恥に震えたりもしない。するもんか。
 男子がバレーボールを持ち出して、女子集団に話しかけてる。
 のを横目に見て。みんなからはなれたプールの端っこに連れて行かれた。香純ちゃんも、とことこついて来る。
「おまえは息継ぎを無理にしようとするから浮き沈みが大きくなって、すぐにへばってしまう。ノーブレストで向こうまで泳げ」
 プールの短辺方向で泳ぐけど、向こう側まで十五メートル。クロールなら、たぶん出来るけど、全力でもがいてもクロールの半分も進んでくれない平泳ぎは、とても無理。だけど、トライするっきゃないんだよね。
 プールにはいって。壁に背中をくっつけたら、叱られた。
「壁を蹴って距離を稼ぐな。五十センチ離れてから泳げ」
 細かいなあ、もう。
 身体を前に投げ出す反動で勢いをつけるのまでは、叱られなかった。いざ泳ぎ始めると、五時限目でさんざん味わってきたことだけど、水をキックして足を伸ばすと、ひも状になった水着がクレバスに食い込んでラビアの内側をこする。水を掻くと、片ひもが食い込んでくる。ので、そおっとしか手足を動かせない。
 あら……動きがスローなわりに、プールの底のコースラインが、ゆっくりとだけど後ろへ後ろへと流れてく。息も苦しくない。
 けっこう余裕で、十五メートルを泳ぎ切った。
「やれば出来るじゃないか」
 SEXに関係のないことでモリトクにほめられたのは、たぶん初めてのこと。なんとなくうれしくなってしまうんだから、わたしもずいぶんと脳天気だ。
「つぎは、息継ぎなしで往復だ」
 ん? 熱血スポ魂になってきた?
 三十メートルは、かなり苦しかったけど、なんとか一発でクリア。
「今度は、二ストロークに一回、頭を上げてみろ。息継ぎはしない。顔ではなく頭を上げるんだ」
 何度も深呼吸してから、チャレンジ。泳ぐスピードもほとんど落ちずに三十メートルを泳ぎ切った。
 ああ、そうだったんだと、悟った。水を飲み込まないようにと意識して、頭を上げ過ぎてたんだ。顔に水が掛かってもかまわないと割り切ったから、スムーズに出来たんだ。考えてみたら、クロールのときは口が水面すれすれだものね。それでも水を吸い込んでむせたりはしない。
 要領をつかめたので、平泳ぎの息継ぎも自然とできるようになった。
「よーし、この調子だ。平泳ぎをマスターしたら、つぎはバタフライだな」
 え? そんなの、授業科目には無かったと思う。でも、やれと言われればやらなくちゃならない。
「明日は一時限目から補習だ」
 うげ。でも、岳人たちに変なとへに連れ出されて輪姦されるよりは、百万倍はまし(ヽヽ)。なんでバタフライなのか、モリトクの考えがわからないけど。
 ――六時限目が終わると、岳人たちが香純ちゃんを更衣室へ連行して。逆日焼け用の全身タイツを脱がせて、振り付け無しで制服を着せて、そのまま拉致ってった。今日は金曜日。三晩続けての(か、どうかまでは知らない)SM地獄が始まるんだ。

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 水泳授業に続く特別補習は『縄と鞭の体育補習』と似た内容になります。本編の悪徳サド教師と『縄鞭』の悪徳サド教師とは『淫乱処女のエロエロ・デビュー』がきっかけで肝胆相照らす仲となっていて、プレイ内容を教え合っているという設定があります。例によってヒロインには伏せられていますが、読者には暗示とかします。
 しかし、中盤の前半部までかけて、被虐開始までの1週間と、被虐開始からの1週間しか経過していません。小説の中での「日常」ですから、そうそう新しい責めとかヒロインの心境変化とかが続くはずもないのです。
 [09.スク水露出授業]のあとは、トピックを追いかけていく形になるので、時間経過は早くなります。
AV女優イベント(夢乃あいか)

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Progress Report 5 『いじめられっ娘二重唱』

 
 Progrese Report 1 →

 06章240枚までを前編として、07~12章の中編に差しかかっています。08章終盤までで110枚。長くなりそうです。
 今回は、08章の中盤を御紹介。校訂していませんので、誤字脱字その他はご容赦。


 ヒロインは、養護教諭のバイでドSのチグサ先生に開発されて、クリオナとは比較にならない「大爆発」を経験しました。
 精液ドレッシングのかかった弁当に躊躇してると、「食べやすくしてやる」と、ご飯を黄色いお茶漬けにされて。他の事ならなんでもするから、これだけは赦してと土下座して。懇願は聞き入れられました。
 ヒロインは動転のあまり、お願いを言い忘れていました。まさか、お茶漬けは許してもらえても、カレーライスを食べさせられるのではないか――と。
 しかし、お茶漬け免除の条件は、とても温情的でした。目の前でスカート丈を(膝上ではなく、ウエストから)20cmまで切り詰められ、普通に立っているだけで尻の下半分が露出し、股間も上から覗き込めるほどにされました。そして、セーラー服も下乳露出までカット。今後は、下着一切無しで、この制服だけを着用する――というのが、条件なのでした。
 それくらい、すべての穴のバージンを奪われ、心まで砕け散っているんだから、どうということは無い――と、強がるヒロイン。
 そして、放課後になります。


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 六時限目の終鈴が鳴り終わる前に、モリトクが教室に現われた。
「今日は、おまえと先生方との懇親会だ」
 一瞬で、わたしは言葉の意味を正しく理解していた。でも、まさかという気持ちのほうが、ずっと強い。見て見ぬふりをするのは、もうじゅうぶんにわかっていたけど、教師全員が性的虐待者だなんて、信じられない。
 けれど。また足洗い場へ連れて行かれて、四つんばいにさせられて、ホースをアヌスに突っ込まれてお腹の中を洗われたら、疑問の余地はなくなる。
 スカートがこれだけ短いと、排せつの邪魔にはならない。
「先生、さよならあ」
 異常な光景を目の前にして、日常的な挨拶をして通り過ぎたのは、一年男女の四人。立ち止まらないのは、モリトクへの遠慮もあるんだろうけど、マイクロバスのせい。遠くの第二分校と合併したせいで、生徒の何人かは(これも蒲田が寄付した)マイクロバスで通学している。放課後すぐと、部活終了後の二便しかないから、『女の人の裸』を眺めている暇はない。あの子たちには、わたしは上級生というよりもオトナに近い存在に思えてるはず。二年前のわたしが、そうだったから。
 できれば、そのままでいてほしい。あ、でも。オトナのお姉さんなんだから、SEXの手ほどきをしてもらえるなんて、とんでもない期待を持たれるかな。モリトクと岳人が、どう感がるか次第だけど。
 連れて行かれたのは、校長室。といっても、分校に校長はいないし、代理の教頭も分校に来ることはあまりない。
 かび臭い部屋の中には、五人の教師が待ち受けていた。
 二人は女性だった。わたしをロストバージンの場へ車で運んだ養護教諭のチグサは、予想していないでもなかったけど。国語の後河内鮎子までいたのには、驚いた。この人だけは、わたしの露出過剰な裁断制服を見て顔をしかめたけど、三人の男たちは性欲にぎらついた目で、わたしの身体を視姦している。
 社会科で一年担任の白勢、数学で二年担任の村上、音楽と美術を掛け持ちの奥村。
 この場に居ないのは、理科で三年担任の佐々木先生と、英語の三枝恵美先生だけ。
「土曜日は遊ばせてもらえなかったから、今日の口開けは、私よ。いいでしょ、モリトク」
 言葉が終わらないうちから、白衣を脱ぎ始めて――えええええええええっ!?
 体育の助手をするとき以外は、ごくふつうの服の上に(残暑どころか昼間は真夏も同然だというのに)白衣をざっくり羽織ってるだけなのに、今日はきっちりボタンを掛けているなとは思ってたんだけど。白衣の下は、黒いボンデージファッション。ウエストを締め付けて、乳房も股間も露出している。ハート形に切りそろえた淫毛が、すっごくキューティー。じゃなくて!
「カスちゃんじゃ、どうにも物足りなかったのよね。かと言って、そうそう生徒に無茶はできないし」
 わたしに歩み寄って、乳房に手を伸ばす。
 逃げたって無駄だと、思い知らされてるだけじゃない。逃げたら腹パンか竹刀だと、それが怖かったのもたしかだけど。それ以前に。チグサの怪しいじゃなくて妖しい雰囲気に飲まれて、身体が硬直してた。
 チグサの指が、乳房に触れた。
「あ……」
 乳房にさざ波が走って、吐息が漏れた。男子のぶきっちょでらんぼうなもみ方とも、モリトクの拷問そのもののわしづかみとも、まったく次元の異なる、さわられ方。
「ふふん、敏感ね。たった三日の間に開発されたのかな」
 抱き寄せられて唇を吸われて、全身でさざ波が揺れ動き始めた。
「三年ぶりに満足させてもらえそうね」
 そばにあったソファに押し倒されて、もうそれだけでわたしは全裸も同然。
「それを聞いたら亜里沙がすねるぞ」
「あの子は、縄が嫌いだもの」
 わたしだって、嫌いだよ。だけど、亜利紗って、三年の野々村亜里沙さんのこと? レズSMの相手をさせてるってこと?
 どんだけ性的虐待がまん延してるのよ、この学校!
 沸き上がった義憤には関係なく、全身のさざ波がだんだん大きくなって、腰の奥ではマグマがうごめき始めた。
「白勢先生と村上先生は、きれいな肌がお好みでしたわね。最初は、この子を甘やかしてやりましょう」
 男どもがひと通り終わったら、縄で縛ってSMをするけど、今はふつうにレズるって意味だと思う――と、屈辱と期待とが、同時につのってくる。だって、乳房を軽く揉まれてるだけで、乳首すらさわられていないのに、このさざ波とマグマだよ。オナニーはもちろん、香純ちゃんとのレズごっこでも得られなかった目くるめく快感を期待しちゃうよ。同性だから、陵辱って意識が薄い。いざとなれば、責め返してやれる……かなあ。
 乳房の上をすううっと指が滑って。いよいよ来る――という期待をはぐらかして、乳首のまわりで小さな円を描いて逃げていく。
「あん……」
 思わず、失望のため息。でも、触ってくださいなんて、おねだりはしない。するもんか。こいつはペニスでわたしを辱めることはできないけど、教師の立場を隠れみのにして、ねつ造された動画で(後から撮られた本物のもあるけど)脅迫されているいたいけな中學生を邪悪で淫乱な欲望の犠牲にしている卑劣『漢』――じゃなくて、『婦』? ええい、『姦』て字を奉ってやる。チグサは卑劣姦だ。
「ひゃあああああっ……んん」
 香純ちゃんよりハイオクターブの、我ながら甘ったるい悲鳴。さんざっぱ乳首を焦らされた挙句に、不意打ちのクリトリス。
 にゅるんと皮の上から押し込まれて、先っぽからマグマが噴出した。あまり貯まってなかったから悲鳴で済んだけど、爆発寸前まで追い込まれてからだと、どうなってただろう。想像もつかない。
「今までで、いちばん可愛い声ね」
 クリトリスの付け根を指で押さえされて、に゙ゅるゔっと、皮を剥かれた。露出した突起を激しくこすられる。早い動きなのに、ちっとも乱暴じゃなくて、今度はそこからマグマをバギナの奥へ注ぎ込まれてるみたい。
「ふあああっ……怖い……」
 両手を差し伸ばして、チグサ先生の肩にしがみついた。
「まだよ、まだ逝っちゃ駄目よ」
 わたしに抱きつかれて手を動かしにくいはずなのに、乳首とクリトリスだけでなく、バギナも指でかき回されて、アヌスまでもみ込まれた。
 まさかと思って、首をもたげてみたけど、わたしを愛ぶしてるのは先生ひとりだった。
 ああ、そうか。マルチタスクなんだ。一か所を責めて燃え上がらせると、指の位置を変えて別のところを責めて、最初の火が衰えないうちに指を戻してる。その動きも刺激になって――何人もに愛ぶされてるみたいに錯覚してるんだ。
 こんなテクニック、真似できない。先生に反撃なんか不可能。わたしは観念して、先生のフィンガーテクニックに溺れることに専念しあた。
「ああああっ……腰が熱い。クリちゃん凄い……乳首、もっと虐めてください」
 焦らしのテクニックなんだろうか。どんどん貯まってくマグマが、噴火しない。肌の奥深くで全身に浸み渡ってく。
「ぼつぼついいかな」
 一瞬、すべての指が肌から離れた。
「いやあ……やめないで……あぐっ……ああああああっ!!」
 バギナがぐうっと押し込まれて、ずぶうっと太い感触が押し入ってきた。痛くない。どころか、アヌスを貫かれるより、ずっと分厚くて広がりのある快感。同時に、クリトリスに激しい振動が加えられた。
「うあああああああっ……は、ばば爆発ちゃうよおおおおおっ!!」
 身体全体が爆発して、粉みじんになった肉体を熱風が宇宙の彼方まで吹き飛ばしていくような――これが、本物のオーガズムなんだ。
 なにもかもが幸せに感じられて、レ イ プも『仕付け』も、このための準備だったんだと思えて、ふわあっと気が遠くなってく。
 でも、失神は許されなかった。
 ずんずんずんずううんと、バギナに太い感触が早く浅く早く浅くゆっくりと奥まで打ち込まれる。そのたんびにマグマが湧きだして貯まっていって。ヴヴヴヴヴヴヴ……クリトリスが激しく震えて、また宇宙規模の大爆発が起きる。
「いいわよ。私にも来てる……落ちてる落ちてる……がわあああああっ!」
 耳元で猛獣がほえて、どさっと熱い重みがわたしにのしかかった。
 そうか、先生も逝っちゃったんだ。オーガズムの幸福感とも違う、満足な気持ちがわたしを包んだ。
「チグサ、いい加減で交代しろ。年がいもなく鼻血を吹きそうだ」
 どおんと地響きを立てて、わたしの身体が地面にたたきつけられた。大急ぎで消しゴムを探す。たしかに、これまで経験どころか想像すらしたことのない凄まじいオーガズムだったけど、そのためにレ イ プがあっただなんて、冗談じゃない。それじゃまるで、わたしが淫乱なマゾみたいじゃないの。
 にゅるるんと、バギナから太い感触が引き抜かれた。
 ソファの背もたれにすがって身を起こすチグサ。その腰には、モリトクよりふた回りは太いバイブ(振動とかしなかったから、厳密にはディルドってやつだろう)が生えていた。そのすぐ上に、先端が熊手みたいに広がった小さな突起があった。あれでクリトリスを刺激されたんだ。こっちは確実にバイブが仕込まれてる。
「それでは、三人で渾身の懇親会を始めてください。生徒たちだって、三穴同時は当たり前ですよ」
 駄ジャレを交えて、モリトクが三人の男をたきつける――までもなかった。とっくに裸になってた三匹の野獣が、うなり声をあげながら、わたしに襲いかかってきた。
 ペニス三本に貫かれるのは、これが六回目。ロストバージン直後の三人ずつ四回と、昨日の一回。
 立ったまま前を大柄な村上に犯されて後ろを小柄な白勢に突き上げられて、デスクの上に立った奥村のペニスを頬張るくらい、そんなに苦にならない。
 これまでは、アヌスがわずかに気持ちいいだけで、バギナは痛いしフェラチオは吐き気がするばかりで、ひたすらの苦行だったけど。今日はというより、凄絶なオーガズムの余韻に浸っている今は、ちっとも苦しくも痛くもない。身体の中の空虚を満たされてるような、奇妙な充実感があった。
 満足とか喜んでるとかじゃないよ。身体中にペニスを詰められて、それぞれが恥辱と屈辱と嫌悪。でも、バギナの奥に残ってたマグマが、アヌスの快感で熱せられていくみたい。
「自分でも動きなさい」
 白勢が教師っぽい口調で命令するけど、わたし、自分より大きな男にサンドイッチにされて、つま先立ちなんだよ。足を床に着けようとすると、バギナの奥に痛みが痛くなる。動けるわけないじゃない。
「無理です。センセイたちで勝手に動いてください」
 しゃべってるあいだだけ、奥村を吐き出して、またすぐに、あむっとくわえた。ついでに、村上に抱きついて、脚を上げて腰に絡めてやった。駅弁ファックの三穴バージョン。
 でも、考えてみるまでもなく。一本のペニスだけに犯されたのは、たった二回だけ。ロストバージンのときと、フンドシお礼フェラ直後の、これもモリトク。
 あ、さっきのチグサを数えれば三回か。ふつうの女の子どころか、ソープ嬢だって、そうそう三穴同時なんて経験しないよね。わたしの経験、ものすごく偏ってるなあ。
 わたしがじっとしがみついていると、村上が上下に揺すり始めた。膝の屈伸運動と腰の前後運動を交えている。白勢も、それに合わせて腰を動かす。バギナよりもアヌスが、激しくこすられる。
 奥村もピストン運動を始めたんだけど。がっしりポニテをつかんで、がくがくがくがくわたしの頭を揺すぶってくれる。もう、脳震とう寸前。
 そして、経験豊富なせいか精力減退か、十五分くらいはもみ苦茶にされても、誰も射精してくれない。
「もう、続かん」
 村上が音を上げて、わたしを引っぺがした。
「おっとっとっと……」
 わたしを押しつけられた白勢がよろけて、私を下にしてソファに倒れ込んだ。床に倒れられるよりは、まし(ヽヽ)。
 そのまま、わたしに体重をのし掛けて、ピストン運動を始めた。
 ずんずんずんずんと激しく突かれて、そのたびに乳房が上下に押しつぶされる。あまりボリュームのない乳房だからクッションになってくれなくて、乳首がソファの革にこすられて……痛いのに気持ちいい。アヌスの快感も、はっきりとある。もちろん、チグサに犯されたときの百分の一未満だけど。
 びゅくびゅくって、アヌスにケイレインを感じた。それが射精だったんだろう。白勢の重みが消えた。
そしたらすぐに表返されて(?)村上に前を貫かれた。
 あれ? これもチグサの余韻かな。バギナの縁をペニスの張り出してる部分にこすられたとき、ぞくぞくっと背中が震えたほど快感があった。ピストン運動が始まると、その半分くらいの快感が連続して打ち寄せてくる。
 マグマが、だんだんと貯まってくる。でも、さすがに噴火する気配はなかった。
 レ イ プされて感じるなんて屈辱でしかないのに、チグサに与えらた、あの凄絶な爆発の十分の一でも再現したくなってくる。クリトリスを刺激したら、絶対に噴火が始まる。その確信はあったけど。オーガズムに追いやられるのさえ(快感だけど)屈辱なのに、自分で噴火させるなんて、浅ましすぎる。そんな葛藤を乗り切って、白勢からの射精を勝ち取った。不適切な表現だけど。
 最後に、奥村の番。用意周到、ウェットティッシュを持ち出して――ちょ、なにするのよ!?
 丸めてバギナにねじ込もうとする。
「痛い! やめてください」
「きれいにしてやってるんだ、すこしくらい我慢しなさい」
「すこしじゃない。痛いんです!」
 ぬうっとモリトクが身を乗り出してきて、拳骨をわたしのお腹に押し当てた。
「竹刀がいいなら、そっちにしてやるぞ」
 そうだ。こいつがいたんだ。
「ごめんなさい。おとなしくします……」
 凄絶な快感に酔い痴れてた部分があった。同級生じゃなくて完全なオトナを立て続けに二体撃破(??)した、高揚感というとすこし違うけど、なんか頭がふんわかしてた感じだった。それが、一瞬でぺちゃんこにされた。惨めな性奴隷の立場を、反吐が出そうになるくらい思い出した。
 だけど。大爆発の余韻は、まだ続いてた。ウェットティッシュでの乱暴な跡始末がおわって、奥村に犯されると、またすこしだけマグマがうごめき始めた。さすがに、クリトリスをしげきしたくてたまらなくなるほどじゃなかったけど。
「それでは、後はよろしく」
 あたふたと服を着てそそくさと奥村が立ち去って。気づいてみたら、部屋にはモリトクとチグサしか残っていない。
「これで、先生方との懇親会は終わりだ。ここからは二次会だな」
 そういえば、モリトクはまだわたしを犯していない。それにチグサは女だから、射精で突入するという賢者タイムも関係ない。つまり。これからが地獄の二丁目ということになる。
 だけど。二度目の大爆発を、ちょっぴり(というのはウソで、本音はものすごく)期待しているのも事実。
 ひと目でSEX直後とわかる雰囲気を漂わせているわたしを、モリトクはまた足洗い場まで追い立てた。まあ、雰囲気とは関係なく、太腿やお尻にこびりついたままになってる精液やねばっこいお汁とかオリモノを見れば、一目が瞭然なんだけど。
 今度はアヌスだけじゃなくてバギナにまでノズルを突っ込まれて洗浄された。圧力で水が押し込まれたのかもしれない。たっぷりと、おしッこまで出てしまった。
 ――それから一時間。モリトクがアヌス、チグサがバギナとクリトリスを担当して、わたしを責め抜いた。最初と同じ、ペニスとは比較にならない凄絶な刺激をバギナとクリトリスに与えられて、今度はアヌスまで加わったから、最初よりも凄まじいオーガズムに追い上げられた。怖くなって、途中からわんわん泣いちゃったけど、それまで快感のスパイスになったんだから――女って、ほんとうに業の深い生き物だ。と、一般論にすり替えとく。
 でも、それで終わりじゃなかった。
「これだけ楽しませてあげたんだから、すこしはお返しをしてもらわなくちゃね」
 クンニをさせられた。生まれて二度目の経験。チグサは、香純ちゃんよりも簡単に(つまり、ほとんど一瞬で)オーガズムに達してくれたけど、そこで終わらなかった。貪欲に貪欲に、三度四度とオーガズムを求めて、わたしの舌が麻痺して動かなくなるまで、赦してくれなかった。それも――乳首ひねってもクリトリスをつねっても、私が下を動かさない、動かせないと納得してからだよ。
 帰りは車で送ってくれたけど、それは当然。だって――呂律は回らないし、超絶オーガズムで腰が砕けて、よろがあしあしだったから、歩いて返されたら、どっかで野垂れ死にしてたかもしれない。
 そして。自分の部屋に倒れ込む寸前、完全な日常が目の前に立ちはだかった。というのは、父親からの留守録。
「ひさしぶりだね。元気に過ごしていますか。たまには、そちらの様子を連絡してください。何度電話しても留守録のままだから、パパは心配になってきました」
 元々、他人行儀っぽい物言いをする人だったけど、留守録となると、その傾向がいっそうになる。
 あまり心配をかけると、直接会って確かめようなんて思うかもしれない。そうなったら、もしかしたら、娘の異状に感づくかもしれない。
 それは困る。なんてのん気な状況じゃないんだから。
「あえいうえおあお。あめんぼ赤いなかきくけこ」
 うん、滑舌は戻ってる。ので、気力を振り絞ってTEL。ツウコールで出た。
「あ、パパ。心配かけて、ごめんなさい。詳しいことはメールするけど、こっちは受験勉強する子なんて、ほとんどいないの。だから、ついみんなで遊んじゃって」
 ウソじゃない。無理しないで通える進学先は一校だけ。完全に定員割れ。自然と偏差値は下がる。岳人とか、家に余裕があって本人(か、親)にやる気がある子は街の塾まで遠征してるけど、圧倒的少数派。
「ううん、大丈夫。遊ぶったって、学校の中だから。校務員を兼ねてるモリトクって先生が住み込んでて、ずっと目を光らせてるから、悪いことは出来ないよ」
 悪いことは、たくさんされてるけどね。
「うん、みんな親切だよ」
 性奴隷にされてたくさん遊んでもらってる。
「うん、うん。わかってるってば。まだ、ご飯食べてないの。お腹ぺこぺこだから、もう切るね」
「うん、お休みなさい」
 父親は相槌と短いコメントだけで、ほとんど一方的にわたしがしゃべりまくってた。人間、やましいことがあると冗舌になるって、ほんとだね。あたしは、ちっともやましくなんかないんっだけど。
 電話を切って。さっきまでの非日常と、不意に現れた日常とに、心が宙ぶらりんになったまま、電話ではああいったけど、お昼ご飯を抜いちゃってるのに食欲なんかちっとも無くて。パジャマ(しか残されてない)に着替える気にもなれなくて。
 もはや制服の形状を留めていないボロ布を身にまとったまま、朝から敷きっぱなしにしちゃってる布団の上に、身を投げ出した。
こうず中編
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 今回のアイキャッチは、中編の表紙用に考えて、ぼつにした表紙絵の構図です。
 あまり尺が長くなると、これも使うかもしれません。その場合は、後編にこの構図を使って、のあとに終編とかつけ加えます。
 今現在考えている表紙絵の構図は、本棚(トップ記事)を参照してください。



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Progress Report 4 『いじめられっ娘二重唱』

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  週末に集団隷婦された後は、土日をさらっと流して月曜からの本格的性的虐待へとつなげるつもりでいましたが。
 緊急避妊ピルと精神的ショックとが重なって生理になって――というシーケンスを加えました。生理となると、濠門長恭定番ですが、赤フンドシです。
 ただ締めさせるだけに抑えておこうかなとも思いましたが。この際、妄想全開(は、いつものことですが、さらにアフターバーナーもゴムカタパルトもSALも)で進めてしまいました。
 赤フンドシは、下宿先の野原の「おじいちゃん」改め「ジジイ」が、三年前に知子(『淫乱処女のエロエロ・デビュー』のヒロイン)が使っていたと言って、締め方まで手取り足取り乳揉みマンズリ教えて。口先ではない口中での御礼を強要されて、ヒロイン(後藤薫子改めクソ)は逃げ出して駐在所に助けを求めて、逆に猥褻罪で逮捕されて、乳房露出を隠すためにロープでペチャンコになるまで圧迫されて。露出している乳首(は、男女共通だから猥褻ではない!)とつまんで引っ張られて家まで連行される。
 ほんと、こういうのが好きですね。好きだから、何杯でもお替りします。好きでない読者には、「ごめんちゃい」と軽いノリで謝っておきます。
 もはやライフワークになっていますが、元々SM小説執筆は、妄想の具象化が前提です。今さら商業出版を狙って熟女ものとかNTRとか巨乳とかを書くつもりはありません。書けば出版するという危篤な出版社があれば、コロッと寝返るかもしれませんが。幸か不幸か不遇か悲運か不運か薄幸か、そういうオファーは今のところ(おそらく21世紀中?)ありません。
 などと、愚痴ってても仕方ないですね。
 その緊急増補した赤フンドシをアイキャッチにして、本文から抜粋します。
Progress Report 1は、こちらへ→

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赤どしどし 6.わいせつ罪で逮捕
不快な目覚めだった。ひと晩じゅう悪夢にうなされてたような気がする。
 そして、股間の肉体的な不快。まだ挿入されてる感じが残ってるとかじゃなくて。パジャマの股間が、ぐっしょりと真っ赤。傷ついた性器からの不正出血――なら、昨夜も出血してなくちゃおかしい。
 緊急避妊ピルによる出血は数日後のはずだから。むしろ、昨日のショックで生理が早まったのかもしれない。
 とにかく、これで妊娠の心配は消えてくれた。それに、生理が終わるまでは鬼畜連中もさすがに手出ししないだろう……かな? 出血してるのはバギナだけ。アナルも口も使用可能……
「あああああ! もう、やだあっ!」
 大声で叫んでも、どうにもならない。卒業の日まで、性的虐待を受け続け我慢し続けなねればならない。
「あ……」
 同情を口に出していた。
 わたしは、七か月間だけ(じゅうぶん過ぎるくらいに長い)耐えれば、解放される。でも香純ちゃんは……一年と七か月が過ぎて卒業しても、逃げられないんじゃないかな。
 もっと早く、母親が弁償を済ませる可能性も、計算としては成り立つ。出稼ぎったって、会社勤めとかじゃないのは明白。熟女ソープとか、そんなのだろう。無駄遣いしないで貯金して、二十代でブティックのオーナーになったソープ嬢とかもいるそうだけど。
 でも。弁償が済んでも、それで香純ちゃんが解放されるとは限らない。蒲田が次の性奴隷を見つけるか死ぬかするまで、ずっと続くんじゃないだろうか。
 香純ちゃんの心配は、もうやめよう。そのせいで、香純ちゃんと似たような境遇に堕ちてしまったんだ。香純ちゃんを恨んだりはしない(ように努める)けれど、同情する資格なんて、今のわたしには無い。
 とりあえず生理の手当をして、下着も替えて、Tシャツと長いジーンズに着替えたけど。朝ご飯を食べる気にもなれず、そもそも動く気にすらなれなくて、また布団にもぐり込んだ。
 ピインポオーン!
 超特大のチャイム。おじいちゃんが玄関に出て。すぐに、作業服姿のモリトクと一緒に、わたしの部屋へ入ってきた。
 顔を見るだけで気分が悪くなるけど、おじいちゃんの手前、布団から出て、きちんと座った。さすがに、挨拶まではしない。
 モリトクは、わたしの気持なんか無視して、小さな箱をぽんっと畳の上に投げ出した。筆記体のアルファベットかアラビア語みたいな商品名が書かれた淡い水色グラデーションのパッケージ。字は読めなくても正体は知っている。
「もう生理が来たそうだな。明日からは、忘れずに服用するんだぞ」
 なんで、生理のことを知っているんだろう。
「薫子ちゃん。生理のときは、これが便利で気持ちいいんだよ」
 折りたたまれた真っ赤な布が、ピルの隣に並べられた。
「知子も、生理のときにはこれを使っておった」
 知子ってのは、おじいちゃん従弟のお孫さんだっけ。四年前に、やっぱりここに中三のとき山村留学して七白学園に進学した人。
 だけど、この細長い布。T字帯かな。出産直後に使う下着。
「タンポンよりも気持ちええぞ。締め方を教えてあげよう」
「いえ。だいたい知ってるから、あとで試してみます」
 いきなり拒絶するのも申し訳ない気がして、そう言っておいた。のだけれど。
「だいたいではいかん。ちゃんと教えてもらえ」
 モリトクがしゃしゃり出る。
「それじゃ、あの……先生が帰ってから」
 おじいちゃんだけなら、なんとでもあしらえる――と、まだ高をくくってた。
「先生の言うことが聞けないのか。岳人クンを呼んでやろうか?」
 なんで、ここにあいつの名が出てくるのか――理由は明白。映像を公開するって意味だ。
「……わかりました。おじいちゃん、教えてください」
 いきなり十二人(モリトクを入れたら十三人)もの男に●●●されたことを考えれば、生理の和風手当を教わることくらい、恥かしくもなんともないと思った。ところが。
「それじゃ、服を脱いで素っ裸になりなさい」
 とんでもない科白が、おじいちゃんの口から飛び出した。
「えっ……?」
「パンティをはいていては、生理帯を着けられん。そのシャツの裾も巻き込みそうになって不便じゃ」
 昔の人だから、羞恥の感覚がずれているのかなと考えてから。おじいちゃんの目が、昨日の鬼畜男子みたいにぎらついているのに気づいた。
 それでも、まだ。まさかという思いのほうが強い。だって八十歳をとっくに越えてるんだよ。
「クソ!」
 罵り声じゃない。男子が勝手に付けたあだ名で、わたしを辱めるのと脅すのとを同時にしたんだ。
「服を脱ぐたびに切り裂かれてたんじゃ、すぐに着るものがなくなるぞ」
 モリトクが、胸ポケットからカッターナイフを取り出した。
「先生のおっしゃることには、ちゃんと従いなさい」
 おじいちゃん、もしかしてモリトクとグル?
 わたし、観念して覚悟を決めて、立ち上がった。二人に背を向けてTシャツを脱いでジーンズも脱いで。背中が焼けるように熱い。そして、全身に鳥肌が立ってる。
「こ、これで、いいでしょ。締め方を教わるだけなんだから」
「わしは、素っ裸になれと言ったんじゃが」
 チキチキッと小さな金属音。ショーツを自分の手で脱ぐか、モリトクに切り裂かれるか、この選択肢しかわたしには許されていない。
 震える手でショーツのウエストをつかんだ。でも、腕がわたしの意志を無視して(心には忠実に)動いてくれない。
 背後にモリトクが密着した。冷たい感触がお尻を走って。音も立てずにショーツが二つに割れた。
「ついでにブラジャーも脱いでくれ。和装に西洋下着は無粋じゃ」
 そういう問題じゃない。
 いや、そういう問題なんだ。わたしを全裸にして辱めて、T字帯を締めさせたいんだ。
 わたしがためらっているうちに、またしてもカッターナイフがブラジャーを破壊した。
「ほおお。久しぶりの目の保養じゃ」
 おじいちゃんが、わたしの前へ回り込んで、左手で隠している乳房をのぞき込んだ。
「知子よりは小さいが、それだけ可愛いな」
 なんか、とんでもないことを言ってる。
「あいつは、いちおう血がつながっていたし、蒲田への遠慮もあったしな」
 あっ……モリトクが、わたしの乳房がトモコより小さいとか言ってたのを思い出した。そのトモコって、この知子さんのこと――だとしたら、知子さんも、香純ちゃんやわたしみたいなことまでされてたんだろうか。
 三年目の出来事なんて、どうでもいい。問題なのは、目前に迫った(いや、もう始まってる)わたしへの性的な虐待行為。
 ジジイ(二度と、こいつのことを『おじいちゃん』とは思わない)が赤い布を垂らした。思ってたよりずっと長い。そして、腰に巻くヒモがどこにも着いてない。
 その細長い真っ赤な布の三分の一あたりのとこに、ジジイが結び玉を作った。大きな輪っかを作って、よじった布を何度もくぐらせて、ぎゅううっと引き絞ったら、太い結び玉というより結び棒。
 エロサイトで見た知識が起動して、嫌な予感しかしない。
「向こう向きになりなさい」
 肩に手を掛けて、身体を百八十度回された。背中に赤い布の端を掛けられて、前に垂らされる。
「手をどけて」
 手首を引き上げられて、肩の布を押さえさせられた。足も開かされて、股間を赤い布がくぐった。
 これ……フンドシだ。今ごろになって、やっと気がついた。昨日モリトクが締めてたやつ。赤フンなんて単語を思い出した。
「きゃあっ……」
 ジジイめ、背後からおおいかぶさってきて、指でラビアを左右に広げた。そこに、棒状の結び玉が食い込んできた。
「いやっ……」
 バギナの入口だけじゃなく、内側全体を圧迫される。
 反射的に腰を引いたら、ジジイの下腹部にお尻が当たって押し戻された。身体をひねって逃れようとしたら、モリトクに腰を両手で押さえられた。
「おとなしくしていろ。ちゃんと手順を覚えるんだぞ。いつもいつも、野原さんが手伝ってくれるとは限らんぞ」
 覚えたくない。手伝ってほしくない。
「この結びコブがマンコに食い込んで、フンドシが安定するんじゃ。経血も吸い取ってくれるしの」
「嫌です。もう、やめて。気持ち悪い」
 やめてもらえないとわかってても、お願いする。ううん、哀願。
「すぐに慣れる。じきに、サラシなんかじゃ物足りなくなるぞ。知子は荒縄で、これよりも大きなコブを作って、マンコにもケツにも食い込ませておったほどじゃ」
 そこまで調教されたんだ。でも、わたしは絶対に調教なんかされない。
 お尻を通った布が斜め上へ引き上げられて、そのままぐるっと腰を巻いた。斜めになってる部分に布の端が絡められて、反対側へ引っ張られた。斜めの布が垂直になって、尾底骨の上に居座った。
「いやあ……痛い」
 ラビアを内側からこすられて、その奥を圧迫されて、ほんとは痛いというより、違和感と不快感。細くよじられた布がアナルにも食い込んできて、これも凄まじい違和感。ペニスを突き立てられるよか、つらくはないけど。
 まだ余ってる布の端は、縄のようになって腰を巻いてる部分に、ぐりぐりとねじ込まれた。
「けっして結んではいかんぞ。トイレでほどけなくなる」
 うげ。生理の間じゅう、これを着用させるつもりなんだ。
 肩に掛けられてた布が前に垂らされて、やっと股間が包まれた。でも、お尻を通すときは細くよじられる。こっちの布も、尾底骨の上で絡められて、最初の布の端と反対側へねじり付けられた。
「ま、こんなところじゃな。ついでだから、家の中ではフンドシ一本でいなさい」
 なにが、ついでよ。
「こら、クソ。フンドシの締め方を教えてもらったんだろ。ちゃんとお礼をしなさい」
 出来ることなら、思いっきり罵ってやりたい。さすがに、お年寄りを殴りたいとまで思わないけど。
「あ、ありがとうございます」
 悔しいけど、モリトクに逆らう勇気はない。
「お礼をしろと、先生は言ったぞ。口先だけでは誠意がこもらない。ちゃんと口の中でお礼をするんだ」
 え? どういう意味――は、すぐにわかった。ジジイのやつ、モリトクと場所を入れ替わって。ズボンを落として、肌色のトランクス(にしては、肌にフィットしてたけど)までずらした。
 男子のペニスよりも小さくてでろん(ヽヽヽ)と垂れている醜悪な一物が、わたしの目の前にさらされた。
 フェラチオをさせるつもりなんだ。でも、若い女の子の裸を見て(どころか、さんざん触って)、それでもこの状態なんだよ。勃起するのかな――という心配は、ジジイのためじゃない。ちゃんとフェラチオできないと、モリトクにまた腹パンかグービンタを食らいそうな予感がしてる。くそう、いつのまに、こんな卑屈で臆病な女の子になっちゃったんだろう、わたし。 
 どう逆らっても、暴力で従わされる。それは、昨日学んでる。痛い目を見るだけ損だ。でも、でも……昨日のは、わたしの意志とは関係なく、力で押さえ込まれて犯されたんだ。十二人の男子に取り囲まれて逃げ場もなかった。
 だけど、今は違う。わたしを力で屈服させられるのはモリトクだけ。あとで捕まって殴られるだろうけど、今この場からは逃げようと思えば逃げられる……だろうか。すくなくとも、脱ぎ散らかした服を拾っている暇はない。
 わたし、発作的に動いた。
 目の前のジジイをモリトクに向かって突き飛ばして、その脇をすり抜けた。裸足で玄関から飛び出して。一瞬だけ、立ち止まって考えた。どこへ逃げよう?
 近所へ駆け込んだら? シチブがどうとかって、もう知られてるかもしれない。追い出される?
 そうだ!  村の入り口にある駐在所。警察に保護を求めよう。そっちへ向かって走りながら、このあとの展開を想像してみた。
 モリトクが逮捕されたら。岳人は動画を消去するかもしれない。共犯の証拠だもんね。父親の蒲田も、トバッチリを恐れて香純ちゃんを虐待しなくなるんじゃないかな。
 なんで、こんな簡単なことに気がつかなかったんだろう。
 駐在所に駆け込んだ。お巡りさんが、ちゃんといてくれた。
「助けてください!」
 お巡りさんは、フンドシ一丁で裸の女の子を見て……ちっとも驚いていない。
「きみは、山村留学に来た子だね」
 のんびりした口調で尋ねられる。この時点で、どこかおかしいと気づかなければならなかったのに。
「そうです。昨日は学校の男子たちから●●●されて、今日も先生にこんな格好をさせられて、フェラチオを強制されているんです」
 石山京香さんのマシンガントークさながらに訴えた。
「それはともかくとしてだね」
 お巡りさんが立ち上がった。倍速みたいな動きでわたしの背後に回り込んで、両腕を後ろにねじ上げる。
 ガチャッ……
 金属音とともに、冷たい痛みが手首に走った。お巡りさんが手をはなしても、私の両手は背中に貼り付いたまま。手錠を掛けられたと理解するまでに、数秒かかった。
「わいせつ罪の現行犯で逮捕する」
「ええっ……!?」
 あっ。思い出した。男子たちが、とんでもないことを言ってた。香純ちゃんが裸で外を歩いてて逮捕されて、釈放されるまで手錠と警棒で遊ばれたとか。
 あれ、冗談とか脅しじゃなかったんだ。ほんとに、このお巡りさん、買収されてるのか弱みを握られてるのか、蒲田やモリトクとグルなんだ。
 香純ちゃんは警棒で遊ばれたそうだけど、それって、つまり……バイブ代わりに使われたってことだよね。わたしも、同じことをされるんだろうか。
「初犯だから、今回は見逃してあげよう。家まで送って、保護者に引き渡すからね」
 ポリ公が、壁に掛けられている青いロープを手に取った。
 それを何重にもわたしの胸に巻きつけて、ささやかなBカップの乳房がぺったんこになるまで締め付ける。
「苦しい……」
 息が詰まる。でも、なぜこんなことをするのかとは、尋ねる気にもなれない。胸を隠すとかなんとか、馬鹿げた答えが返ってくるだけだろう。へたに刺激したら、フンドシの上にも縄を巻かれるかもしれない。
 でも、まるきり無意味。乳首が縄の隙間からのぞいてるもの。それとも、男女共通の乳首はわいせつに当てはまらないのかな。
 その乳首を、ポリ公がつまんだ。つまんで、引っ張る。
「さあ、歩きなさい」
 乳首を引っ張られて、駐在所の外へ連れ出されて。そのまま、逃げてきた道を引き返させられる。
 さっきは夢中で目に留まらなかったけど。通行人が何人もいる。足を止めて、じっとこちらを眺めてる人もいる。家の前に立っているのは、わざわざ見物に出てきた人だろう。
 誰も近寄ってこない。わたしを助けようとはしてくれない。そうか。村八分ってのは、こういうんだ。しみじみと実感。
 乳首をつまんで(というより、つねって)引っ張られてるけど、私の足はなかなか前に進まない。結び玉が食い込んで、しかも毛が巻き込まれて引っ張られて、鈍痛の圧迫とチリチリ引きつれる鋭い不快感とが突き上げてくる。だけなら、いいんだけど(よくない)。ラビアへの刺激だし。結び玉が太長いのでクリトリスも圧迫されて。しかも、生理の血で潤滑されてるから、一歩ごとに、ぐりぐりぐいぐい動いて……バギナの奥が熱くざわついてくる。熱いエッチなお汁がにじみ出るのが、はっきりわかる。
 こんな性的虐待を受けて感じてしまうなんて……わたし、マゾじゃないんだから!
 痛いんだ痛いんだ痛いんだ――それだけに意識を集中しようとして、でもその奥でうごめく快感を無視できない。
 だんだん頭にかすみが掛かってくる。痛みを減らして快感を高めようと、腰がうねくるのを止められない。
「手錠は、あとで返してくれたらいいですよ」
 そんな声で、すこしだけ我に還った。もうジジイの家に帰り着いてた。ポリ公が、わたしの胸に巻いてたロープをほどきにかかっている。
「なんでしたら、捕縄も貸しておきましょうか」
「いや。こいつの初縄は蒲田さんと決まっているので」
 言葉の意味が理解できないのは、まだ頭がぼうっとしてるから。
 後ろ手に手錠を掛けられたまま、居間へ追い込まれて、ジジイの前にひざまずかされた。
 わたしの目の前に、再度ペニスが突きつけられる。さっきより、ちょっと上向いてる。
「今里さんの温情に免じて、先生も今回の反抗は不問にしてやる。だが、次はないぞ。モディ―ブローの一発や二発では済まさないからな」
 わたしは返事の代わりに、目の前の萎びたペニスを口に入れた。
「おお、だいぶと素直になったな。じゃが、くわえておるだけではラチが明かんぞ。唇で亀頭をしゃぶって、舌先で裏筋をなめておくれ」
 そんな卑わいな命令にも、素直に従った。村全体に犯されている――絶望的な考え、いや事実が、わたしから一切の気力を奪っていた。
 口の中で、ペニスがだんだん太く硬くなっていく。惨めな絶望とは裏腹に、ちょっとだけ誇らしい気分になったのは否定できない。だって、わたしの(にわか仕込みの)フェラテクが、棺桶に片足突っ込んでるようなジジイを奮い立たせてるんだもの。
「唇をすこし開いて、息を吸いながら頭を前後に揺すってくれ」
 言われた通りにすると。
 じゅぶぶずぞぞ――と、音が鳴った。『笛裸痴OH!』なんてふざけた当て字が頭に浮かんだ。わたしの精神、崩壊寸前?
 両手の自由を奪われてるとバランスがとれないので、身体を前後に動かすのがすこし難しい。でも、すぐにその必要がなくなった。
「舌を使うのはとめないでくれよ」
 昨日されたみたいに頭をつかまれて、激しく揺すぶられた。ジジイの腰も前後に動いて、ひと突きごとに喉の奥までペニスでえぐられる。
 だけど、勃起してても男子とは硬さが違う。軽い吐き気はするけど、それほどじゃない。
「出すぞ。吐き出さずに飲み込んでくれよ」
 これも男子みたいな勢いはなかった。舌の奥に、えぐいとろみが、ちょろっと吐き出されて、それでおしまい。ゴックンするのも(肉体的には)楽だった。
「では、俺もお相伴にあずかろうか」
 下半身を丸出しにしたモリトクが、ジジイと入れ替わった。
 ひええええ……なんて、おちゃらける気分じゃない。
 とにかく。これからが本番なんだ。
 本番といえば……明日からの学校生活、じゃなくてシチブの被虐待生活、これこそが本番なんだ。
 香純ちゃんがされていたことを思い出すと、絶望の二文字では表わせない、底無しの不安と恐怖に心が締めつけられる。
 せめて、数分(か、十数分)のあいだだけでも、目の前の被虐に没頭して、明日からの事を忘れていたい。そんな思いで、わたしはモリトクの、すでに怒張して斜め上向いてるペニスを頬張った。
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 ここまで240枚を[前編]とします。大雑把に数えて、3週間で240枚です。
 [中編]も250~350枚でまとめて、[後編も]250枚くらい。800枚を超えます。
 筆者の場合、後半を走ったり端折ったりで(射精後の後戯がおざなりとは、男性一般に対する女性一般の不満です)竜頭蛇尾になりがちなのですが、ここで区切って上電(Upload)すると思い定めれば、次からがフーバーダムじゃなくてニューディールです。
 いえ、刊行は本文が第4コーナーを回って、ほんとに[後編]で終わるのか、[終編]とか[結編]とか追加しなくて大丈夫か、見定めてからにしますけど。
 なお、月販ペースで出していっては、待ち侘びてくれている読者様(そんな物好き、いるの?)に申し訳ないので、隔週刊を予定しています。

熟女のサンプル動画が見放題!

追伸:結局、07章を少し書いて、日曜夜まで(書き始めて16日)で247枚/8万文字。これから本格的な性的虐待が始まるんですから。明日は手作りお弁当のおかずに精液ドレッシング。ご飯には産地直かけ茶漬けです。香純ちゃんが喜んで薫子の分まで食べようとするのを阻止して……果たして、ヒロインは堕ちるのか。生理的に受け付けなくて(ゲロって)、放課後にすさまじい性的リンチを受けるのか。実は、筆者にも分かりません。
 太長い結び玉赤フンドシからこっち、いちおうは事前のPLOTに沿いながらも、その場の思いつきインスピレーションとリビドーの導くままに書き進めているのです。

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 3 『いじめられっ娘二重唱』

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 序盤が長くなったので、章を追加しました。後の方にも追加するかも知れません(そうなると、目次が1ページで収まらず、筆者の美意識に反します)が、いまのところ、こうなっています。


場人物          - 3 -
01.七か月の山村留学   - 7 -
02.下着代りの逆日焼  - 15 -
03.性的イジメに遭遇  - 36 -
04.レズで始まる友情  - 69 -
05.香純ちゃんの騎士 - 103 -
06.初体験は集団暴行 - 162 -
07.チンチンマンマン
08.スク水で露出授業
09.香純ちゃんの過去
10.接着剤で性器密着
11.強制のアルバイ春
12.女体ピアノの補習
13.女子からのイジメ
14.全裸で合同運動会
15.体育館で全裸補習
16.雪合戦と雪ダルマ
17.卒業式でピル贈呈
後書き



 今回は、05章の一部を御紹介。
 校訂は、まったくしていませんので、誤字脱字変換ミスだらけです。
 なお、WORD文書をいきなりブログエディタに貼り付けるのは困難なんで、一度メモ帳に落としています。文中の(ヽヽヽヽ)などは、ルビです。WORDの傍点は、KINDLE形式には反映されないので、ルビとして振っています。


Progress Report 1は、こちらへ→

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 翌日から、わたしは香純ちゃんを徹底的にガードした。
 お昼休みは男子よりも早く二年生の教室に(廊下は走らないで)駆け込んで。
「いっしょに、ご飯を食べよう」
 教室の隅っこへ引っ張ってく。さいわい、香純ちゃんの机は最後列なので、ちょっと後ろへ動かして。わたしは空いている椅子を引っ張ってきて、黒板に背中を向けて座って。ひとつの机に二人分のお弁当を……並べられない。香純ちゃんは、わたしのすることを黙って眺めてるだけで、ぽけっとしてる。
「香純ちゃんは購買なの?」
 だとしたら、売れ残りがあればいいんだけど。
「ちゃうよ。だんしがめぐんでくれるの」
『俺のソーセージも食べろよ』てやつか。けど、いちいち腹を立ててたら精神が崩壊しちゃう。
 お弁当箱の蓋をひっくり返して。ご飯を半分と卵焼きを半分とレンチン総菜二つのうちのひとつを入れて。箸箱セットのスプーンを添えた。
「少ないけど、これで我慢してね」
「え? これ、くれるの」
「明日からは、香純ちゃんの分も作ってきてあげる」
 家での食事はおじいちゃんにお願いしてるけど、さすがにお弁当までは厚かましい。ので、一品は自分で作って(玉子焼きとかスクランブルエッグとかゆで卵マヨとかケチャップウインナーとか)、あとは冷凍総菜の詰め合わせ。おっと。
「デザートにリンゴもあるよ」
「うわあ、うわあ、うわあ!」
 香純ちゃん、手放しで喜んでくれてる。可愛いけど、不びんでもある。あんな豪邸に(住んでるんじゃなくて!)囲われてて、お弁当ひとつ持たせてもらえないなんて。
「ねえ。すぐたべてもいいの? おねえちゃんはちんちんないから、まんまん……」
「ストップ!」
 身を乗り出して、香純ちゃんの口を手でふさいだ。うかつなことを口走られたら、昨日の秘密が暴露される。
「あのね。見返りを求めないのが友情なのよ」
「……みかえり?」
 言葉づかい相応にボキャブラリーも乏しいんだ。
「香純ちゃんが喜んでくれたら、わたしもうれしいの。男子にしてるみたいなことは、しなくていいの」
 当てつけているつもりはないけど、内心の怒りが声を大きくさせる。
 今日は女子も男子も、そのまま教室に居残ってお昼を食べてる。ものすごく静か。全員の耳に、わたしの痛烈な言葉が聞こえたはず。でも、ざわめきひとつ立たない。
 振り返って反応をうかがう勇気は、わたしにもない。
 香純ちゃんは、あっという間に半分のお弁当を平らげたけど、わたしはできるだけゆっくりと食べた。
 香純ちゃんは退屈そうにしてたけど、自分から男子のことろへ遊びにいったりはしないで、ずっとニコニコしてわたしの顔を眺めてた。
 うん、ニコニコだ。ほら、精神発達に障がいのある子って、なんとなく雰囲気でわかる場合があるけど。香純ちゃんの表情には不自然なところがない。ひたすらに、幼い子の無邪気なあどけなさ、そのもの。
 予鈴まであと十分てところで、わたしもお弁当を食べ終えて、香純ちゃんと一緒に(今度は手伝ってくれた)机を元に戻した。
「それじゃ、香純ちゃん。放課後は一緒に帰ろうね」
 大声で宣言。
「うん。また、おうちであそぼうね」
 口をふさぐかわりに撤収。
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 深刻被虐モードになかなか切り替わらず、青春してたりおちゃらけたりもしていますが。それだけ、本格被虐に突入したときの落差が大きくなり、それはそれで効果的と、何事もポジティブに考えています。
 ヒロインが香純ちゃん流儀のお遊びにつき合うシーンなども。


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 と、諦めたはずだったけど。
「おねえちゃん、おべんと、つくってくれた?」
 香純ちゃんのほうから、三年緒教室に押しかけて来た。
 万感の痛恨を秘めた惜別――なんて、香純ちゃんに通じるはずもなかった。
「ごめん。忘れてた」
「ええええ? きのうのおべんと、すごくおいしかったのに。きょうはたべれないの?」
 友達(だよね)にお弁当を作ってあげるなんて初めてだったから、昨日はすごく頑張った。マヨネーズ味のスクラブルエッグと、タコさんケチャップウインナー。リンゴもウサギにしたし。
「おいしいよお。ままのごはんよりも、おいしいよお」
 て、香純ちゃんたら口いっぱいに詰め込んだまま喜んでくれて、私の顔までご飯粒が飛んできた。
 それが、一転して『忘れた』だもんな。ほんとは、断腸の思いで作らなかったんだけど。
「いいよ。まえみたいに、だんしにめぐんでもらうもん」
 なんて言われて、それでも見捨てておけるほど、わたしは冷酷じゃない。
「ちょ、待って。今日も半分あげるから、それで我慢して。明日は、ちゃんと香純ちゃんのも作ってきてあげるから」
 香純ちゃん、ぱあっと笑った。
「ほんと? うれしいな。おねえちゃんのおべんと、せーえきどれっしんぐのさんどいっちよか、おいしいもん」
 精液ドレッシング!?
 オトナの蒲田への無力感が、男子生徒への怒髪天に入れ替わった。
 そうだよ。わたしが引き下がったのは蒲田に対してであって、同い年や年下の男子にじゃない。
 今日は、自分のお弁当を作るのもおっくうで、大きめのおむすび(具無し)が二つと、サバ缶まるまる一個分(ちゃんと、おかず入れに移し替えた)だけ。デザートも、賞味期限ぎりぎりのミカンの缶詰。
 わたしはおにぎり一個だけで我慢して、おかずとデザートは全部香純ちゃんにあげた。せめてもの罪滅ぼし。
「きょうのも、おいしいよ。おねえちゃん、りょうりがじょうずなんだね」
 缶詰と手作りの区別もつかない?
 放課後も、香純ちゃんが押しかけてきた。二年生は七時限目がある日なのに。無断欠席はよくないので、二年の教室へ行って、香純ちゃんの代わりに報告しといた。
「カスのことは、いちいち言わなくてもいい。いや、言うな」
 未来子ちゃんのことを彼女の担任に訴えたときも、迷惑そうな顔をされたけど。ここまでひどくはなかった。
 というわけで。うっ憤を貯め込みながら、香純ちゃんをガードして下校。野原さんの家の前で別れずに、ずるずると大豪邸へ上がり込んでしまった。
 蒲田は、今日は帰りが遅い。息子の岳人は、蒲田の会社の人に送迎されて進学塾。お手伝いの小母さんは、自分ちの家事で午後六時過ぎまで不在。
 なんて頭の中で計算したのは。香純ちゃんの部屋へ行ったら、無事ではすまないと覚悟を決めていたから。
 香純ちゃんの存在を迷惑に思っている教師にも、存在を無視してかかってる女子にも、もちろん下劣な男子にも、最低最悪の人非人で鬼畜の蒲田にも、腹の中でマグマが沸騰している。
 当てつけに香純ちゃんを寝取ってやれ――というのは穏やかではないし、本心でもないけれど。なんか、わたしも異常な行動に出ないと張り合えない――これも違う。とにかく、滅茶苦茶をしたくなっていた。
 そして。自分にウソをついても仕方ないので、正直に告白すると。エッチなことに、すごく興味があったのは、紛れもない事実。だって、女性ホルモン全開の十五歳だよ。レズごっこくらい、いいじゃない!
 なので。大豪邸に着くなり(手伝いの小母さんが帰っているのを確認してから)、香純ちゃんとシャワー。香純ちゃんは男子に犯されてないし、さすがに秋の気配が忍び寄ってて、汗もそんなにかいてない。
 わたしが誘ったんじゃないよ。香純ちゃんが誘ったの。まあ……精神的には楊枝とかわらない子に付け込んでるって罪悪感は、やっぱりあるんだけど。でも、こういうふうに調教されちゃってるという事実はあるにしても、本心から香純ちゃんが望むんだから、それに香純ちゃんと同じことをするんだから、性的虐待とかじゃないよね。
 なんて、わたしの葛藤なんか知る由もなく。香純ちゃんは、すぐにシャワーオナニーを始めた。床にぺたんと開脚三角座りして、そこに水流を当てるというよりシャワーヘッドを押しつけてる。
「うあああああ、ああああ。ちもちいよお」
 左手で胸をもみはじめた。いや、これからは香純ちゃんに敬意を表して、乳房と言ってあげよう。むにむにともめるだけのボリュームがあるんだから。
「いたいよ、いたいよお。ちもちいよお」
 訂正。もむんじゃなくて、わしづかみにして、こねくっている。さらに、左右にひねったり、引き伸ばしたり。かと思ったら、乳首をつねったりもしている。こういうふうに扱われて、それが愛ぶだと仕込まれてるんだ。
 だとすると……一昨日の69。あれでずいぶんとおとなしめだったのかな。
「ああん。おててがみっつもないよ。おねえちゃん、カスちゃんのおっぱい、いじめてよお」
 たじたじ。香純ちゃんが本気でサディスティックな愛ぶをもとめてるのは、わかる。だけど、それに応えたら、軽蔑してる連中と同じになっちゃう。というのは、言い訳だよ!
「いやよ。わたしも、香純ちゃんと同じことをするんだから」
 壁の二面にふたつずつシャワーがあるなんて、ほんとに困ったものだ。わたしは香純ちゃんと直角に向かい合って、壁に背中をもたせかけて、香純ちゃんと同じように、開脚三角座り。お尻と背中が冷たい――のが、火照った肌に心地よい。
 右手を上に伸ばしてバルブをつかんで、ええい、ぐりぐりといっぱいまで回しちゃった。
 シャワワワワ(駄ジャレ)って感じじゃなくて、ジャバババババと、すごい勢いで水が床をたたく。まさに噴流。
 そりゃ、わたしだって乙女(どこが?)dから、シャワーオナニーくらい、たしなんだことはある。でも、こんな強い水圧じゃない。
 香純ちゃんは男どもに性器を鍛えられて(?)鈍感になってるのかな。
 でも、こんな強い刺激。どんな感じなんだろ。
 おっかなびっくりで、シャワーヘッドを傾けて、五十センチくらい離して当ててみた。
「うあっ……!」
 痛い。まるで、針を突き刺されているよう……なんだけど、痛みの奥に凄絶な快感がひそんでる。
 ゆっくりとシャワーヘッドを左右に振ってみた。股間全面に水流が当たっているから、痛みは変わらない。なのに、快感だけが左右に揺れる。
「ひゃんっ……!」
 クリトリスを直撃。ピインと快感が跳ね上がった。
「うあああ、ああ……す、すご……」
 わたしまで、香純ちゃんと似たしゃべり方になってる。まともに言葉を紡げない。
 左手を乳房に伸ばしかけて、ふと思いついて、股間にもってった。うんと脚を広げて。人差し指と中指を、左右のラビアに軽くあてがって。Vサイン。
「がはっ……」
 バギナの中にまで水が突き抜けて、ほとんど疑似SEX? 痛いけど、『ちもちいい』。
 苦痛と快感とがごっちゃになって……
 1+(-1)=+3!
「ああっ、それ、いいな。カスちゃんもする」
 年頃の女の子が二人ならんで、M字開脚でクパアしてシャワーオナニー。
 ちょっと(うんと)恥かしいし、後ろめたい。でも、それが快感のスパイス。
「うああああ、腰が砕ける!」
「とんじゃう、とんじゃうよう!」
 ほとんど同時に、オーガズムに達した。
 ゆっくりと冷えていくマグマの中でふんわかしてて。でも、なんとなく虚しい。
 これまでは、オナニーのあとは充足感があった。だけど、他人と肉の交わり(大げさかな?)で到達するオーガズムを知ってしまうと、ひと肌が恋しくてしょうがない。
 ので。タイルの床に座り込んだまま、抱き合ってキス。
 ここまでくると、やましさとか後ろめたさとかは、DIYショップの最上段の棚(手を伸ばしても届かない)。
 今日はわたしも積極的になって。わたしの口の中で舌を絡め合ったり、香純ちゃんの口に舌を差し込んで歯をなめたり。
 どきどきしっぱなしだけど、二回目のオーガズムは近づいてこない。
「ねえ、ねえ、おねえちゃん。まつばくずしってしってる?」
 昭和だったら、わたしくらいの女の子がSEXに関する情報に接するのは困難だったのだろうけど。
「……」
 わたしは答えずに、香純ちゃんの出方をうかがう。ま、答えはわかってるけど。
「おしえたげる」
 香純ちゃんは、壁に立て掛けてあったエアマットを床に引っ張った。
「そこにねんねして」
 まだ、ためらいが残っていたのは事実。これって、不純同性交友だよね。桃色遊戯てのは死語かな。でも、『レズごっこ』というと、とたんに軽くなる。ここまでして『ごっこ』かという反論はDIY(略)。
 道徳的なためらいが、性的な好奇心と欲望とに打ち勝つはずがない。わたしは、香純ちゃんのすることをじゅうぶんに予期しながら、香純ちゃんのスペースを空けるために頭をぎりぎりに寄せて、エアマットの上であお向けになった。
「くふっ」
 なんか子供っぽくない笑いを含んで、香純ちゃんはわたしと上下逆さまになって寝そべった。そして、わたしの脚のあいだに片脚を入れて、じりっとせり上がってきて。二人の股間が密着した。ラビアとラビアでキス。
 むにゅっとした、柔らかくてくすぐったくて身もだえしそうな感触。
 これは『松葉崩し』じゃなくて『貝合わせ』。いや、そうじゃない。『貝合わせ』というのは女性同士の性器接触全般を指すのだから、体位としては『松葉崩し』だ――なんて、どうでもいい雑学的な思考にしがみつくのは、やっぱり背徳感を捨てきれないからだろう。
 香純ちゃんは、ぎゅむうって、強く性器を押しつけて、ぐりぐり腰を動かして。でも、クリトリスへの刺激がないので、快感より背徳感のスパイスが強い。だから、どきどきしちゃう。
 ブポン……
 香純ちゃんが急に腰を引いて、密着してた部分が離れて。コミカルな音がした。吸盤と吸盤とを引き剥がしたときの音。
 また、香純ちゃんが強く押しつけてきて。今度は、わたしも腰をくねらせた。
 くすぐったいのが三割、背徳感が五割、快感は二割くらい。その二割のせいで、急速にぬかるんでくる。
 ずにゅ、ぐにゅ、にゅるるん、ブポン。
 シャワーオナニーやクリトリスへの刺激とは違って、なんだかのっぺり(ヽヽヽヽ)した快感。もどかしい。
 あ、そうだ。
 わたしは上体を起こして、両脚を六十度くらい開いた。
「香純ちゃん、ここに座って」
 脚を交差させて、腰を押しつけ合う。それでも、まだ届かないので。香純ちゃんのお尻を両手で抱えて引き寄せた。
 かろうじて、クリトリスとクリトリスとが、ごっつんこ。
「きゃはっ……」
 香純ちゃんが、ぎゅうっと抱き着いてくる。クリトリスも抱き合った。
 香純ちゃんが、お尻をぐねぐね動かすと、クリトリスへの刺激が跳ね上がった。香純ちゃんのささやかな乳房が、わたしの(いちおう)Bカップを押しつぶす。乳首と乳首もこすれ合って。くすぐったいけど、快感。
 そうやって、いろんなふうに身体をくねらせて、互いに刺激を強め合ったんだけど。じわじわと快感が積み重なってくるんだけど。さっきのシャワーオナニーが強烈過ぎたから、欲求不満がつのってくる。
 香純ちゃんは、わたし以上に物足りなく感じてる。黙りこくって、抱き合う角度を変えてみたり、腰を浮かしてみたり、私に乗っけてるほうの脚をあれこれ動かしてみたり。
 とうとう、身体をはなして立ち上がった。
「すぐもどるから、まっててね」
 バスルームから飛び出して、そのまま廊下をトテテテッと走る足音。水しずくでフローリングが傷んじゃうよ。
 一分ほどで、香純ちゃんは戻ってきた。小さなバスケットを提げてる。
「おねえちゃんは、どっちがいい?」
 目の前に差し出されたのは、バイブ!
 直径五センチはありそうな黒光りしてるやつと、三センチくらいだけど、『山』の字形になってる肌色のやつ。両側の小さいのは、アナルとクリトリス用だと、わたしでも察しはつく。
「いやっ……!」
 本気の悲鳴になってしまった。
 冗談。こんなのでロストバージンしたくないよ。
「そういう道具を使うのは、わたしにも香純ちゃんにも早すぎるのよ」
 態勢を立て直して、いちおうはお説教。もちろん、無駄。
「そんなこと、ないよ。カスちゃん、こころはこどもでも、からだはおとななんだよ」
 そんなふうに吹き込まれてるんだ。
「とにかく、駄目なの!」
 香純ちゃんは『山』形になってるほうだけを、バスケットに戻した。そして、小さな卵形の――ピンクローター。なんか、ショップで見かけるやつよりもコードが太い。
「これなら、いい?」
「駄目ったら、駄目!」
 声が金切ってきた。
「まんまんにはいれないよ。うんちのあなにいれたげる」
 いたまがあたい。でも、どきがむねむねしたりもする。
 アナルなら処女は守られるし。香純ちゃんはアナルSEXまでさせられてる。ピンクローターなんて、ペニスの半分もないよね。
 これ以上拒み続けたら、香純ちゃんが泣き出す――なんてのは、口実です。
「それくらいなら、付き合ってあげる。こうすればいいの?」
 わたし、エアマットから下りて、タイルの床にいそいそとしぶしぶ四つんばいになった。
「うん」
 ピンクローターを口に入れてもごもごして唾でぬらしてから、それを持って香純ちゃんがわたしの後ろへまわった。
 むにいっと、尻たぶが押し開けられる。他人にアナルを見られるなんて、生まれて初めて――生後の検診はどうだったかな?
「うわあ、きれい」
 どういう美的感覚なんだろ。
「こんだけしわしわがそろってたら、あなるせっくすも、ちもちいいかな」
「ひゃあっ……!」
 不意打ちに指を挿れられて、びくんって腰が引けた。でも、四つんばいの姿勢は崩さない。いくら香純ちゃんがSEXの大先輩とはいえ、年下の子に、そうそう醜態(?)は見せられない。
「そんじゃ、いれるね」
 アナルにぐううっと圧迫が加わって。ツルンって感じで異物が押し入ってきた。
「あっ……」
 痛みはなかった。むしろ、それに驚いて声が出てしまった。
「ひゃああっ!」
 つぎの悲鳴は、ピンクローターが振動を始めたから。
 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ……て、おなかの中で暴れてる。ううう、ちびりそう。振動がバギナやクリトリスにも伝わってきて、それも快感だけど。おなかの中をかき回されるのって、異次元の快感。
「ねえねえ、ちもちいい?」
「う、うん……」
 『ううん』って誤解されないよう、首を縦に何度も振った。
「よかったあ。じゃあねえ、カスちゃんも、ちもちよくして」
 極太の黒バイブを押しつけられた。四つんばいの右手を浮かせて、曖昧な気持ちのまま、受け取ってしまった。握ってみると、缶コーヒーよりもひと回りは細い。直径五センチはない。蒲田が実際よりも巨漢に見えたのと同じで、威圧されてたんだ。なんだか、剣豪小説みたい。
 香純ちゃんが、エアマットにごろんと寝転がった。両膝を立てて、腰を浮かせて。正常位の挿入待ち受けポーズ?
 振動が頭を揺すぶって、正常な思考力を奪う――ということにしておく。
 わたしは四つんばいのまま香純ちゃんに近づいて。あらためて、股間を注視した。
 エッチなお汁でぬれて、ぬらぬらしてる。ショーツの形に濃く日焼けしてるから、ぱかっと開いたラビアの中が、ものすごく鮮やかで生々しくてエッチなピンク色に見える。
 わたしのより大きなクリトリスが、包皮を押しのけて勃起してる。
 うわあ。ラビアの奥はすぐ肉の壁になってて、その真ん中が盛り上がって、そこにちょっとギザギザの穴が開いてる。チツ口なんて、アダルトサイトでも見たことない。
 だけど、穴の直径は一センチかそこら。極太のバイブがはいるとは、とても思えなかった。
 せめて、あまり痛くないようにしてあげようと思って、わたしはバイブの先っぽをなめた。
 ずる剥けのペニスそっくりのバイブ。ちろちろっとなめるだけじゃなく、ぱくっとくわえてみたりする。
 フェラチオって、こんな感じなのかな。ピンクローターに全身を揺すぶられて、エッチな方向へしか考えが向かない。
「ねえ、はやくいれてよお」
 催促されて、ちょこっとだけ我にかえった。
「それじゃ……挿れるからね」
 チツ口にバイブの丸っこい先端を当てて――軽くおしたら、吸い込まれるように十センチほども入ってしまった。まるで、飲み込まれたみたい。
「ねえ、すいっちいれて」
 スイッチはバイブの根元、四角くなってるところにある。ボタンが三つとスライド。適当にボタンを押しても、なにも起きない。スライドを押し上げると。カチッと軽い手ごたえがあってから。ヴィイイイイイイイと、凄まじい振動が手に伝わってきた。
「ひゃああああああああんん……とんじゃうよう!」
 香純ちゃんが、がくんがくんと腰を突き上げる。握ってるバイブが、ぐいぐい押し返される。
「つおすぎるおお。ゆるしてよお」
 あ……スライドをいちばん上までを押し上げてた。MAXにしちゃったんだ。
 あわててスライドを引き下げると。
「よわいよお。いじわる。つおくしてえ」
 香純ちゃんが手を伸ばして、わたしのお尻から垂れているコードの端にある小さなリモコンを握った。
「しかえしちゃうんだから」
 おなかの中で暴れてるピンクローターが、いちだんと凶暴になった。
「うああ……」
 腰が砕ける。
「と、止めて……」
 でも、香純ちゃんの手からリモコンを奪ったりはしない。本音は、止めてほしくない。
 スライドを二分の一あたりまで押して。ボタンの機能が知りたくなって、右端のを押してみた。
 ブルルン、ヴヴヴヴヴ、ブルルン。振動だけじゃなく、バイブが小さく円を描き始めた。反射的に、ぎゅっと握ると。
「うあああああああ! これ、すき! もっとしてよお!」
 そうか。バイブの根元を固定したから、香純ちゃんの中で先っぽが円を描いてるんだ。
 香純ちゃんがピンクローターのリモコンを放り出して、左手で乳首を、右手でクリトリスをまさぐる。いや、つまんで引っ張って、つねったりもしてる。
「ねええ、もっとつおくしてえ」
 それ、すごくわかる。わたしだって、(たまに)角オナするときは、オーガズムが近づくと、最初は痛くてできなかったくらい、強く押しつけるもの。
 香純ちゃんのリクエストに応えて、スライドをMAXまで。
「うあああ……あああああ! とんじゃう、とんじゃう、とんじゃうよおおお!」
 置いてきぼりは嫌なので、バイブを左手に持ち替えて、右手でクリトリスを刺激した。ピンクローターで異次元の快感を貯め込んでたから、一瞬で爆発。
「ひゃああっ……爆発する!」
 シンクロナイズド・オーガズム。
 爆発のあとは余韻に浸りたいので、ピンクローターをOFF。バイブもカチッと手ごたえがあるまでスライドを戻した。でも、ピンクローターはまだお尻に入りっぱなしだから、バイブも突き立てたままにしとく。そのバイブを股間にはさむようにして、香純ちゃんにおおいかぶさって、抱き合った。
 いいな。女の子の柔らかな裸。わたしのムニュムニュと香純ちゃんのプリプリが、押しくらまんじゅうをしてる。
 わたし、ふだんはオナニーでも声は出さない。家に誰もいなくてもね。なのに、香純ちゃんとレズ(もう、『ごっこ』は削除)してるときは、まるきり別モード。香純ちゃんのあえぎ声に引っ張られてるのかな。
「ねえ、おねえちゃん」
「え、なに?」
「おへやへ、いこうよ。もっともっと、ちもちいいのしようよ」
 こういうのを、貪欲っていうんだろうな。香純ちゃんは、何人もの男子に何度も何度も犯されてた。一回くらいのオーガズムじゃ満足できないんだろう。
 あれ? 今、香純ちゃんは積極的に男子を受け容れている――みたいなこと、考えなかった?
 そうじゃない。あんなことをされて喜ぶ女の子なんか、いない。もし、積極的に受け容れているのだとしたら――それは調教の結果だと思う。なのに、心の底から湧き上がってくる義憤に、いつもの激しさが無い。
 これだけ(わたしにとっては)過激なことをして、オナニーとは桁違いのオーガズムを味わって、もうじゅうぶんなんだけど。やるだけやって、はいサヨナラなんて、不誠実な恋人の典型だよね。わたしはもちろん、香純ちゃんの恋人じゃないけど。
 でも。こうなってしまっては、ただの友達ではなくなったし。
 香純ちゃんの小さなお尻を見上げながら階段を上がっているとき、ふっと『騎士』て単語が頭に浮かんだ。香純ちゃんを男子の魔手から護る騎士。『リボンの騎士』とか『ベルサイユのばら』とか、りりしくも華やかなイメージが頭の中に広がる。
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 160枚で、転入初日の月曜から金曜までです。
 土曜日は、香純ちゃんとの『レズごっこ』盗撮動画で脅迫されて、三年男子たちに学校へ拉致されます。そしたら、学校の裏ボスうモリトク先生とか養護教諭のチグサとかも待ち構えていて、「不適切な性行為」にならないよう指導が始まります。
 モリトクとチグサは、ロリマゾ1『淫乱処女のエロエロ・デビュー』で登場したキャラです。

 さて。ヒロインがのこのこドナドナされる状況ですが。わかっててついて行くのは不自然という指摘が出ると思います。批判でもレビューを書いてくださる読者様がいれば、嬉しいんですけどね。
 実は、大昔に。純然たるSF(でもない。それなりのレベルの読者でないと理解できないという意味での年齢制限はありますが)で、筆者がそのSFの作者に同じ趣旨の批評をしたことがありました。
 彼、答えて曰く。
「わずかでも望みがあれば、99%破滅すると分かってても逃げられない状況もある」
 流行りの言葉で言えば、日常性バイアスかもしれません。
 ともかく。なぜヒロインが逃げないかは、説得力を持たせるように努めます。だから、まあ、前回の引用のように、今回もグチャグチャと心理を書き込んでいるんですけどね。

 さて。2週間目は70枚ほどしか進みませんでした。来週は、どうなりますかしら。


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Progress Report 4 →

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 2 『いじめられっ娘二重唱』

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 やはり、「いちばん書きたいもの」は速度が違います。
 昨夜は確定申告(さすがに、雑所得は20万円を超えています)の下準備とか、今日の土曜日も身内の入院見舞いとかゴチャゴチャしてましたが。この1週間で90枚突破。
 最近はカットバックを使わず時系列に沿って物語を進める手法がメインです。長編となると、本格的なエロシーンまで30枚以上かかります。ので、読者サービスというより、筆者の筆者による筆者の為のサービスとして、2学期初日に強引な理由付けで身体測定(医師が診ないので健診ではない)を入れて、サブヒロインに下着代りの逆日焼けを披露させたり、体育は見学で野ションをさせたり。
 表紙には使わないだろう画像でアイキャッチしておいてから、最初の『本格エロシーン』のお披露目。本文38枚目から61枚目までです。

Progress Report 1は、こちらへ→

まじロリ

 でも、やっぱり。わたしには関係のないことだと、はっきり確かめておきたいと思う。ので、月曜日。思い切って、石山京香さんを教室移動のとき、ちょこっと脇道へ引っ張った。
「あのね……本郷」
「やめて!」
 もっのすごい剣幕で怒鳴られちゃった。移動中の三年生だけじゃなく、たまたま廊下を通りかかってた人(先生を含む)まで振り返ったほど。
 石山さん、今度は逆にわたしの腕を引っ張って、物陰へ引きずり込んだ。
「いいわよ、教えてあげる。みんな知ってて、みんな黙ってるんだから。あなたも、そうして。混ぜっ返しても、ややこしくなるだけなんだから」
 早口にまくし立てて。一回二回と深呼吸。
「あの子はね、シチブなの」
 それ、初日にも聞いた。
「元々はハチブだったの。あの子のお父さん、とんでもないことをしたんだから」
 また、マシンガンみたいな早口で、事情を三倍速くらいで語ってくれた。
 香純ちゃんの父親は、村の実力者の奥さんと駆け落ちしたんだそうだ。それも、村役場で出納係とかしてたから、逃走資金に公金横領しちゃったとか。その実力者って人がスキャンダルを嫌って、村長さんとか説得して、警察には届けていない。そのかわり、奥さん(つまり香純ちゃんの母親)が、被害金額を弁償するって示談になった。役場の偉い人のほかは、その金額が一千万円以上だとしか知らされていない。奥さんは出稼ぎに出て、そのあいだ、香純ちゃんは人質みたいなもの。
 そういったいきさつで、香純ちゃんはハチブにされた。学校でのハチブじゃなくて、ほんとうの村八分。が、どんなものか、わたしには想像できないけど。
 これだけでも、いつの時代の話かってほどだけど。そこからが、悲惨。
 奥さんに逃げられた村の実力者が、香純ちゃんに奥さんの代役を引き受けさせた。代役ったって、お料理とかお掃除のことじゃない。つまり、夫婦生活の代役。十二歳(当時)の女の子にだよ。これって、たこえ合意があったとしても強制性交罪が成立するはず。今だって、淫行条例とかで逮捕されるんじゃないかな。
 でも、村の実力者って人は、村全体の税金の半分以上をひとりで納めてて、お祭りとかのイベントにも、それがないと開催できないってくらいの寄付をしている。つまり、村全体でその人のすることには、目をつむってる。
 その人の次男が、じきに父親のすることを真似るようになった。これって、親子丼とかいうんだっけ。しかも、その次男がここの生徒で、悪友にまで香純ちゃんを貸したりするようになって。
「だからハチブからそのイチブを引いて、シチブってわけ」
 石山さんが話し終わった。百メートルを全力疾走したみたいな荒い息を吐いてる。
 わたし、ただぼう然と……涙を流してる。
 香純ちゃん、やっぱり、好きであんなことしてるんじゃなかったんだ。親の不祥事の尻ぬぐい。
「よそもんが同情したって、どうにもならないのよ。カスのことは、きれいさっぱり忘れてちょうだい」
 言い捨てて、石山さんは立ち去った。
 わたしは……十分かそこらは、その場に突っ立っていた。授業に出れる気分じゃなかったので、ホームルームに戻って、つぎの授業まで自分の席にへたり込んでた。そして次の授業も、教科がなんだったかすら覚えていない。頭の中をグルグルしてるのは香純ちゃんのことばかり。
 そして、とんでもない可能性に気づいた。
 お昼休み。三年男子は、全員が教室から出て行って、入れ替わりに香純ちゃんを除く二年女子がやってくる。ということは……まさか、教室の中で変なことをしてるなんて思いたくはないけど。
 わたしはお弁当をカバンにしまったまま、購買部へ行った。あれこれ迷わず、パンを二つと牛乳を買って、ぐるっと回り道をした。
 校舎には出入口が三つある。真ん中は来賓用とかで、生徒の使用は禁止。校門に近い端に下足箱が並んでいる。購買部は、いちばん奥の出入口近く。なので、そこから上履きのまま外へ出て、手前の出入口から校舎へ入った。
 一年生は、きちんとそれぞれの席(だと思う)で、購買部組が二人とあとはお弁当。女子だけでなく男子もけっこうおしゃべりしてて、たった十一人でもわたしがいた学校の一クラス三十五人よりかまびすしい。
 そして、空の教室を二つおいて、二年生の教室。の手前で立ちすくんだ。
 席に就いてお弁当を食べているのは四人だけ。あとの六人は、教室の後ろで香純ちゃんを取り囲んでる。お弁当箱を持ってるのが二人と、あとはパンを食べながら。
「ほら、オアズケ」
 香純ちゃんの目の前で、食べかけのパンをぶらぶら振っている。
 香純ちゃんは、下着に見える逆日焼けの肌をさらしてる。つまり全裸で、両脚を開いて正座して、両手を前についてる。締まりのない顔で、じっとパンを見上げてる。
「チンチン」
 香純ちゃんが身体を起こして両手を胸の前に垂らして、犬のチンチンの真似。
「ハッハッハッ」
 舌を出して、まるっきりの犬。
「マンマン」
 香純ちゃん、羞恥心とかないんだろうか。チンチンのポーズのまんま、腰を浮かして脚を直角くらいに開いた。
 香純ちゃん、まだ毛が生えてない。まさか、初潮前かなと疑う。それなら、避妊の心配はしなくて……じゃなくて! そんな子を何人もで性的に虐待するなんて、絶対に許せない。
「クパア」
 やだ。両手を股間にもってって、そこを左右に開いた。濃いピンク色の奥までのぞき込めてしまう。
 もう、見てられない。わたしは、それでも足音を忍ばせて、急いで引き返して、校舎の外を回って、奥の出入口から三年生の教室へ戻った。
 戻って、自分の席に座って。ようやく、心臓がバクバクしてるのに気づいた。顔がすごく火照ってる。てか、血が逆流してる。
 香純ちゃん、毎日毎日、昼休みはエッチな遊びをさせられて、放課後はSEXさせられてるんだろうか。
 そう、『させられて』るんだと思う。
 でも、それだけじゃない。石山さんの話だと、夜は村の実力者って人に夫婦生活の代用品にされてるんだ。SEX地獄。そんな言葉が頭をよぎった。
 結局。買ったパンも持ってきたお弁当も食べないまま、午後の授業を(頭が空回りしてるまま)受けることになった。だって、あんなの目撃した直後だよ。食欲なんて、吹っ飛んでしまった。
 このまま、見て見ぬふりをしてて、いいんだろうか。先生に訴える――のは、無駄だろう。石山さんや千葉さんの態度を見れば、それはすぐにわかる。真鈴ちゃんがイジメられてたときの、クラスのみんなの様子と一緒だ。
 ううん、もっとひどい。真鈴ちゃんは、***されなかった。服を脱がされて男子に裸を撮影されて、拡散するって脅されて、パシリとか寄付金とか。殴られたりもしたけど、せいぜい、それくらいだった。
 香純ちゃんのは、次元が違う。だから、わたしが香純ちゃんを助けようとしたら……村の実力者なんて、本物の悪人が元凶なんだから。そいつが村を支えてるそうだから。わたし、絶対に追い出される。七白学園に進学できなくなる。わたしの人生を棒に振ってまで、他人を助けなくちゃいけないなんて、そんなこと……ないよね?
 なんて思ってても。
 また、香純ちゃんが体育用具倉庫へ連れ込まれてるのを目撃してしまうと、見捨ててはおけない。
 かかわっちゃいけない、わたしにはわたしの人生があるんだから。心の中で繰り返しながら。でも、どんなひどいことされるのか、気になって。
 ええい、正直に告白する。『興味』があったのは、事実。わたしだって、女性ホルモンに支配されてる思春期の女の子だもの。エッチなことには興味津々。
 だから、またのぞき見をしたの!
 先週より、もっとひどいことをされてる。
 縄跳びで後ろ手に縛られて目隠しされて、膝立ち。それを三年男子が五人と四年男子が一人とで取り囲んでる。みんな、ズボンとパンツを膝までずり下ろして。みんな、ペニスを勃起させてる。そして、なぜか右手にベルトを持ってる。
 香純ちゃんは、そのうちの一人にフェラチオしてて。
 今日は、誰かが閉め忘れたんだろう。窓がすこし開いてて、声が筒抜け。
「わかった、がくとさまだあ」
 香純ちゃんがペニスから顔をはなして、得意げに言った。
「おお、正解。さすが、毎晩くわえてるだけあるな」
「ちゃうよ。どようびはおにいちゃんだよ」
「おれだって、せいぜい一日おきだよ」
「馬鹿に言い返しても、しょうがねえだろ。ほい、つぎだ、つぎ」
 蒲田君の隣の男子が、香純ちゃんの頭を引き寄せて、口にペニスを突きつける。香純ちゃんは、嫌がるそぶりも見せずに(うれしそうに、とはさすがに形容したくない)くわええた。AVみたいな熱心でエッチなフェラチオじゃなくて、もごもごと味わってるみたいな感じ。

※いよいよライトSMシーンです。その前にコマーシャル
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「うーんとねえ。おおがきうちくん?」
「はーずーれー♪」
 かすみちゃんの 真後ろにいた男子がベルトを振り上げて。
 パシイン!
 香純ちゃんのお尻をぶった。
「きゃああ! いたい。カスちゃんをいじめないでよお」
「虐めちゃいない。罰ゲームだろ」
「はいはい、つぎ」
 香純ちゃんに向きを変えさせて、隣の男子がペニスを口に突っ込む。
 香純ちゃんも、同じことを繰り返して。
「がくとさまかなあ?」
 ぎゃははははと、男子全員が笑った。
「そりゃ、さっき言ったろ」
「これはスペシャル罰ゲームだな」
 香純ちゃんが立たされて。六人の男子はズボンをはき直して、でもベルトは手に持ったまま、一歩後ろに下がった。
 まさか、全員で香純ちゃんをたたくつもり?
 だった。
「せえの」
 ひとり置きに三人がベルトを振った。
 パシイン!
 パシイン!
 パシイン!
 コンマ何秒かの時間差で、背中をクロスにたたいて、最後の一人はおなかを水平に。
「きゃああっ!」
 香純ちゃん、おなかを抱えてうずくまった。
 わたし、脳天に血が逆流した。これって、もうイジメなんてものじゃない。純然たる虐待だ。
「まだ半分残ってる。さっさと立てよ」
 男子が二人がかりで、両脇に手を差し入れて立ち上がらせた。そのまま、手首を握って腕を水平に引っ張る。足を絡ませて、五十センチほども開脚させた。まるで大の字張付け。
「ねえ、いじめないでよお。いたいの、やだよお」
 香純ちゃんは泣き声になってる。でも、男子は容赦ない。
 パパパッシイイン!
 今度は、ほとんど同時に。胸とお尻と股間をたたいた。それも、股間は下からすくいあげるようにして!
「きゃああああっ!」
 香純ちゃんの悲鳴は、さっきよりずっと大きくて凄惨だった。
 男子が手をはなすと、かおりちゃんは胸と股間を両手でおさえて、その場に膝を突いて。ふらあっと、前へ倒れた。
 ドサッと身体が床にぶつかる音。
 男子はニヤニヤ笑いながら眺めている。
「うあああ、いたいよ。うえええええん……」
 香純ちゃんが泣きじゃくる。
「なあ。ちょっと、やり過ぎじゃないか?」
「おれ、Sってわけじゃねえし」
 薄笑いを消して真顔に還った男子もいる。
「おれ、今日ははやめとくわ」
 半数の三人が、倉庫から出て行った。
「だまされてやんの」
 吐き出すように言ったのは、がくと――蒲田岳人くんだった。違う、蒲田岳人だ。こんなやつら、『くん』付けする必要はない。呼び捨てでも、もったいない。
「おれんちでの遊びは、こんなオママゴトじゃないんだよ。週末なんか、月曜まで傷が残るくらいに可愛がってるんだから」
 蒲田が、とんでもないことをサラッと言った。
「おまえの親父さんはドSだかんな。おれらは、生オナホでじゅうぶんだ」
「ということで、さっさとやっちまおう」
「それじゃ、三人まとめようか」
 蒲田が、まだ泣きじゃくってる香純ちゃんの手を引き剥がして、ちっちゃな乳首をつねった。
「いたいいたいいたいよお」
「つねられたくなけりゃ、さっさと動け。聞いてたろ。三穴同時だ」
「うん……わかった。ちゃんとするから、いじめないでね」
 清水がズボンを脱いであお向けに寝て、その上に香純ちゃんが対面騎乗位でまたがった。
 蒲田がイラマチオをさせて。
 前かがみになった香純ちゃんの後ろから、大垣内が清水をまたいでおおいかぶさった。
 うわ! アナルに挿入した。
 こんなの……そりゃ、エロサイトで見たことくらいは、あるけど。まさか、リアル中●生がするなんて。
 香純ちゃんは小柄だから、凶暴な男三人のなかに埋もれて、大嵐の中の難破船(そっちは、見たことない)みたいに翻弄されてる。
 こういうのって、女性のほうはどうだか知らないけど、男は興奮するんだろうな。あっという間に三人とも射精しちゃった。
 男は射精したら、たちまち醒めるっていうけど。でも、Sっ気は別らしい。
 丸いボール籠から、わざわざバスケットボールを取り出して、代わりに香純ちゃんを折り曲げてお尻から突っ込んだ。
 そして、倉庫から出て行った。
 香純ちゃんは、もう泣きやんでいて。ぼう然というか、ぼけーっとしてる。
 肩まですっぽりとはまり込んでる。自力では脱出できそうにない。そのうち、あいつらが戻って来るんだろうけど、忘れてしまうか、それとも故意に明日まで放置とか……まさか。
 まさかとは思うけど。でも、助けてあげなくちゃ。これくらい、交通事故を目撃して通報するのと一緒だよね。かかわり合いになるってほどじゃないよね。
 出入口へ回ろうとして。ショーツがぬめっているのに気づいた。
 やだ……でも、虐待だとしても、性的にも凄まじいシーンを見せつけられたんだから、興奮しても仕方ない。わたしにMっ気があるとか、そういうことじゃないと思う。
 出入口の手前であたりを見回して。陸上部は全員が(やる気の感じられない)スローペースのランニング中で、こっちに背中を向けている。ほかに、人影はない。
 すささっと用具倉庫へはいって、急いで戸を閉める。
 覚悟を決めて向き直って、香純ちゃんに対面。
「あ、てんこうせいのおねえちゃんだあ」
 まるきり、状況にそぐわないのんきな声。は、このさい無視。
「助けてあげる」
 後ろから脇の下に両手を差し入れて抱きかかえて。
「きゃはは、くすうったい」
 駄目だ。腰を曲げた不自然な体勢なので、力がはいらない。
 そうだ。もっかい前へ戻って、ボール籠を手前に傾けた。いきなり倒れないように、ゆっくりと倒していく。
「ころんじゃうよ。こあいよ」
 そうならないように頑張ってるんだってば。四十五度くらい傾けて、あとはむしろ引っ張り起こすくらいの感じで、どうにか成功。しゃがんで、前に突き出している香純ちゃんの手を引っ張る。
「自分でも出ようとしちょうだい」
「うん。こう?」
 香純ちゃんが膝を曲げて足を踏ん張って。ずるずるっと、身体がボール籠から抜けた。
 香純ちゃんは裸のまま、ぼけっと突っ立ってる。わたしのほうに顔を向けてるんだけど、視線はわたしを突き抜けてる印象。
「香純ちゃん」
 とにかく、きっちり確認しとかないと。
「さっきみたいに、いつも虐められてるの?」
「カスちゃん、いじめられてなんかないよ」
「え……?」
「じょしはあそんでくれないけど、だんしはカスちゃんとあそんでくれるの。ちもちいし、たのしいよ」
 やっぱりだ。多分そうだとは思ってたけど。精神に障害のある無知な子を、男子全員でオモチャにしてるんだ。
「あのね。こういう遊びは、よくないのよ。先生に叱られるよ」
「ちゃうよ。せんせいだって、カスちゃんとあそんでくれるもん」
 血流再沸騰。なんてこと!? 教師までが性的虐待に積極的にかかわってるの!?
「あのね……」
 言葉が続かない。と同時に、保身って嫌な単語が頭に浮かんだ。
 こんな凄まじい性的虐待。やっぱり、証拠をそろえて警察に訴えるしかない。大騒ぎになる。それに。香純ちゃんは村の実力者の性奴隷にされてるっていうから、そいつからも仕返しがあるだろう。
 もっともうまく事が運んでも、わたしは村を出て行くことになる。こんな村や学校からは、一日でも早く逃げ出したいけど。でも、AO進学が不可能になる。
 ああ、もう!
 ここでグチャグチャ考えてても、どうにもならない。ので、棚上げ。
「香純ちゃん、服を着ようよ」
「きてもいいの?」
「着なさい!」
「うああ、おこんないでよお。カスちゃん、いうこときくから」
 脱ぎ散らかしてる制服を拾い上げて、素肌にセーラー服を着る香純ちゃん。
 そのときになって、やっと気づいた。
「ストップ。お股が汚れてる。きれいにしようね」
 自然と、楊枝に話しかける口調になってるわたし。
「へーきだよ。おうちにかえってから、しゃわーするもん」
 平然とスカートをはいた。
 あ、そうか。下着は着けてないんだ。こういうときは便利――じゃない!
「香純ちゃん、もう帰るんでしょ」
「うん、かえる」
「それじゃ、一緒に帰ろうね」
 ボール籠から抜け出して勝手に帰っているところを男子に見つかったら、なにをされるかわからない。わたしがついててあげなくちゃ。
 でも、そうすると、わたしが助けたと明白になっちゃう。
 そのときは、そのとき。最悪、もう関与しないって約束してしまえば、こっちにまでトバッチリはこない……だろう。
 だけど。そんなふうに香純ちゃんを見捨てられるだろうか。助けてから突き放すのは、最初から助けないよりも悪いって、そんなことを、どこかで読んだ気もする。
 ええい。そんな先の先まで考えられないよ。とにかく、今日は。香純ちゃんを家まで送ってく。明日は――明日、考える。
 香純ちゃんはカバンを持ってきてたけど、わたしは教室に置いてある。ので、香純ちゃんには校門で待っててもらって、わたしだけ教室へ引き返した。
 このあいだに香純ちゃんが勝手に帰ってくれたら、それで終わるんだけどな。なんて、今さら自分勝手なことを考えてみたりもしたけど。廊下の窓越しからも、忠犬ハチ公みたいに、きっちり校門の横で待ってる香純ちゃんの姿が見え続けてた。

 部活の生徒はまだ学校だし、帰宅部はとっくに帰ってるという中途半端な時間。おかげで、通学路には人影もない。
 山道を下りながら、わたしの頭の中では警報が鳴りっぱなし。
 やめておけ、手を引け。こんな子のために自分の人生を台無しにしていいのか。引き返せ。今なら、まだ間に合う。
 だもんで。平地に下りてしばらく歩いて村が見えてきたところで。
「悪いけど、先に帰ってくれる? 足が痛いので、すこし休んでいく」
 香純ちゃん、チロッとわたしを見上げた(香純ちゃんのほうが、五センチくらい背が低い)。突き刺すような視線――と感じたのは、わたしの内心のやましさの反映あろう。
「うん、わかった」
 香純ちゃんはスキップしながら遠ざかっていった。その後ろ姿は――毎日のように性的虐待を受けている可哀想な女の子には、とても見えなかった。
SOD(ソフト・オン・デマンド)ch

 文章量が膨大になったので、余計な能書きは省略します。


テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

Progress Report 1:いじめられっ娘二重唱/まずはプロット

DMM GAMES 遊び放題

いよいよ。満を持しての執筆開始です。600枚以上を予定。800枚超えに挑戦します。
 まずは、設定とかプロットを一挙大公開。

最初はおとなしく
すくなくとも前後編への分割を予定していますので、まずはおとなしい画像でいきます。後編では一転して、W緊縛レズ調教など。


『淫乱処女のエロエロ・デビュー』から4年後(知子19歳)。
『強制入院マゾ馴致』の2年後(芽衣高3)

 あれこれ書いてきたので、過去作品と絡ませます。ていうか、舞台が『淫乱処女』と同じです。僻地なので赴任を拒む教師も多く、地元に根付いた形になっている何人かは、任期を延長しているという設定です。

冴樹高雄「転校(ころ)がる少女」のペアのイメージで、長幼の差をつける。
今回は、Wヒロインのビジュアルを固めてから書いてみます。具体的な描写を曖昧にしたほうが、読者の想像の余地(好みに合わせてカスタマイズ)もありますが、さて、どうなりますか。

転校の理由
『淫乱処女のエロエロ・デビュー』黒歴史の禊
『縄と鞭の体育補習』両親の海外赴任
同工異曲を避けて。

 似たような設定は、筆者自身が潔しとしません。

クラス内でのイジメをやめさせようと孤軍奮闘。先生はことなかれ主義。
「本人もふざけが過ぎただけと言っている」
音声動画を警察へ持ち込む。
イジメは焉むが。学校全体でシカト。いじめられていた子は転校。
「余計なことしてくれた」逆に恨まれる。
イジメっ子は父の取引先の息子。いろいろ不都合。
父子家庭。父は仕事優先。金銭で解決。
弁護士が介入。フリースクール。
七白学園への進学内定。
面接で事情をあれこれ。もちろん、心理テストもこれあれ。
フリースクールは、自由過ぎて、レベルも低くて、面白くない。
山村留学してみたい(誘導される)。
ブルマなスク水のリアル萌え米を思い出す。ああいうユニークなところが面白い。
トントン拍子に話がついて。蒲田の家で世話になる。
※家のある香純は、住み込ませると村人に後ろ指(と、いうプライド)。



ラスト
 結局、カスちゃんにもらったピルは使わなかった。
 だって……娼学生(or 特別虐待生)として七白学年に入学したわたしは、すぐにピルを強制されるから。そして性奴会の一員として、この村を年に何度も訪れることになる。夏の林姦学校、秋の全裸運動会、冬の雪中修行(これがいちばん厭!)。
 もちろん、そんな惨めで素晴らしい未来が待っているなんて、そのときのわたしは知らなかったのだけれど。



以下、人物設定とシノプシス。解説はしません。
なお、章のタイトルは流動的です。さすがに、文字数を合わせるとかは、章が多いのでしんどいです。

SMX36

※は『淫乱処女』に登場、*は『淫乱処女』に出て今回は出ない
 後藤薫子(中3/15歳):わたし。
 後藤和秀(47歳):中堅企業のバリバリ部長。
※野原勝利(82歳):野原智子の大伯父。妻の梅は2年前に他界。矍鑠。
         『淫乱処女』の件で、蒲田の言いなり。
 本郷香純(中2/13歳) カスちゃん ボブカット 蒲田の家に半軟禁。
 本郷雄二(42歳):香純の父親。村役場勤務。公金を横領してマリンと駆け落ち。
 本郷朋子(35歳):香純の母親。横領の弁済のため、都会へ働きに出る。熟女ソープ。
※蒲田和男(47歳):後妻のローラに逃げられる。縛りの性癖。峰人、岳人の父親。
*鎌田マリン(21歳):曾祖父が日本人。じゃぱゆきさん。本作品では失踪中。
 マゾ牝奴隷になりきれず、和男から逃げる。
 鎌田峰人(高1):4年前は小6だから、本作が初出。
 鎌田岳人(中2):同上
 今里勇気雄(32):駐在。5年目。独身(駐在が決まってフィアンセに逃げられた)


分校の構成
第一分校が第二分校を、1年前に合併。ブルマ廃止。第二分校組はスクールバス
 教頭(田辺勇吉)分校なので通常は不在
 社会(白勢雅太郎)   1年担任:無事に任期が終わるのを祈っている/独身
 数学(村上勝彦)    2年担任:無事に任期が終わるのを祈っている/既婚
 理科(佐々木稔)    3年担任:妻が地元
※国語(後河内鮎子=アユ)夫は都会の教諭、村上とデキている
 英語(三枝恵美=エミー)独身/地元
※体育と技術(森篤夫=モリトク)営繕を兼務:独身/地元:前の赴任先で問題を起こして都落ち
※音楽と美術と技術(奥村征司):妻はキャリアウーマン/単身赴任
※養護教諭(豊田智草)

1年
鈴木宙(そら)、高橋憲人、安達貢、後藤達樹、野々村洋平、
田中沙友里、大垣内蕾(つぼみ)、小谷絵里奈、本郷香子、東芽美、田村奈保子
&本郷香純


2年
鎌田岳人、西田大樹、松本優一郎、清水航平、吉田進
田中徹治、野々村直人、鈴木耕太、水谷典明、西田登美雄
芝山つぶら、時末詩織、木田真帆、石山カンナ

3年
大垣内徹、真鍋純一、森亮太、清水滝雄、佐藤来地、田村弘、高橋護夫
小林洋子、西山さくら、千葉睦月、本郷彩香、鈴木友里恵
村田久美、石山京香、野々村亜利彩、東照美、三枝新稲



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01:7か月の山村留学
2学期の開始は8月20日。田植え休校と稲刈り休校があるので、日程調整。
違法改造(アシスト比50%以上)の電チャリで追い抜いていくのは、2年前に統合された中学の生徒。依然の学区内は自転車禁止。
2学期の始業式(8月20日)で挨拶。
萌え米ですべる。


02:逆日焼けの下級生
高校進学までの短期間と紹介される。最初から浮き気味。
身体検査。黒っぽいブラのままTシャツを着た子を見る。太腿に痣?
よく見ると全裸で、黒い部分は日焼け。
翌日。昼の購買分担が決まる(2年と3年から1名ずつ)。
昼食。男子が2年教室へ移動。2年女子が4人来る。生徒数が少ないので覚えている。たしか5人。購買かな?
放課後。転入手続きの不備で教員室へ呼ばれる。男子5人に囲まれて体育館のほうへ行く女の子。昨日の子?
3日目。掃除当番。昨日とは違う男子に囲まれて体育館のほうへ行くのを目撃。様子を見ていると倉庫へ。


03:性的イジメに遭遇
掃除後、倉庫へ行ってみる。なんとなく忍び足。窓から覗く。
ブラとショーツの女の子。騎乗位とイラマチオ。乱暴に開脚されて屈曲位(ナマ!)。
男子が出て行ってから、上気した顔で立ち去る。
翌週。クラスの女子に聞いてみる。関心を持つなと忠告される。
火曜日の放課後、また倉庫へ行くのを目撃。緊縛目隠しフェラでチンポ当て。間違えるとベルト鞭。3人目と5人目は当たる。最後は消去法なのに、3人目と同じ名前。やっぱりバカだと嘲笑。3穴同時を含めて10発ほど。間違えた罰と、ボールの籠に押し込めて立ち去る。
中へ入って、不安がる香純に尋ねる。無理矢理されている? いじめ?
前の事件を回想。
かかわりになるなら、中途半端は駄目。とことん向き合わないと。

※ヒロインを泥沼に引きずり込むいい口実だねえ。※

04:友情は肉体関係から
「みんなカスちゃんのこと、すきっていってくれる。みんなともだちだよ」
知恵遅れ?
「あんなことをしてはダメ」「わたしが友達になってあげる」
香純@蒲田の家。蒲田は仕事、弟の岳斗は街の塾。お手伝いさんは街へ買い物。
シャワー。すっぽんぽん。逆日焼けが痛ましくもエロっぽい。毛は薄い。
首輪装着。GPS、解錠は登校前。装着時刻が遅いとお仕置き。
↑これは、無し。逃げられない環境だし、逃げる意志